体の構造、歪み、骨格の性質

体の構造・歪み・骨格

体は構造的に、なぜ歪むのか?

 

実は歪んでいるわけではなくて
バランスを取るために、骨格が移動してくれている
だけなのです。

 

誤解の多い、骨格の変化のしくみを
詳しく書いていきます。

 

シロハ便り 第167号 2022年12月

 

正しい姿勢と歩き方

 

 冬の乾燥対策、とくに手の乾燥による手荒れへの対策は、特に気を付けています。

 

 今までは、夜寝る前に、ハンドクリームを塗って手袋をして寝るようにしていました。

 

 それでも、手荒れになってからだと遅いので、基本的に水仕事はしないようにしていました。

 

 でも、今年から、手に塗るのをハンドクリームやワセリンではなく、化粧品のオールインワンジェルにしてみました。

 

 肌に水分を補給し、なおかつ保湿してくれて、べたつかないものを試しています。

 

 手の肌も、顔と同じように、保湿だけでなく、しっかり水分を補給する必要があるみたいで、これかなりいい感じです。

 

 手にはハンドクリームよりオールインワンジェル、お試しあれ!

 

正しい姿勢と歩き方

 

 みなさん、正しい姿勢って気になると思うのですが、自分では自分の姿勢が正しいかどうかは、よくわからないものです。

 

 人の体の骨格は、急に変化するものではなく、しかも歪んでいる自覚が全くない状態で変化していきますので、自分の姿勢とか立ち姿が良いのか悪いのかは自分では判断できません。

 

 また、姿勢が悪いから身体が歪むのでもありません。 わざわざ、せっせと自分の骨格を歪めようとして、がんばって悪い姿勢をしている人はいません。

 

 その姿勢になっているのは、その姿勢が現状で一番、自分にとってバランスが取れている形であり、楽なので、その姿勢をしているだけです。

 

 その見た目が悪いからといって、その姿勢を自分でよいと思われる方や、良いとされている姿勢の方にがんばってしようとしても辛いだけに終わります。

 

 姿勢の悪さや骨格の歪みは、自分では治せませんが、頸椎を調整して頭の位置が常に背骨の真上に乗るようにしておけば、自然に勝手に良い姿勢、きれいな姿勢へと自ら動いていきます。

 

 その上で、さらに健康のため、若々しさを保つために出来ることをやっていくと、とても良い結果になっていくと思います。

 

 そこで、出来ることで一番おすすめしたいことが、きれいに立って、きれいに歩くことです。

 

 まず立ち方ですが、ビシッと“気をつけ”をして直立不動に立ってもらうと、だいたいみなさん、反り腰になって立っています。

 

 背筋を伸ばそうとしているのは分かるのですが、その分、腰が前に出てお腹が前に出っ張ってしまい、腰椎の曲線が深くなりすぎています。

 

 腰痛をもっている人は、だいたいほとんどが反り腰で立っていて、それでずっと立っていれば腰が痛くなるのは当たり前です。

 

 しかも、反り腰で立って、そのまま歩いていれば、さらに腰には負担がかかり、それだけでなく、膝やふくらはぎや股関節、足のももやお尻にまで痛みが出てくるようになります。

 

 まずは立ち方、立ち姿を整えることが大切です。 その方法としてお伝えしているのが、最初は思いっきり内股にして立ってみることです。

 

 足の老化は、足の内側の筋肉から始まると言われていて、だんだんと足の内側の筋肉が使われなくなり、気をつけをした時に足のつま先が大きく開き、逆ハの字になっていきます。 

 

 すると足も腰もいくらでも前に突き出せるようになるので、反り腰になりやすくなります。

 

 しかし、足のつま先を閉じて、踵を開いて内股にして立ってみると、内股にしたことで足が前に倒れることが出来なくなり、腰を前に突き出すことが難しくなります。

 

 ここで初めて、床や地面と足が垂直になります。 その垂直になった足に腰が乗っています。 

 

 その腰の位置に上半身がスッと乗ることで、腰から上半身をささえている仙骨という骨が起きて骨盤の位置が正常位置に収まるようになります。

 

 この立ち方にすると、自分のイメージとしては、すごく腰から前に曲がって、前かがみに立っているような感じがすると思いますが、実際に人に横から見てもらうと、すごく真っ直ぐにきれいに立っていることがわかると思います。
 内股にするこの立ち方は、足を前に倒さない感覚を得るのに、一番わかりやすいと思います。 

 

 この姿勢で、きれいに立つことが出来たら、今度はきれいに歩く練習をしてみましょう。

 

 ただ、内股にすればするほど、今度はきれいに歩くという課題に無理が生じてきます。 

 

 日本舞踊の動きなどは、足の運びが内股なので、その動きを取り入れたエクササイズもあるようですが、きれいに歩くことで、日々の歩くという行為を無駄なく最適なエクササイズにしてしまおうという方法もあります。

 

 それが、デューク更家さんの“デュークズウォーク”です。 以前からメディアにも多く出ていた方なのでご存知の方も多いと思います。

 

 僕はつい最近、興味が出て、デューク更家さんの本を読んで勉強してみたんですが、すごく理にかなったことを、とてもシンプルな方法で実践できるようにまとめているなと思いました。

 

 特に、靴の底が変な風に減っていくことが気になっている人は、歩く時の足の使い方に問題がありますので、自分で簡単にトレーニングできますから、ぜひ実践してみて頂きたいなと思います。

 

 歩く前の立ち方にしても、仙骨を立てて骨盤を起こすことは同じなのですが、次の歩く動作に繋げる正しい立ち方を、とても詳しく解説されています。

 

 そして、足の裏の重心の取り方や歩く動作での重心の移動の仕方など、すごく参考になりますし、足や膝を傷めない歩き方が出来るようになっています。

 

 やみくもに1万歩も歩くより、健康にとってもっと大事なことが正しく歩くという動作にはたくさんあって、その正しい歩きの1歩は、それだけで普通に歩く300歩くらいに相当する運動量になるそうです。

 

 また、正しい歩き方には、骨格を支えているインナーマッスルの効果的なストレッチとトレーニングが同時に行える要素があるそうです。

 

 頸椎の調整で、頭の重心位置を正し、それを支える骨格を支えているインナーマッスルを鍛え、きれいな姿勢できれいに歩くことで、さらに健康を促進させていきましょう。

 

おすすめ

 

 ということで、今回のおすすめは、デューク更家さんのウォーキングの本です。 

 

 たくさん出ているので、どれからでもいいと思うのですが、僕が読んだのは、すごく基本的な理論と、基本的なエクササイズとトレーニング方法でした。

 

 簡単に出来て、本当に歩くのがきれいになったような気がします。 運動不足解消やダイエットにも効くそうですよ。

続きを読む≫ 2023/01/04 15:04:04

シロハ便り 第160号 2022年5月

 

運動の前と後

 

 4月の下旬に、久しぶりに那須へドライブに行って来ました。

 

 コロナ前にはよく行っていた、おいしいピザを石窯で焼いてくれる、パウワウというお店へ行きました。

 

 その日は4月なのに暑くて、那須でも26度くらいあって、いつもは食事中は、みーちゃんは車の中でお留守番をしてもらっているのですが、とても置いて行けない気温だったので、お店の人にお願いして、ゲージに入れて石窯のあるテラスの日陰に置かせてもらいました。

 

 その写真が、右の写真です。 道中のパーキングエリアとお店の近くでお散歩がんばったので、かなり眠くなっていました。

 

 たくさんお散歩して、もりもりご飯を食べて、安心できるゲージの中で、那須の気持ちいい風を感じながら、おとなしくお利口さんにしていました

 

運動の前と後

 

 季節の変わり目に体調を崩す人の多くに共通していることが、慢性的な運動不足だと前回お伝えしましたが、その理由をもう少し詳しく見ていきましょう。

 

 まず、季節の変わり目では、気温や気圧の変動が大きくなります。 
 特に近年の気候変動は年々大きくなっているように感じます。

 

 生き物の身体は、周りの環境の変化に敏感に反応するようになっていて、気温や気圧の変化に対応して、命を守っている内臓組織が常に適切に動きつづけられるよう、適宜調整を加えています。

 

 それを司るのが脳幹です。 その脳幹が、命を守るために環境の変化に合わせて自律神経を使って身体を調整し続けています。

 

 そこで問題になってくるのが、環境変化が大きいと自律神経の中でも交感神経がとても強くかかることになり、身体の緊張が強くなります。

 

 緊張が強くなれば、身体を動かしている筋肉が硬くなり、日頃から気になっている痛みや凝りのある部分が強く反応していきます。

 

 そこで、日頃から適度な運動をしておくことが大切になってきます。 適度な運動をすることで、血流も良くなりリンパの流れも良くなります。

 

 細胞に届く血液量が増え、細胞から排出される老怪物がリンパの流れが良くなることで適切に取り除かれることになりますので、身体を動かしている筋肉細胞の緊張が、安定して適切な範囲に収まるのです。

 

 これが、運動不足になると、血液を安定して身体の細胞の隅々まで届けることも、リンパの流れを滞らせないようにすることにも、余分に血管やリンパ管に交感神経で緊張を加え続けなければならなくなります。

 

 すると、例えて言えば、交感神経と副交感神経が、遊びのないアクセルとブレーキのようになってしまって、いざ季節の変わり目で環境変化が大きくなった時に、自律神経で調整しようとしても、ちょっとアクセルを踏んだらギュンと一気に加速してしまい、ちょっとブレーキを踏んだらキキーと急に止まろうとしてしまうような状態になります。

 

 日頃から適切な運動をするということは、身体の細胞にとって、最重要な血液とリンパの流れを改善するだけでなく、それによって自律神経への負荷も減らす効果があるのです。

 

 季節の変わり目に頭痛や眩暈が起こりやすく、またギックリ腰になったり足が攣ったりしやすい人は、適度な運動を日常に取り入れることが、最大の効果をもたらす最高の薬になるでしょう。

 

 特に一番効果的な運動は、ジョギングか軽いランニングです。

 

 これが出来れば最高に身体機能を向上させ、身体の不調をもっとも最適に改善させていくと思います。

 

 もちろん、その前に、膝や腰が痛かったりしたら、決して無理をしてやってはいけませんが、そのような場合でも、適切にケアをして取り組めば、症状の改善も早くなることは間違いないです。

 

 ジョギングやランニングは、ハードルが高いと思う人も多いと思います。 僕もそこまではやれる自信がないです(^^;

 

 でも、たまにお買い物に行くのに、車でなく歩いていくとか、家の中でビデオを見ながら踏み台昇降をするとか、そんな感じで僕はやっています。

 

 ご自分のできる範囲で、無理のない範囲で、ちょっとずつ普段使っていない筋肉で、できるだけ全身運動になるような運動を選んでやってみてください。

 

 そして、運動する上で、それでかえって身体を痛めてしまわないように、運動する前と後にしっかりとケアをすることが必要です。

 

 昔は準備運動と整理運動と言っていましたが、いろいろ織り交ざった感じで、何をやったらいいのかよくわからないと思います。

 

 そこで、運動する前と後のケアの基本的な考え方をお伝えします。 運動する前は、動的ストレッチがいいです。 そして、運動した後は、静的ストレッチを取り入れるといいです。

 

 何でもかんでも、運動するならストレッチという考えが怪我の元になります。 ストレッチの中には、動的と静的の2種類があることを覚えておいてください。

 

 ストレッチの意味は、伸ばすことに違いはないのですが、その筋肉の伸ばし方で、動かしながら筋肉を伸ばすのか、動かさずに引っ張って筋肉を伸ばすのかの違いです。

 

 運動する前は、筋肉が硬くなっていますから、無理に引っ張ると切れたり伸ばし過ぎて関節のバネを弱めたりします。

 

 運動する前は、動きの中で、関節を動かしながら、自然に筋肉が伸びていくイメージで行うとよいでしょう。

 

 そして、運動すれば、筋肉は力を出します。 筋肉は力を出す時に必ず筋肉繊維が収縮をして、つまり縮まることで力を出しますので、運動した後は、その縮まった筋肉繊維を元に戻してあげる必要があります。

 

 これを行うのが静的ストレッチで、使って負荷を与えた筋肉をゆっくりと気持ちのよい範囲内で引っ張って伸ばしてあげてください。

 

 これが準備運動と整理運動の基本的な考え方です。 そして、あくまでも健康維持のための適度で軽い運動をするときのやり方ですので、趣味でハードな運動をする際には、よく専門のトレーナーなどに視てもらい、適切なケアをするようにしてください。

 

 また、身体に痛みがある人は、痛い部位は動かさないで出来る運動があれば、少しずつやってみるのもいいと思います。

 

 上半身に痛みがある人は、軽いお散歩とかがいいと思いますし、下半身に痛みがある人は、水泳とか腕や肩を回す体操とかでもいいと思います。

 

 どれも無理な人は、とにかく毛管運動をしてください。 毛管運動は運動前の動的ストレッチにもなりますので、これは積極的に行ってみてくださいね。

 

おすすめ

 

 那須にある、おいしいピザの食べられるお気に入りのお店は、ペンションなので泊まれます。 レストランは泊まっていなくても入れる所です。 
 ペットと一緒には泊まれないので、うちはいつもランチに合わせて行っています。 僕の中では、ここのマルゲリータよりおいしいピザは食べたことありません(^^♪
運動の前と後

 

 栃木県那須郡那須町高久乙3368−141 
 Tel/Fax 0287−78−3343 
 石窯料理の宿 パウワウ
 http://powwow-nasu.com/

続きを読む≫ 2022/07/02 13:21:02

シロハ便り 第159号 2022年4月

 

だるい時こそ適度な運動を!

 

 春になるといつものことですが、寒暖差が大きくなります。

 

 今年もお彼岸に、まさかの雪がふりましたね。この時期に寒の戻りは必ずと言っていいほどあります。

 

 その時に体調を崩す人が多いのか、救急車のサイレンがひっきりなしに鳴っていました。

 

 寒の戻りの前に、かなり暖かくなっていたので、体がついていけなかったのだと思います。

 

 気温の急激な変化は、体にとっては命を脅かす大きなストレスになります。 

 

 自分を守るために体をいつも以上に緊張させ、身を固くしていますので、その対策として、半身浴をしっかり行うことや軽いラジオ体操などで体の緊張と固さを緩めてあげることが大切です。

 

だるい時こそ適度な運動を!

 

 身体に特定の強い痛みはないけれども、なんだかいつもだるいという人、そして、春とか秋とかの季節の変わり目は、特にだるくなるという人も多いです。

 

 そのような人に共通していることの1つに、慢性的な運動不足があります。 仕事や家事で忙しく立ち働いているから運動不足にはならないと思っている人もいると思いますが、それは運動の意味が大きく異なります。

 

 仕事や家事で動いていても使う筋肉には偏りが出てしまいます。 
 運動をして、いつも使っている筋肉とは違う筋肉を動かすことは大切ですし、また、いつもやっていることと違うことをすることで気分転換になるというメンタル面での効用も大きいです。

 

 また、ここでいう運動とは、特別なスポーツとかでなくていいです。 ラジオ体操とか筋トレとかお散歩とかでもいいということです。

 

 身体のどこかに慢性的であっても痛みがある時は、無理に動かさない方がいいですが、適度に快適に感じるようならその範囲で運動しても大丈夫ですし、その程度ならやったほうがよいです。

 

 運動したいけれども下半身、特に膝や腰に不安があり、多少の痛みがある場合には、運動する前に必ず毛管運動をしてください。

 

 不安や痛みのある関節周りの筋肉は硬くなっていますから、毛管運動によって血流を増やして、細胞を柔らかくしておくことでさらなる怪我にならずに済みます。 

 

 そして、決して無理はしないこと。 あくまでも、気持ちが良い範囲で身体と筋肉を動かすことを心がけるようにしましょう。

 

 運動をする効果は、実に多岐にわたります。 まず、心肺機能を上げることで血流が良くなり、新陳代謝を促してくれます。 

 

 そして、鍼灸で言うところの経絡という気の流れの滞りの部分が整うことで、全身を流れる生気の流れが良くなります。

 

 また、血液から栄養を摂り、酸素をもらって活動した細胞から出た老廃物を流す下水道のような働きをしているリンパの流れも良くします。

 

 血液は心臓というポンプがついているので、あんまり運動しなくてもある程度はちゃんと流れますが、リンパは筋肉の収縮運動によるポンプアップでないと流れません。 

 

 筋肉を使わないと一番滞るのはリンパ、つまり下水道ということになり、老廃物が溜まってしまうので当然のように体調不良になります。

 

 いつもだるい感じがしたり、季節の変わり目は特にだるくなるのは、運動不足により老廃物が溜まってしまっているのと、身体を流れる気の流れが滞っているのが大きな原因だと言えます。

 

 特に季節の変わり目は、メンタル面での影響がとても大きい時期なので、適度な運動をすることを強くお勧めします。

 

 人というのは、生きているだけで常に発電している、とても大きな発電所のようなものです。 

 

 筋肉に力を出させて動かしているのは、脳から筋肉に送られる電気信号ですし、筋肉が出す力の強さは、脳から筋肉に伝わる電気の大きさに比例します。

 

 本来のカイロプラクティックでは、この脳から身体の細胞や筋肉に送られる電気の流れを弱めてしまう、骨格のズレによる神経系への締め付けを、骨格を調整することで取り除くことが目的でした。

 

 歪んだ骨格をきれいに矯正することが目的ではなかったのです。 
 そして、神経系への圧迫において、最大かつ最初に起こった骨格のズレが、上部頸椎1番と2番であるという発見から、上部頸椎カイロプラクティックが誕生しました。

 

 そのくらい、脳から身体に流れる電気エネルギーは重要なのです。 
 そして、脳から身体に送られた電気により、全身の細胞が活動をして、さらに全身の細胞から発電されエネルギーが発せられます。

 

 それが体温になり、さらに血液やリンパを正常に流れるようにし、免疫機能を強化させ、病気やウイルスや環境変化から命を守る抵抗力となっていきます。

 

 つまり、全身で発電していて、そのエネルギーは生命活動に大きな影響を及ぼしているわけです。 

 

 そのエネルギーは、運動をすることにより、その総量がさらに大きくなります。

 

 だから、運動は健康に良いと昔から言われ続けてきたのだと思います。 

 

 全身を流れるエネルギー量が増えれば、抵抗力が上がり、新陳代謝や免疫機能も上手く働き、身体が整い生命力が増せば、おのずとメンタル面でも良い影響があるのは言うまでもありません。

 

 逆に、季節の変わり目は、様々なものが変化をするので、メンタル面で少し沈みがちになったりします。 それが、だるさを起こし、運動から遠ざけ、生命力を落とします。

 

 だからこそ、だるい時こそ適度な運動が必要です。 花粉症が大丈夫な人は、春の暖かい日差しの中、ちょっと見知らぬ道をお散歩してみると、脳にとってもすごくよい刺激になり、いい運動にもなります。

 

 花粉症の人にとっては、春のお出かけは辛いかもしれませんが、それでも、家の中で出来るような軽い体操とかヨガとか、ビデオを見ながら踏み台昇降をするとか、工夫して少しでも運動をしてみてください。

 

 あと、過度な運動は、エネルギーを逆に消耗しすぎてしまうので、注意が必要です。 

 

 たまに激しいトレーニングとかする場合には、その後にしっかりと整理体操やクールダウンをして、身体の休息と共に筋肉の緊張をしっかりと緩めるケアをしましょう。 

 

 半身浴とか毛管運動なども、とてもよいクールダウンになります。

 

おすすめ

 

 メンタル面を整える方法とか本とかを、たまに紹介してきました。 
 鏡の法則とか引き寄せの法則とか、いろいろあります。

 

 ただ、そうは言っても、わかってはいるけどなかなか実践するのは難しいものですよね。 

 

 実際には、メンターと言われるような人についてもらって、様々な助言と共にメンタル面を整えていき、会社や事業を成功せせていくような経営者さんも多いようです。

 

 そんな中、あるご縁から、今僕がお世話になっている先生がいます。 

 

 運気上昇トレーナーと言われるこの先生の著書をご紹介しますので、興味のある方は読んでみてください。


 

あとがき

 

 コロナワクチンの3回目を打ってきました。 1回目と2回目は、ちょっと腕に痛みがあっただけでしたが、3回目は微熱が出ました。 

 

 まあ、大したことはないんですが、もううんざりですね、早く終わってほしい((+_+))

続きを読む≫ 2022/07/02 12:53:02

シロハ便り 第158号 2022年3月

 

痛み改善への道しるべ

 

 年末年始に、いすみ市に泊まりに行って、その帰りに太東海水浴場に寄ってきました。

 

 驚いたことに、1月2日のお正月の真冬の海に、サーフィンをしている人がいっぱいいました。

 

 まさかこんなに人がいるとは思っていなかったので、みーちゃんもあんまり砂浜をお散歩できなかったんですが、それでも人気のない所をちょっとお散歩して、浜風を感じてきました。

 

 その時の写真が右の写真です。 さすがにちょっと寒そうですね(^^;

 

 みーちゃん、生まれてから2回目に見る海でした。 初めて見た時にはれもんがいて、その後をついて歩くだけでしたが、みーちゃんもすっかり大人になりました。

 

 そして、今日も元気に癒しを与え続けてくれています♪

 

痛み改善への道しるべ

 

 体のどこかが痛くなった時、不安ですよね。 そして、何が悪かったのかを考えると思います。 

 

 こんなことをやったからかな、とか、あんなことをやったからかな、とか、色々と考えてしまいます。

 

 なかなか治りきらない痛みならば、その原因を求めて医療機関を受診することもあるでしょう。 

 

 そして何らかの診断を聞き、だからといって特別な治療もなく、対処療法で様子をみることがほとんどです。

 

 僕も、腰痛がひどかった時は、現場で力仕事もしていましたので、散々病院にも通ったし、接骨院にも毎日通っていました。 でも、良くならない、なぜだろう?と、不安と辛さで心身共にまいっていました。

 

 打ち身や打撲や骨折などの明らかな外傷ではない、慢性的な痛みの場合、痛みを抑える対処療法以外に、これといって治療はなく、安静が一番というのが一般的です。

 

 それでも、たとえ一度は痛みが治まったとしても、治癒したわけではなく、ずっと慢性的に続くか、数年後にもっとひどい状態で再発することになります。

 

 特に慢性的な肩こり、頭痛、腰痛、肩の痛み、坐骨神経痛は、その痛みの原因の特定は困難で、医学的な検査によって原因を探ることは、よほどのはっきりとした骨折や腫瘍などの原因でも見つからない限り、不可能だと思います。

 

 それでも、体の内側には、必ずその痛みになった原因はありますので、それを体の外から人為的な検査での特定は無理でも、体の内側にある情報を使って、体がその原因を自ら特定し治癒させていくことは出来ます。

 

 これをやっているのが僕の施術であり、本来のカイロプラクティックの真髄だと思っています。 

 

 けっして矯正ではない、自然のまま、元の良い状態へ戻っていってもらうように働きかけること。

 

 それが出来るのは、体は本来、悪くなろうとして悪くなって痛みを出しているのではないという、大原則があるからです。

 

 常に、現状で一番動ける、楽な状態、よい状態になろうとしています。 それでも痛みを発するのは、わかってほしいからです。

 

 このままでは支えきれない、マズいと。

 

 だから、0ポイントだけを揃えます。 それが上部の頸椎です。 
 あとは自分で、勝手にバランスを取るために変化し続けます。

 

 そこが初めにズレたから、ずっと一生懸命に、なるべくあなたの負担にならないように、懸命にバランスをとって支え続けてきてくれたのです。

 

 そして、あなたを支えてきた体の骨格が変化してきた過程は、すべて体に記録されています。 

 

 また同じ道をたどって、元のよい状態へ戻っていけるように、その過程にポイントポイントにマーキングを打って目印を残しています。

 

 だから、それをたどって遡っていけばいい。 その遡る過程において、今までの症状や痛みの原因となっているものに行きつき、処理され、知らないうちに治癒されていくでしょう。

 

 だから、無理なものをあれこれと、頭や理屈で考える必要はないです。 ちゃんと自分の体は知っているし、戻っていく道しるべも残しているのですから。

 

 そして、その道しるべを遡っていくことでしか、不可逆的に根本的な治癒へ至る道はないと思っていますし、その道のりの過程にしか、その痛みの原因となったものは存在しておらず、そこへたどり着くことはないと思っています。

 

 痛みの原因の特定と治癒は、すべて体に任せて、ただただそこへ至る道のりを進んで行って頂けたらいいなと思っています。

 

おすすめ

 

 コロナ禍でテレワークが推奨され、いっきにとはいかないまでも以前よりは明らかに進んでいきましたが、今後はさらに加速しそうな技術が進んでいて、今後さらに注目されていくであろう世界があります。

 

 それはメタバースという世界です。 これはネット上での仮想空間のようなもので、その中で自分のアバターなどを操作して、いろいろなアクティビティやビジネスも展開されていきます。

 

 それを使って、世界中のどこにいても、仮想空間に集まってリアルのような会議とかも出来てしまします。

 

 最近、フェイスブックが社名をメタと改めましたが、そのメタとはメタバースのメタです。 そのくらい力を入れていく分野だということですね。

 

 そのフェイスブック(メタ)社が力を入れている、仮想空間に入るためのデバイスがあり、今後価格も高騰しそうなので、今の内に手に入れておこうと購入してみました。

 

 それが、オキュラス クエスト2 というデバイスです。 メタバースの世界については、僕も勉強中ですが、仮想空間でその中にあるものを掴んだり、離したり、パンチングボールを殴ったり、紙飛行機を飛ばしたり、銃を掴んでトリガーを引いてシューティングゲームをしたり、いろいろ楽しいです。

 

 この1つ前の機種も持っていて、以前それで映画やドラマをみながら踏み台を昇り降りしてダイエットに成功したことは以前書きましたが、その後継機種になります。

 

 今後は、この仮想空間で体を動かして、ゲームやスポーツが出来るようになりますので、楽しみながら運動不足解消を狙いたいと思います。


 

