飲み水

水の循環の大切さ

シロハ便り第112号 2018年5月

水の循環の大切さ

デスクワークが多くなって座っている時間が長くなっている人は多いと思います。座っている時間が長いと健康寿命が短くなるというのは事実らしいです。
 最低でも30分に一度は立ち上がり少し歩き回るなど、足を動かしたほうがいいそうです。

 

 どうしても座りっぱなしになってしまう場合は、ふくらはぎを動かすなどの動作を入れると少しはましです。 その意味では、貧乏ゆすりはとてもいい運動です。 デスクワークが多い人の肩こり防止にもとても効果的です。

 

 血液は心臓で、リンパ液は筋肉の運動で回します。 ふくらはぎが
動けば血液もリンパ液も下から上に上げるのに役立ち心臓への負担も
軽減するでしょう。 立つことはとても大事です。

 

水の循環の大切さ

最近健康茶とかトクホとか言われる飲み物が増えてきました。血圧を下げるお茶とか脂肪を燃焼させるお茶とかいろいろです。 
カテキンがいいとかポリフェノールかいいとか、多すぎてよくわからんですが、まあ、体にいいと思って飲んでいることで、フラシーボ効果でなんとなく元気になる人もいればよいのだとは思います。

 

 ただし、いろんなお茶とか健康飲料もいいんですが、一番根本的に大事なことも忘れてはいけないと思います。
それは、まず、水を飲むことです。

 

 基本は水です! いろんな栄養素を入れる前に、まず水です、真水です。水はその分子構造から、いろいろなものを掴む性質があり、いろいろなものを溶かすのに適しています。難しい言葉で言うと良い溶媒であると言います。

 

 その水が地層を通過して地下水に溜まれば、その過程で岩盤のミネラルを捕まえてきますので、天然ミネラルウォーターとなりそれが商品化されたりもします。富士の名水とかがそれです。

 

 本来の水は無色無味無臭ですが、ミネラル分などを含むことによっておいしい水と感じる味がついたようになるわけです。 名水を求めて山中を歩きまわりやっと見つけた湧き水を喉がカラカラの状態で飲めば、至極の甘露の味として感じるのは無理もありません。そのイメージで商品化された水を飲んでも、まあふつうなわけですが、無理にミネラルウォーターとか水素水なんかを飲む必要はないわけです。

 

 理想を言うなら限りなく純水に近い水を飲むことが、体には良いと思います。それは、水は余計なものを分子間で捕まえてしまうので、体に水を取り込む時に細胞膜を通りにくくしてしまう可能性があるからです。

 

 人間の体の水分量は、赤ちゃんで80%くらい、若い成人で60%くらいです。老人になると50%くらいになっていきます。
 若い成人で言うと、体の中で全体の水分量が60%とすると、体重60kgの人では36リットル。その内、細胞内で使われる水分量は体重の40%に当たる24リットルです。残りの12リットルは血液やリンパ液やその他になります。

 

 体の細胞が活動するための細胞内の物質代謝に、水が媒体として働くため、なるべく余計なものがくっついていない純水に近い水のほうが細胞膜を通り抜けやすく、また本来の物質代謝に必要なものを効率よく運べるということになります。

 

 一日に体から排出される水の量は、体重体重60kgの若い成人男性で2.5リットルくらいあります。要するに体重60kgの人の水分量が36リットルに対して、2.5リットルは排出されるので、その分は当然補給しなければならないということです。

 

 この排出される水の量は、おしっこで1.4リットル、糞で100ml、汗で500ml、呼吸で500mlがその内訳らしいです。
 夏でも冬でも、普通に生活していてこのくらいの割合で水分を失っていくので、こまめに補給する必要がありますし、運動したり暑い時に汗を多くかけばその分水分補給はしなくてはなりません。

 

 充分な水分補給ができなくなり水分が不足すると脱水状態になり脱水症状になります。下痢や発熱、内分泌疾患や出血などが原因で起こりやすいですが、自分で水分を取れない幼児や高齢者なども脱水になりやすいです。

 

 特に高齢者は、それでなくても体内の水分量は若い人に比べて少なくなっているのに、喉の渇きを感じにくくなっていて、水分補給を怠りがちです。また、暑さも感じにくくなってくるので熱中症になりやすいです。

 

 普通に呼吸しているだけでも500mlの水を失っています。何もしていなくても、生きている限り水は体から排出されていきますので、しっかりと水分補給を心がけてください。

 

 一度に多く飲むのではなく、こまめにちょこちょこ水を飲むのが最も効果的です。一度に大量の水を飲んでもおしっこで出てしまいます。こまめに水分補給をしてあげると、細胞膜を通って吸収され代謝されます。

 

 尚、これは主に心の病(心因性)が原因とされていますが、異常なほど水を飲むという病気もあります。過剰に水分を摂取すると低ナトリウム血症から頭痛や痙攣、意識障害などを引き起こすものです。これを水中毒といいます。体重60kgの人では摂取する水の致死量が10リットルから30リットルらしいです。

 

 これは病気だとしても、なんでもバランスが大事です。飲めばいいってもんでもないし、飲まなくてもダメです。運動も適度に必要でしょうし、そこで汗をかくことも大切なことで、汗をかけばその分余計に水分補給をするのは当然のことです。その時、汗と一緒にミネラルも失うということで、それを水に溶かしこんだ飲料などが多く売られていますが、私は水は水で、ミネラルなどの栄養素は別で摂取することを強く推奨します。

 

 炎天下で作業する人などは、昔から水分補給は水と梅干です。農作業をする人は水とお漬物です。このような組み合わせが一番理にかなっていると思います。

 

 お茶はお茶で、水分補給というよりもリラックスタイムのお供って感じで、水分補給はしっかりとした安全でなるべく混じりけのない水が基本中の基本だと思っています。

 

おすすめ

ということで、我が家では飲み水は買っています。ウォーターサーバーのお水ですが、天然水は使いません。以前天然水のウォーターサーバーを使ってみて、そのお水を水質検査に何度か出して調べたことがあり、雑菌の数が飲料水の基準値以下になったことがありませんでした。

 

 そこでRO膜(逆浸透膜)を使って濾過された水に変えて調べたところ、一度も雑菌が検出されませんでした。
それ以来、我が家ではRO膜濾過をした水しか使っていません。かなり高純度の軟水で余計なものが入っていない水です。


 

あとがき

 アパートなどの集合住宅の多くは、水をいったん貯水槽に貯めてからポンプで各部屋へと送ります。その貯水槽は10立方メートル以下のものは清掃義務がついていません。なので、年に1回の清掃義務が努力目標となっており、経費がかかるためほとんどが清掃をしないで何年も使い続けている状態です。

 

 以前勤めていた会社で、貯水槽の清掃をやったことがあり、めったに清掃していない貯水槽に入ったことがありますが、この水を飲むなんてとても考えられない状態でした。

 

 日本だから安全な水がいつでも飲めていると過信しないほうがいいですよ。

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