オプセラピー白葉

痛い時、冷やす? 温める?

シロハ便り第41号 2012年6月

 

痛い時、冷やす? 温める?

 

温暖化の影響で、気流が乱れ
冷たい空気が流れ込んで

 

雹(ひょう)や雷、竜巻と春の嵐が凄まじいです。

 

気圧も気温も変化が激しく
体調に大きく影響してくることもあります。

 

ひとつは自律神経の調整が追いつかず
体温調整や血圧のコントロールが
上手くいかないことです。

 

もうひとつは、気圧の急低下によって
水に含まれる溶存酸素が低下し

 

血液中の酸素濃度が低下して
酸欠を起こし、筋肉の緊張が強くなることです。

 

対処法としては、普段の睡眠をしっかりとり
暖かくなってきたからといって油断せず

 

身体をよく温めておくことです。

 

半身浴は必ず習慣にしましょうね^^;

 

痛い時、冷やす? 温める?

 

[痛みの悪循環] ブログ村キーワード

 

身体に痛みがある時、よく聞かれるのが

 

冷やした方がいいですか?

 

それとも、温めた方がいいですか?

 

と言う質問です。

 

 

これも、巷では賛否両論入り乱れていますが
はっきりいって、ものすごく論点がズレています。

 

そもそも、冷やしたり、温めたりする目的は何?

 

その答えが、怪我や慢性痛や筋肉のコリを治すためだとすると
何をもって、怪我や慢性痛が治っていくのかを

 

知っておく必要があります。

 

 

人の身体を治しているのは、血液です。

 

血流のあるところ、必ず修復が行われます。

 

 

捻挫をして、患部が腫れるのは

 

身体が患部を修復しようとして
その部分に血液を大量に送り込み

 

修復作業を活性化させている証拠です。

 

 

捻挫などで患部が炎症を起こし、熱をもっていると

 

すぐに冷やさなきゃ!

 

と思う人が大半ですが

 

何も炎症や熱をもった患部が悪いわけではなく

 

身体に起こった故障を修復するために
脳が判断し、血液量を増やして

 

必死に治そうとしている現象なのです。

 

 

もしも、最速で怪我を治したいと思うのなら

 

怪我をした瞬間から、冷やしたり痛み止を飲んだり
湿布を貼ったりしないで

 

患部の腫れと炎症が、患部を修復するまで
その熱が逃げないように温めながら

 

動かずにじっとしていることです。

 

 

もっと早いのは、皆さんにお配りした小冊子に書いてあるように

 

その怪我をした瞬間と同じ状況を再現し
患部をその部分が接触したものに触って離してを繰り返すことで

 

脳にその患部の状況を完全に意識させることです。(小冊子参照)

 

 

しかし、そのままじっとしているわけにもいかないと言うことで

 

炎症や腫れがひどければ、動くたびに痛みが強くなるので

 

それならば、怪我の治りは遅くなるけれども、冷やして血流を弱め
血液量を減らすことで、早く動けるようにしましょうというのが
冷やすことの意味です。

 

 

人は痛みを嫌がりますので、痛みが引けば治ったと勘違いしますが

 

痛みは故障個所を治す作業をしている証であり
痛みの情報により脳は修復状況を正確に把握しようとします。

 

 

故障個所の修復状況がそれほど進んでいないにもかかわらず
痛みだけを弱めてしまうと

 

脳は修復が進んでいると勘違いをし
完全に修復しない状態で、その修復作業を打ち切ってしまいます。

 

 

これが、古傷となって、何時までも疼くことに繋がってしまう原因です。

 

 

医師や薬剤や薬品では、身体の修復は出来ません。

 

出来るのは痛みのコントロールだけです。

 

痛みが嫌なのは、誰でも同じですが

 

痛みに対してあまりにも過剰に怖れを抱いていると
せっかく身体が治そうとしているのに

 

その修復作業まで否定してしまうことになりかねません。

 

 

もっと、身体と脳は、どのように自分を守り、健全な状態を保ち続けているのかを
知る必要があります。

 

 

脳も身体も痛みは嫌なのです。

 

 

しかし、それでも痛みを出す時には
その必要があって出してきます。

 

身体に痛みが出たからと言って

 

身体は悪くなろうとはしていません。

 