あとがき

 

 今年、家の門の角にある梅の木を、かなり大胆に半分くらいに切りました。 僕は庭の草木については全くのノータッチなので、全て妻や母に任せきりです。

 

 去年か一昨年あたりか忘れましたが、もう一方の門の角にあった柘植の木は、病気になったようなので根本から切ってしまいました。

 

 今回の梅の木は、まだまだ元気なのですが、ちょっと大きくなりすぎていたので、とてもさっぱりしていいなと思っています。

 

 また、今年も梅の咲く春が近づいてきましたね。 梅の花の香りは心を穏やかに癒してくれる効果があるそうです。 春先、心身ともに疲れやすいです、皆さまもご自愛くださいませ。

続きを読む≫ 2022/07/02 12:17:02

シロハ便り 第155号 2021年12月

 

ギックリ腰の多い時期

 

 コロナ感染症もだいぶ収まってきましたね。ずっと我慢していた分、そろそろお出かけもしたくなってきました。

 

 毎年、年末年始は、家で寝正月だったのですが、今年は初めて、家を出て、年末年始は旅先で迎えようと思っています。

 

 ただ、猫のみーちゃんを連れていけるお宿が、年末年始は特に
ありませんでした。

 

 なので、試しに民泊の宿を探したら、けっこう見つかったので、
今回は、千葉県いすみ市にある一軒家に民泊してきます。

 

 いつもバタバタして終わってしまう年の瀬とお正月に、何もしないでのんびりできる環境に行けるだけで充分です。 

 

 あとおせちは、近所の中華料理屋さん“菜工房”で作ってもらって、持っていきます(^^♪

 

ギックリ腰の多い時期

 

 一年を通して、体に出る不調には時期的な特徴があります。 ギックリ腰は、秋に特に多くなる症状です。秋の次には春が多いという印象ですね。 真冬には意外に少ないと思います。

 

 ギックリ腰に限らず、季節の変わり目には、なにかと不調が出やすいですが、全体的な体調不良は、むしろ春に多いような気がします。

 

 秋は、はっきりとした筋肉系の痛みを伴う症状が多く出やすい傾向にあるというのが、私が今まで施術をさせて頂いてきた年月からの印象です。

 

 では、なぜ、秋はギックリ腰が多くなるのでしょう? ここには、ギックリ腰を起こしやすいメカニズムが隠されています。

 

 ただし、そのメカニズムを解説する前に1つ例外があります。 数年以上つづいている慢性腰痛と坐骨神経痛は、これに当てはまらないということです。

 

 普段はそれほど腰痛を感じていない人が、いきなりギクッとなるギックリ腰は、何年もつづいている慢性腰痛や坐骨神経痛より、よほど状態の良い人が起こすものです。

 

 腰痛を放置しておくと、ギックリ腰も起こせないくらいの状態になり、それを改善させるためには、長い年月と労力を要します。

 

 ギックリ腰を起こすのは、腰の状態に問題があるのは確かなのですが、まだギックリ腰を起こせるくらいの状態であれば、改善させることは、それほど大変ではありません。

 

 このことを前提に、ギックリ腰を起こしやすい状況と原因について、時期的なものを含めて解説してみたいと思います。

 

 まず、ギックリ腰は、その時の動作によって腰の筋肉が炎症を起こして発生するのではありません。 ここは大きく常識的に勘違いをされているポイントです。

 

 ギックリ腰は、もともと腰痛があって、ただそれほど重い腰痛ではない時期に、腰へのダメージが蓄積されている条件下で起こります。

 

 ギックリ腰は、腰痛が重症化していく過程の中で、初期から中期に差し掛かる頃合いに発生する症状です。

 

 そして、腰痛の初期では、その最大の原因となるのは、頸椎1番の前方へのズレです。 それに伴って頭が前方に傾き、その重さで姿勢が前に傾いていくのを首から背中、そして腰から足にかけて、体の後ろ側全体の筋肉で引っ張り戻そうとしています。

 

 その時に、頭が前に倒れると同時に、背骨のS字カーブの湾曲が深くなります。 その背骨の変化で、その湾曲に圧迫されてダメージを起こしやすいのが腰になります。 これが腰痛の始まりです。

 

 しかし、腰痛の初期の頃は、まだそれほど強い痛みにはならず、また、慢性的に痛みが出ても脳から麻酔をかけてしまうので、ちょっと腰が痛くても動いているうちに痛みが気にならなくなるという時期がつづきます。

 

 実は、これが罠で、脳内麻薬によってある程度の領域まで痛みの脳への伝達が抑えられると、痛みを伝えない領域に溜まったダメージには、修復がかからずに保留とされてしまいます。

 

 そして、この見えない領域に蓄積したダメージが、痛みを伝えない領域の範囲を超えた瞬間に、ギクッとなります。 これがギックリ腰です。

 

 つまり、痛みを伝えなくなった、脳内麻薬で麻痺させられた領域に蓄積したダメージが、水を一杯に入れたコップのようになっていて、限界が近づいてきてもしばらくは表面張力でふんばっていますが、それを超えると溢れてくるように、腰にかかる筋肉的なダメージは、その限界を超えた瞬間に痛みとなって溢れでてきます。

 

 秋には、その限界を超えるタイミングが起こりやすくなり、また、ギックリ腰を起こしやすい条件も整いやすくなります。 その条件とは、秋晴れ、気温の低下、温度差、気圧差、心理的な要因などがあげられます。

 

 まず秋晴れですが、日本全国津々浦々まで晴天という日があります。 これは、ものすごい高気圧に覆われているからです。 高気圧は強すぎると、体の外部から空気圧で圧迫を受けますから、体も負けじと内側から押し返します。 

 

 すると、体の表面を覆う筋肉は、内外から強烈に圧迫を受けるので、筋肉の緊張が強くなり、同時に血圧も高くなるので、筋肉細胞全般がオーバーワークになります。

 

 そこに気温の低下が加わります。 気温が下がると、筋肉も硬くなり、血圧も高くなります。

 

 そして、気温差、気圧差は、放っておくと命の危険になりますから、脳幹が生命維持のために自律神経をこまめに切り替えて、随時調整を行っています。

 

 生命維持活動が忙しくなるということは脳幹への負担が増えることになり、それは同時にストレスが増えるということになります。

 

 脳幹のストレスは、脳幹付近の筋肉や健などの細胞組織を緊張させます。 すると、それに隣接している頸椎1番を引っ張ってしまい、大きく動かしてズレを生じさせます。

 

 また、秋という時期は、日も短くなり、気温も寒くなってくるので、心理的にも寂しい感じとか、不安感とかが出てきやすい時期です。 これも心理的ストレスになりやすく、緊張を生むので体も硬くなり頸椎を引っ張ります。

 

 まとめると、秋は、筋肉への負担や硬さが出やすく、心理的にもストレスが増えてくるので、頸椎のズレと筋肉反応での痛みの両面で、今までなんとか隠せていた腰のダメージが、限界の領域を超えてバチンと表面化しやすくなる時期ということです。

 

 それを防ぐには、やはり日々のケアが大事ということになります。

 

 特に体の古傷や弱い部分に痛みが出やすいので、しっかりケアをしましょう。

 

 ギックリ腰だけでなく、首を寝違えたり、頭痛や眩暈が突然強烈な症状で出ることもあります。 晴天の続いた日から天気が崩れ始めるタイミングで、それらの症状がでやすい傾向にもありますので、天候によって体調が変化しやすいという自覚のある人は、充分注意しましょう。

 

 体調が崩れやすいタイミングをちゃんと把握しておくだけでも、対処できることは多いです。 体の疲れ具合や体調の細かな変化をしっかり認識し、そのタイミングで体を労わるようにしてください。

 

 日頃のケアをするには、半身浴は絶対です。 体に痛みが出たら、すべからくカイロを貼って温めてください。 

 

 そして毛管運動を毎日やれば、どんな気象状況や季節であっても、ギックリ腰は起こりません。

 

 これから冬も本番です、どうかご自愛くださいね。

 

おすすめ

 

 今回は、久々に本のご紹介です。 これは!という、人生の気づきの本に出合いました。 

 

 目から鱗なことが溢れるくらい書いてあります。 ぜひ読んでみてください。

続きを読む≫ 2022/01/05 16:49:05

シロハ便り 第154号 2021年11月

 

ポイントが浮くとは

 

 急に寒くなりました。 一日しか違わなくても気温差が10度もあると、体調管理はとても難しいですよね。

 

 風邪をひかないまでも、体は、だるくなります。それに伴って、頭痛や目まいなども起こりやすくなります。

 

 また、気温差が大きく、特に暑いから寒いに変化する時期は、ギックリ腰とか首の寝違えが、特に多発する時期です。

 

 気温の変化が大きいと、それに合わせて調整する自律神経への負担が増えます。

 

 プラスして、寒くなるので、体が硬くなり、自律神経の緊張も合わさって、体に不調をきたします。

 

 今の時期こそ、しっかり半身浴をしましょう。 ぬるいお湯で心臓を出して、30分ゆっくり温めると、副交感神経が強くなり緊張がほぐれます。

 

ポイントが浮くとは

 

 最近、私がよく使う言葉のフレーズとして、「ポイントが浮いてきた」と言うのを聞いた方も多いと思います。

 

 今回は、この、ポイントが浮くとは、どういうことかについて書きたいと思います。

 

 ここで使っている「ポイント」の意味は、みなさんの頸椎のズレている場所のことです。 頸椎は1番から7番まであり、それが様々な方向にズレています。

 

 そして、この頸椎のズレているポイントは、実はよく移動するのです。 初めて施術をさせて頂いた時には、ここにはポイントがなかったのに、今は、はっきりと手ごたえを感じるということは、実に頻繁にあります。

 

 元々、私の行っている施術は、上部頸椎カイロプラクティックになるので、本来ならば、頸椎の1番と2番の歪みを調整する方法なのですが、私はそこから、下部頸椎の3番から7番までを刺激して調整しています。

 

 これは、上部頸椎がズレを起こすと、頭の重心がズレて、その重さを支える下部頸椎が歪んでくるので、その歪みによるズレも調整すべきと思ったからです。

 

 上部頸椎のズレが始まりで、下部頸椎のズレは2次的、3次的に起こります。 そして、頭の重さを無理をして支えている下部頸椎のズレにより圧迫を受けた神経は、全身の至る所に痛みやしびれを引き起こします。

 

 ただし、ここでやっかいなのが、頸椎1番から7番までの7つの頸椎が、それぞれバランスを取り合って動いてしまうということです。

 

 例えば、初めに頸椎1番が右にズレたとしましょう。 すると、頭の重心は右に傾きます。 この状態の初期の頃は、頭の重さが右に寄ってしまったのを、反対側の首の筋肉で筋力によって支えます。

 

 しかし、首の筋力で支え続けるのには限界があり、しだいに下部頸椎のどこかが、頸椎1番のズレによる頭の重心のズレに対し、バランスをとるように反対側に動いて、それが神経に当たるようになります。

 

 その状態が長く続くようになると、頸椎のある特定の部分がずっと神経の同じ個所を圧迫し続け、それが危険と体が判断し、今度はズレを起こしていない他の頸椎がバランスを取るように移動して、強く神経に触っている初めにズレを起こした下部頸椎の1つを、そのズレが目立たない位置に動かしてしまいます。

 

 すると、神経への圧迫は、結果的に緩みます。 これは症状にも表れていて、五十肩によく見られる現象です。下部頸椎が神経を圧迫すると、肩に強い痛みを出したり、腕が上がらなくなったりします。

 

 しかし、他の頸椎が動いて、その神経を圧迫していた初めにズレた頸椎の位置を動かし、圧迫が緩むと、肩の症状が緩和し、時間と共に症状が一旦消えます。

 

 この現象を、私は「隠す」とか「隠れて悪さをしているポイント」と、みなさんにお伝えしています。

 

 これは、一旦、症状が消えてしまうので、みなさん、喉元過ぎれば熱さを忘れるので、やれやれ、治った!と勘違いしてしまいます。

 

 しかし、根本的な歪みとズレが正しい位置に収まっているわけではないので、ギリギリなんとか症状をださない位置でバランスがとれているだけです。

 

 そして、その状態で、また数年単位の時間が過ぎれば、今度はもっと複雑な頸椎の歪みになって、あちこちで悪さをするようになります。

 

 先ほどの例で言うと、頸椎1番が右にズレ、下部頸椎のどれか1つが左に寄って神経に当たっていた、シンプルな形の歪みだったものが、頸椎1番から7番まで、こっちが右に行ったらこっちは左、そしてそのすぐ下はまた右に・・・というように、複雑に左右にチグハグでズレていきます。 

 

 そして、さらにやっかいなのが、7つの頸椎が、ねじれて動くことです。 きれいに左右に分かれて動くのではなく、ねじれを伴って複雑に動いてしまいます。

 

 すると、顔と肩のラインと腰のラインが、全部ばらばらの方向を向いていながら、なんとか全身でバランスをとり、不安定な全身骨格の状態で立って動いている状態になります。

 

 その状態が長年続けば、それは当然として、体の様々な部分で不調となって現れます。 それなのに、腰が痛ければ腰が悪いとか、肩が痛ければ肩関節が悪いとか、膝が痛ければ膝の関節がすり減ってとか、そこしか見ない診断をいろんなところで受けることになります。

 

 それをその都度、対処療法で痛みを緩和させようとしても、治るわけではありませんし、問題はさらに根深く深刻になっていきます。

 

 この、ひっからまった骨格変化の過程を、1つ1つ、ほぐしていき、変化の過程を、そのままなぞるように遡らせていけるのが、私の行っている施術です。

 

 頸椎から始まり、全体の骨格まで、複雑に変化してきた過程を遡らせていくことで、頸椎で最初に強く神経を圧迫していた、ベーシックなズレが浮き彫りになってきます。

 

 これが、「ポイントが浮く」ということです。 そのベーシックなズレのポイントは、一番最初のズレであり、神経への影響が一番強いポイントです。

 

 そこを探り当てるためには、そのポイントを隠して当たりを軽減させていた、他の頸椎の位置を予め整えてしまうことが必要なのです。

 

 そして、本当に隠れていても、一番悪さをしていた大元のズレのポイントが出てきたら、そこを触ると痛みが出ます。

 

 施術を受け始めた当初は、頸椎を調整するのに、あまり痛みがなかったという人も、だんだんにポイントが浮いてきて、そこを触れるようになってくると、そこを調整するときに痛いと言うようになります。

 

 でも、それが出てくると、全体的な症状は、かなり緩和されてきていることが多いですので、がんばって一緒に大元のズレを探していきましょうね。

 

おすすめ

 

 最近の家電の進化は面白いです。 天井にあるシーリングライトにスピーカーが付いていて、ブルートゥースでスマホの音楽とかテレビの音を流せるものがあります。

 

 今、うちで流している音楽のスピーカーが壊れたら、このスピーカーつきシーリングライトに換えようかなと思います。 LED照明にもしないといけないですしね。

 

続きを読む≫ 2022/01/05 16:34:05

シロハ便り 第151号 2021年8月

 

頸椎は歯車のように動く

 

 7月30日に1回目のコロナワクチンを打ってきました。

 

 注射が怖かったです(^^; もう何年も風邪もひいてないし、インフルエンザのワクチンもやったことないし、注射って何十年ぶりだか覚えてないです。

 

 採血するより痛くないくらいかも、ちょっとチクっとするくらいで、あっという間だったのでよかったです。

 

 ワクチン接種後の反応ですが、全く何にもなかったですね。 副反応はあればあったでイヤですけど、全く何にもないのもちょっと不安です(^^;

 

 次の日も、腕は問題なく動くし、ほんの軽い筋肉痛くらいな感じ、先週庭の芝刈りをした後の筋肉痛のほうが痛かったくらいかな。

 

 次の2回目は8月20(金)なので、午後はお休みします、よろしくお願いいたします。 まあ、何ともないだろうけども

 

頸椎は歯車のように動く

 

 頸椎1番の動き方についてずっと検証を続けていました。 身体に大きな影響を与え、人体の骨格の中で1番最初にズレを起こす最重要な部分です。

 

 この頸椎1番の動き方とそれを調整する方向を決めるのが、上部頸椎カイロプラクティックにとっての肝となります。

 

 まず動き方ですが、基本的に動く方向は、まず頸椎1番が頸椎2番から前方(顔側)へスライドします。そして、左右どちらかの方向へスライドし、左右ねじれ方向へ動き、上下にも動きます。

 

 前方への動きは必ず起こっているので決まっています。 左右横への動きとねじれの動きも見ればほぼ分かります。 で、問題は上下の動きです。

 

 頸椎1番の上下の動きとは、便宜上、頸椎1番の先端(顔側の先端)が上を向いているか下を向いているかで判断しています。

 

 頸椎1番が上下に強くズレを起こすと、首の痛みは元より、何と言ってもしびれの原因になることが多いです。

 

 この上下のズレも普段の施術の中での検査でほぼ正確にわかりますが、その動き方にはずっと矛盾も感じていました。

 

 頸椎1番は頭蓋骨に接していますので、頭と頸椎1番で歯車のように動くのが基本です。 頭蓋骨と頸椎1番の接地している部分は、頭蓋骨側は半球状になっていて丸みがついています。 頸椎1番側は、逆に丸みを帯びたお皿のような形状をしています。

 

 これが歯車のように動くので、頭蓋骨が下を向けば頸椎1番は上を向き、頭蓋骨が上を向けば頸椎1番は下を向くようになります。

 

 つまり、ずっと下を向いている時間が長い人、ずっとスマホやパソコン仕事をしているような人は、頭蓋骨が長時間下を向き続けているので、頸椎1番は上にズレを起こしやすいということです。

 

 逆にずっと上を向いて作業しているような仕事をしている人は、頭蓋骨が上を長時間向き続けているので、頸椎1番は下にズレを起こしやすくなります。

 

 ただ、施術においての検査で、この頭蓋骨と頸椎1番の上下の動きの基本とは逆の結果が出る事が多くあり、そこにずっと矛盾を感じていました。 これはなぜ?

 

 この検証を続けてきたのですが、結論としては、 “限界を超えて同一方向を向きすぎている”が、その答えではないかと思っています。

 

 例えば、クレーン車を操作し、ずっと高所へ物を運ぶような仕事を長年続けていた場合。 ずっとほぼ真上を見上げながら長時間作業をしていると思います。

 

 上を見上げていれば頸椎1番は下を向くのですが、その限界を超えてずっとさらに上を見上げ続けていた場合、下に動いていた頸椎1番が今度は頭の重さで上に引っ張り上げられていき、頭蓋骨と頸椎1番の接地点の限界を超えてとんでもなくズレを起こすと考えられます。

 

 パソコン作業を長時間している人は、下を向いているようで実は上を向きすぎている場合があります。 それは作業している時の姿勢によります。

 

 パソコンの画面をのぞき込むような姿勢を思い起こしてください。 首が前に突き出しているような姿勢になっていないでしょうか?

 

 首を前に突き出していると、首の角度が垂直からどんどん横に倒れるような角度になっていきます。 すると、首が寝てくれば顎を上げていかないと画面は見れなくなります。

 

 この姿勢はずっと上を向いているのと同じ状態です。 この姿勢のまま長時間作業をしていれば、ずっと真上を見上げているのと同様に頭の重さに引っ張られて頸椎1番が上に大きくズレを起こす可能性があります。

 

 また、パソコン作業を長時間している人が、さらに長時間スマホをいじっていると、頸椎1番が上に大きくズレた状態で今度は顔は下を向きますので、頭蓋骨の下への可動域が狭くなり首の痛みを起こす原因になります。

 

 なんでもそうですが、限界を超えた状態で起きた現象は簡単には元には戻りません。 
この状況での首のコリや痛みは決してストレッチとか軽い運動なんかでは、どうにもならないばかりか状態を悪化させます。

 

 頸椎1番のズレは動く方向が多岐にわたり複雑に動くので、正しい方向へ調整しなければ状態は改善しませんし、頸椎1番だけいきなり調整しても効果は薄いです。

 

 上部頸椎カイロプラクティックの施術は主に、頸椎1番と頸椎2番の調整だけをすることが多いのですが、僕は頭蓋骨と頸椎1番の関連性によるズレをはずし、次に頸椎1番と頸椎2番との関連性によるズレをはずし、最後に頸椎2番と3番〜7番の関連性によるズレを調整していきます。

 

 けっこう簡単にやっているようで、そこには深い考察があるということをご理解頂けましたら幸いです。

 

おすすめ

 

 福岡県にある大人気ソフトクリーム専門店『DAIMYO SOFTCREAM(大名ソフトクリーム)。そこの人気商品「プレミアムミルクマリトッツォ」が通販で買えます。

 

 嫁さんが注文していて、荷物届いたら冷凍庫に入れておいてと言われ、箱から中身を出して何かは知らなかったので、形からハンバーガーの冷凍物?って思っていました。

 

 何と冷凍されて届くんですね、あのフワフワのクリームが! 解凍したとは思えない、おいしいクリームと触感、お試しあれ。
頸椎は歯車のように動く
【プレミアムミルクマリトッツォ】
 大名ソフトクリーム通販サイト
 https://ec.daimyosoftcream.com/

 

あとがき

 

 風水の考え方で、「本命卦(ほんめいか)」っていうのがあります。 検索して調べてみると、自分の生年月日を入れれば自分の特徴を表す分類が出てきて、そこでその人の吉方位と凶方位がわかります。

 

 そして、家の見取り図と方位磁石を使って、北から南へ正確に線を引き、そこに八角形を合わせて自分の寝ている部屋や仕事をしている部屋、リビングの場所などを当てはめていきます。

 

 僕は分類が「乾(けん)」で、最大吉の方位が西でした。 そう!そこは、正に普段皆さまに施術をさせて頂いている場所です。

 

 やっぱり、自分が一番パワーがあるなと以前から思っていた場所でしたが、知らなかった風水で証明されてしまいました(^^;

 

 これ、けっこう当たってますから、よかったら調べてやってみてください。

 

 

 

続きを読む≫ 2021/09/01 21:38:01

シロハ便り 第150号 2021年7月

 

痛みの原因の特定と治癒

 

 冬が終わり、日が長くなってきたなあ〜と思っていたら、もう7月ですね。

 

 6月21日の夏至の日にこれを書き始めたのですが、ちょっと気になって調べてみました。

 

 日が沈むのが一番遅い日が夏至ではなかったんですね。 日の出から日の入りまでが一番長いのが夏至ですが、日が沈む(日の入り)が一番遅い、つまり夕方暗くなるのが一番遅い日は、夏至から1週間ほど後になるそうです。

 

 日の出は、最も早い日は、夏至の1週間ほど前の日になるらしいです。これは日本中、ほぼ同様にそうなるそうです。

 

 6月の終わりを堺に、夏はこれからどんどん暑さを増していきますが、日は少しずつ短くなっていきますね。

 

痛みの原因の特定と治癒

 

 2011年9月のシロハ便りに書いていた記事を読み直してみました。 今と全く同じことを書いていて、それから10年、全くブレていません。

 

 当時は実際の経験よりも理論的にそうであろうという気持ちが強かったのですが、今では経験値も上がり、確信して言うことができますので、ここでもう一度リライト版で載せたいと思います。

 

 

 慢性症状で辛い時、さんざん病院をまわって、その原因を調べて、“異常ありません” とか “老化ですね” とか“ストレスでしょう” などと言われて、薬と湿布、もしくは注射で様子を見ましょう・・・  が一般的なパターンです。

 

 あなたが、長年にわたり苦しんできた慢性的な痛みや症状は、必ずなんらかの明確な原因があって発症していることは間違いありません。けれども、その原因は非常に分かり辛く、人が外から調べても(CT やMRI を使用しても)なかなか特定することができません。

 

 なぜなら、身体と脳と神経が常に痛みからの解放を望み、痛みを抑えようと動き続けるため、元々の原因となっていたものが奥の方にしまいこまれてしまい、表面上の情報からは見えない所へ、痛みの原因が押し込まれている場合が多いからです。

 

 あなたの身体と脳と神経は、常に楽になろうとし常にダメージを深くしないように身体の構造を変化させ続けています。

 

 その上で無理をさせ続けると身体から、もうこれ以上無理です! という強い、そしてしつこい、やっかいな痛みとなって出現します。

 

 例えば腰痛持ちの人で、こんな話をよく耳にします。

 

 「初めは、右の腰がいたかったんです。 それが、何年かして治ったんですが(痛みがなくなった)、今度は左のおしりから足にかけて痛くなって、それが、どこで診てもらってもなかなかよくならないんです・・・」

 

 あなたも経験ありませんか?もともと痛かったところが、ある一定期間を過ぎると治ったように感じ、その後、数年以内に別のところに痛みが理由も分からず発症していたことが。

 

 これは、痛みの元になっている、初期の頃に痛かった箇所が治ったわけではなく、脳が慢性的な痛みに耐えられず、その部分の神経を鈍くすることで痛みの伝導を抑制しただけだったからです。

 

 それに加えて、鎮痛剤の投与や注射などでその部分の神経の伝達を鈍くしていくことにより、さらに痛みの元となっている部分には蓋がされてしまいます。

 

 本来、鎮痛剤の使用目的は痛みを一時期抑え、時間をかせぎ、その期間に自然治癒力によって回復をはかることです。

 

 しかし、痛みを抑える薬剤の過剰な投与によって神経が脳に異常個所の状況を伝えられなくなってしまっては、脳に情報が入ってこなくなるので、脳は自己回復させる能力を発揮できなくなっていきます。

 

 結果、痛みの根本原因となっている部分は異常があるにもかかわらず、痛みが出てこない保留状態になり、脳も治そうとしなくなるのでさらにダメージを蓄積させます。

 

 神経は、異常があるにもかかわらず、それを脳へ伝えられなくなるため、仕方なく別の神経経路を使ってその異常を脳へ伝えようとします。

 

 それが異常はないのに出てくる頭痛であったり、おしりやふくらばぎにこびりつく坐骨神経痛であったり、突然発症するしびれを伴う電気が走るような痛みであったりするのです。

 

 その痛みを治療するのに、その痛みが出ている個所をいくら治療しても鎮痛剤をうっても、効かないことが多いです。なぜなら、その痛みを生んでいる原因箇所はそこにはないからです。

 

 もう、そうなってからでは、痛みの原因を外から特定することは困難です。 痛い箇所と原因となっている部分が別なのですから。

 

 そこで登場したのが、ならば、脳と神経に問題個所を特定させ脳と神経によって自己治癒させようという考え方です。脳には、痛みを抑えるため変化させ続けてきた身体の記録が残っています。

 

 それを使ってベストな状態だった頃へ戻っていかせるような療法が考えられたわけです。

 

 それこそがカイロプラクティックの根本的な理念であり、それを実現させたのが上部頸椎の調整法です。 決して、歪んでいるところをポキポキと矯正し骨格のズレを治してしまおうという安易な発想から生まれたわけではないのです。

 

 あなたの脳も神経も身体も、持って生まれた能力の全てがあなたが健康な状態になることを望み、働き続けています。

 

 医師による診断や検査で原因がわからなくても、たとえ老化ですと言われてもストレスと言われても、外から見て判断出来ることなど、微々たるものであり、あなたの脳の中にはちゃんとどのように症状が発症したかというストーリーが記録されていて、健康な状態へ戻るための、そこへ遡るための道筋がちゃんと残っています。

 

 ただ、その道筋が長いか短いかの違いだけです。

 

 その道のりを正しい方向へ進ませていくために私の施術はあります。 自分の脳と身体と神経にしっかりと記憶されている改善へ向けてのストーリーを信じて、確信をもって進んで頂きたいと思います。

 

おすすめ

 

 鬼滅の刃などのアニメ・映画で活躍している人気声優がテレビの番組で紹介していた、声優ご用達ののどシロップがあります。

 

 その番組の直後は品薄でしたが落ち着いたようなので注文してみました。 声を商売にしているプロが絶賛ののどケアシロップ、お薦めです。

《京都念慈菴》 複方川貝枇杷膏(川貝ビワのどシロップ) 1箱12ステック入 《台湾 お土産》 [並行輸入品]平日2-3日出荷。国際ePacket到着目安:約6?10営業日

 

あとがき

 

 去年の9月からボイトレのレッスンを受けています。 自分はあまり音楽は好きというわけではなく、音楽は全くやってこなかったのでどうかな?と思っていたんですが、これがとても楽しい♪

 

 音の高さ(ピッチという)を正確に声で出す練習もずいぶん出来るようになってきて、曲の練習に少しずつ入っていくところです。

 

 今回紹介したのどシロップは、次のレッスンに備えて取り寄せてみました。 いい声が出るかな?

