腰痛

寝像のいい人は朝が辛い

シロハ便り第95号 2016年12月

寝像のいい人は朝が辛い

 

11 月だというのに明日雪の予報が出ている日に書いています。昨日は気温が20度を超えていました。

 

寒暖差が大きいのがこの時期の特徴ではありますが限度を超えている感じがします。

 

明日の雪の予報を出している寒気をもたらしているのは、スーパー高気圧です。非常に強いシベリア付近に出来た強力な高気圧が、世界的に季節はずれの寒気をもたらしています。

 

スーパー低気圧で大雨や大雪や台風以上の強風による被害が多発していますが、低気圧がでかくなるということは反面、高気圧も超強力になるということで、気圧の高低差による体調への影響も、今後ますます深刻になっていくでしょう。

 

寝像のいい人は朝が辛い

 

 寝像のいい人っていると思います。寝た時と起きた時の形が全く同じで、布団もほとんど乱れていない人です。
 なんとなくお行儀が良い感じがして、悪いイメージはないと思うのですが、このような寝像のいい人は、朝になって体がこわばっていることが多いです。

 

 人は本来、1晩で20回前後の寝返りをするようになっています。この寝返りを全くしない人は自分の内臓の重さによって筋肉が圧迫され続け、血管も圧迫を受けるため血流が悪くなり筋肉への酸素供給量も減りますので、筋肉が炎症を起こし、朝になって腰が痛くなったりベットから起きた時に足がこわばっていたりします。
 寝返りは必要な動作なのです。しかし、これも限度というものがあって、寝た時と起きた時に頭と足の位置が逆になっていたり、睡眠中にあまりにも頻繁に動いているようでは問題があります。

 

 この、寝返りを全くしない、あるいはほとんどしない人と、あまりにも頻繁に動く人のそれぞれの問題点を書いてみたいと思います。

 

 まず、正常な寝返りをするのは、睡眠中に同じ姿勢が続くことにより体に負担がかかることを避けようとする本能的な動きです。体は、睡眠中に横になった状態で、体のどこに負担がかかっているのかを本能的に認識します。そして、体への負担の少ない形に無意識に動く能力があり、起きて活動している時に体にかかった負担や骨格の歪みを修正して戻すことが出来ます。
寝返りがあまりにも頻繁で、睡眠中の動きが激しい人は、本来、体の歪みが強く、睡眠中にその歪みを治そうとして体は動き続けるのです。

 

 けれども、このような人は、まだ、体の痛みとか腰痛などは出ていない人です。体の歪みから腰痛がひどくなると、寝返りどころか横向きで体を丸めた状態でしか眠ることが出来なくなります。私は高校生の頃から腰痛に苦しんでいましたが、中学生の頃からずっと体の右側を下にした横向で、体を幼児のように丸めた形でしか眠ることが出来ませんでした。これは、私がはじめてオプセラピーを受ける時までずっと続きました。

 

 長年同じ形でしか眠れずにいると、当然のこととして同じところに負荷がかかり続けます。結果として、私は右の肩から右腰、右足の付け根にかけて、30代後半に強い痛みが現れ苦しみました。幸いに、腰から足の付け根への痛みは、オプセラピーを受けた初回でほとんど解消されましたが、右肩の痛みは五十肩として、その後数年にわたり痛みが出続けました。この右肩の五十肩は、最終的には自分で自分を施術して治しました。その時に見つけた、首から肩にかけて痛みを起こしているポイントは、今、皆さんへの施術に応用しています。

 

 あまりにも寝像が悪く、眠りに入る時の体の形がなかなか決まらず、よく眠れないという人は、オプセラピーの施術で簡単に改善します。横向きでしか眠れない人は、寝像の悪すぎる人よりは、骨格の歪みが深刻ですので、改善するには時間がかかる場合がありますが、それでも仰向けでも眠りにつけるようになっていきます。

 

