ビタミンCの効用

ビタミンCの効用

シロハ便り 第152号 2021年9月

 

ビタミンCの効用

 

 8月20日に2回目のワクチン接種を受けてきました。

 

 2回目も、副反応は、ほとんどなかったです(^^; 触れば確かに注射した感じはあるという程度。

 

 まあ、何はともあれ、コロナ終息にはワクチンしか今のところ手はないので、済ませておけば、まずは一安心といったところでしょうか。

 

 コロナウイルスも、初期型ならいざしらず、変異株は質が悪いです。連日ニュースでも取り上げられているように、重症化が早くて後遺症がかなりやっかいですね。

 

 そのリスクを思えば、ワクチンのリスクの方が遥かにマシだと思います。薬に対しての極端なアレルギー反応があるなど、特別な理由がなければやっておくに越したことはないと思います。

 

 あと問題は、治療薬の開発に、あと何年かかるかでしょうね。

 

ビタミンCの効用

 

 まずビタミンとは何ぞやから、人は様々な食物を食べることで、身体を作ったりエネルギーを作って活動したりしています。 人が生きていくために必要な栄養素は、3大栄養素と言われて、タンパク質、脂質、糖質があります。

 

 その栄養素を食べることで補給して生きているわけですが、その栄養素がそのままで身体を作る材料になったりエネルギーに変換されたりするわけではありません。

 

 身体の中で、必要な栄養素を様々な形に化学反応を起こして、実際に使えるように変換しています。 その化学反応を起こすのを助けているのがビタミンです。

 

 ビタミンが不足すると、栄養を取っても充分に化学反応が起こらず、身体を維持するのに多大なダメージを生じさせます。

 

 ビタミンは発見されているだけで、13種類あり、身体の中で作り出せない、もしくは作れても微量なため、このビタミン類も食物から摂取しなければなりません。

 

 ビタミンは水溶性と脂溶性の2種類に大別されます。 脂溶性は油に溶ける性質があり、水には溶けにくいので尿として排出されにくく、細胞にある程度溜めておくことが出来ます。

 

 しかし、ビタミンCなどは水溶性のビタミンで、水に溶けやすく、使いきれなかった分は尿として排出されてしまいますので、毎日せっせと補給し続ける必要があります。

 

 ビタミンという成分の発見は、このビタミンCがきっかけでした。 起源は船乗りが長い航海をしていて、多くの船員が壊血病にかかっていたことでした。

 

 この壊血病の原因が全くわからなかったのですが、新鮮なレモンやライムを食べている船員は壊血病になりにくいと発見した船医さんが、オレンジの果汁から発見したのがビタミンCです。

 

 多くの哺乳動物は、自分の体内でビタミンCを作り出せるのですが、人、チンパンジー、モルモットは、ビタミンCを合成する酵素を持っておらず、自分の体内では作り出せませんから、こまめに摂取する必要があります。

 

 では、ビタミンCはなぜ重要かというと、コラーゲンを生成するのに絶対に必要なものだからです。

 

 ビタミンCが不足すると、コラーゲンが生成できなくなり、血管がボロボロになってきます。 それで、体中から出血を起こすのが壊血病です。

 

 ちなみに壊血病の出血以外の主な症状は、精神的にイライラしたり、顔色が悪くなったり、貧血、筋肉の減少、心臓障害、呼吸困難などもあります。

 

 コラーゲンが出来なくなるので、骨も脆くなります。毛細血管ももちろん脆くなります。お肌のハリはどんどんなくなっていきます。

 

 ビタミンCは、皮膚のメラニン色素の生成を抑える働きもありますので、日焼けを防ぎシミ・そばかすを抑える効果も期待できます。

 

 細胞が脆くなれば、脳神経も脆くなり、ストレスにも弱くなります。 結果、抵抗力も弱まり、風邪をひきやすくなったり、ウイルスの感染症にもかかりやすくなります。

 

 風邪の予防にビタミンCが良いと昔から言われていたのは、とても理にかなったことで、柿などはビタミンCがとても豊富に含まれていて、本当に重宝されたと思います。 

 

 また、ビタミンCは、抗酸化作用が強いので、がんの予防や治療にも用いられているくらいです。 アンチエイジングにビタミンCと言われるのは、この抗酸化作用が大きいためです。

 

 この重要なビタミンCの成人の1日に必要な摂取量は、100rとされています。 そして、食事による摂取過剰の心配はないため、上限は決められていません。

 

 ビタミンCは、過剰に摂取しても、余った分は尿で排出されるので、過剰摂取による弊害はないと思われていましたが、1日あたり1,000r(1g)の量をサプリメント等で摂取することは推奨されていません。

 

 特に心臓に充分に血液がない状態(虚血状態)の時に過剰にビタミンCを摂取すると、細胞に血液が充分行き渡らなくなるので酸素も充分に行かなくなります。 つまり低酸素状態になり、その状態でビタミンCの血中濃度が高すぎると、鉄イオンとの反応が活発になり、活性酸素を大量に作り出してしまいます。

 

 本来、ビタミンCは、活性酸素の働きを抑える効果があるのですが、逆に活性酸素を多く生み出してしまうことになり、それが細胞を破壊してしまう恐れがあります。

 

 健康な人で、なんら心疾患を持っていない人ならば、そうはなりませんので、ある程度過剰摂取になっても何も心配はありませんが、一応リスクもあると覚えておくといいでしょう。

 

 それでも、今何らかの体調不良を感じているならば、そして精神的に不安定と感じているならば、ビタミンCを少し過剰気味に摂取してみるのも手です。

 

 そもそも、栄養素や成分の吸収力は人によって皆違います。 元々ビタミンCの吸収が苦手な人ならば、摂取量では測れませんし、実際に血液中のビタミンC濃度を測って見るしかありません。

 

 ビタミンCの吸収が苦手な人でも、ある程度の期間、少し過剰気味に摂取していると、だんだんと吸収率も上がってくるものです。

 

 思い当たることがある人は、量を自分なりに調整して、いろいろ試してみるといいと思います。

 

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 ビタミンCは本来は熱に弱いので、加熱調理するとビタミンCは壊れていくんですが、このサプリメントのビタミンCは大丈夫なので、温かい料理にふりかけたり、温かい飲み物に溶かして飲んでもいいです。

 


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あとがき

 

 ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力も強くすることが知られています。 コロナ感染予防の援護射撃にもなりますし、ワクチンの副反応によるアレルギー反応等が残っている場合にも、試しに少し多めに補給してみてはいかがでしょうか。

 

 大人が1日に最低限必要なビタミンCの量は100rですが、その3倍くらいの量から始めてみると良いでしょう。 それから体調を見て量を調整してみてください。