 

 

続きを読む≫ 2021/09/01 21:13:01

シロハ便り 第144号 2021年1月

 

ヒートショックに注意

 

 ラニーニャ現象によって今年は強烈な寒波にみまわれた年末年始になりました。

 

 体調管理が難しい中、コロナの感染状況も未だ衰えをみせていません。感染防止に手洗い、うがい、マスクを徹底させるのと同時に自己免疫を高めておくことがとても大切になります。

 

 ワクチンで出来る抗体は、免疫システムでいうと後方部隊であり最終防衛ラインです。その前に自己免疫機能が先発部隊として、ウイルスに対して先制攻撃を行います。

 

 この先制攻撃力が高いか低いかによって、ワクチンで作られる最終防衛ラインの威力にも大きな差が出来てきます。

 

 自己免疫力は高めておくに越したことはないです。 それには、バランスのとれた食事や質の高い睡眠、安定した生活リズムで体内時計を整えておくことが必須です。 

 

 がんばりましょう!

 

ヒートショックに注意

 

 冬になって多くなる事故として極めて危険なのが、ヒートショックです。 年間では、なんと交通死亡事故の実に4倍の人がヒートショックで亡くなっています。

 

 まず、暖かい部屋から寒い所に出るだけで血圧が上がります。 うちの家族にもよく注意をするのですが、郵便受けを見に行ったりゴミを物置に置きに行ったり、ちょっとの用事で家から外に出る時に部屋着のまま行くことがあります。 必ず上に一枚羽織るようにきつく言います。

 

 暖かい所から寒い所に出る場合は、絶対に甘く考えずに厳重に注意を払ってください。 そこが危険であるという意識が欠けていると、お風呂に入る時の脱衣所が危険であるという意識が飛んでしまいます。

 

 脱衣所で血圧が上がり、熱いお湯に入ってさらに急激に血圧が上がります。 この時に脳溢血を起こす人も多いです。

 

 そして、お湯につかって身体が温まってくると血管が開いていき、今度は血圧が急降下します。 すると意識が薄れてしまい、湯船につかっている時ならばそのままお湯の中に沈んでしまったり、また湯船から上がろうとする時ならば転倒して頭を強打し脳内出血を起こすような事故につながってしまいます。

 

 そのような事故を防ぐには、出来るだけ脱衣所と浴室を温めておくことが一番です。脱衣所用に小型のヒーターなどを用意しておくのもいいでしょう。 浴室は浴室暖房があれば使いましょう、なければお風呂にお湯を溜める時にシャワーからお湯を出して浴槽に入れるとシャワーの蒸気で浴室が温まりますのでおすすめです。

 

 そしてお湯の温度も正しく守ってください。 どんなに寒い時でもお湯の温度は41度までです。 42度以上は絶対にダメです!

 

 41度と42度の間には1度の違いですが大きな差があります。 人間の体温の平熱は36.5度です、42度の温度では体温を保つのに負担が大き過ぎます。

 

 冷えた身体にいきなり42度以上の熱いお湯では、脳はその高温のお湯を危険だと判断し、交感神経を強く働かせ身体の表面の皮膚組織を強烈に緊張させます。 

 

 そして、身体の表面の近くを通っている毛細血管を収縮させ血流量を絞ります。 皮膚に触っている熱いお湯と身体の表面近くを流れる血液との熱交換を極力妨げることで、血液が急激に温められるのを防ぐためです。

 

 身体の表面を覆う毛細血管が収縮することによって、末端への血流が絞られれば当然血管全体では内圧が高くなり、結果血圧が上昇します。

 

 寒い脱衣所、寒い浴室、熱すぎるお湯、この条件が重なって起こる血圧の急上昇の危険性をよくよく認識して頂きたいと思います。

 

 そして、私が皆さんに常日頃、口を酸っぱくしておすすめしているように、半身浴をしてください。 心臓をお湯に浸けずにぬるめのお湯で20分から30分入浴することが一番身体にやさしく、また一番よく温まります。

 

 心臓は熱を発している臓器です。 体温は心臓と筋肉の動きによって作り出されています。 その熱を発している心臓と冷えた末端の手足を同じようにお湯に浸けていたら、手足が温まる前に心臓が温まり過ぎます。

 

 体温をある程度一定に保つためには、心臓が温まり過ぎてしまうわけにはいきませんので、その場合も脳は交感神経を働かせ身体の表面に緊張をかけ、毛細血管を収縮させ血流量を絞り熱を体内に入れないように働きます。

 

 結果、血圧もさらに上昇し危険も増します。 身体は熱を防御しようと緊張してしまいますが、それでも心臓で熱せられた血液が全身に送られることにより、今度は急激に血液の温度が上昇することになり、自律神経での制御が間に合わなくなります。 

 

 するといっきに血管の緊張が緩んでしまい、今度は血圧が急降下してしまいます。 お風呂場で転倒して意識を失ったり、頭を強打して脳内出血を起こすという極めて危険な状況が出来上がってしまいますので、厳重に注意してください。

 

 熱すぎるお風呂に入るのは危険なだけでなく、表面が焦げて中が生の料理のような状態になるので、身体は温まりません。 弱火でじっくり火を通す料理のように、ぬるめのお湯で半身浴を時間をかけて行うのが一番身体を温めます。

 

 それにより、副交感神経が充分に働くようになり、それが質の高い睡眠へとつながっていきます。 これは免疫機能においての自己免疫強化にも大変役に立ちますので、がんばりましょう。

 

れもんちゃんへ愛を込めて

 

 先月、12月15日に、ビーグル犬のれもんちゃんが亡くなりました。 13歳と8か月でした。 

 

 その日は、うちの定休日で、僕も妻もお休みの日、たくさん遊んでお出かけして旅行にも行った、楽しい思い出をたくさん作ってくれた火曜日に、その日を選んだかのように、その曜日に・・・旅立ちました。

 

 ほんとうにかわいくて、おりこうさんで、最後の最後まで、ちゃんと僕たちのことを考えているかのように、ほんとうに親孝行の娘でした。

 

 僕が白葉整体院を開いたのが、れもんが1歳半の時です。 それからずっと、僕の仕事をれもんは見守り続けてくれました。 

 

 それから12年間、飽きっぽい僕がシロハ便りを毎月書き続けてこられたのも、れもんがいたおかげです。 れもんの写真をたくさん載せてきました。

 

 このシロハ便り、第1号にも書いていましたが、うちにれもんが来たのは、実は妻が流産した直後でした。

 

 れもんは僕たちの子供の生まれ変わりのようで、かわいくてかわいくて、大好きで大好きで、大切に育ててきました。 れもんちゃんには、ずっと僕たちは助けられてきたんです。

 

 また、うちに迷い込んだ赤ちゃん猫のみーちゃんを、うちで保護して家族にしてくれたのもれもんちゃんのおかげで、みーちゃんにとっても大恩人でした。 ほんとうにれもんには感謝しかありません。

 

 そのみーちゃんは、れもんがいなくなってから、今まで以上にうちの中を駆け回って遊んでいます。 自分の天下がきたと思っているのか、それともれもんちゃんの代わりに自分が頑張ろうと思っているのか・・・ みーちゃんがいてくれてほんとうによかった。

 

 れもんが旅立ってから、バタバタと色々連絡をしたり火葬の準備をしました。 今、便利なペット葬儀屋さんがあって、火葬できる窯を車に積んで引き取りにきてくれる所がありました。 

 

 そこにお願いして来てもらい、ご遺体を引き取って迷惑にならない所まで車で移動し、火葬してお骨にして届けてくれるシステムでしたが、うちは、ここなら庭でも出来ますと言ってもらったので、れもんはどこにも行かず、一緒にボール遊びを夢中でやった大好きなうちの庭で空に帰っていきました。

 

 お骨になったれもんを見たら、以前から患っていた肝臓が焼け残って脊椎にくっついていました。 こんなに悪くなっていたんだなと思いましたが、でもがんばって生きてくれました。

 

 悲しかったですが、うちで火葬が出来てお骨を見られたことはよかったです。 生前にかわいがってくれた親戚も駆けつけてくれて、みんなでお別れと見送りができたのもよかったです。

 

 お骨を少し入れておけるカプセルがあり、歯科衛生士の妻はれもんの犬歯を、僕はれもんの頸椎をそれぞれカプセルに入れてもらいました。 これからもずっと一緒に、たくさんの思い出と共に、僕たちを見守っていてくれると思います。 

 

 冒頭の写真はれもんのハウスを組みなおして壁に貼り付けて作ったメモリアルです。写真や思い出の品をたくさん飾りました。

 

 このシロハ便りを通して、れもんを見守ってくださいました皆さまにも、心より感謝申し上げます。 これからもこのお便りは続けさせて頂きますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

続きを読む≫ 2021/01/05 13:21:05

シロハ便り 第143号 2020年12月

 

痛いと動きたくなる心理

 

 コロナで大変だった今年も師走に入りました。いつもの年とはがらりと生活が変わってしまった1年でしたね。

 

 まだまだコロナの影響は様々なところで残っていますが、感染症対策の意識が高まったことで、インフルエンザや風邪予防にもなっています。

 

 うがい、手洗い、マスクを徹底して、規則正しい生活習慣、食事などを心がけることは、コロナが治まった後でもとても健康管理に役立ちます。

 

 悪いことばかりではない、コロナから学ぶこともある、そう信じて、来年も進んでいきたいものです。

 

痛いと動きたくなる心理

 

 普段は意識していなくても、身体のどこかが痛くなると急に動かしたくなる心理があります。 腰が痛くなったら運動不足かなと思って筋トレを始めたり、肩が痛くなって腕が上がりづらくなったら肩をぐるぐる回したり、坐骨神経が痛いのに動かないと動けなくなると思い込み、無理して歩き回ったりする人がとても多いです。

 

 これなんですよね、痛いと動きたくなる心理は『動かないと動けなくなる』と思い込んでいる、もしくは思い込まされている。

 

 いいですか! 痛い時には動くな!!!! これは僕が言っているのではなくて、身体からの信号であり命令なのです。

 

 動くと、動かすと、悪くなるから痛みを出して動きを制限しようとしているのが身体です。 それを無視して無理に動かせば、もっと悪くなります。

 

 これは動物の方がよくわかっています。 自然の本能であり余計な知恵に惑わされていないので。 ところが人は、色々な所から様々な余計な知恵や情報にさらされて、踊らされています。

 

 動くのは身体が良くなってからです。 身体が良くなって動いても大丈夫になったら、ちゃんと痛みも治まり関節の可動域も元に戻り動かしやすくなります。

 

 痛みもなく通常の状態になってから、運動なり体操なりをやって身体を整えるのならば、何をやってもいいですし、適度な運動は大いに推奨します。

 

 しかし、普段何もない時に身体のケアを怠り運動不足だったのに、どこかを痛めてから急に運動しなきゃと思い立って動かす人が多いです。 それは完全に逆効果になりますのでやらないでください。

 

 身体のどこかに痛みがある時や動くと痛みを伴い動かしにくくなった時に、このままでは動かなくなるという強迫観念に襲われる気持ちは分かりますが、身体は、今、そっちに動かすと壊れるもしくは悪化するという方向の動きを、可動域を抑えることで動かないようにし、痛みを伴わせて動かさないようにすることで守っています。

 

 痛みとは、身体の不調を伝える信号であると同時に、動きを止めてそれ以上悪化しないように守る役目もしているのです。

 

 その理解の上で、どう痛みに対処していくのかがとても重要になります。 それにはまず、痛みの性質と種類を分けて考える必要があり、それぞれによって対処法が違います。

 

 まず、筋肉的な痛みは一番早く自然に治まっていく痛みです。 筋肉痛や打撲や捻挫などの痛みがそれです。

 

 この痛みに対しては、ほとんどの人が、すぐ冷やせと言いますが、実際は温めた方が治りが早いです。

 

 これは風邪をひいて熱が出た時と同じと考えてください。 昔は風邪をひいたらお風呂に入るなと言われていました。 しかし、今は余程の高熱でない限りお風呂に入って温まることは良いとなっています。 

 

 昔のお風呂は母屋と別になっていて、冬にお風呂に入るには一度母屋から外に出てお風呂に行かなければならず、その時に湯冷めするので風邪をひいたらお風呂に入るなと言われていたのが理由です。

 

 風邪をひいて熱が出るのは、その熱で体内に侵入したウイルスを攻撃して戦っているためなので、風邪を早くしっかり治したかったら、解熱剤など飲まずにしっかりと身体を温めておいた方が戦闘力は高くなるのです。

 

 しかし、40度の高熱になるとそうも言っていられないので、そうなったら解熱剤で熱を下げながら療養する必要が出てきます。

 

 筋肉的な痛みも同じ考えで、筋肉の痛みに伴って熱をもっていても腫れていても、それは患部に血液を多く集めることで修復をしているためなので、冷やして腫れをひかせようとするのは余計なお世話になります。

 

 しかし、患部をミリ単位で動かしても激痛でつらいくらい腫れあがっているのなら、それがある程度治まるまで冷やそうかというのはありです。 しかし痛みが落ち着いてきたらいち早く保温もしくは温熱療法で温めることが患部の修復を早める助けになります。

 

 次に慢性的な身体の痛みで長期間続く痛みですが、この痛みは患部がどこであれ、ほとんどが筋肉的な痛みではなく神経を走っている痛みです。

 

 この慢性的な痛みは関節に痛みが走ることが多く、長期間痛みが続くことがあるのでずっと安静にしていることが難しく、動いてしまうのでさらに悪化、もしくは別の場所に痛みが飛び火する特徴があります。

 

 慢性的な痛みは長期間断続的に、または定期的に痛みが出てきますので、その間中ずっと動かないことは不可能ですが、無理をしないこと、そしてあえて痛めている患部を余計な運動や体操などによって動かそうとしないことは重要です。

 

 また、慢性痛の最もやっかいなところは、痛くても日常生活の中や仕事などで動いているうちに、痛みでは動きを止められない故に今度は脳が脳内麻薬で神経に作用し痛みの伝達を鈍らせるようになることです。

 

 すると本人は、動いていたら楽になってきたことで改善したと勘違いします。 これも、痛くても動けという経験値からの心理に繋がっています。

 

 しかし、改善して治ったわけではなく、痛みが鈍くなっただけなので、痛みを感じず普通に動かし続ければ、そこは古傷となってじんわり悪化し続けます。

 

 そしてその古傷が増え、重なり、蓄積されて、別の神経ラインにバイパスして古傷とは関係ないところに強烈に痛みを出してきます。 ここまで進むと改善させるにはかなりの時間と我慢が必要になります。

 

 だからこそ、痛みの信号を無視してはいけません。 動いていれば楽になるとかで軽視してもいけません。身体が痛いからやめてと言っている、痛いという声に耳を傾けてください。

 

 その痛みを嫌うのではなく、無理に鎮痛剤で抑え込むのではなく、身体を労わった上で根本的な改善を目指して一緒にがんばりましょう。

 

おすすめ

 

 先月号で書いた反り腰防止に使えそうなスリッパがありました。 反り腰になり足が前に流れるのを防いで楽な立ち方になっていくと思います。

 


 

あとがき

 

 今年もあとわずかとなりました。 コロナ過の中、ご来院くださいました皆さまに厚く御礼申し上げます。

 

 まだまだコロナも落ち着きませんが、来年の皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

続きを読む≫ 2020/12/10 17:48:10

シロハ便り 第142号 2020年11月

 

背筋は伸ばすな!腰を引け!

 

 今年も急に寒くなりました。 衣替えはもう済みましたか?

 

 僕は寒がりなので、冬物を出すのは早い方です。それでも昔にくらべたら、ずいぶん寒さに強くなったと思います。

 

 20代の頃は、厚手の靴下を重ねて履いていても足先が痛いくらいに冷たくなっていました。

 

 今では全然平気です、自分の血行が良くなったのもあるでしょうが、30年くらい前の冬はもっと寒かったのかもしれませんね。

 

 今年も寒暖差の激しい冬になりそうですから気を付けましょう。

 

背筋は伸ばすな!腰を引け!

 

 姿勢を良くしようとすると、みんな背筋を伸ばそうとします。 ダメです! 無理に背筋を伸ばしても絶対に姿勢は良くなりません。

 

 気が付くと、背中を丸くしているなと思って、伸ばそうとする気持ちは分かります。長時間座りっぱなしで作業をしていて、たまに伸びをするのはとても良いことです。

 

 しかし、たまに身体を伸ばしてほぐすのと、姿勢を良くするのでは全く意味が違います。 立っていても座っていても、どちらでも姿勢を気にして背筋を伸ばそうとするのは、逆に身体に負担をかけてしまい、特に腰を痛めることになるので、絶対にNGです。

 

 人間の背骨は生理湾曲と言って、S字の湾曲になっています。 そのS字のカーブが丸くなると姿勢が悪くなったと思い、それを伸ばそうとします。

 

 背筋を伸ばすと確かに背中の背骨のカーブは伸びるのですが、腰の周辺の背骨のカーブはそれに連動して伸びるわけではありません。

 

 背筋を伸ばそうとして上体を起こすと、それに連動して下っ腹が前に突き出る形になります。 すると腰が前方に反り返って、反り腰になります。

 

 反り腰になると、それに連動して骨盤が下を向くことになります。 この反り腰と骨盤が下を向くことが、一番腰に負担のかかる形です。

 

 

 この図のように、無理に背筋を伸ばそうとすると腰が前に突き出てしまいます。
背筋は伸ばすな!腰を引け!

 

 骨盤の向きも水平ではなく前に倒れて下を向くようになります。この姿勢が一番悪いし、腰に負担がかかります。 

 

 背筋を伸ばすのではなく、姿勢を気にするならば、下っ腹に力を入れて、引っ込めるようにし、腰を引くことで骨盤を水平に戻すように起こすことが大切です。

 

 腰痛になると予防のために腹筋を鍛えましょうと言うお医者さんもいますが、その本当の意味は、腹筋が弱くなることで、背骨の腰椎のカーブが曲がり、反り腰になることで腰に負担がかかるのを防ぎましょうということです。

 

 しかし、腰の痛い人にアスリートのような腹筋トレーニングなど出来るわけがなく、腹筋を鍛えたからといって正しい姿勢になるわけではありません。

 

 ずっと立っていると腰が痛くなってしまう人は多いです。 電車でずっと立っていたり、台所でずっと立って炊事をしていたりして、腰が痛くなってしまうことがあるでしょう。

 

 そのような場合には、立ち方を工夫することをお薦めします。 下っ腹に力を入れて少し腰を引くように立っていると腰はずいぶんと楽になります。 

 

 この立ち方がなかなか上手く出来なかったり、すごく意識していないと出来ない場合には、いい方法があります。 それは、内股にして立つ方法です。

 

 立っている時に自分の足元を見てください。 つま先が外に開いて逆ハの字になっていると思います。 このつま先を閉じて内股にすると骨盤が起きて腰の位置が後に下がります。

 

 この時、完全にハの字になるまで内股にする必要はありませんが、足元を見て両足が平行くらいになるまでやってみると自分ではかなり内股にしている感覚があると思います。 そこで充分ですし、それ以上やると今度は膝に負担がかかり過ぎます。

 

 立っている時に自分の足元を見て両足が平行か少しハの字になっているくらいの内股にしてみると、腰が引けて骨盤が起きるのと同時に足のふとももの内側に強い圧を感じると思います。

 

 実は内股にして立っていたり歩いたりすることで、足のふとももやふくらはぎの内側の筋肉を鍛えることに繋がり、普段使っていない足の筋肉が鍛えられます。

 

 このふとももやふくらはぎの内側の筋肉から足の老化が始まります。 ここの筋肉は、普段使われにくく、足の筋力を弱める最大のポイントになります。 身体の中心線に近い方の内側の筋力が落ちることで、身体を中心線で支えられなくなり、体重を身体の外側や前後に分散させて支えるような骨格に変化していきます。 その最たる弊害が反り腰でありO脚(おうきゃく)です。

 

 内股で動く動作には老化防止効果があり、日本舞踊の動きなどはとてもよいエクササイズになります。 内股で立ち、内股を意識して歩くことで普段使っていない足の内側の筋肉を鍛えることが、最も手軽で効果的な足の老化防止と言えます。

 

 

 もう一つ、日頃よくつまずくという人は、この反り腰が大きな原因になっているかもしれません。 もう一度この図をよくご覧ください。
背筋は伸ばすな!腰を引け!

 

 反り腰になると腰が前方に突き出ますので、足も斜めに傾きます。ということは、地面と足の角度が前方に向けて鋭角になるということになります。

 

 地面と足が垂直ならば、少し足を上げるだけで前に出してもつっかかりませんが、足が前方に斜めに傾いていたら、よほど足を上げなければ前に出した時に地面を蹴ってしまいます。

 

 いくら背筋を伸ばしているつもりでも腰が反ってしまえば身体全体が前方に傾きますから、この状態で歩けば前つんのめりになり足も地面を蹴りやすいので、ちょっとした段差や障害物があればすぐにつまずきます。

 

 つまずくようになるとすぐに、筋力低下や老化によって足が上がらなくなったのかなと思い込んで、筋トレをやった方がよいでしょうかと聞いてくる人も多いですが、まずはその現象をしっかりと分析して、その意味と構造を理解することが大切です。

 

 以上のことから、よくつまずくという人も、まずは自分の反り腰を修正してみてください。 意識してやるのが辛ければ、内股にして立って歩いてください。 それが最も簡単で効果的なつまずき防止と老化防止の方法となります。

 

 そして、座っていても立っていても、背筋は伸ばさないように、下っ腹に力を入れ腰を引き、姿勢を気にするならば胸を張ってください。 背中は縦に伸ばすものではなく横に広げるものです。 そうすれば、もっと楽になり、もっとよい姿勢に見えるようになります。

 

続きを読む≫ 2020/11/02 14:41:02

シロハ便り 第141号 2020年10月

 

違和感を大事に!

 

 お彼岸を過ぎて急に涼しくなりました。 気温の変化に身体がついていけてないと思います。

 

 自律神経の負荷が大きくなると身体の調整機能が狂いだします。

 

 胃腸の調子、睡眠、呼吸、体温調整、などが上手く働かなくなり不調があちこちに出始める時期です。

 

 身体の調整に多くのエネルギーを使って、なんとか合わせようとするので、なんとなくだるくなったり、疲れを感じたりしやすいですが、異常ではないので、なるべくゆっくりと身体を休ませてあげてください。

 

 季節の変わり目は無理は禁物です。 身体を労わりましょう。

 

違和感を大事に!