 

修復しようとしているからこそ、痛みを出しているのです。

 

 

痛みとは、工事中の騒音のようなもので

 

工事が盛んに行われていれば、工期は短くて済みますが
騒音は大きくなります。

 

 

同じように、患部を盛んに修復しようとすればするほど
痛みは強くなるのです。

 

冷やせば、確かに、その修復作業をおとなしくさせられるので
目先の痛みは少しは緩和するかもしれません。

 

けれどもそれは、血流を弱めているだけで

 

言わば、騒音を静かにさせるために工事を縮小し
工期を遅らせているのと同じです。

 

 

これらのことを総合的に判断して

 

冷やすことを最小限に抑え
基本的には温めることに徹し

 

血流量を増やすことで修復を促すことが
最善かと思います。

 

 

また、捻挫や筋肉の炎症とは違って慢性痛の痛みでは
話がもっと複雑になってきます。

 

 

慢性的に何カ月も何年も続いている痛みやしびれでは

 

冷やそうが温めようが

 

辛い症状は劇的には改善していかないでしょう。

 

 

これは、筋肉だけの話ではなくなり
神経の問題が絡んでくるからです。

 

 

冷やしても温めても、どうにもならない痛みは
一刻も早くオプセラピーを受けに来てください。

 

手前みそですが、いろいろと見ていても
それが最善としか思えません。

 

 

身体と脳のしくみから、身体の不調や慢性症状を治させる
その理屈にもっとも合った手技が

 

100 年以上も前に、J.P.パーマー氏によって
確立されていたのが驚きです。

 

 

普段、あまり大きくは宣伝していませんが

 

研ぎ澄まされた上部頸椎の施術は
それほどの威力をもったものであり

 

発祥当時は芸術とまで言われていました。

 

 

しかし、その効果ゆえにリピート率が悪く(早く治ってしまうため)

 

患者さんの獲得が困難になり
その技術をもって開業する人が少なかったのでしょう。

 

現在においても、未だに、ごく一部の人しか
知りえない療法なのです。

 

 

一瞬で、劇的に症状が消えてしまった人も多くいます。

 

粘り強く続けて、何をしてもダメだった症状を
劇的に改善させた人も多くいます。

 

 

医学の進歩か乱用かわかりませんが

 

人が痛みの恐怖から逃れるため
その緩和を目的とした対処療法が進み

 

一方で、何が身体に本当によいことなのかが
分かりづらくなっていったのだと思います。

 

 

上部頸椎の施術者として

 

私は断固として、何もしません!

 

すべて身体と脳に任せます!

 

 

脳と身体が、どのようにして身体を修復しようとしているのか

 

その声を聞き、その障害となっているものを外すきっかけを
頸椎にチョコンと与えるだけです。

 

 

あとは、みなさんの身体と脳と血液が治していってくれますので

 

それを効率よく進ませるためには
徹底的に温めてください。

 

患部は使い捨てカイロを貼り
日常では半身浴で全身の毛細血管を開くことです。

 

 

身体は決して悪くなろうとはしていません。

 

 

痛みを過度に怖れずに
自分の身体と脳を信じて闘ってください。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

今月のおすすめ本

 

速読のテクニックではなく

 

読書をする意味と意識の持ち方で
得られる情報の質と理解力が違ってくるようです。

 

その結果として、読書スピードも早くなり
そこに速読のテクニックが入るとさらに加速する。

 

一流の本の読み方

 

おもしろかったです。

 

痛い時、冷やす? 温める?

 

 

 

 

 

題名 「一流になれる読書術」
著者 丸山 純孝
発行元 明日香出版社
価格 1,470円

 

 

 

あとがき

 

5月に3連休して、おかげさまでリフレッシュさせて頂きました。

 

うちのれもんちゃんは晴れ女で

 

初日のドライブは大雨だったにもかかわれず
途中で休憩に寄った壬生のサービスエリアでは

 

奇跡的にその時だけ雨が止んでしまいました。

 

現地についても雨は上がっていて
結局なんのストレスもないまま快適な旅行となったようです。

 

帰りの車の中では

 

ずっと後ろ座席で伸びたまま気持ちよさそうに
寝ていました。

 

また、秋に行きます(^^)

 

 

 

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