 さて、問題は、体の歪みからくる寝像の悪さはなく、仰向けでも眠れる人で、ほとんど寝がえりをうたない寝像の良すぎる人です。
 寝像がよくても朝になって体のどこにも痛みがなく、熟睡して疲労も取れていれば何も問題はありません。しかし、朝になって体のどこかに痛みがあったり、腰が痛くて目が覚めたり、起きた時に足の動きが悪いなどがあるようならば問題です。

 

 このような人は、体の特に後ろ側の筋肉が堅いという特徴があります。体の後ろ側の筋肉が堅いと、寝ている状態の時に、体を左右に転がすことができません。これが、寝返りが出来ない原因です。

 

 睡眠中に体は寝がえりをしようと本能的に楽な態勢へ動こうとしているのですが、背中から腰、そして足のももの後ろ側の筋肉が堅いと動くことが出来ません。
 筋肉が堅いということは、もともとその筋肉への血流が悪く、その上に寝がえりが出来ないことで1晩中体の重みがかかり続けることで、さらに血管が圧迫され筋肉は堅くなっていきます。そこに炎症が起これば体が痛くなるのはごく自然なことです。

 

 体の後ろ側の筋肉が堅くなる一番の原因は、頸椎1番が前方へズレる性質があるため、頭の重さに引っ張られ体が前倒しになることで、それを倒れないように支えるため体の後ろ側の筋肉で強く支えているからです。

 

 これもオプセラピーの施術で頸椎を調整すれば、頭が背骨の真上に乗るようになり改善していくのですが、それに加えて皆さんに『らくらく毛管運動』をしてもらっていることで、体の後ろ側の筋肉がさらに柔軟になるようにしているのです。
 『らくらく毛管運動』をまじめに実践してくれている人は、長時間寝ていても腰が痛くならなくなります。すべては繋がっているんです。

 

 体の後ろ側の筋肉が柔軟ならば、適切に寝がえりをうつことも出来るようになり、朝の体のこわばりに悩むことはなくなっていくでしょう。

 

 それにプラスして、寝具にも気をつけてください。寝返りを邪魔するような環境を作らないことです。毛布やタオルケットを掛け布団の下に敷いていると、それが体に巻きついてしまい、自由に寝がえりが出来なくなります。毛布やタオルケットは掛け布団の上にかけるようにしましょう。

 

 さらに付け加えるならば、枕も寝返りがしやすいものをおすすめします。それは、首を支えるようなくぼみのついた枕ではなく、平らな枕です。ずっと仰向けで寝ていればいいわけではないので、首のアーチにフィットするような形状の枕は意味がありません。枕についてもっと詳しく知りたい人は、『シロハ便りバックナンバー集』を参照してください。枕について詳しく書いた号があります。こちらです⇒枕の大切な役割

 

 寝具の敷布団やマットレスについては、堅い方がよいのか柔らかい方がよいのかと聞かれることがありますが、寝返りの観点から言うと堅めの方がいいと思います。しかし、その人なりの体の状態に合わなければ意味がないので、横向きの姿勢でなければ眠れない人は低反発系の柔らかい、体の形にフィットするような寝具が合うともいえます。

 

 あくまでも、万人に合う寝具はありませんので、自分の体の状態に合わせながら寝具を代えていくことも必要ですし、マットレスも時間とともにへたっていきますので、適度に買い替える必要もあります。

 

 それでも、身体の骨格や筋肉の状態を先に整えておくというのが大前提となりますので、オプセラピーの施術を受けている人はプラスして『らくらく毛管運動』を実践することにより、ある程度幅広い寝具の種類に適応できると思います。

 

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今月のおすすめ

 

 11月としては観測史上初の都心での積雪となり、滑って転倒する人も多かったのではと思います。そこで、滑らない靴をご紹介します。以前ニュースで見たのを覚えていたのですが、油や水で濡れた床の作業環境でも滑らない安全靴があると言うのです。調べてみたらこれでした。

 


 

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