 

 自分の感覚というのは実に多くの影響を受けています。 そして、感覚は慣れが生じます。 たとえ自分の感覚がズレていても、それが恒常的に続くとそれに慣れてしまうものです。

 

 そこで大切なのが第三者からの視点です。 人に見てもらうことで、自分では気が付かなかったズレがはっきりとしてきます。

 

 最近、ボイトレ(ボイストレーニング)を受け始めました。 そこでも自分の声に対する自分の感覚と、プロが聞いた僕の声とは、全く違う感覚のものでした。

 

 自分では声が高い音だと思っていて、歌を歌っていても高音は出しやすいけど低音が出しにくいと思っていました。 しかし、実際は、僕は歌を全て1オクターブ下で歌っていたことがプロからの指摘で判明しました。

 

 自分では全く気が付かなかったことですし、絶対に分からなかったことです。 自分では、自分の声が高音に聞こえていたし、歌手の歌声も自分には実際より低い音に聞こえていました。 

 

 僕のボイトレは、まずその感覚の矯正と音程の基礎練習から始めています。 そして、少しずつですが、自分の声の高低に対しての違和感が分かってきたところです。

 

 これってかなり大きな1歩だと思うのです。 僕は何か新しいことにチャレンジする時に、最初の大きな壁となるのが、この違和感を受け入れることだと思っています。

 

 自分の感覚のズレは、自分で正しいと思っていることの否定でもあります。 これを受け入れることは、人によってはかなり難しいことにもなるでしょう。

 

 でも、これを受け入れなければ絶対に新しいステージに進むことはないと思います。 違和感があるからこそ、そこに改善点があるはずで、現状が何かおかしいと感じるならば違和感のある方へ進むしか変化は得られないからです。

 

 自分の声に対する違和感は自分では全く分からなかったけど、プロのボイストレーナーからするとはっきりと分かるわけです。 

 

 そして、プロは、そこから改善へ導く方法を知っています。 そして、それはプロにとっては特別なことではなく、多くの人に同様に当てはまることであり、同じような人を数多く見てきた結果から導き出した方法を知っているのです。

 

 ここで話を姿勢や骨格に戻します。 私は仕事として、人の姿勢や骨格を見ていますので、どれだけ歪んで傾いて曲がっているかはすぐにわかります。 しかし、この仕事をする前は、全くそんなことを気にもしませんでしたし気が付きもしませんでした。

 

 プロとして毎日やっていることは習慣となり、以前は気にならなかったものが気になって仕方なくなります。例えば、テレビを観ていても、役者さんや歌手の口が曲がっているとか、こんなに身体が傾いてお芝居しているのかとか、こんなに首が前に出ていてよく歌えるなとか、気になってしょうがないです。

 

 それでも、どんなに歪んで見える人でも、自分では気が付いていないのです。 そして、たとえそれを人から指摘されたとしても、自分で自分の姿勢を治すことは不可能です。

 

 どんなに首が傾いている人でも、その人の見る世界が、それだけ傾いて見えていることはなく、その人の傾いた視点で水平がとれてしまい、感覚の中では違和感なく見えてしまいます。

 

 自分から見た姿勢や自分の感覚で正した姿勢は、絶対に良い姿勢にはなりえません。 
 良い姿勢とは、自分は楽な姿勢でいるのに、周りの人が見て良い姿勢に見える姿勢のことです。

 

 首の調整をすると頭の重心位置が正常方向へ動き、それに伴って全体の骨格が変化しだします。 姿勢とは頭を一番楽に支えられる骨格の位置のことを言います。 よい姿勢とは、頭の重心位置が背骨の直上に正しく乗っている時に一番楽にいられる骨格の位置のことを言います。

 

 頭がズレた位置にあっても自分の感覚はそれに慣れてしまいますので、自分では自分の正しい骨格の位置は認識することは出来ません。

 

 そこで、施術により頭の位置が変化すると、自分の今までの感覚とは違った骨格のバランスになります。 ここで初めて今までの自分の感覚とは違った違和感が生まれます。

 

 施術後に立ってもらった時、バランスを崩しよろける感覚を体験した人も多いと思います。 そのバランスを崩したような感覚が、今までの自分の骨格での感覚と施術によって変化した骨格との感覚の違いであり違和感です。

 

 この違和感こそが、骨格が正常位置の方向へ変化している証です。 この変化を積み重ねていくことで、姿勢は正しい形に変化し続け、安定していくことになります。

 

 そして、自分では何も意識せずとも、楽な姿勢をとっているだけで、周りの人から見るとすごくよい姿勢に見えてくるのです。

 

 この違和感も一瞬で慣れてしまうものですが、このような感覚の変化が起こることは、とても素晴らしいことです。 身体の骨格が大きく正常位置へ動いている証拠でもあります。

 

 違和感があることを恐れる必要はありません。 違和感があればこそ、そこに変化があり、改善への道があります。

 

おすすめ

 

 コロナの影響でカラオケに行かなくなった人も多い中、お家で楽しむための工夫もすごく増えてきています。

 

 若い子はワイヤレスマイクだけ買って、YouTubeでカラオケの音源を見つけてカラオケをしているそうです。

 

 僕が使っているのは、月1,000円で歌い放題、精密採点もできるカラオケソフトです。 Windows10のパソコンにインストールして使いますが、契約するとスマホにもおまけで使えるソフトがインストールできます。

 

 検索してみてください。 公式サイトはこちら ⇒ https://www.clubdam.com/win10/

 

あとがき

 

 Go to トラベルとかイートとか、皆さん使ってますか? うちは全く使う気配なしです( ;∀;) 理由はずばり、面倒くさい! あと、とにかく今は家にいようと・・・。

 

 コロナも治まる気配はないし、危うきには近寄らずって感じですが、でも一番は面倒くさくなってきたことです。 無理してでも旅行に行こうという意欲が、最近はあまり出てこない。 老化現象でしょうか??

 

 そのかわり、家の中で運動したりトレーニングは精力的にやるようになりました。 コロナを理由にどんどん出不精になって、さぼるだけさぼって動かないと本当にヤバイので、まめに体重計にも乗るようにしています。

 

 コロナ自粛中の健康管理に、体重計、体温計、血圧計などを適切に使って、まめにチェックする習慣はもちましょうね。

 

 

続きを読む≫ 2020/10/02 13:20:02

シロハ便り 第132号 2020年1月

 

上部頸椎と顎の関係

 

 新年、明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。

 

 2020年、いよいよオリンピックイヤーの幕開けです。

 

 灼熱の東京で熱い戦いが繰り広げられるのでしょうが、観戦に行かれる方は十二分に注意をしてくださいね。

 

 暑さ対策にも限界がありますから気分が悪くなったら早めに休むことが必要です。

 

 今年の冬も10年前に比べたら、そうとう暖かいですし、温暖化は年々激しく影響を及ぼしてくることは確実です。

 

 それと共に、気温差と気圧差が激しっくなっていきます。 その影響が健康面に出てくることも多くなってきます。

 

 その上で一番重要なことは、体調が変化することよりも、体調の変化にいち早く気が付くということです。 早く気が付き早く対応するメカニズムが、身体に備わっている最高の健康維持機能です。

 

 そして、皆さんのその機能を高めるのが、私の仕事です♪

 

上部頸椎と顎の関係

 

 頸椎の1番がズレると顎に影響が出ます。 頸椎と顎の関係はとても深く強い影響を及ぼし合っています。 たとえ本人に自覚がなくても、口を大きく開けた時に左右の顎で開き方に時間差やひっかかりがあることも多いです。

 

 そこで最近では、頸椎のズレの検査をする時に口を大きく開けてもらい、その時の顎のズレる様子や感触を見ることも試みています。

 

 検査をするにあたって、一番わかりやすいのは筋力検査で、頸椎をどの方向へ動かした時に筋肉が一番強く力を出しやすいかを見る方法です。 この方法は講座でも教えている方法です。

 

 顎の動きやひっかかりの感触を見て感じて検査する方法は、たぶん経験を積まなければ難しい方法だと思いますが、筋力検査ではそれほどの差が出ない人や、状態が良くなってきた人に対して、より細かく検査するには適した方法だと思っています。

 

 おかげ様で、うちも10年以上、皆さまの施術をさせて頂いてきましたので、長年通って頂いている方も増えてきました。 かなり良い状態を維持できている方も多くなってきましたが、さらにもう一歩、快適な状態へ進ませて行けるように、今後さらに細かく見させて頂ければと思っております。

 

 ただ、頸椎の状態が安定しづらい人は顎が不安定な人が多いのも事実です。 片方だけで噛み続ける癖のある人や噛み合わせの悪い人は、頸椎を調整しても安定しづらくズレやすい傾向にあります。

 

 逆に、頸椎がズレて顎がズレているのに、頸椎がズレたままで噛み合わせを調整してしまった人は、頸椎を調整すると逆に顎がズレてしまうのでどちらからも悪影響を与え続けることになってしまいます。

 

 基本的に顎がしっかりしている人ほど頸椎の調整をした場合よい状態が安定して維持される傾向にあり、顎が不安定な人ほど調整効果が維持しにくい傾向にあります。

 

 顎関節に問題がある場合は、時間が経てば頸椎のズレは止められないので、定期的に調整しつづけなければなりません。

 

 頸椎の調整は顎にのみ影響するわけではないので、調整をつづければ顎関節のみならず頭蓋骨全体のバランスも動いていくので、口が開きやすくなったりカクカクしなくなったり顔の歪みが整っていくような効果もあります。

 

 しかし、普段からよく噛む習慣をつけておくことも大切で、片方のみで噛む癖を注意し左右両側で意識的に噛むようにするとか口まわりの筋力を強化することも行うととても良いと思います。

 

 私がお渡ししている毛管運動のプリントの裏側に載せている『あいうべ体操』という口の運動は、そのような意味もありお薦めしています。

 

 年齢と共に口まわりや舌の筋力も低下するので、『あいうべ体操』を行うことで地道に鍛えにくい筋肉を使っておくことで、顎関節の強化や飲み下しをしやすくする効果などもあります。

 

 加えて、いびきや無呼吸症候群の予防・改善にも役立つと言われています。 いびきや無呼吸症候群では舌の筋力が落ちて気管をふさぐようになることが、その原因の1つと言われているからです。

 

 『あいうべ体操』は、その他にも、本来は口の筋力が落ちて口が開きっぱなしになることを防止し、口呼吸にならず鼻呼吸が出来るようにすることが目的としてあります。

 

 特に寝ている時に口が開いて口呼吸になってしまうと、まず口の中が乾燥しウイルスが繁殖しやすい状態になります。 そして口からダイレクトに空気中の菌を吸い込み続けるとその菌に対抗するためにウイルス攻撃系の免疫である顆粒球という免疫成分が活発に動くことになります。 すると顆粒球の活動が活発になりすぎることでそれに連動する自律神経の交感神経が過剰に強くなり自律神経のバランスも崩れます。 
 ウイルス攻撃系の顆粒球の過負荷により、次に本当に危険なウイルス、インフルエンザウイルスなどが体内に入ってきた時には、今度はそれに対抗する余力が弱くなってしまい、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。

 

 免疫成分には他に異物攻撃系であるリンパ球という成分があり、顆粒球の過負荷でリンパ球との成分バランスが崩れると、今度はリンパ球も過剰な反応をするようになり、それがアレルギー反応となって起こります。

 

 つまり、全ては繋がっているということです。 そして、私のお伝えしているものは、頸椎の調整効果だけでなく、身体が健全に全てが上手く回っていくように、そのために必要なことを網羅したプランがあって行っているものとご理解ください。

 

今年の年賀状

 

今年のうちの年賀状です。 今年もよろしくお願いいたします。

 

上部頸椎と顎の関係

続きを読む≫ 2020/01/08 15:14:08

シロハ便り 第128号 2019年9月

 

姿勢と骨盤の関係

 

 8月の猛暑でお疲れだと思いますが、体調はいかがでしょうか? 猛暑の原因の1つは、超強力な高気圧です。

 

 身体は高気圧にさらされると、外側の強い圧力に対抗しようとして身体の内側からも圧力を高めて押し返そうとします。
 その時、身体の表面の筋肉は、内外から強い圧力を受けるので緊張が高まり血圧も高くなります。

 

 その上での熱波ですから、身体の筋肉細胞や内臓への負担はおのずと強くなり、熱中症にならずとも身体のあちこちに疲れやダメージが蓄積されています。

 

 残暑も厳しいですが、この季節の変わり目にしっかりと身体を休ませ回復させておかないと秋冬にかけて抵抗力が落ちてインフルエンザなどにかかりやすくなります。

 

 しっかりと時間をかけて半身浴をし、なるべく充分な睡眠を心掛け、食欲の秋ですが、腹八分で胃腸にも負担をかけないようにしましょうね。

 

姿勢と骨盤の関係

 

 骨盤矯正というのを聞いたことがあると思います。 骨盤がズレて歪んでいるから姿勢も悪くなり腰痛などを引き起こしているので、その骨盤のズレを矯正しようという考え方です。

 

 上部頸椎カイロプラクティックと他の整体とでは、ここの考え方が真逆です。 下(骨盤)がズレるから上がズレるという考え方に対して上部頸椎カイロプラクティックでは上(上部頸椎)がズレるから下がズレるという考え方をしています。

 

 故に、私の考えは上部頸椎の方なのですが、骨盤が歪むという考え方にはとても違和感があります。 骨盤は歪むのではなく上下左右にフロートして動いているだけと考えているからです。

 

 他の整体では、悪い姿勢をとっていると骨盤が歪むと考えていますが、それは違います。 骨盤自体が歪むことはないからです。 

 

 そもそも人体の骨盤は人が二足歩行を始めたために上体や内臓を支えるために巨大になりました。 人間の骨盤は、全体の骨格に対する容積の割合が全哺乳類の中で最大です。 それほど人の骨盤は異常に大きく、哺乳類の中で最も難産な種とも言われています。

 

 それだけ大きな骨盤が歪むことはなく、歪みと言っているのはその骨盤の位置が上下左右にフロートするように動くことを言っているのです。

 

 ここで、なぜ骨盤の位置が動くのかが問題になります。 これが、悪い姿勢をしているから動くと言うのが、一般的なイメージになっており、そこから骨盤矯正という考え方が浸透してしまっています。

 

 しかしこれは違います。 骨盤は上体のバランスをとって動いているにすぎません。 
 上部頸椎カイロプラクティックでは、上部頸椎がズレることで頭の重心位置が移動し、その頭の重心位置のズレを補正するために下の骨盤が上下左右に移動してバランスをとっていると考えています。

 

 イメージとしては皿回しのようなもので、手のひらに棒を立ててその上にお皿を乗せて回す時に、上のお皿が動けばバランスをとるために手を動かします。 このお皿が頭で手が骨盤です。

 

 バランスをとってくれている骨盤の位置がおかしいからといって骨盤の位置を矯正してしまうと、骨格全体のバランスがバラバラになり、余計におかしくなっていきます。

 

 上部頸椎を調整し、頭の重心位置を正すと、自然に骨盤の位置も正しい位置に勝手に戻っていきます。 故に頭の位置がズレているのに骨盤を無理に矯正するのは避けるべきなのです。

 

 姿勢が悪いから骨盤がズレるということはありません。 逆に悪い姿勢に見えても、その人にとってはそれでバランスが取れているならば、そのまま楽な姿勢でいたほうが身体には負担になりません。

 

 その上で、長時間座っていて腰がつらくなると言うならば、定期的に上部頸椎を調整するのが一番ですが、普段気を付けるならば、姿勢を正そうとして背筋を伸ばすようにすることは絶対にやるべきではなく、下っ腹を引っ込めるようにして、下を向いた骨盤を起こすように気を付ける事をおすすめします。

 

 長時間座っていたり、ずっと立ちっぱなしで腰に負担があり痛くなるようならば、それは背骨の生理湾曲のS字のカーブが深くたわんでいることが原因です。 つまり猫背と反り腰は対になっているのです。

 

 その猫背を無理に伸ばそうと背筋を伸ばすようにすると、その反動で骨盤がさらに下を向くようになり、背骨との接点に無理が余計にかかります。

 

 そうではなく、下っ腹に力を入れグッと引っ込めるようにし、恥骨を前に突き出すようにして、お尻をグッと引き締めるようにすると下を向いた骨盤が起きてくるようになります。 すると骨盤と背骨の接点に無理がかからなくなり、その姿勢での腰の負担は大きく軽減してくるでしょう。

 

 このような動作は、座っている時も立っている時も歩いている時も行うとさらによいです。 

 

 ちなみに歩き方についてですが、昔の日本人の歩き方は腰に負担の少ない理想的な歩き方でした。 運動会で行進の練習とかをやらされた経験があるのですが、その時、中には緊張して手と足が一緒に出てしまう子がいたものです。 足を前に出したら手は後ろに引くところを、足と一緒に手も前に出てしまうと必ず注意されていましたが、実はこの歩き方が腰痛を起こさない理想的な歩き方です。

 

 つまり着物文化の日本人は、足と手を逆方向に振って歩くと着物がはだけてしまいます。 着物を着崩さずに歩くためには、腰と肩が同時に前に出るようにしなければなりません。 これは、骨盤と肩が同時に前に動くことになり、背骨がねじれる動きにならないため身体に負担をかけない動きになるのです。

 

 明治維新後に西洋文化が流入してきて、着物から洋服になっていく過程で手足を逆方向に振って颯爽と歩くようになってから、骨盤と肩がねじれる方向に動く生活習慣になり、骨盤と背骨の接点がねじれる運動によって錐もみ状態に負荷がかかり腰痛文化が蔓延したのです。

 

 昔の日本人はよく歩きました。 江戸から伊勢神宮へお参りに行くにも、平地が少ない日本を何日もかけて歩いて行けたのです。 

 

 日本を測量して地図を作った伊能忠敬は、測量で歩いた総距離が4万キロと言われています。 地球を歩いて1周するくらいを50歳を過ぎてから歩いたわけです。

 

 それを可能にしたのが骨盤と肩をねじらない同じ方向に動かす歩き方です。 モデルのような気取った歩き方では、こんなに歩いたら腰が砕けるでしょう。

 

 お散歩を習慣にしている人は試してみてください。 手足を同じ方向に動かすか、もしくは足と同じ方向に肩を出す、つまり腰と肩がねじれる方向に動かないように、上体が一枚の板のような状態で歩くのがポイントです。

 

 その時にも、下っ腹に力を入れて、中に引っ込めるように意識をすれば、よほど姿勢もよく見えます。

 

あとがき

 

 実は私も下っ腹に力を入れておくことを意識し始めたのは最近です。 理由は太ってきたからです。 原因は明らかに運動不足でした。

 

 そこで7月の中旬くらいからプランを練ってダイエットを始めました。 と言っても、極端な食事制限や食べ物に気を付けることはしていません。 いつもと同じ物を食べていますが、いつもお腹一杯に食べていたのを腹八分くらいにしただけです。 

 

 一番の課題は運動不足の方でした。 おかげ様で忙しくさせて頂いておりますので、わざわざ時間を作って運動に行くことは無理だと思いました。

 

 そこで考えたのが、家を出てお散歩に行くのは天気や時間の都合上無理と判断し、家の中で出来ることをしようと思いました。 初めはルームランナーでも買おうかと思いましたが、やらずに放っておくことが目に見えていましたので断念し、飽きずに続けられる方法を模索したところ妙案が浮かびました。

 

 ヘッドマウントディスプレイを購入し、それで映画やドラマを見ながらその場で足踏みや踏み台昇降をやるという方法です。

 

 これなら飽きずに、暇をつぶしながらいつでも運動ができます。 これがハマりました!

 

 これを書いているのが8月下旬ですので、ダイエットを始めてから1か月ちょっとですが、体重が4kg減り、ウエストが8cm減りました。

 

 これに加えて下っ腹を引っ込めるように意識していたら、ポッコリ出てきた下っ腹が引っ込んできました。

 

 足踏みや踏み台昇降をする時には手足を同じ方法に動かすように注意しています。 
 毎日トータルで1〜2時間やっていますので、かなりの運動になりますが腰に負担を感じることは全くありません。 膝に負担がかかりますが、予防として必ず毛管運動をしてからやるようにしています。 

 

 ダイエットのコツとしては、筋トレと有酸素運動を組み合わせてやることです。 筋トレで脂肪を燃焼するエンジン(筋肉)を作り有酸素運動で脂肪を燃やすのが効果的のようですよ!

続きを読む≫ 2019/09/09 08:53:09

シロハ便り 第127号 2019年8月

 

姿勢を気を付けるって何?

 

 7月は、ほとんどお日様が出ない日が続きました。涼しい日も多く、どんよりとジメジメした長い梅雨でしたね。

 

 梅雨明けで夏の日差しが戻ってくると、暑さに慣れていない身体にはそうとうこたえると思います。
 定期的に水分補給をしながら、少し涼しい時には軽い運動などで汗をかくようにすると、身体が暑さに慣れるのが早いです。

 

 農作業や庭の手入れなど、屋外で活動する時には、喉が渇いた時に水を飲むのでは遅すぎます。
 夢中で作業をしていて、喉の渇きに気づかなかったり、また高齢者ほど喉の渇きに気づきにくい傾向にもあります。

 

 タイマーなどでアラームをかけ、30分おきに必ず水分補給をするなどの対策をし、水分と一緒に梅干しや漬物などを食べ、塩分補給もすることで熱中症のリスクは大きく下げられます。

 

 過信をせずに、リスクがあることを前提に対策を講じてください。

 

姿勢を気を付けるって何?

 

 よく、姿勢を気を付けるようにしていますと言う人がいます。 これをいい事ですねと言う人は多いと思いますが、私は無駄だからしなくていいよといつも言います。

 

 だからといって、変な姿勢でいてもいいよ、と言っているわけではなく、良い姿勢に対する概念とやり方が間違っているのではないかという指摘です。

 

 まずもって、良い姿勢とは何か? ということと、姿勢が悪いから身体が歪むという一般論への疑問があります。 卵が先かニワトリが先かという議論のようなもので、姿勢が悪いから歪むのか、歪んでいるから姿勢が悪いのかということを正しく認識する必要があります。

 

 まず、身体の歪みとは、変な姿勢をすることによって変な形に身体の骨格が変化していった結果ではないということです。

 

 身体の骨格には、あそびがあります。 車のブレーキやハンドルやアクセルのように適度なあそびがあります。そのあそびのおかげでバランスがとれ、急激な変化へのクッションとなっています。

 

 骨格のあそびの範囲内で骨格がバランスをとって変化している状態が、いわゆる歪みと言われているものです。 そしてその変化は、その人が現時点で一番楽に身体を支えていられるようなバランスを保つための変化であり、姿勢が悪く見えるのは単なるその結果にすぎません。

 

 また、人はあえて歪むために悪い姿勢をしているわけではありません。 自分を歪ませるために変な姿勢をせっせとしているのではなく、その恰好が楽だからしているのです。 

 

 なぜ、その姿勢、恰好が楽かといえば、そこが身体を支えるのに現時点で一番バランスがとれている格好だからです。

 

 ゆえに、特に子供などに、姿勢が悪いからといって口を酸っぱくして注意するのは大間違いです。 考えてあげるべきは、なぜその姿勢が楽なのかということであり、お行儀が悪いという問題ではないからです。

 

 人から見て誰かの姿勢が悪いと見えても、その人にとってはその姿勢でバランスがとれているので、人の注意を受けて姿勢を良くしようとしても大きなお世話でしかなく、しかも自分から良いと思われるような姿勢に正すことは絶対にできません。

 

 姿勢とは大前提として、頭を支えるのに一番楽にバランスがとれる骨格の位置です。 
 これが絶対的定義です。 そして人体の骨格の中で一番初めにズレを起こすのが、頸椎の一番と二番の間であり、これが初めにズレて、そしてそれに乗っている頭の位置がズレることでその頭の重心位置がズレます。  そしてそれを補正しようとして身体の骨格が動き出します。

 

 位置のズレた頭の重さを支えるために骨格が変化し、楽な姿勢をとると悪い姿勢に見えるということが、姿勢が悪いという現象の全てです。

 

 この骨格の変化と楽なバランスをとっている姿勢を、人の注意や自分の意識、意思で正すことは不可能であり、それでも自力で姿勢を良くしようと背筋を無理やり伸ばしそれを維持しようとガンバルことは、完全に逆効果であり身体への負担でしかありません。

 

 姿勢について注意することは、初めから変な恰好をしないということで、私が皆さんに初めにお渡ししたプリントに描かれている格好だけはしないようにということだけです。

 

 つまり、ひじ枕はしない・頬杖をつかない・うつ伏せで寝ない・ずっと同じ形で足を組まない(組むなら交互に組み替える)など、常識的なことだけで充分です。
 座っているなら、椅子に深く腰をかけ正しく座っているならば後は楽な姿勢でいれば良いです。 そこで無理に背筋を伸ばして座っていようなどと注意をする必要はなく、全くの無駄です。

 

 頸椎のズレを調整し、頭の位置が正常位置に近づけば近づくほど、楽な姿勢をしていても傍目にはすごく良い姿勢にみられるようになります。

 

 それでも長時間座って仕事をしていて背中が丸くなっていくことが心配ならば、背筋を伸ばす代わりに下っ腹をグッと引っ込めるようにするといいです。

 

 立ち仕事や電車の中で立っている時、台所で炊事をしている時などに腰が痛くなってくる人は、立っている時に背筋を伸ばそうとしても、それは背骨が伸びることにはならず反り腰になるだけなので腰には余計に負担がかかります。 

 

 背筋を伸ばそうとする代わりに下っ腹に力を入れて引っ込めるようにすると、立っていても腰の背骨の前方への反りが押し戻されて背骨の生理湾曲のS字が押し戻されることにより、たわんだ背骨が立つことになります。

 

 お腹を引っ込めると、かえって背中が丸くなるような感覚があるかもしれませんが、その内部の背骨は逆に伸びるのです。
 これを正確に言うと“骨盤起こし”と言います。 下っ腹を引っ込めるようにしながら骨盤を起こすようにするのが正しいのですが、紙面の都合上それについては別枠で次回に詳しく書きたいと思います。

 

 そして本当にバランスのとれた良い姿勢を目指すのならば、骨格が安定するまで頸椎の調整を行い、しっかりと時間をかけて正しい位置まで変化させ戻していくことが大切です。 自分のバランスで変化し安定した骨格でなければ意味がないからです。

 

 骨格は、自力でも他力でも、無理に引っ張ったり押したりしても、決してよい形になり安定することはないということをご理解ください。

 

おすすめ

 

 熱中症対策で水をこまめに飲むようにと言われますが、野外で夢中で何か作業していた時など、よほど強く意識を持っていなければ、ついつい忘れがちになってしまいます。

 

