“健康のため”は少し危険
シロハ便り 第164号 2022年9月
残暑が厳しく、寝苦しい夜も多いと思います。
最近、夜がよく眠れないとか、寝つきが悪いとか、朝起きても疲れがとれないという相談を多く受けます。
睡眠の改善には、基本は、ぬるいお湯で30分くらいの半身浴を毎日行うことです。
これを1年間毎日続けていたら、睡眠は確実に改善していきます。
ただ、今すぐに改善したい場合には、1つ良い方法があります。
朝、起きた時に『あ〜、よく眠た〜〜!』と、毎朝言うことです。例えどんなに眠れなかったとしても、必ず、よく眠た!と言う、これがポイントです。
脳の潜在意識が良い方に勘違いしてくれて、良い眠りを現実化してくれます。
“健康のため”は少し危険
健康のためにお散歩をしていますとか、ストレッチをしていますとか、筋トレをしていますとか、色々な努力をしている人も多いと思います。
巷には健康グッズが溢れ、健康に関する情報も氾濫している昨今ですが、何の目的でやっているのかをはっきりさせておかなくては、逆に健康を害してしまうことがあります。
例えば、お散歩。
健康のために一生懸命に毎日欠かさずお散歩に行くと決めて、せっせと歩いている、その精神力は感嘆に値しますが、この行動のモチベーションというか目的が『健康になるため』だったとしたらちょっと危険です。
これは脳の潜在意識の問題なのですが、脳の潜在意識は判断能力をもっていないため、無意識にインプットされたコマンドをそのまま実行し、現実化させようとします。
つまり、「健康になるため」とコマンドしたら、脳の潜在意識では、健康になるためってことは、「今は健康じゃない」ってことが前提だから、健康になっちゃったらもう「健康になるため」っていうコマンドは実行できなくなっちゃうよね。
だから、わかりました! ずっと健康じゃない状態にして、ずっと「健康になるため」というコマンドを頑張って実行し続けますね!
このように、脳の潜在意識では解釈されてしまいます。
『健康になるため』は、『今は健康じゃない』と脳に暗示をかけているんです。
だから、健康になるためではなく、『健康を維持して、○○をするため』と置き換えましょう。
この○○には、自分が一番好きな事とかやりたいことを入れてください。 つまり目的とか目標とか楽しみとかです。
楽しみや目標のために健康を維持すると設定すれば、たとえ、今、何らかの身体の不調や健康上の問題があったとしても、「健康を維持する」ということは、「今、健康です」が前提になるので、脳の潜在意識はせっせとその状態を現実化しようとします。
そして、「健康を維持する」ための目標が、自分が本当に好きな事とか、一番やりたいことに繋がっていれば、脳は快楽を求めますので、どんどん超能力を発揮していきます。
お散歩とかも、目的が「健康を維持する」で、楽しみが、お友達と一緒に毎朝歩きながらのおしゃべりとかだと、抜群に効果的です。
さらに、そのお友達とは、登山とかトレッキングとかが趣味だったりしたら、この人達のお散歩習慣は最強と言えるでしょう。
運動やスポーツは、楽しんでやるものです。 何かの強迫観念からやるものではないし、それだと逆に身体にとってはストレスであり、せっせと身体を壊すことをして、いじめているようなものになります。
健康のためという目的ではなく、健康を維持して○○をやりたいため、と目標を置き換えるには、自分が何をやりたいのか、何が好きなのか、どんな自分になりたいのかを、まず決める必要があります。
健康になったらとか、これが治ったら、○○がしたいでは、どんどんその理想からは離れていきます。
まずは、自分にとっての理想の状態や好きな事を思う存分に出来ている状態を決めましょう。
そして、その理想や好きな事を、今やれる範囲で始めてしまいましょう。
やりたいこと、好きな事を我慢する必要はありません。
「治ったら」では遅いんです。 やりたいこと、好きな事を少しでも夢中になってやりながら、「さらに健康になってもっとやりたい」と、潜在意識のコマンドを書き換えてみてください。
コマンドはアドリブで、それぞれに合ったものに換えていいです。
『若い身体を維持するためにストレッチをする』、これはたとえ何歳からでもいいです。
もう歳だからとか、そんなこと言わずに、このコマンドをしてストレッチとかヨガとか運動すると、どんどん若返ります。
だって、「今、若い」が前提になるのですから。
どんなに身体が歪んでいても、『このきれいな身体をさらに美しくするためにストレッチをする』とかに書き換えてください。
脳の潜在意識の勘違いは、良くも悪くも強力です。でも、潜在意識は判断能力がないので、一番自分にとって都合のよいものに、どんどん変えていくことができます。
さらに詳しくは、7月にもご紹介した、梯谷幸司さんの著書『本当の自分に出会えば、病気は消えていく』を、ぜひ読んでみてください。
あとがき
初めは、妻の誕生日に、おいしいお寿司でも食べに行こうと思って、築地に行って出会ったのがきっかけで、それから10年、毎月欠かさず通っていたお寿司さんがありました。
ここが、築地市場が豊洲に移転したすぐあと、コロナが始まる直前の夏に閉店してしまい、それから3年くらい、寿司ジプシーとなり、他のお寿司屋さんに行く気になれず、ずっと我慢してきました。
けれとも、ついに、今度は新橋でリオープンしました(#^^#)
いや〜〜、待った、待った、長かった〜〜。
8月17日に開店したので、さっそく直近のお休みの日に行ってきました。 お店はこじんまりとしていますが、前の築地にあった時よりは広く、落ち着いた雰囲気です。
築地でやってた頃から、けっこうすごい人がお忍びでやってくる、隠れた名店です。
しかも、味は超一流、値段は超お安い。新橋に移っても、価格は全く変わっていませんでした。
超おすすめのお店ですので、機会があったら行ってみてください。僕から聞いてきましたと言うと、隠しネタが出てくる・・かも(^^;
『栄寿司』
東京都新橋5−10―8 カルチャーセンタービル1F
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