 そこで、設定した時間ごとにアラームが鳴るタイマーがあると便利だと思います。アラームが鳴ったら水を飲むと決めておけば熱中症の危険を減らせます。

 

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続きを読む≫ 2019/09/09 08:42:09

シロハ便り 第126号 2019年7月

 

睡眠の質、姿勢、寝具、枕

 

 今年は空梅雨かと思ったら、梅雨らしい梅雨になりましたね。梅雨寒もあり、かなりの気温差が出ることも多かったように思います。

 

 天気が変わる時に体調が悪くなる人は、気圧の変化に影響を受けています。天気の良い高気圧の時に、身体の外側と内側から強い圧力がかかるため筋肉の緊張が生まれます。

 

 その状態で天気が悪くなる直前に、気圧が低下してくる時、身体にかかる圧力の変化に対応できない所が不調を起こします。

 

 雨が降ってきて、気圧が低く落ち着いてくると自然と回復する場合も多いですが、筋肉の緊張からくる痛みなので、なるべく早めに温めてください。

 

 カイロを貼るか、ぬるめのお湯でじっくりと半身浴をするのが効果的です。 夏にしっかりと半身浴をすると、夏バテしにくいですし、秋になったときに風邪をひきにくくなります。

 

睡眠の質、姿勢、寝具、枕

 

 身体の疲れを取り回復させ健康を維持するために、睡眠は極めて重要です。 特に睡眠の質は健康に直結します。 
 しかし、なかなか寝付けないとか、寝ても疲れが取れないとか、睡眠が浅いという人はかなり多いのも事実です。

 

 そこでまず、睡眠の質から考えてみましょう。 睡眠の質とは何か? いろいろと言い方がありますが、これはずばり言うと、副交感神経が交感神経よりも優位になった状態での睡眠です。

 

 人は、起きて活動している時は交感神経が優位になります。 そして、身体全体に緊張をかけ、圧力を高め、血流を速くし、活動的な状態を作ります。
 寝ている時は、交感神経と副交感神経が逆転し、副交感神経が優位になります。 すると、身体全体の緊張が緩み、圧力が下がり、血流もゆっくりになります。

 

 この時、身体が休眠状態になるのですが、適切にしっかりと副交感神経が優位に立つことで、1つの大事な仕事が行われます。 それは、身体の中の掃除です。

 

 身体の緊張が充分に緩むと血管にかかる圧力が低下し、血液の流れるスピードがゆっくりになります。 その流れがゆっくりになることで、血液を1日使って出来た血液の中の汚れ分がリンパに落ちていきます。 この時、血流が速いままだと、その汚れ分がリンパに落ちずに通り過ぎてしまい、血液の中に残ったままになってしまいます。

 

 すると、血液の中に汚れ分が溜まっていってしまい、それを排出するために、まず肌に出ます。 お肌は排泄器官だと言われ、寝不足だと肌が荒れるというのはこういう意味です。

 

 そして、もっと血液が汚れてくると、肌からの排泄では間に合わなくなり、その汚れが内臓に決定的なダメージを与える前に一か所に集めて固まり、それが腫瘍になるという説もあります。

 

 腫瘍や癌は、命を脅かす怖い病気ですが、身体は常に生存を求めて最善を尽くしているので、仮にその腫瘍や癌ができなければ、それで命を落とすよりもずっと前に、血液の汚れによる多臓器不全で命が終わるという考え方もあります。

 

 たかが睡眠、されど睡眠です。 眠れないからと言って安易に睡眠薬やお酒で眠ろうとすれば、交感神経と副交感神経がうまく切り替わらずに強制的に意識だけを睡眠状態にしてしまい、肝心の血液浄化のプロセスが疎かになってしまう可能性が高くなります。

 

 就寝の前には、交感神経を過度に刺激するようなことは避けたほうがよいです。 睡眠の直前までスマホやパソコンをいじって視神経を使っていたり、熱すぎるお風呂やサウナに入っていたり、カフェインを取り過ぎたり、刺激の強いものを飲食したりしないほうがいいです。

 

 お風呂はぬるめのお湯で半身浴をし、弱火でじっくり中まで火を通す料理のように、じっくり身体を温めていきましょう。 副交感神経が働きやすくなります。

 

 寝具は寝返りがしやすいように揃えると良いです。 寝間着も寝具の中で自由に体勢が変えられるように綿のパジャマなどがおすすめです。

 

 睡眠中は身体の緊張が緩んで血流もゆっくりになりますので、寝返りをせずに同じ姿勢のまま寝ていると、身体の一部分に体圧が集中して筋肉の炎症につながり痛みが出やすいです。

 

 枕も寝返りがしやすいように、硬めのフラットな物がおすすめです。 首のアーチを支えるような波型の枕も多くありますが、ずっと仰向けで寝ていればいいと言うものではないし、睡眠はストレッチではないので、首のアーチ型の枕の形状に意味はありません。 枕の上で頭が自由に転がれるようにすることが最重要です。

 

 ちなみに、白葉整体院で施術をした後、お休みして頂いているベットで使っている枕は、そのようなこだわりも何もなく、確かニトリで山積みにされていた処分品の500円くらいの安物の枕です。 この枕が欲しいと言う問い合わせも頂くのですが、決して良い枕ではありません。

 

 枕が合わないとか、枕の悩みをもっている人も多いのですが、一番言えることは、枕のせいではなく首の調子が悪いせいで枕が合わなくなるということです。

 

 うちで、安物の枕を使い続けているのは、あの枕が良いのではなく、首の調整をして整えた時は、どんな枕でも気持ちよく感じるということを知ってもらいたかったからです。

 

 私が普段使っている枕は自作した枕で、高反発ウレタンをネットで量り売りで注文して、サイズを指定して作った枕です。 それにバスタオルを巻いて高さを微調整して使っています。

 

 その時に参考にしたのが、枕博士としてメディアにもよく登場する医学博士の山田朱織先生の本です。 枕に関しては、先生の考え方が一番納得できるものだと思います。
 山田朱織先生は、患者さんの体型や姿勢などを計測し、医療用の枕を作って販売もしています。 興味のある人は検索してみてください。 

 

 ただし、首のアーチの形状や状態は、医療では対処できません。 首の状態が悪ければ、どんなに良い高価な枕を自分の首と頭に合わせて作っても体調は大きく改善していきません。 しっかりと頸椎を調整し、首の状態が安定して改善してから枕を合わせることをおすすめします。

 

 私は、自分の枕は高さを微調整できるように2〜3ミリの厚さの板を合わせて、その上にバスタオルを巻いて調整しています。 自作したい人は、以下を参考にしてみてください。 

 

おすすめ

 

 私は、楽天で高反発ウレタンを高さ3p、幅30p、長さ60pの大きさに作ってもらって取り寄せました。 そこから自分に合う枕の高さを、山田朱織先生の本やサイトを参考にして調整して使っています。


続きを読む≫ 2019/09/05 09:40:05

シロハ便り 第124号 2019年5月

身体は同じことをしている

 

 3月に那須へピザを食べに行ったら臨時休業でした。そこで、4月にもう一度行ってきました。
 4月の第2火曜日に行ったのですが、なんと雪が降ってきました。

 

 今年は、家では、雪はちらっと舞ったくらいで、夜に降って朝方に薄っすらと雪が残っていたくらいなので、今シーズン初雪のような感じでした。

 

 お店に入る前に、お店の駐車場に車を停めて、みーとれもんを連れて、その周辺をお散歩するのですが、3月に行った時は暑いくらいだったのに、今回は細かい雪が吹雪のように降っている中でのお散歩でした。

 

 それでも、みーもれもんも元気にお散歩して楽しんでいました。 特にみーは猫なのに、雪の降る中を皆と一緒にちゃんと歩いていたのが可愛かったです。

 

 お出かけ上手のみーとれもんを連れて、5月は清里へ行ってきます♪

 

身体は同じことをしている

 

 生命が地球上に誕生してから現在に至るまで、ずっと一貫して1つの命題が細胞に刻まれています。
 それは、『生存せよ!』です。

 

 それは、ただ1個の細胞として生まれた原子生命体から脈々と受け継がれてきたものです。 その命題は、生物の脳幹に受け継がれており、脳幹が原子脳ともいわれる所以です。

 

 脳幹は、常にどのような環境下であっても、生存するために絶対必要なことを取捨選択し実行しています。

 

 つまり、何か身体に不調が起こったとしても、そしてそれが修復困難なものであっても、生存するために最善の処置は施され続けているのです。

 

 身体に不調や痛みが発生した場合、完全に修復できるものならば勝手に修復していきます。 しかし、それが毎日の習慣などにより繰り返し発生し続ける慢性的なものであれば、完全には修復しきれず慢性症状として残るか、古傷となっていつまでも残ります。

 

 完全に修復できない箇所が残ったとしても、脳幹は生存させるために日常生活において支障が起こらないように最善策をこうじます。

 

 身体への負担が集中して、よりダメージを大きくしないように、骨格のバランスを変化させ移動させて、痛点をズラすとか、脳内麻薬で古傷の痛みを麻痺させるとか、脳から送られる電力を弱めてダメージ部分の筋力を落とし動きを抑制するなどをして、必死に生存しやすいような状態を保つため支えてくれています。

 

 身体に不調や痛みが発生した時に、身体が悪くなっていくように感じる人が多いようですが、悪さをしているのは自分自身であり、身体は修復、改善、最善策を必死に模索し、良くしようと頑張り続けています。

 

 悪さをしているのは、身体が、もう無理と言っているのに必要だからと無理をさせ続けた、あなた自身です。

 

 身体は何も悪いことはしていません。 酷使され、異常を必死に訴えているのに無視され、あるいは薬でごまかされ、いじめつづけられても、それでも必死で生存可能な状態を作り続けています。

 

 では、身体は頑張って良くしようとしているのに、なぜ、不調が続き慢性症状や痛みがいつまでも続いてしまうのか?

 

 それは、身体が修正の修正の修正・・・を繰り返しているからです。 まず、起点になるゼロポイントがズレているから、その修正の修正の修正・・・が繰り返されてしまっています。

 

 それでも、その現状で、なんとか支障が出ないように頑張り続けてくれているのが、今のあなたの身体です。

 

 そこで、私が行っているのは、その起点となるゼロポイントのズレを合わせることです。 この部分が上部頸椎にあたり、頭部の重心が背骨の正中線に正確に重なり合うようにするための重要部位なのです。

 

 そして、そのことを身体も知っています。 ここさえ合わせてくれたら、あとはどう動けば正しい位置に戻していけるのか分かるのにと思っているのも身体です。

 

 要するに、身体は常に同じことを行っているにすぎないのです。 ゼロポイントがズレたから修正の修正の修正・・・を繰り返し、なんとか支えている時も、その現状での最善策を行っているだけであり、ゼロポイントのズレが修正されると正しい身体の形へ、今まで修正を繰り返し移動してきた骨格の変化の工程を、正確になぞりながら戻っていきます。

 

 身体が痛くてしょうがない時も、慢性症状に悩まされている時も、いままでなんともなかったのに、あちこちに不調や痛みが噴出してきている時も、身体が悪さをしようとして起こしているのではなく、今まで必死に支え続け修復させ続けてきたものが限界に達してもう無理と言っているだけであり、それでもその現状でなんとか生存させようと必死の改善への努力をやり続けています。

 

 そのような不調へ向かって動いていっている、その変化の方向を、身体の調子がよかった時の方へ、向きを変えてあげさえすれば、身体は喜んでその修復力で正しい方向へ進んでいきます。 それでもやっていることは同じです! 良くしたいだけです!

 

 私もよく聞かれることですが、「治りますか?」と聞いてくる人がいます。 でも、私はこう答えています。

 

 「僕は何も治していないのでわかりません!」と。

 

 前提として、民間療法なので、治るとか治療するとか言えないし出来ないのが法律ですので、治る治らないとか診断とかできません。

 

 ただ、そもそも論を言えば、医者だって治せないです。 自分の身体を修復するのは自分の細胞と脳の働きであり、それを補助するのが医療だと思うからです。

 

 あくまで、治すのは自分です。 そして、医療は痛みに対して対処療法をします。 
 私は、身体の進んでいく方向を変えるだけです。

 

 自分で治せないものは治りません。 ただ、戻していくべき形へ進ませることはできます。 がんばって進み続けてください。 その先に、色々な不調や痛みが消えている自分がいるかもしれません。 私はそれに対して何の保証もしませんし出来ません。 そのかわり、正しい形へ戻っていくプロセスは知っています。

 

 そして、身体は常に、あなたを生存させ続けようと必死で今も頑張り続けています。

 

春のなごり

 

4月は気温が低めだったのか、桜もだいぶもちましたね。 満開の桜の元で、大あくびをするれもんと、同じ4月でも雪が降った那須の石窯料理のお店がら撮った写真です。
身体は同じことをしている
身体は同じことをしている
身体は同じことをしている

続きを読む≫ 2019/06/17 08:46:17

シロハ便り第119号 2018年12月

 

ゴースト血管

 

 今年の11月は平均気温が異常に高く、かなり暖かい秋だったようです。そのため例年より紅葉が遅く、平野部では葉の色づきがあまりよくなかったようですね。
 その分、12月は平年並みの気温になるようなので、急に寒くなると思います、皆さん体調管理には気を付けてください。

 

 冬になるとウチでは蓄熱式の暖房器具を入れます。アルディーという機器で、中に蓄熱するためのブロックが積まれていて、それを夜間電力で暖めてその放射熱で暖房するというものです。

 

 そのアルディーの上に乗って暖まるのが、れもんもみーも大好きで、寒くなってくるとまだ稼働させていない時にその上に乗って、ねえ、まだ暖かくならないの? と催促するように見つめます(^^♪

 

ゴースト血管

 

 最近ゴースト血管という言葉を聞くようになりました。 ゴースト血管とは、毛細血管が徐々に消えていく現象を指している言葉のようです。

 

 毛細血管が消える!? 怖いですねー。 中高年になると多くなってくるようなので注意が必要ですが、早いと30代から毛細血管が消えていく人もいるそうです。

 

 毛細血管が体中にいきわたっていないと細胞に血液が届きません。 細胞は血液から栄養と酸素を取り込んで活動しているので、それがこないととんでもないことが起こることは想像に難しくないです。

 

 対策として、血行をよくしましょう!? ・・・ 当たり前だろ!!って思いますが、これが非常に軽視されている、もしくは恐ろしく勘違いされているのが現状です。

 

 まず、血行をよくするために定期的にマッサージをすることが推奨されているようですが、力をかけて筋肉をほぐす行為は全くの逆効果です。

 

 決して、体の内側方向、つまり内臓方向へ力を加えてはいけません。 命を守っている脳幹は様々な環境変化から内臓環境を守るために自律神経を使って緊張や弛緩を繰り返し、体外の気圧や気温の変化による影響を最小限にするように、血圧や体温をある一定のレンジに収めるよう働いています。

 

 命を守っている脳幹は常に内臓環境を守る働きをしているので、その内臓方向へ強い力や刺激が加わったら、その刺激を内蔵への攻撃と認識します。
 内臓方向への強い力や刺激から内臓を守るため、脳幹はその力が加わっている筋肉に交感神経を使って緊張を加え、固く締めていき防御しようとします。

 

 これを繰り返すことで、マッサージをして筋肉をほぐしているつもりでも、実際はそこがさらに緊張を強くすることになり、どんどん硬い筋肉になっていきます。
 筋肉が固く締まってしまうと、毛細血管を締め付けてしまうので、血流が悪くなります。 流れが悪ければ機能が悪くなり、しだいに劣化するのは何でも同じです。 つまりゴースト血管となる。

 

 また、毛細血管が締まってしまい、細胞に血液が届きにくくなれば、脳は心臓にもっと強く血液を押し出せと命令を出します。 心臓で強く圧をかけ、細胞へ血液を送ろうとしても、その末端の毛細血管が締まっているのでなかなか細胞へ血液が届かない。 するとどんどん血管内の圧力が高くなる。 これが高血圧。

 

 そこに健康診断で血圧が高いので薬を飲みましょうと言われ、降圧剤を服用するようになれば、末端の毛細血管が締まっていて細胞に血液が届かないから心臓が強く血液を押し出しているのに、降圧剤で元の太い血管を弛緩させそこで圧を弱めてしまえば、さらに血液が細胞に届かなくなります。 

 

 細胞はボロボロ、ゴースト血管なんてなるの当たり前です。 栄養が来ない細胞がどう元気になれと? 結果、あちこち痛いです、コリが辛いですとか、当たり前ですし、余計な病気になったり変なものが出来てしまったり(癌とか)、何も不思議なことではありません。

 

 サウナに入って水風呂にドボンと入るとか、熱い熱湯風呂に入るとか、これは抵抗力を刺激して体に喝を入れる意味では使いようですが、決して日常的にやってはいけません。 絶対に体に強い刺激を日常的に与えることは避けるべきです。

 

 体の健康を保ちたければ、まず体に強い刺激を与えることをやめ、細胞への血液供給を万全にすることが絶対必要条件です。

 

 細胞の集まりで生きているのならば、細胞が元気でなくてどうして元気に生きられるのでしょうか? その細胞は毛細血管から血液を摂っています。 細胞へ血液をちゃんと送るということが、健康の1丁目1番地です!

 

 私の行っている施術は、骨格バランスが自然に調整されるため筋肉の緊張が緩みます。 そして頸椎から背骨の神経圧迫を取り除いていくことによって、自律神経をコントロールしている脳幹がその指令を伝えるための電気信号を邪魔するものがなくなっていくことになり、神経の緊張が緩むことでさらに筋肉の硬さが緩みます。

 

 その結果、毛細血管の締め付けが緩むので、末端の毛細血管に血液が流れやすくなります。 その上で、半身浴をして、毛管運動をして、カイロで温めてくださいと言っているのは、全てが細胞へちゃんと血液が流れるようになることを計算してのことです。 

 

 これだけやれば万全だということをすべてお伝えしています。

 

 以上をちゃんとやった上で、体の調子がよくなったならば、そこで初めて、適度な運動をやりましょうね、という話になります。

 

 決して、順番を間違えないようにしてください。 まず、細胞へ血液をちゃんと送ることが、第一優先順位です。 そのために筋肉の緊張と硬さを緩め、毛細血管を元気にさせることが、極めて重要であり、私の施術と指示は全てそこに集約していくよう計算されているのです。

 

おすすめ

 

 ゴースト血管の予防と改善にウコギという漢方でよく使われるという山菜がよいとテレビの番組で紹介されていましたが、ルイボスティーにも効果があると言っていました。

 

 施術後に皆様にお出ししているお茶がルイボスティーです。 開院当初から使っているのですが、ゴースト血管の予防になるとは初めて知りました。

 

 ルイボスティーは南アフリカ原産のお茶で、ノンカフェインで体を温める効果があると言われています。 毛細血管を元気にしてくれる効果は知りませんでしたが、当初からやっていたことが全部『細胞へ血液をちゃんと送る』ことにつながっていたようで、これも何かの縁を感じました。


 

続きを読む≫ 2018/12/01 13:35:01

シロハ便り第115号 2018年9月

 

サイボーグ”ハル”

 

 8月は酷暑に加えて台風が9個も発生し、異常気象が顕著になって現れました。気象庁の発表する気温も計測する場所で違うので、
普段生活している場所ではそれ以上の気温になっていると思います。

 

 のきなみ体温を超える気温が続いたということになり、熱中症というより生命維持が大変なほど、苛酷な環境だったと言えると思います。

 

 体が暑さに慣れてくると感覚が鈍くなって、体の異変に気付きにくくなることがありますので、早目早目の対策をするようにしてください。

 

 9月も残暑とはいえ、油断できませんので充分に気を付けてくださいね。

 

サイボーグ”ハル”

 

 もはやアニメの世界が現実に! リハビリなどで使われているサイボーグ型ロボット”ハル”がすごいです。ハルはアルファベットで表記されていますが、コピーライトがついているので面倒なので”ハル” と書いておきます。

 

 このハルは、脳卒中などで脳の神経が麻痺し、歩行が困難になったり、手足に障害が出た時のリハビリ用として医療の現場ですでに使われています。歩行が困難な人の場合は、障害の出ている方の足にハルを装着し、歩く動作を補助します。 その仕組みは、脳が動かそうとする信号をセンサーで読み取り、その動作をハルが行うことで歩行を補助するというものです。

 

 筋肉は脳からの電気信号が届かなければ動きません。 脳の神経系に問題が起きると脳の出す信号が筋肉に届かなくなるので、動かせないところができてしまいます。
 これをハルが補助し、脳の信号を読み取り、筋肉に信号が届かなくてもハルがその動きを体にさせることで、事実上筋肉が動いたことになります。すると、脳に、筋肉が指示通りに動いたという信号が返されます。

 

 これを繰り返すことで、脳と神経と筋肉の関連性が高まり、問題があり本来の10%くらいしか神経系の伝達ができていない人でも、その10%の神経系をさらに効率よく使うことや、別の神経系が活性化され代用してくれるようになり、次第に自立して動かせるようになるというリハビリ方法です。

 

 このシステムは、神経系に問題があり障害が出た時には、非常に有効なすばらしいリハビリ方法だと思います。実際にかなりの成果も出ているようです。
 また、足が動きにくく歩行が困難な場合は、いち早くこのリハビリを行うことで、かなりの機能回復が望めるということが実証されてきています。

 

 一方、足の筋肉を動かすリハビリは比較的効果がでやすいのですが、腕や手が麻痺した場合は足よりも回復が困難で、手の動きは足よりも繊細で細かいので、従来のリハビリでは効果が出にくいものでした。 
 この場合でも、腕と手(指)に装着するタイプのハルも開発されており、本格的な実用化に向けて臨床実験中のようです。

 

 障害の出ている手足の動作を補助することができるハルですが、健常者が使うと自分の持つ力よりも大きい力を出すこともできます。重い物を持つ重労働の仕事や介護の現場でも、いつもの作業をハルの補助によって軽くすることができ、腰痛予防などの対策として期待されています。

 

 災害現場などでは、ハルのシステムを搭載した全身装着型のスーツが開発されており、チタンと強化プラスチックでできた全身フレームと放射線を通さないジャケットに内部の温度を下げる冷却装置などを装備しています。 約1分で着脱でき、全天候対応で活動が可能という、もはや見た目もロボコップか仮面ライダーのようで、かっこいいです。

 

 筋肉を動かす脳の電気信号と神経の関係が研究され、様々な分野で活用されることはすばらしいと思います。さらに進化し、もっと多くの分野で助けになる技術が生まれることを期待したいですね。

 

 そのついででもよいので、脳の信号が弱くなる原因として、脊髄の神経圧迫が医学的にも見直される日が来るといいなあと思います。

 

 筋力の低下は、筋肉の衰えを謳う前に脳からの電力低下を見ることが、全ての医療関係者やスポーツの分野で認知されたなら、どれほど無駄な怪我やリハビリや薬や時間が減少することか。 どれほど健康寿命が延びることか。

 

 いつの日か、脳が制御している全身の生命活動にかかわる電気系統が、全て明らかになり、それをAIで完全にコントロールできるようになったら、本当のサイボーグや完全な人型ロボット(アトムみたいな)が誕生するでしょうね。

 

 それと同時に、人の健康に関して、脳の電気を意図的に制御して、新たな治療方法が開発されるかもしれないと密かに期待しています。

 

おすすめ

 

 血管の詰まりを改善し、高血圧の予防になり、強い抗酸化作用で活性酸素を抑える効果があるとして注目を集めているカカオポリフェノールが最近ブームになり、カカオ70%配合のチョコレートがバカ売れしています。

 

 まあ、いいことは認めますが同時に砂糖の摂りすぎには注意が必要なので、摂取量には気を付けましょう。1日に摂取してよい量のおおよその目安は25gくらいで、板チョコの3分の1くらいです。

 

 チョコを食べてもいいのですが、カカオといえば日本のチョコの消費量は年間28万トンくらいで世界第6位に位置し、日本に輸入されるカカオの約7割はガーナ産のものです。

 

 そのガーナを含め、西アフリカのカカオ生産における児童労働が問題になっており、小規模の家族経営では小さな子供も労働力として扱われ、学校に1度も行っていない子も大勢います。 また、人身売買によって子供が取引されており、奴隷労働者として各地から集められている実態も未だに改善していません。

 

 塩分を多くとる国でもガーナでは高血圧の人が少ないと、テレビでカカオポリフェノールが高血圧に効果があるように取り上げていましたが、カカオ生産地の子供たちは一度もチョコなど口にできないくらい貧困です。

 

 このような現状に、消費国や欧米諸国の政府機関や国際協力NGOなどが様々な取り組みを行っていますが、日本ではまだまだ認識が薄くほぼ無関心でチョコを食べています。

 

 健康に良いというだけでなく、ガーナの子供たちのことも少しだけでも考えて、チョコを食べてみてください。商品を購入するとその一部がガーナ支援のための寄付金になるものがあります。

 

 詳しくは、国際協力NGO『ACE(エース)』のホームページをご覧ください。 チョコも販売しています。 その中で、カカオ70%のチョコをご紹介します。

 

サイボーグ”ハル”

 

スマイルカカオダークチョコレート
(フェアトレード)1kg

 

 3,240円

 

<認定NPO法人ACEの活動支援地域で採れた
100%チャイルドレイバーフリー(児童労働なし)
カカオを使用したチョコレート>
ご購入はこちらから

 

 

 

続きを読む≫ 2018/09/14 10:24:14

シロハ便り第114号 2018年8月

 

僧帽筋にかかる負担

 

連日の酷暑、特に今年の暑さは異常です。気象庁の長期予報では、短いスパンで、冷夏と猛暑が繰り返され、平均気温はどんどん上がっていく気配らしいです。

 

 温暖化が原因ですが、今年の酷暑の一番の原因は強烈な太平洋高気圧です。 気圧が高いので、上から蓋をされているような状態になり、夜に
なっても気温が下がっていきません。

 

 体への影響は熱中症だけではありません。 高気圧によって体にかかる気圧が強くなるので、体の内側からも押し返しており、内外から締め付けられる筋肉は緊張が強くなります。

 

 気温が高いと筋肉は緩むと思いがちですが、逆に筋肉の緊張は強くなり特に古傷が痛む現象が起きます。 私も去年手術した右ヒザに1日だけ痛みが出ました。 皆様も無理をせずお気を付けください。

 

僧帽筋にかかる負担

 

 下を向いて何かをしている時間ってかなりあると思います。 勉強したり本を読んだり、事務仕事やパソコン仕事、農作業や草むしり、料理や洗い物、スマホを見ている時など、かなりの時間下を向いています。
 その時に肩から肩甲骨、背中にかけての僧帽筋にどのくらいの負担がかかっているかご存知でしょうか?

 

 頭の重量は5〜7kgと言われています。 仮に6kgだとして、首を15°下に向けると僧帽筋にかかる重さは12kgにもなります。 首が30°傾くと僧帽筋には18kg、45°傾くと22kg、60°傾くと27kgもの重さが僧帽筋にかかります。

 

 その状態で長時間いれば、肩・肩甲骨・背中がきつくなるのは、火を見るよりも明らかです。 そこからまた派生して、腰回りの筋肉も硬くなります。

 

 特にデスクワークをしている人は、最低でも30分に1度は立ち上がり、ふくらはぎを動かすために歩きまわったり、踏み台を昇り降りしたり、肩を回して肩甲骨を動かす体操をしたり、背中を伸ばすように何かにぶら下がったり、何かした方がいいです。
 スマホやゲームを長時間やっている子供さんは本当に注意した方がいいと思います。 健康被害は目が悪くなるだけに留まらず、どこまで影響が及ぶか想像もできないほどです。

 

 椅子に座ってうたた寝をしている人や電車の中で寝ている人を見かけますが、頭を垂れて寝ている姿勢はかなりまずいので、注意してください。首がほぼ直角に曲がって頭が垂れていますので、首・肩・背中にかかる重量は30kg以上でしょう。
 毎年会津に行って買ってくるお米の袋1つが30kg、家で使っているウォーターサーバーの水のボトルが5ガロンで約20kgです。そんなもんが背中にぶら下がっていると思ったらゾッとします。 

 

 よく、姿勢が悪くなるのはバッグを片側だけにかけて持っているからでしょうか?と聞かれることがありますが、逆に聞きたい、あなたのバッグは30kgもありますか?と。

 

 なぜ、首がズレてくるのでしょうか?ともよく聞かれますが、いやいや、自分の生活を見てみれば、ズレない理由の方がないでしょう。そのくらいの負担を日常生活の中で負っているのです。 

 

 しかも、上記の僧帽筋かかる重量は、健全な骨格の人が基準になっています。そもそも頭を支えている頸椎がズレていれば、いくら姿勢をよくしようと努力しても、何もしていなくても体にかかる負担は非常に大きなものになります。
 その上で、首を傾け頭が垂れる状態になれば、さらに複雑に変な所に負担がかかりダメージを負います。

 

 さらに、このダメージをもっと深刻にしているのが運動不足です。 背中の筋肉のハリや痛みは以外と分かりずらく、自覚症状がないので気が付きにくいです。 そして、そこを意識的に動かして筋肉のコリをほぐそうとはなかなかしないものです。

 

 そこで、当院では新たな試みとして、背中も施術することを始めました。 施術といっても背骨に沿って刺激を与えていくだけですが、首からしっかり調整しているので、筋肉の緊張が大幅に緩和されます。 その上で、さらに首の微調整を行うと首から背中にかけての背骨ライン全体に影響が及び、相乗効果が出やすいと判断しています。

 

 皆さん、背中を押されて、意外に痛点があることを自覚していなかったことに驚かれます。 そして何より気持ちいいようです♪

 

 始めたばかりでこれから検証していくことになりますが、おそらく、背中の緊張を充分緩めることによって、頸椎での施術効果は格段に高くなり、よりよい状態がさらに続きやすくなるのではないかと思っています。
 私の施術のやり方は、無理やり骨格を矯正したり調整したりするものではありませんので、何も頸椎だけにこだわる必要はないと最近思い始めました。

 

 今後、腰の方まで刺激をしていくかは検討課題にさせて頂きます。 その方がよければ取り入れますが、こちらの体力との兼ね合いも含めて検討していきます。 けっこう施術範囲が広がるとエネルギーの消耗が激しいです。 1日の施術可能人数に影響が出るかもしれませんので、ご予約はお早目に頂けましたら幸いです。

 

おすすめ

 

 熱中症対策に経口補水液という言葉をよく聞くようになりましたが、要は飲む点滴のようなもので、水と塩分とブドウ糖を混ぜたものです。 これを簡単に作るなら、500mlの水に1.5gの食塩と20gの砂糖を溶かすと出来るのですが、砂糖はブドウ糖と果糖が硬く結合した二糖類というもので消化吸収が悪く分解するのに大量のミネラルを消費するのであまりお勧めできません。

 

 その代わりにハチミツを使うと理想的な経口補水液が出来上がります。500mlの水に1.5gの食塩と大さじ2杯のハチミツを溶かします。

 

 ハチミツは、ミツバチの体内で唾液酵素などにより、ぶどう糖と果糖との単糖状態に転化されたものです。単糖状態であれば消化吸収がよく胃に負担もかけず、何より血糖値を一定に保つ働きもあります。
 ぜひ、試してみてください。


 

あとがき

 

 ゲリラ豪雨が激しさを増す傾向にあるらしいです。万が一、車が水没して動かなくなってしまった時に、脱出方法を1つ覚えておくといいと思います。車の窓ガラスを割って脱出する方法で、座席のヘッドレストを引き抜いて金具の部分をドアとガラスの間に差し、こじると簡単に割れるそうです。
 こんな豆知識を使う日が来ないに越したことはないですけどね。

続きを読む≫ 2018/09/14 10:00:14

シロハ便り第110号 2018年3月

アゴが弱くなった現代人の弊害

 

 毎年思うんですが、確定申告のe-tax、誰がこんなへんてこりんに難しくシステム作ったのか?

 

 パソコン20年も使ってる僕ですら、一回もすんなり一発で終わった試しがない。パソコン変われば余計に必要なプログラムがいり、住基ガードからマイナンバーカードに変われば、カードリーダーを買い替える。
 まあ、頭にくる確定申告もなんとか終わり、ちょっとずつ春めいてきてちょっとホッとしている今日この頃です。

 

 で、ずっとゆるみっぱなしなのが、うちのれもんとみーちゃん。特に、みーは冬を満喫してる感じ。元気に走り回って、おいしいご飯食べて
一番安心で温かいところで寝て。幸せだね〜♪

 

アゴが弱くなった現代人の弊害

 

 現代人の、特に若い世代ほど、アゴが弱くなっています。 まず、硬いものを食べない。 でも、これは、今に始まったことではなく、江戸時代に食事事情が変化し豊になった分、おいしくてやわらかいものを食べ始めたからだとも言われています。

 

 けれども、日本人の歯の大きさは、縄文時代や弥生時代からそれほど大きく変化していないらしく、その上でアゴが退化してきたので、歯並びの悪さにつながっているようです。

 

 硬いものを噛む力は年配の人の方が圧倒的に強い傾向にあり、歯がかけてでも硬いものを食べたがるので、歯医者さんにとっては悩みの種のようですが、硬いものを好んで食べる習慣は子供の頃からの食生活に大きく影響されていると言えます。

 

 噛む力が強く、噛む回数が多い高齢者ほど、間違いなく健康です。 噛むことによって唾液の分泌も増え、唾液の中のアミラーゼという消化酵素の働きで、消化器官も丈夫です。 胃腸は免疫系に大きく影響しますので、よく噛みよく食べる人ほど健康寿命は長いと考えられます。

 

 それにくらべて今の子供や若い世代では、やわらかいものしか食べていない人が多く、世代ごとに段々アゴも細くなっています。 それが、シュッとした顔立ちになるので、それを好む時代の傾向には合っているのでしょうが、健康面で言えば、今後がかなり心配です。

 

 最近よく聞く無呼吸症候群ですが、これもアゴの筋力低下が大きな原因の1つと言われています。 アゴの筋力が弱くなり、舌を支えていられなくなると、寝ている状態で舌が気管に下がってきてしまい、のどを詰まらせるようになります。 

 

 アゴと上部頸椎の関係も影響が強くあります。 上部頸椎がズレている典型的な現象がアゴのズレであり、口が曲がっていたり、口を大きく開けた時にカクッと鳴ったり、左右のどちらかのアゴが大きく動いたりします。上部頸椎を調整しても、その安定度はアゴの強さと安定度に影響を受けますので、アゴが弱い人は骨格の安定性も悪いです。

 

 噛む力を鍛えるような食事を取り続けるのは現代の環境では難しいですが、噛む回数は意識すれば改善できますので、消化を助けるためにも、一口一口食べ物を口に入れたら、固形物かなくなるくらいまで、30回から50回くらいを目安によく噛んで良く味わって食べる習慣はもちたいものです。 特に子供には、よく噛む習慣をつけさせてあげると一生の健康財産にもなってくると思います。

 

 家庭環境の変化や忙しい労働環境から、食事の時間も短くなっている傾向にあるらしいです。 急いて食べる習慣は、噛む回数を激減させ、無意識に噛まずに飲んでしまう癖がつきますので、なるべく食事くらいは余裕をもって、時間をゆっくり取ることも必要だと思います。

 

 さらに、若い世代は、言葉においても、あまり口の筋肉を使わない傾向になってきているようです。 特に、「い」という発音をしなくなってきています。 「おいしい」ではなく「ウマ!」と言ったり、「すごい!」ではなく「ヤバ!」だったり、「い」という発音が抜けてきています。 「い」という音は口の筋力をかなり使うらしく、口の筋力低下が言葉にも表れているのではないかとも言われています。
 最近では学校によっては、この問題を食育として取り組んでいるところも出てきているようで、例えば魚の干物を素揚げして骨ごと食べるなどのメニューも定期的に入れているそうです。

 

 そして、私もみなさんに必ずお配りしているプリントの中に、毛管運動の裏に書いてある「あいうべ体操」があります。 こんなことをと思うようなことですが、まじめに医学界でも注目され続けています。 1日10回を3セット行うように推奨されています。 その効用は、口周りの筋肉が鍛えられ、口を開けずに鼻呼吸ができるようになるため、免疫機能の改善につながり、ウイルスの侵入も防ぎ、無呼吸症候群の予防や改善につながり、睡眠の改善により自律神経の調整もうまくいき、脳の働きを改善させ、噛む力が強くなり噛む回数も増え唾液も増えることで消化を助け、胃腸を助け、それが免疫機能を改善させ、アゴがしっかりするので上部頸椎の安定を支えられ、骨格が安定し、さらにそれが神経系のスムーズな働きを助け、脳による自律神経の調整能力を向上させ、それがまた免疫機能や代謝を促進させ、などなど・・・ 健康サイクルが全てうまく回り始めます。

 

 薬なんかいらないから、「あいうべ体操」をやれ!と言っているのは、ものすごくめずらしいお医者さまですが、これがつぶされることなく長年メディアでも取り上げられている意義はとても大きいはずです。
 「あいうべ体操」と、よく噛む習慣を、ぜひがんばってやってみてください。

 

おすすめ

 

 弥生時代の人の平均寿命は今よりも高かったという説があります。 三国志の魏志倭人伝に、80才から100才くらいまで元気で生きていると記されているそうです。 その当時の食生活が和食のルーツであり、またその当時の食材も健康食材として注目されています。

 

 そこで、野菜の少なくなる冬によく食べられていた木の実、その中でもどんぐりがとても抗酸化作用が強く、当時はすりつぶしてクッキーのようにして食べていたそうです。 これが、どんぐりクッキーとして販売されています。 楽天やアマゾンではクッキーはなかったので販売店はネットで検索してみてください。 アマゾンではどんぐり粉として売っていました。
アゴが弱くなった現代人の弊害

 

あとがき

 

 抗酸化作用が強く栄養価の高い食材として、赤米も人気が出ています。 赤いお米の色はタンニンの色で、ちょっと渋みがあり噛み応えのあるお米ですが、玄米よりも食物繊維やビタミン類が豊富で、タンニンの抗酸化作用も注目されています。 赤米だけだと食べにくいかもしれませんので、白米と混ぜて炊くときれいな桜色になり栄養価も高くなっているのでおすすめの食べ方です。 興味のある方はお試しください。

続きを読む≫ 2018/04/06 11:00:06

シロハ便り 第104号 2017年9月

 

若い人はなぜずっと寝ていられる?

 

 残暑の厳しい9月になりました。 今年の夏はまさに温暖化の典型というような気候です。
 温暖化になると海水温が高くなり、水蒸気が多くなるので曇りの日が多く日照不足になる傾向になります。局地的な強い雨や雹が降ったり、異常高温の日も多くなります。

 

 年々この傾向は強くなっていくかもしれませんね。
 体調管理が難しくなっていくとも言えますので、自分の身体の調子の変化には充分注意を払って、無理をしないようにご自愛ください。

 

若い人はなぜずっと寝ていられる?

 

 歳をとると睡眠時間が短くなってくるという話を聞いたことがあると思います。 若い時は8時間でも10時間でも寝ていられたのに、年齢と共に早く目が覚めてしまったり、ずっと寝ていると身体が痛くなってきたりします。

 

 寝付きが悪いとか睡眠が浅く夜中に何度も目が覚めてしまうというのは、自律神経などの問題があると思いますが、ここではそれは置いておいて、寝ていたいのに寝ていられなかったり身体が痛くなってしまうことについて考えてみたいと思います。

 

 子供の頃に比べて、歳をとれば当然身体は固くなります。子供は寝像が悪かったりしても、すごい格好で寝ていても、起きた時に身体が痛いということはほとんどないでしょう。 しかし、大人は変な寝かたをしていたら起きた時身体中が痛くなってしまいます。 旅先で寝床が変わったり枕が変わっただけで、あちこちが痛くなることもあります。

 

 歳をとれば、細胞が固くなるのはしかたがないことです。睡眠中は副交感神経が優位に立っていますので、血管への圧力が弱まり血流がゆっくりになるので、血管の細胞が固くなればさらに全身の筋肉細胞へ届く血液が減っていきます。血液は酸素を運んでいるので、寝ている時に筋肉に届く酸素量も減少します。

 

 さて問題です、寝ている時にも筋肉を使っているでしょうか?まさか、寝ているのだから全く筋肉は使っていないと思っている人はいないでしょうね?

 

 答えは、明らかに、寝ている時でも筋肉を使っています。 筋肉が全く力を出さなければ、内臓を支えていられず、その重さで押しつぶされてしまいますし、関節がバラバラになってしまい、人としての形を維持できなくなります。

 

 当然と言えば当然ですが、意外にもそれを意識している人はあまりいないようです。 寝ている時にも、しっかりと筋肉は力を出していますし、寝ているだけでもお腹が空くのはその筋力を出すことでカロリーを消費しているからです。

 

 寝ているような状態の安静時に消費するカロリーを基礎代謝と言いますが、安静時で消費するカロリーはおおまかに言って、脳で三分の一、肝臓で三分の一、筋肉で三分の一、の割合で消費しています。

 

 ここで使っている筋肉は、骨格筋が主で、骨格を支え内臓や身体の重さを支えるための身体の深層に近い筋肉です。インナーマッスルとも言います。 この筋肉は赤筋とも言われていて、酸素を使って脂肪をエネルギー源とする筋肉で、持続的な運動に適しています。 つまり寝ている時に内臓や身体を支えるのに使っているのはこの赤筋と言われる筋肉なのです。

 

 骨格を支えている赤筋は年齢と共に減少していく割合は少ないです。 パワーを出すための身体の表面に近い部分に多く分布する白筋は年齢と共に運動不足が重なると著しく減少していきますが、身体の深層で骨格を支えている赤筋は減少しにくい筋肉です。 これは生きている限り寝ていても骨格と内臓と身体を持続的に支え続けている筋肉だからです。

 

 そして、ここからが問題です。筋肉の量と筋力が必ずしも比例しないということを、私は機会があるごとに繰り返し説明してきました。筋力とは筋肉量に比例するのではなく、脳から筋肉へ送られる電力に比例するということです。特に生命維持に必要不可欠な骨格を支える骨格筋の赤筋は、年齢と共に筋肉量の減少は少ないため、若い時に比べても筋力が落ちるということは少ないはずです。

 

 しかし、歳をとると、寝ている状態の時に、この赤筋の活動が明らかに衰えてきます。その理由が、長年にわたり重たい頭部を支えていた頸椎の歪みが脊髄を圧迫してしまい、脳から送られている電気に対しての電気抵抗になってしまうことで、筋肉へ届く電力が落ちていくことにあります。

 

 それに加えて、赤筋のエネルギー源である脂肪はたくさんあるものの、血管が固くなることで酸素供給量が落ちてきます。つまり、電力不足と酸欠によって赤筋は活動を落とし、筋力が低下していきます。すると連鎖的にエネルギー源である脂肪も使われなくなっていきますので、基礎代謝が落ちて体重が増加していきます。

 

 これがいわゆる基礎代謝が落ちてダイエットが利かなくなっていくということです。そして、寝ている状態で、内臓の重さを支える筋力が低下することで、しかも脂肪が減らなくなっていくから身体もどんどん重くなるので、その重さを支えきれずに身体の表面に近い筋肉や血管を圧迫していき、長時間寝ていると炎症を起こして身体のあちこちが痛くなっていくのです。

 

 私の頸椎の調整を受けて健康になっていった人は、よく眠れるようになる人が多いです。しかも長時間寝ていても平気になっていきます。ダイエット効果がよくなる人が多いのも以上のような理由によります。

 

 何も気にせず、身体も痛くならず、よく眠れるのは幸せです。それが出来なくなった時に、寝具や枕のせいにする人も多いかもしれませんが、それが理由ではなく、もっと根本的な問題があるのだということを知っておいてください。そして、しっかりと頸椎の調整をしていけば、健康的な睡眠が出来る身体になっていくと思います。

 

今月のおすすめ

 

以前紹介した、自然発酵で健康になるお酒を造ってい寺田本家出今流行りの ノンアルコー甘酒が、とてもお腹にいです。 ちょっとお高いですが、腸内環境を考えるなら最 高によい投資だと思って毎 日飲んでいます。

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あとがき

 

来月、毎年行っている福島県白河市のレジーナの森へ泊りに行ってきます。けれども、今年は例年と違うことがあります。なんと、もう8年くらい毎月通っている築地のお寿司屋さん『栄寿司』の大将ご一家とご一緒することになりました。そこの愛犬バロンくん(ホワイトシェパード)も一緒です。

 

 うちの旅行の日程に合わせて築地のお店をお休みにしてくれました。全国の栄寿司ファンの皆様、すみません
 れもんも久々に大型犬に遊んでもらえます。どんな旅になるのか楽しみです♪

続きを読む≫ 2017/12/23 17:12:23

シロハ便り第95号 2016年12月

寝像のいい人は朝が辛い

 

11 月だというのに明日雪の予報が出ている日に書いています。昨日は気温が20度を超えていました。

 

寒暖差が大きいのがこの時期の特徴ではありますが限度を超えている感じがします。

 

明日の雪の予報を出している寒気をもたらしているのは、スーパー高気圧です。非常に強いシベリア付近に出来た強力な高気圧が、世界的に季節はずれの寒気をもたらしています。

 

スーパー低気圧で大雨や大雪や台風以上の強風による被害が多発していますが、低気圧がでかくなるということは反面、高気圧も超強力になるということで、気圧の高低差による体調への影響も、今後ますます深刻になっていくでしょう。

 

寝像のいい人は朝が辛い

 

 寝像のいい人っていると思います。寝た時と起きた時の形が全く同じで、布団もほとんど乱れていない人です。
 なんとなくお行儀が良い感じがして、悪いイメージはないと思うのですが、このような寝像のいい人は、朝になって体がこわばっていることが多いです。

 

 人は本来、1晩で20回前後の寝返りをするようになっています。この寝返りを全くしない人は自分の内臓の重さによって筋肉が圧迫され続け、血管も圧迫を受けるため血流が悪くなり筋肉への酸素供給量も減りますので、筋肉が炎症を起こし、朝になって腰が痛くなったりベットから起きた時に足がこわばっていたりします。
 寝返りは必要な動作なのです。しかし、これも限度というものがあって、寝た時と起きた時に頭と足の位置が逆になっていたり、睡眠中にあまりにも頻繁に動いているようでは問題があります。

 

 この、寝返りを全くしない、あるいはほとんどしない人と、あまりにも頻繁に動く人のそれぞれの問題点を書いてみたいと思います。

 

 まず、正常な寝返りをするのは、睡眠中に同じ姿勢が続くことにより体に負担がかかることを避けようとする本能的な動きです。体は、睡眠中に横になった状態で、体のどこに負担がかかっているのかを本能的に認識します。そして、体への負担の少ない形に無意識に動く能力があり、起きて活動している時に体にかかった負担や骨格の歪みを修正して戻すことが出来ます。
寝返りがあまりにも頻繁で、睡眠中の動きが激しい人は、本来、体の歪みが強く、睡眠中にその歪みを治そうとして体は動き続けるのです。

 

 けれども、このような人は、まだ、体の痛みとか腰痛などは出ていない人です。体の歪みから腰痛がひどくなると、寝返りどころか横向きで体を丸めた状態でしか眠ることが出来なくなります。私は高校生の頃から腰痛に苦しんでいましたが、中学生の頃からずっと体の右側を下にした横向で、体を幼児のように丸めた形でしか眠ることが出来ませんでした。これは、私がはじめてオプセラピーを受ける時までずっと続きました。

 

 長年同じ形でしか眠れずにいると、当然のこととして同じところに負荷がかかり続けます。結果として、私は右の肩から右腰、右足の付け根にかけて、30代後半に強い痛みが現れ苦しみました。幸いに、腰から足の付け根への痛みは、オプセラピーを受けた初回でほとんど解消されましたが、右肩の痛みは五十肩として、その後数年にわたり痛みが出続けました。この右肩の五十肩は、最終的には自分で自分を施術して治しました。その時に見つけた、首から肩にかけて痛みを起こしているポイントは、今、皆さんへの施術に応用しています。

 

 あまりにも寝像が悪く、眠りに入る時の体の形がなかなか決まらず、よく眠れないという人は、オプセラピーの施術で簡単に改善します。横向きでしか眠れない人は、寝像の悪すぎる人よりは、骨格の歪みが深刻ですので、改善するには時間がかかる場合がありますが、それでも仰向けでも眠りにつけるようになっていきます。

 

 さて、問題は、体の歪みからくる寝像の悪さはなく、仰向けでも眠れる人で、ほとんど寝がえりをうたない寝像の良すぎる人です。
 寝像がよくても朝になって体のどこにも痛みがなく、熟睡して疲労も取れていれば何も問題はありません。しかし、朝になって体のどこかに痛みがあったり、腰が痛くて目が覚めたり、起きた時に足の動きが悪いなどがあるようならば問題です。

 

 このような人は、体の特に後ろ側の筋肉が堅いという特徴があります。体の後ろ側の筋肉が堅いと、寝ている状態の時に、体を左右に転がすことができません。これが、寝返りが出来ない原因です。

 

 睡眠中に体は寝がえりをしようと本能的に楽な態勢へ動こうとしているのですが、背中から腰、そして足のももの後ろ側の筋肉が堅いと動くことが出来ません。
 筋肉が堅いということは、もともとその筋肉への血流が悪く、その上に寝がえりが出来ないことで1晩中体の重みがかかり続けることで、さらに血管が圧迫され筋肉は堅くなっていきます。そこに炎症が起これば体が痛くなるのはごく自然なことです。

 

 体の後ろ側の筋肉が堅くなる一番の原因は、頸椎1番が前方へズレる性質があるため、頭の重さに引っ張られ体が前倒しになることで、それを倒れないように支えるため体の後ろ側の筋肉で強く支えているからです。

 

 これもオプセラピーの施術で頸椎を調整すれば、頭が背骨の真上に乗るようになり改善していくのですが、それに加えて皆さんに『らくらく毛管運動』をしてもらっていることで、体の後ろ側の筋肉がさらに柔軟になるようにしているのです。
 『らくらく毛管運動』をまじめに実践してくれている人は、長時間寝ていても腰が痛くならなくなります。すべては繋がっているんです。

 

 体の後ろ側の筋肉が柔軟ならば、適切に寝がえりをうつことも出来るようになり、朝の体のこわばりに悩むことはなくなっていくでしょう。

 

 それにプラスして、寝具にも気をつけてください。寝返りを邪魔するような環境を作らないことです。毛布やタオルケットを掛け布団の下に敷いていると、それが体に巻きついてしまい、自由に寝がえりが出来なくなります。毛布やタオルケットは掛け布団の上にかけるようにしましょう。

 

 さらに付け加えるならば、枕も寝返りがしやすいものをおすすめします。それは、首を支えるようなくぼみのついた枕ではなく、平らな枕です。ずっと仰向けで寝ていればいいわけではないので、首のアーチにフィットするような形状の枕は意味がありません。枕についてもっと詳しく知りたい人は、『シロハ便りバックナンバー集』を参照してください。枕について詳しく書いた号があります。こちらです⇒枕の大切な役割

 

 寝具の敷布団やマットレスについては、堅い方がよいのか柔らかい方がよいのかと聞かれることがありますが、寝返りの観点から言うと堅めの方がいいと思います。しかし、その人なりの体の状態に合わなければ意味がないので、横向きの姿勢でなければ眠れない人は低反発系の柔らかい、体の形にフィットするような寝具が合うともいえます。

 

 あくまでも、万人に合う寝具はありませんので、自分の体の状態に合わせながら寝具を代えていくことも必要ですし、マットレスも時間とともにへたっていきますので、適度に買い替える必要もあります。

 

 それでも、身体の骨格や筋肉の状態を先に整えておくというのが大前提となりますので、オプセラピーの施術を受けている人はプラスして『らくらく毛管運動』を実践することにより、ある程度幅広い寝具の種類に適応できると思います。

 

[腰痛・四十肩] ブログ村キーワード

 

今月のおすすめ

 

 11月としては観測史上初の都心での積雪となり、滑って転倒する人も多かったのではと思います。そこで、滑らない靴をご紹介します。以前ニュースで見たのを覚えていたのですが、油や水で濡れた床の作業環境でも滑らない安全靴があると言うのです。調べてみたらこれでした。

 


 

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続きを読む≫ 2016/12/17 16:27:17

シロハ便り第87号 2016年3月

 

足をちゃんと使ってますか?

 

今年の花粉の飛び方はすごいらしいですね。
花粉症の人は、かなり大変な思いをしているのではないでしょうか。

 

私は花粉症ではないのですが、朝だけくしゃみと鼻水が止まらないことがあります。気温の寒暖差アレルギーだと思っているのですが、花粉の影響も多少はあるのでしょう。

 

でも、あくまでも、花粉症とは認めません。自分は花粉症ではないと言い続けます。気の持ちようも大事ですから(*_*)

 

足をちゃんと使ってますか?

 

最近、ヒザが痛い人が多いです。一昔前までは、老化現象と言われていて、年配の人に多かったヒザ痛ですが、子供や若い人にも多くなってきています。

 

ヒザ痛の全部が関節の変形や異常だとは思いません、特に子供のヒザの痛みは、足の筋肉負荷と坐骨神経系列からの関連痛で痛みが出ていることが多いです。

 

オプセラピーによる頸椎の調整で、骨格バランスがよい方向へ向かうと、足の筋肉、とくにふくらはぎの過負荷が適正な負荷になり、同時に神経への圧迫もなくなっていくことで、ヒザへの関連痛が起こらなくなってきます。
頸椎の調整をして、ふくらはぎをカイロで温め、毛管運動をしていけば、多くの場合、ヒザの痛みは改善されていきます。

 

しかし、それにしても、ヒザに痛みが出る年齢が異常に若くなっています。その原因の一つとして最近言われてきているのが、靴のハイテク化です。
つまり、靴のハイテク化により、ソールのクッション性などがよくなったことで、本来、足で行っている機能をシューズが代行してサポートしすぎていると言うのです。

 

足とは靴をはく部分で、くるぶしから足の指先の部分を言いますが、片足で28 個、両足で56 個の骨から形成されています。身体全体で208 個の骨があると言われていますので、その4 分の1 が足の骨になるわけです。
この足と足の指を動かしている筋肉はヒザの下から繋がっていて、足と足の指を動かすことは、ふくらはぎの筋肉を動かしていることになります。そして、全身の筋肉の約70%は下半身にあります。

 

つまり、2 足歩行する人間にとって、足を動かすことがいかに重要であるかということです。 足の指でしっかりと地面をつかむように踏ん張り、全体の4 分の1 にも及ぶ足の骨が、複雑に作用し合って、人の動きを常に支えています。

 

しかし、その本来足の機能で行うものが、ハイテクシューズのサポート機能によって補助されすぎてしまうと、人の体は使わなければ退化していきます。

 

この影響で、足の本来の高性能な機能が損なわれ、足の指が使われなくなってきたために、ふくらはぎの筋力低下を起こし、そこに過負荷がかかるとすぐに筋肉が硬直し、使わなければさらに硬くなり、その硬さがふくらはぎの外側を走っている坐骨神経を圧迫し、さらにふくらはぎの硬さがヒザ関節を動かしている筋肉や腱の硬さを誘発し、関節の動きを悪くし、さらに神経を圧迫するという悪循環になっているのではないかと思います。

 

「裸足で走りまわっている子供は丈夫に育つ」というのを聞いたことあるでしょうか? 幼児教育で話題になっているヨコミネ式教育法でも、園児たちが朝一番で裸足で校庭を走り回っています。
子供の足は外部からの刺激によって健全な発育をすると言われていて、7 歳くらいまでは裸足で過ごす時間が多いほうが良いと言われています。

 

それに比べて、子供の頃からクッションの厚い靴を履き続けていると、足の成長が不十分となり、運動能力の低下を招くだけでなく、運動時の怪我に繋がりやすくなるという見解も出始めています。

 

ジョギングやランニングを楽しむ人も増えていますが、それに伴い各シューズメーカーもハイテクシューズを続々と開発し販売してきました。
それがよいのなら、足と脚の怪我も比例して減少しなければおかしいものが、逆に怪我をする人が爆発的に増えている現状も報告されています。

 

健康のためにウォーキングをしている人も、足やヒザの怪我防止に、クッションのよい靴を履いている人が多いと思いますが、実際に、それで足の機能を退化させ、変に足と脚に負担をかけているかもしれないのです。

 

そこで私も5本指シューズを試しています。 すごく気持ちいいです。 変なクッションも入っていなくて素足感覚で歩けます。 石を踏んだ感触も、木の根っこを踏んだ感触も、草や芝生の感触も、アスファルトの硬さと土の地面の違いも、全部足の裏から伝わってきます。 しかも、裸足ではないので全く痛くはないです。

 

これでお散歩していれば、足の裏からの素足感覚の感触を楽しめます。 そして、それは、脳にもいいに決まってます。
足を充分に使うこと、足の裏からの感触をしっかり感じること、足の指を動かすこと、足の骨でしっかりバランスをとること、これ全部いいに決まってます。

 

5本指シューズは全力でおすすめです。また、足の指を鍛えることもおすすめです。足の指を使ってタオルを引き寄せる運動とかすごくいいです。 デスクワークの多い人は、テニスボールなどを足で転がしていてもいい運動になると思います。

 

「健康は足から」とよく聞くと思いますが、だから歩けばいいんだろうと思っている人も多いのではないでしょうか? 正確には、足の指を動かし鍛えることが重要なのです。
[足の健康] ブログ村キーワード

 

今月のおすすめ

 

というわけで、ビグラムというメーカーが5本指シューズを販売しています。ウォーキングやランニングに、インドアのフィットネスからアウトドアスポーツまで、幅広い分野で愛好家が使っています。

 

外反母趾の予防や偏平足の改善、アスリートの怪我のリハビリ、そして、脳梗塞の予防、回復までした人もいるそうです。素足感覚なのでクッションはほとんどありません。はじめは短い距離から歩いたり走ったりして慣らしていくといいそうです。

 


 

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続きを読む≫ 2016/04/17 09:50:17

シロハ便り第86号 2016年3月

 

目線を使ったストレッチ方法

 

先月は、気温と気圧の乱高下が激しく、体調を崩した人も多かったのではないでしょうか。

 

気候変動による体調の変化や関節の痛みには体内での酸欠が大きくかかわっています。

 

そして、酸欠を引き起こすベースとなるのが、鉄分不足です。世界保健機構では、現在世界中で最も不足している栄養素として鉄をあげています。

 

体内で酸素を運ぶために欠かせない鉄分の不足によって、気圧の変化に体が大きく反応してしまいます。鉄分補給には動物性の「ヘム鉄」が体に吸収されやすくサプリメントなどもあります。

 

目線を使ったストレッチ方法

 

 体調管理にストレッチをしたほうが良いですかと聞かれることがあります。私は今まで、痛みのある時はストレッチはやらないようにと言ってきました。

 

 痛みの急性期で、激しい痛みがある時は絶対にやめた方がいいですし、そんな時にストレッチをやる根性があるのは逆に「すごい!」ですが、絶対にやめてください。

 

 痛みが落ち着いてきて、日常のケアとしてストレッチをする場合も、あまりおすすめしてこなかったのは、間違ったやり方をする人が多いからです。
 左右対称にストレッチをしようとして、体の痛みのある方向までやってしまったり、固い部分を重点的に伸ばそうとすることは、体にとっては負担以外の何物でもありません。

 

 どこも悪くない、アスリートが競技や戦いの前に体をほぐすストレッチと、体に痛みなどの症状がある人が行うストレッチでは、根本的にやる意味もやり方も違います。

 

 そもそも体のバランスがおかしなことになっているから、痛みなどの症状が出ているわけです。バランスの悪い体を左右対称の動きでバランスよくストレッチしようということに矛盾があります。
 体とは、動かすと良くなる方向に「気持ちよさ」を感じさせ、動かすと悪くなる方向に「痛み」を感じさせるように出来ています。

 

 体のバランスが悪く痛みのある体に対して、行ってよいストレッチは、動かしたり伸ばしたりして、気持ちいいと感じる方向のみです。

 

 これを見極めて正確に体を動かしたり伸ばしたりすることは、かなりの熟練の技がいります。ゆえに、素人がストレッチを自分でやっても、体を痛めることはあっても良くすることは難しいので、へたなストレッチならばやらずに、もっと遙かに効果的な毛管運動のみをやることをおすすめしています。

 

 ここまでのことが前提として、今回はあえて、首のストレッチ方法をご紹介します。なぜかというと、スマホやパソコンによる目の使い過ぎが、首の状態に強い影響を及ぼしているからです。
 この影響はあまりにも強く、もはや見過ごしておくことは出来なくなりました。そこで、目による首の影響を考慮にいれたストレッチ方法を教えます。

 

 まず、上を向いて、そして下を向いて、どちらか楽な方を決めてください。そして、視線を顔の向きと逆方向に向けます。つまり、上を向くときには視線を思いっきり下に向け、下を向くときには視線を上に向けます。
 これを、楽な方向のみ、例えば、下を向いた方が楽だった場合は、顔を下に向けながら、視線は思いっきり上に向けます。そして、息を吐きながら、顔の向きと視線の向きを逆方向へギリギリまで引っ張っていってください。
 そして、息を吐ききった頃に一気に脱力します。これを数回繰り返してください。

 

次に、頭を左右に倒して、楽な方を決めます。先ほどと同じように、頭を右に倒した時には視線を左に向け、左に倒した時には視線を右に向けます。
 そして、楽な方のみ、息を吐きながら、頭の倒す向きと視線の向きをギリギリまで逆方向に引っ張るようにして、息を吐きったら一気に脱力します。これも数回繰り返してください。

 

 次に、同じように今度は、顔を左右に向け、楽な方を決めます。そして、楽な方のみ、顔の向きと視線を逆方向に、息を吐きながらギリギリまで引っ張り合い、息を吐ききったら一気に脱力します。これも数回繰り返します。

 

 これをやると、きつかった方向への動きも勝手に楽になっていることが多いです。絶対にきつい方向へはやらないでください楽な方のみ行います。
 このストレッチ方法は、首の大きな筋肉と、目の動きを微調整している筋肉が引っ張り合うことで、しっかり伸ばされ、目の疲れにも大変効果的です。

 

 スマホやパソコンを長時間使い続けると、画面上を視線が動きます。その視線の動きに対して、いちいち頭が動いていたら頸椎に負担がかかりすぎるので、ほとんど頭を動かさずに目だけを動かそうとします。

 

 しかし、目だけを動かしているつもりでも、視野を広げるために、頭は動いていないようでも微妙に位置を調整するように動いています。その時の微調整に上部頸椎が動き、それを動かす筋肉に負担がかかります。
 この筋肉を後頭下筋群といい、頸椎2番の後ろ側、ちょうど首と後頭部の付け根付近にあります。この後頭下筋群が緊張し収縮することで、頸椎2番を後ろに引っ張り、頸椎1番と2番のズレが大きくなります。

 

 上部頸椎の調整効果を持続させ、日常の目からくる疲れの影響を緩和するために、このストレッチはとても有効です。

 

 頭を上下・左右に動かした時に、どちらも楽ならば両方やってもいいですが、あくまでも楽な方のみ行ってください。もし、どの方向もきつければ、首の動きは最小限、痛みのないところまでにして、視線のみ逆方向へ出来るところまで引っ張るようにするといいと思います。

 

 頭と首を動かして、どの方向へ動いても痛みがある場合は、絶対にやらないでください。施術を受け、楽になってきてからならOKです。
 適切に行えるなら、このストレッチならば、おすすめできます。

 

[ストレッチ] ブログ村キーワード

 

今月のおすすめ

 

 ドイツは、とても自然環境の保護に対する意識が高いようで、ドイツ製の洗剤が口コミで人気があったので取り寄せてみました。
 洗剤が川に流れても、自然環境に迷惑をかけない原料で作られていて、手荒れもしにくいということです。

 

 バイオの力で排水管の汚れも落としてくれて、浄化槽にもよい影響があるらしいです。キッチン用を使ってみて、油汚れもすぐ落ち、泡切れもよく、すぐにキュッキュすると、うちの奥さんにも好評です。

 

緑の魔女 キッチン 業務用 5L (台所用バイオ・ハイテク洗剤)
B00I1FC9U0

 

あとがき

 

 動物性食品に含まれている鉄分を「ヘム鉄」といい、植物性食品に含まれている鉄分を「非ヘム鉄」といいます。動物性のヘム鉄の方が、体に吸収されやすく、非ヘム鉄はほとんど吸収されないと言われています。

 

 牛肉や豚レバーやマグロの赤身やかつおなどには、多くのヘム鉄が含まれています。がんばって赤身のお肉類を食べるようにしましょう。

 

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シロハ便り第85号 2016年2月

枕の大切な役割

 

最近よく香取神宮に行きます。
伊勢神宮と香取神宮と鹿島神宮は神様が兄弟で日本を作った神様と言われ、最高位にある神宮です。

 

香取神宮に要石というのがあって、かなりのパワースポットなのですが、地震の多い日本の国土を納めるため、香取神宮にある凸型の要石と伊勢神宮にある凹型の要石がガッチリ噛み合って守ってくれているそうです。

 

みなさんはパワースポットに行った時はどうされますか? パワーをもらおうと手をかざすでしょうか。
私は逆にパワーを送ってきます。いつも守ってくれてありがとうと念じながら。

 

枕の大切な役割

 

今まで枕のことにはあまり触れてきませんでした。
皆様が施術後にお休みいただくベットで使っている枕は、お問い合わせも多く、どうしてもあの枕が欲しいと
言われることもあります。

 

しかし、残念ながら、あの枕は高級品でもなければ、首にやさしい特別な枕でもありません。ニトリで適当に
買ってきた枕で、処分品で山積みされていた、確か500円くらいの枕です。

 

はっきりいって安物の枕ですが、施術後にその枕で寝てみると、今までに出会ったことのないくらい気持ちい
い枕と感じる人が多いです。

 

これは、私がオプセラピーを学んだ師匠からの入れ知恵で、高級品の枕を使っていると、枕がいいから気持ち
いいんだと思われるから、安物の枕を使ったほうがいいよ、と言われたのでそうしてきました。

 

つまり、枕が合わないのは首の状態が悪いからで、上部頸椎を調整し首の状態がよくなれば、どんな安物の枕
であっても気持ち良く使えるとわかってもらえるようにという思いからです。

 

しかし、枕について調べていたら、枕選びにおいて大切であるけれど見落としがちなポイントがあることがわ
かりました。
そこで、睡眠中に首や肩に負担のかからないような枕についてお伝えしたいと思います。

 

まず、枕の形状で多いのが、首のアーチ部分を支えるように、首に当たる部分が盛り上がっていて、真ん中付
近の後頭部が当たるところが少し凹んでいる形です。当院で使っている枕も、そのような形状です。

 

この形状の枕は、施術後に30分〜1時間くらい寝てもらうには問題ありませんが、普段の睡眠で使うには適
さない場合があります。

 

首のアーチを支える部分が盛り上がっているような枕は、首のストレッチの意味があり、ストレートネックを
矯正する目的を含んでいます。
しかし、睡眠中に首のストレッチをする必要は全くありません。
大切なのは、首も肩も緊張を起こさず、楽に寝がえりがうてるということです。

 

楽に寝がえりがうてるように、その人に最適の高さで、沈み込みがないしっかりした素材で、フラットな形状
の枕が、最も睡眠中に首・肩・骨格に負担をかけない条件になります。

 

つまり、首のアーチを支え、ストレッチ効果を得るならば、ずっと仰向けに寝ていなければいけません。

 

しかし、ずっと同じ形で寝ていること自体が無理ですし、体の体圧も同じ部分にかかり続けることが一番体に
は悪いので、寝返りが重要なのです。

 

枕選びに、寝がえりが楽で適切にできることを考慮にいれていなければ、ここが盲点になります。

 

考えてみれば寝返りは極めて重要で、誰しも一晩で20〜30回は寝がえりをうっています。その際に、横向
きと仰向けで著しく首と頭の位置が変化しては、首がおかしくならないほうが不思議です。

 

枕の素材も、首や肩にコリや痛みのある人は、どうしても柔らかい素材を選びがちですが、低反発や羽毛やそ
ばがらやプラスチックチップなどでは、頭の重さによって枕の形状が変化してしまい、寝返りをうつ時に抵抗に
なってしまいます。

 

寝返りをして、横向きでも仰向けでも楽な寝姿勢にするためには、どの方向にも無理のないように、その人の最適な高さに枕の高さを合わせることがとても重要です。

 

枕の高さの目安は、いつも使っている寝具に寝てみて、横向きになったときに背骨と首が一直線になる高さで、仰向けになった時に、首と肩の付け根(頸椎7番)の中心から水平に引いた線と、その頸椎7番の中心から耳たぶを結んだ線の角度が15°前後になる高さです。

 

整形外科枕って聞いたことありませんか? 枕の専門医がその人その人の最適な枕の高さを計測して、オーダーメイドで作っている枕です。 その計測の予約を取るのには数カ月待ちだそうです。
興味のある方は調べてみてください。

 

●整形外科枕の作成・・・山田朱織枕研究所のホームページからWeb又ははがきで枕計測予約をします。
●自宅で使っている枕の調整方法などを指導してくれる枕外来はこちら
院名・・・16号整形外科 院長・・・山田朱織 医学博士 枕外来・TEL 050-5846-6704
※整形外科枕作成の計測と枕外来は別会社です。枕外来の電話で整形外科枕の作成予約は出来ませんので注意

 

枕と共に寝返りをするのに大切なポイントが寝具の素材です。摩擦抵抗の強いポリエステルウールやタオル地のようなものを使っていたり、タオルケットや毛布などを使っていると、まとわりついて寝返りの抵抗になり、首への負担になります。

 

綿や竹繊維などの素材は摩擦が少ないのでおすすめです。掛け布団に毛布やタオルケットを重ねる場合は、掛け布団の上に重ねるようにしましょう。パジャマもフリースやトレーナーのようなものは抵抗が強いです。摩擦の少ない素材の寝間着を選ぶとよいでしょう。

 

寝がえりの度に寝具が体にまとわりついて、抵抗していれば、体や首にとてつもなく強い力が加わります。枕と寝具を寝がえりが自由に出来ると言う観点から見直せば、頸椎の調整を受けている皆さんならば、さらに体調がよくなっていくと思います。

 

[枕 選び方] ブログ村キーワード

 

今月のおすすめ本

 

首や肩に最適の自分の枕を手作りする方法が書いてある本です。整形外科枕も2〜3万円しますので、自分で作れるなら試してみることをおすすめします。

 

枕を変えると健康になる 「手づくり枕」で頭痛、肩こり、不眠は治る
山田 朱織
4860636899

 

あとがき

 

たまに朝方に古傷の肩の痛みとしびれが出ることがあって、私はその時点で自分の首を調整してしまうのですが、なんで寝ていてこれほど首に負担がかかるのだろうと思っていました。

 

そこで枕について調べていましたが・・・それもあるにはあるんですが、真相はれもんちゃんが乗っていたんですね。

 

寝返り出来ずに押さえつけられていました(T_T) ペットと一緒に寝るのは一番よくないらしいですけど・・・・一緒に寝てくれるれもんちゃんのぬくもりは、何ものにも代えられません。

 

それ以外の寝具を整えることでカバーしようと思いました。

 

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続きを読む≫ 2016/02/19 16:26:19

シロハ便り第79号 2015年8月

膝の痛みの原因

 

 猛烈な暑さが続いています。台風の発生や雷を伴ったすさまじい夕立ち、ゲリラ豪雨も年々激しさを増しているような気がしますね。

 

 暑くても天候が安定していれば、熱中症に注意していれば、それほど体調が急に悪くなることはないと思いますが、気圧の急変には体は激しい
変化を起こします。
 晴れた暑い日が続いたあとに、低気圧や台風が近付いてきたときが一番危ないです。ギックリ腰、頭痛、めまいを起こしやすいですので、充分注
意してください。

 

ここ危ないなと意識しているだけでも違いますよ。

 

膝の痛みの原因

 

膝の痛みのある人も多いですね。私自身も膝は手術を受けていますので、膝について少し詳しく書いてみたいと思います。
膝が痛いといって病院に行くと、かなりの確率で『水がたまっていますね』と言われます。なんとかの一つ覚えみたいに・・・。
膝の痛みに対して病院で出来ることって本当にないんです。水を抜くくらいしか選択肢がないみたいです。ほとんど中世の放血針のような、悪い病気は血が悪くなっているので、その血を抜けば治るみたいな・・・黒魔術ですか?

 

どこでもそうですけど、関節が痛いといって病院に行くと、まず、その関節の異常を診ようとします。そこが根本的に間違っています。

 

関節の痛みとは、筋肉と神経と関節の関係で痛みが発生しています。そして、痛みが出たらまず最初に見るべきところは、関節まわりの筋肉の状態です。その関節を動かしている筋肉とか腱が堅くなっていないかをまず初めに見るべきなのです。
この筋肉の状態を診るっていうのが、医学では本当に苦手ですね。まずお金にならないし、対処も出来ないからだと思いますが、そこ抜きで考えているから、水を抜こうとか余計なことをしだすのでしょう。

 

まずもって、膝の関節で、軟骨が減ってクッションがなくなっているとか言われる人も多いですが、本当にそれで痛いのなら、もはや激痛レベルの痛みが常時出ていないとおかしいです。
痛い日もあるし痛くない日もあるっていうのは、じゃあ、調子のいい日は軟骨が増えたのか?

 

筋肉って、その日によって、堅い日もあればやわらかい日もあるんです。膝関節のまわりの筋肉や腱がやわらかい日には痛みは和らいているんです。こちらのほうが自然だと思いませんか。
まずは、膝が痛いのなら、膝関節まわりの筋肉の状態を、やわらかくしてあげることが、何よりも最優先事?です。

 

では、膝関節まわりの筋肉が堅くなる要因をみていきましょう。第一に、頸椎のズレによる頭の位置の変化です。頭は前に出ます、すると身体は全体的に前つんのめりに倒れていき、それをふくらはぎで踏ん張るようになります。
ふくらはぎの筋肉負荷が強すぎて堅くなり、そこから膝関節まわりの筋肉の堅さへとつながっていきます。

 

また、頭は左右にも倒れていますので、頭が右に倒れたら左半身に、頭が左に倒れたら右半身に、対角線に筋肉負荷が増加しますので、膝の痛みも左右どちらか一方に痛みがでやすいのです。

 

オプセラぴーを受けて膝の痛みがやわらぎ改善している人は、頭を支える形が正常化するため、ふくらはぎに過度な負荷がかからなくなることで、ふくらはぎを中心に膝関節まわりの筋肉もやわらかくなっていき、関節の動きが良くなったためです。これがまず最初に必要なことです。

 

次に、ふくらはぎの筋肉が堅くなると、ふくらはぎの後ろ側やや外よりに走っている坐骨神経を圧迫します。この神経を圧迫することで痛みがその神経のライン上の出やすい所から出る性質があります。
その痛みが腰に出る人もいれば、股関節に出る人も、ふとももに出る人もいます。そして膝に痛みが出る人も多いのです。これが2 番目の神経との関係です。

 

決して、膝の関節に異常があって、そこで膝の神経にさわって痛くなっているのが先ではないのです。膝関節まわりの筋肉の堅さを作り出しているふくらはぎへの過負荷を頸椎の調整により改善することでやわらかく保つことができます。そしてふくらはぎもやわらかくなると坐骨神経の圧迫もとれていき神経による痛みもなくなっていきます。

 

また、ふくらはぎの後ろ側やや外よりにふくらはぎ用のサポーターをしてその上に使い捨てカイロをはり、よく温めることで筋肉もやわらかくなり坐骨神経の痛みも和らぎます。
そして、毛管運動をすると、これも足全体の特に後ろ側の筋肉がとても柔軟になり、毛細血管がきれいに開き末端血流が劇的によくなるので、膝の痛みには一番効果的です。

 

そこまでやってなお、膝に痛みが強くでるようならば、膝専門のMRIを撮ることをおすすめします。私は膝の半月板をねじ切ってしまいました。半月板がギザギザにねじ切れ、その切断面がズレると激痛でしたので、半月板の摘出手術を受けました。

 

今ではすっかり回復し、ランニングも出来るようになりましたが、私が半月板を切った原因は、ゴルフの打ちっぱなしのやりすぎが確かにありましたが、やはり子供の頃から膝は堅かったです。
ちょっと汚い言い方ですが、「うんち座り」が出来ませんでした。かかとをつけて両足をかかえて座る感じです、かかとを地面につけると後ろに転がってしまいました。

 

私が膝の痛みを感じていた時は、私はまだオプセラピーを知りませんでしたので、もっと早く知っていれば半月板をねじ切るまではいかなかったでしょう。ちょうど半月板をねじ切った少し前から、腰痛でオプセラピーを受け始めたくらいでした。

 

私は左の膝の半月板を手術したのですが、右の膝にも痛みがあり、手術を受けて入院している時に一応右膝のMRIを撮ってもらいました。そしたら、右膝の半月板も切れていますと言われました。左の手術した膝が落ち着いたら右も手術しようね、と言われましたが、その後そのまま放置して10 年経っています。

 

今も右膝は全然痛くないんですよね。痛かった時から10年の間になにが変わったかというと、オプセラピーを受けていて膝関節はかなりやわらかくなったことでしょうか。膝関節まわりの筋肉がやわらかければ、半月板や靭帯にある程度の損傷があってもけっこう大丈夫なのではないかと実感しています。

 

膝の痛い人にも何度も言っていますが、オプセラの施術を受けたら、日常で、半身浴をして、ふくらはぎを温めて、毛管運動をしっかりやってください。

 

関連サイト⇒膝に不安をかかえる全てのランナーを応援するブログ

 

[ヒザの痛み] ブログ村キーワード

 

 

今月のおすすめ本

 

 本屋大賞でかなり人気の長編です。謎の難病とその治療法を探る者、抗体をもっているかもしれない者、その病気を武器に使おうとする者、追う者、追われる者、自然の生態系を乱した報い、侵略者と国を追われた者、様々からみあっておもしろかったです。

 

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
上橋 菜穂子
4041018889

 

 

鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐
上橋 菜穂子
4041018897

 

 

あとがき

 

 熱中症対策についてはテレビなどで毎日のように聞くと思いますが、そもそも熱が体に籠ってしまって体温調節が出来ない人がなりやすいです。つまり汗をちゃんとかけない人。その対策にもなりますので、夏でもしっかりと半身浴をしましょう。37 度くらいの温度でちょうどいいです。

 

 

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続きを読む≫ 2015/08/26 12:41:26

シロハ便り第71号 2014年12月

 

体にかかるギブス

 

 早いもので、もう師走ですね。年々、年が過ぎるのが早くなっていくような気がします。
 院内の模様替えをしたのが去年のお正月でした。配置を考えながらバタバタしていたのがつい先日のような
感じがします。
 今年のお正月は特にやることもないので、のんびりする予定です(*^_^*)

 

 年末年始は12 月30 日(火)から1 月4 日(日)までお休みさせていただきます。
 新年は1月5日(月)からになりますので、よろしくお願いいたします。

 

体にかかるギブス

 

[姿勢改善] ブログ村キーワード

 

 体の歪みや姿勢の悪さを気にしている人って多いと思います。一般的には普段の姿勢が悪いから体が歪むという考え方が大勢を占めています。
 しかし、これは大きな間違えで、体の骨格は姿勢が悪いから歪んでいくのではありません。そもそも、体の骨格は歪んでいるのではなく、重たい頭を支えるためにバランスをとることを目的として移動しているだけです。
 これが大前提にあって姿勢を考えた場合、姿勢とは重たい頭を楽に支えられる体勢をとっているだけだと考えられます。つまり、肝心要の頭が背骨の正中線の真上にしっかりと乗っていないにもかかわらず、姿勢が悪いと言って無理に良いと思われている形にしようとする努力は、体に大きな負担をかけるにもかかわらず全く無駄な努力であり、頭の重さには絶対にさからえないので、決して姿勢が安定して良くなることはありません。
 意識をして姿勢をよくすることは出来ないと知るべきです。そして、姿勢とは無意識のうちに良くしようとして脳が働いていることもあわせて知っておいて頂きたい事実です。

 

 なぜそう言い切れるのかというと、施術前に皆さんに検査をさせて頂いておりますインサイトディスカバリーの筋電計の結果がそれを証明しているからです。
 筋肉とは脳から送られてくる電圧が高いほど強い力を出せるようにできています。皆さんの姿勢を後ろから見続けている私ですが、姿勢の悪い時ほど、この筋電計の数値は低く、姿勢が良くなってきたときの方が、数値は高くなっていく傾向がはっきりしています。
 どういうことかというと、重たい頭が背骨の正中線から大きくズレている時は、その重さを筋肉で支え続けることはとても辛いので、骨格が移動し背骨を丸くしたり骨盤が傾いたりして、頭の位置をなるべく背骨の正中線の真上に近くなるようにしていきます。すると頭の位置のズレを支える筋肉への負荷が減りますので、脳から筋肉へ送られる電圧も低くなっていきます。
 この状態からオプセラピーの施術を受けていきますと、頭の位置が背骨の真上に乗ってきますので、骨格は勝手に正しい方向へ戻り始めます。ここで一瞬でかなり姿勢が良くなってしまいます。これは初めに皆さんの後ろ姿を施術前と施術後に写真を撮らせて頂いておりますが、その比較でもわかることと思います。

 

 そして、ここからが脳のすごいところで、脳はバランスの良い骨格へ戻っていくことはもちろん大歓迎なのでなるべく良くなっていった骨格バランスを維持しようと努めます。それでも長い年月がかかって移動していた骨格のズレは癖になって残っていますので、完全には良い方向の変化を維持できないのですが、癖による引き戻し
を最小限にするために、その骨格を支える筋肉に強い電圧をかけて力を出させ、支えようとするのです。
 つまり、施術後の骨格変化を支えるために、筋肉へ電圧を強くして筋力を維持してよい変化を固定させようと働くのです。だから施術を重ねて姿勢が良くなっていくほどに検査の筋電計の数値が強くでることが多いのです。
 これが施術による骨格変化を支える、体にかかるギブスになっていると言ってもいいです。

 

 その上で今までの長年の骨格の癖が抜けてくれば、頭をしっかりと骨格で支えられるようになりますので、筋肉で引っ張っている必要もなくなりますから、正常で適切な楽な力で骨格を支えるようになってきます。
 その状態がインサイトディスカバリーの検査による全部の数値が正常値である状態です。その方向へ向かうように脳は筋肉を使ってしっかりとギブスをかけ続けてくれます。
 けっして全てが正常値でなければいけないというわけではありませんが、向かう方向性としては必ずそう動いていくのです。

 

 体の骨格はそもそも骨格標本のようには作られていません。左右で同じ部位の骨格でも微妙に長さや太さが違っています。これは骨格の構造上で、いわゆる“遊び”を作っているようなもので、その遊びがあるからこそ、体は少々のことではへこたれない強さをもつことができています。
 何か強い衝撃を受けたときでも、骨格の遊びがあるからこそ、その衝撃を吸収することもできるし、体の機能を損なわずに受け流すことができているわけです。
 5重の塔が幾多の大地震にも耐え、倒れたり破損したりせず今の形を維持しているのも同じ原理で、四隅の柱の長さや太さを微妙に変えています。そこで遊びができるように作られているわけで宮大工の知恵が結集している建築物です。

 

 だから、何も骨格標本のような姿勢にならなくてもいいんです。検査の数値が全部理想的な正常値にならなくてもいいんです。ある程度の遊びが、ある程度のズレは受け流してくれますから。
 ある程度のコンフォタブルゾーン(心地よい領域)に納まってくれれば、皆さんの症状はなくなり快適に過ごすことは充分できます。
 そこまでいったら初めて、しっかりと体を動かし筋肉を強くしていくと最高に良い状態をキープすることができます。

 

 そこまでもっていくための掛け橋になることが、私のオプセラピーの仕事です。

 

 

今月のおすすめ本

 

 人気の半沢直樹シリーズの最新作『銀翼のイカロス』読みました。これが完結編でしょうかね。半沢直樹が頭取になるまで続けてもらいたい気もしますが(^_^;)
今回も大物をギャフンと言わせます。ストレス解消に最高ですね。

 

銀翼のイカロス
池井戸 潤
4478028915

 

あとがき

 

 以前、このお便りでも取り上げた『毛管運動』ですが、皆さんやっていますでしょうか? これホントに素晴らしく効果的です。 真面目に実行している方からはうれしい報告が多く寄せられています。
 オプセラピーの施術と毛管運動は最強の組み合わせだと思っていますので、ぜひぜひ実行して続けていって頂きたいと思います。
 つい先日も、買い物をしていた時偶然お会いした患者さんで、両手の指全部が痛々しいほどの霜焼けだった人が、今年は全く霜焼けができないとうれしそうに話かけてくれたことがありました。 今年の夏頃から真面目に毛管運動に取り組んでいた人です。 末端血流は確実に改善し、細胞が元気になっていきますよ。

 

 

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続きを読む≫ 2014/12/03 15:53:03

シロハ便り第66号 2014年7月

 

気圧の変化による影響

 

 5月の後半から6月・7月の梅雨にかけて、気候の変化がすさまじいですね。
 雹や雷、スコールのような大雨と荒れに荒れています。

 

 気温の変化も激しく、7月に秋物の服をあわてて用意しているメーカーさんも多いそうです。
 そんな天気がつづくことで、頭痛や関節の痛みが出やすくなってきます。普段から体を温めておくことと睡眠を充分とることを心がけてくださいね。
  ご自愛ください(-_-)zzz

 

気圧の変化による影響

 

 ここ最近の気候の変化で体調を崩している人が多いです。頭痛持ちの人は天気の変化がわかると言いますが、天気が崩れてくる前にその兆候を頭痛が知らせてくれるという、あまりありがたくない能力ですね。
 どこの局か忘れましたが、天気予報の時に関節痛予報も出していました。一般的にも低気圧になると関節が痛くなるということは常識のように知られています。
 でも、それは経験則であって、その理由をズバリ解説している人はいません。どれも憶測で科学的根拠は得られていません。
 そもそも現代医学において、頭痛や関節痛の原因が特定されていないので、なんで気圧の変化で痛みが出てくるのかという問いに明確な回答が出せるわけがないんです。

 

 では、ズバリ回答を出しましょう(-“-)
 あくまで僕の個人的意見ですが、おそらく大体のツボはついていると思います。
 ここでいう頭痛は緊張性の頭痛とします。そして、緊張性頭痛も関節痛も原因はひとつ、筋肉が緊張するから起こります。ここが出発点です。それを間違えるから原因も対処法もわからないままなんです。

 

 低気圧でひざや腰に関節痛がでると、お医者様達は、すぐに関節が悪いんだと思い、関節を診ようとします。
 そこがそもそもの間違いです。
 関節が悪くて痛いのならば、天気のいい日も痛いはずでしょ?
 問診をちゃんとしているんでしょうか?と疑いたくなりますよね、天気の悪い日に痛くなるんだと言っているのに!
 気圧の変化で体に変化が起こるとすれば、それは骨ではなくて筋肉の方です。筋肉が緊張するんです。

 

 気圧が高気圧から低気圧に変わると上昇気流が発生します。この変化が急激であればあるほど気体が上へ空へ引っ張り上げられる力が強くなります。
 すると気体は水に溶けていますが、溶けるといってもその状況は、気体の分子が液体の分子につかまっているようなものです。当然のごとく高気圧の時は上から高い気圧で抑えられていますから、水の分子はより多くの気体の分子をつかまえておけます。
 ここに低気圧で上昇気流が起これば、水の分子につかまっている気体の分子は引っ張りあげられてしまうのでどんどん上へ空へ逃げていってしまいます。
 これが低気圧の時に起こる水に溶け込む酸素量の減少です。

 

 これと同じことが人の体にも起こります。呼吸により酸素を取り込むにも、血液中に取り込める酸素量が減少してしまうのです。
 つまり強い低気圧の時には血液中の酸素濃度が低くなり、細胞へ送り込む酸素量が減少することで筋肉が酸欠を起こしています。

 

 ここに体のバランスの偏りによって生まれた過度な筋肉への負担が普段からあると、負荷の強くかかった筋肉に酸欠があわさることで一気に筋肉は緊張状態になり堅くなります。
 これが首や肩の周辺に起これば緊張性の頭痛になり、ひざなどの関節周辺に起これば関節を動かす周りの筋肉が堅くなるので、当然関節も一気に堅くなり痛みを起こします。

 

 なんと簡単なお話でしょうか。でも、簡単なことを難しくして余計なことをするのが得意な白い服を着た専門家の方が大勢いらっしゃいます。すぐにレントゲンとって軟骨がすり減っているからあーだこーだと・・・

 

 オプセラを受けていらっしゃる方で、このような気圧の変化による症状が出なくなっていく人は多いです。
 まず体の骨格のバランスが正常化してくることで、普段から、特定の筋肉への過負荷がなくなっていくこと。
 そして、脳幹が自律神経をうまく使えるようになってくることで普段から血流が良くなっていくこと。
 背骨が伸びてくることで胸骨が開き、普段の呼吸が深くなっていくこと。
 半身浴をするようにしつこく言われることで、毛細血管が開いてくる人が多いこと。
 これすべてが血流改善へとつながっていますので、普段から充分な血流量が末端の毛細血管に流れていれば、多少酸素量が減っても明らかな症状になって現れるほどには影響を受けなくなってきます。
 それでも痛い時には、その部位に使い捨てカイロを貼り、筋肉の緊張を緩めることで末端の血管への締め付けを緩めてあげれば血流が改善し痛みが引いていきます。
 頭痛ならば肩から肩甲骨へかけてカイロを貼ってください、ひざが痛いならばふくらはぎの少し外よりの裏側に貼ってください。
 理想は気圧や環境の変化に負けない健康な体になることです。オプセラピーでは、すべてはそのためにやっています。

 

[関節痛] ブログ村キーワード

 

 

 

今月のおすすめ本

 

 みなさん、好きな数字と嫌いな数字ってありますか? 一般的に4とか13とか49とか、いや〜な感じはしますよね。 昔から数字にまつわる吉凶は大事にされてきました。
 名前の画数とかもすごく気にして名前考えたりしますし、大事な祭事にも運気のよい数字を選んで行ったりします。
 自分にとってのラッキーナンバーを活用して運気をあげるおもしろい本です。

 

数字の開運力 身近な数字の力を使いこなして運を引き寄せる方法
シウマ
483872134X

 

あとがき

 

 日本人は鉄分が不足しがちです。鉄分を体に吸収させるには動物性たんぱく質で摂取するほうが効率がよいので牛肉がおすすめです。
 鉄分はコラーゲンを生成するのにかかせない成分で、コラーゲンはお肌に潤いを与えるだけでなく骨を作るのに絶対に欠かせない物質なんです。骨がスカスカになるのはカルシウム不足ではなく鉄分不足によるコラーゲンの減少によって起こります。
 頭痛や間接痛に一番効果的な栄養素も鉄です。

 

 ということで、おいしい牛肉を食べにいってきました(^_-)-☆
 虎ノ門ヒルズに入っている熟成肉専門店の但馬屋さん。
  ランチ3,000円〜
  ディナー8,000円〜

 

気圧の変化による影響

 

こんなにおいしいステーキ食べたことなかったです!(^^)!
次はディナーでいってきます♪

 

 

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続きを読む≫ 2014/07/09 11:22:09

シロハ便り第55号 2013年8月

 

修復工事の原理原則

 

みなさん、もうお気づきだと思いますが
先月から施術後に休んでもらう布団を
ベットに替えました。

 

ベットはフレームだけで、マットレスは高反発系の布団です。

 

高反発系の布団は、耐圧分散してくれるので
寝ていて下からやさしく押し上げてくれるような
フワッとした感覚があります。

 

自分のベットの布団もこれに替えました。
何時間寝ていても、とても楽で、
つい寝すぎてしまうくらいです(^^;;

 

でも、一番気持ちよさそうに寝ているのは
れもんちゃんで、一番最後まで、ベットにいます(・_・)

 

この布団の詳細は↑のバナーをクリックしてご覧ください。

 

 

修復工事の原理原則

 

[原理原則] ブログ村キーワード
[体の痛み] ブログ村キーワード

 

体の痛みを治すことを修復工事に例えた時
その工事が滞りなく完遂されるための原理原則は

 

1、現場の情報がしっかりと本部に届いていること
2、本部が手配した物資が現場にちゃんと届くこと
3、現場の職人さん達が喜んで一生懸命働いていること

 

これ、ホントに大事です!!!

 

 

この原理原則が一つでも欠けたら、修復機能は上手く働きません。

 

しかし、この原理原則に則って治していけば
ちゃんと修復され回復していくのは、当たり前なんです。

 

 

では、この3つの原理原則をもっと細かく見ていきましょう。

 

 

1、【現場の情報がしっかりと本部に届いていること】

 

これについては、元々のカイロプラクティックが本当にやりたかったことです。

 

本部である脳と現場である患部の情報のやり取りが充分でないことが
病気や慢性症状が長引く根本原因だと考えられていました。

 

そこで、脳と体の情報を伝達している神経の束である脊髄に対して
何らかの圧迫があり、神経機能を鈍くしているのではないかとの結論に達し
臨床で検証されてきました。

 

その中でも、最も初めにズレ、最も全身の骨格に影響を与えてしまう
歪みのメジャー(主要な)ポイントが特定され
それが上部頚椎だったわけです。

 

体と患部の情報伝達には痛みも伴います。

 

しかし、この痛みを必要以上に怖れたために
必要な情報伝達網を鈍らせて痛みという情報を
本部(脳)に届かなくさせようとし続けてきたことが
慢性症状がいつまでも完治されない根本原因と断言してもいいです。

 

上部頚椎調整によって、この情報網を開きます。

 

 

2、【本部が手配した物資が現場にちゃんと届くこと】

 

体の細胞に血液を送り届けるのは、毛細血管です。

 

この一番細い血管が自律神経の緊張により締まってしまって
細胞が修復をするために必要な物資がちゃんと届かなくなってきます。

 

現場工事において、そこに物資を送るとき、国道など幹線道路は流れていても
現場へいく道が通れなくなっていたら、工事は進みません。

 

同じ理由で、ストレスが健康に一番悪いのは
全細胞への物資の供給が上手くいかなくなるからです。

 

私の指示の中で、患部に使い捨てカイロを貼り、かならずぬるめのお湯で
半身浴を30 分することの2つがありますが
これはストレスのない状態で、細胞へ血液を送る毛細血管を開くのに必要だからです。

 

逆に揉むな冷やすなと言うのも、毛細血管を閉じることにつながるからです。

 

ストレスをなくせ!と言っても無理でしょ。

 

ならば、物理的に温めて現場への物資の供給路を確保することくらいは
しっかり行いましょう。

 

上部頚椎の調整は、脳幹への働きかけも大きいです。

 

脳幹が元気になっていけば、ストレスに対する耐性も強くなってきます。
同時に交感神経と副交感神経のバランスも整いやすくなりますので
施術+温めの効果が倍加していきます。

 

 

 

3、【現場の職人さん達が喜んで一生懸命働いていること】

 

現場の職人さん達が喜んで一生懸命に働いてくれると
工事はとてもスムーズに進行します。

 

当たり前ですよね

 

“この現場、文句ばっか言われて嫌な現場だな〜”って、職人さん達に言われてしまうなら
工事は上手く進んではいかないでしょう。

 

体も全く同じで、とくに思考の持ち方は影響が大きいです。

 

以前にも書いたんですが、症状を改善する時に
その人がその症状に対してプラスの思考か、マイナスか、それともニュートラルかを見分けるために
私はトラップを仕掛けています。

 

それは、施術のときに、“上を向いてください、下をむいてください、楽なのはどっちですか?”
と聞きますよね。

 

ふつうこのような治療院では、“痛いのはどっちですか?”と聞くのかと思います。

 

この“楽なのはどっち?”の質問に対して、ちゃんと楽な方を答えられる人は
どんなに症状がきつくても、気持ちはプラスかニュートラルな状態なので
施術効果は出やすいです。

 

一方、“楽なのはどっち?”の質問に対して、“こっちが痛いです!”と
何度聞いても痛い方しか答えてくれない人もいます。

 

こちらは、自分の症状に対して気持ちがマイナス傾向が強く
改善するにはとても時間がかかります。

 

そして、気持ちがマイナスな人ほど、夢のような魔法のような施術効果を
期待していることも多いです。

 

一夜にして痛みが消失するような・・。

 

それで、そうでもなければ、全く効いていない、変化もないとあせって言ってきます。

 

まるで、例えば1kmの吊り橋が陥落した時に、その工事を手配して、その次の日に
まだ通れませんか?工事は何をやっているんですか?と言っているようにです。

 

一方、思考がプラスかニュートラルな人は、自分の症状に対して冷静です。

 

長い時間をかけて悪くしていった症状を改善するにはそれ相応の時間が必要なことも
ちゃんと理解しています。

 

現場の職人さん達である、患部の細胞が修復工事をしている間
待つこともできるし時間がかかることへの不満も言いません。

 

温かい目で回復過程を見守り、痛くてもその中で少しでも良い兆候があると
それに気づくことも出来ます。

 

同じような改善の兆候があってもマイナス思考の人は
痛い方だけを言います。

 

この差はとてつもないほど改善効果に跳ね返ってきます。

 

現場では職人さん達が、全力で回復へ向けての工事をしているのですから
その職人さん達が成しつつある、もしくは成し得た工事の途中経過でもいいので
ちゃんと褒めてあげてください。

 

そうすれば、もっと職人さん達は喜んで一生懸命働いてくれるはずです。

 

 

今月のおすすめ本

 

今度映画化される注目の本『永遠の0』がとてもおもしろかったです。

 

日本が戦争で負けたのも、話は飛んで
私の父の実家は会津若松なんですが

 

『八重の桜』でも、会津が逆賊の汚名をきせられて戦争に負けたのも

 

身分や階級によって現場の意見が無視され続けたことによる
上層部の判断ミスだったと思わざるをえない気持ちです。

 

現場にいる人の経験と判断と情報がいかに大切か!
末端で何が起こっているのかが、状況改善には重要だと思い知ります。

 

修復工事の原理原則

 

 

題名 「永遠の0」
著者 百田尚樹
発行元 講談社文庫
価格 920円

 

 

 

あとがき

 

“帰れま10”というテレビ番組でやっていた
『塚田農場』という居酒屋チェーンの支店が柏にあったので行ってきました。

 

宮崎県の地鶏をメインに、地元の農家さん達の新鮮な食材を使った郷土料理の数々
とっても美味しかったです!

 

また、通うお店が増えてローテーションが大変ですが
おいしいもの食べるのは幸せいっぱいですね(^-^)

 

(柏駅西口からヨーカドーへ向かって歩き、ヨーカドーを過ぎてちょっと歩いた左側の2F です・・わかるかな?)

 

 

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続きを読む≫ 2013/08/07 10:42:07

シロハ便り 第54号 20113年7月

 

現場の声を尊重しよう!

 

うちのみーちゃんは、推定7月生まれです。

 

初めは野良猫ちゃんだったので
誕生日がわかりません。

 

最初にみーちゃんを見たのが、去年の8月の終わり頃
もうすぐ1歳になります。

 

すくすく育ってくれて、これといった病気もなく
元気に暮らしています。

 

今では、れもんちゃんと一緒にお散歩に行ってますが
とても楽しいらしく

 

ちゃんとみんなで並んで走っています。

 

その姿が珍しいのか、お散歩中のおじさん(が多い)に
よく声をかけられます。

 

幸せかな(^-^)みーちゃんも

 

猫も暑いと、ベロ出してハーハーするんですね(´Д`)

 

 

現場の声を尊重しよう!

 

[自然治癒力] ブログ村キーワード

 

体が痛みを訴えてきたら、その部分はいわば何らかの故障があると
推測できます。

 

そこで、必要になってくるのが

 

その損傷箇所を修理するということです。

 

 

これを、工事現場に例えてみましょう。

 

痛いところは修理しなければならない工事現場となります。

 

さて、工事をするときに必要なものはなんでしょう。

 

 

まず、手順としては、修理の必要となった現場の状況を
詳しく調べに行きます。

 

その現場の状況を正確に把握しなければ
何が必要で、どのような工程で修理していくかのプランが立ちません。

 

そこで、現場確認が最初に行われ
その情報は本部に伝えられ
そこで工事の工程とプランが決められ
必要な資材を調達し運搬する手配がなされます。

 

そして、その工事をする職人さんを集め指示を送ります。

 

 

体も全く同じです。

 

体中に張り巡らされた神経が、損傷箇所の位置と状況を
痛みとして本部である脳へ伝えます。

 

これが、現場確認と本部への情報伝達です。

 

脳は、痛みとして伝えられた情報を元に、修復に必要なプランをたて
職人さんである現場(損傷箇所)の細胞へ指示を送ります。

 

修復に必要な資材は、血液として運ばれます。

 

痛い所が腫れるのも、修復に必要な血液が
大量に現場に送り込まれている証拠だと思います。

 

 

現場工事の職人さんには、働いてもらうために
エネルギーも与えなければなりません。

 

職人さんにはお給料です。

 

細胞にはエネルギーとして、脳から電気が送られます。

 

 

これらが全て円滑にいってこそ、現場も体も充分な修復がなされるのです。

 

 

しかし、この工程において、不備が生じると
まったくおかしなことになってきます。

 

例えば、現場からの情報で

 

あそこも悪いしこっちも悪い・・・などのさらに詳しい情報が送られて来たとき

 

本部が、もうそんな予算はない! などと言って

 

現場の声を無視して、勝手に工事プランを端折ったり
資材をケチったり、職人さんの手当を削ったりしたら・・・

 

これはいわゆる手抜き工事となります。

 

 

体裁は工事をしたように見せて、実は不十分。

 

それで、いつかは、もっと重大な損傷や事故となって表面化します。

 

 

体の痛みも全く同じ!

 

現場が痛いとうるさいので、痛み止めで現場の声を黙らせます。

 

本部も痛い痛いと言われると、うっとおしいので
神経という情報伝達機能を鈍くしていきます。

 

湿布にも神経を黙らせる痛み止めの成分が入っており
加えて血流を抑える成分もあります。

 

情報を押さえ込み、資材の運搬を邪魔することで
現場を沈静化しようとしているのです。

 

これで、工事がすすみますか!?

 

 

前回のエネルギーの話とも被るのですが

 

現場が思ったよりも悪くてなかなか工事が進まない時に
本部の人が来て、職人さんにこう言います

 

「高い給料はらってんのに、全然進んじゃいない! ちゃんと働いてんのか!! この能無しが!!」

 

 

職人さんとしては、現場が悪いよという情報を出しているのに
本部に届かず

 

いうことも聞いてもらえず

 

そのうえ不快な地獄言葉を浴びせられるのです。

 

 

やってられるか!!!

 

 

と思いませんか?

 

 

体を治してくれている職人さんである細胞さん達も同じです。

 

一生懸命に治そうとしているのに

 

情報を伝える神経は鈍く
血流悪くて物資は届かないし

 

挙げ句の果てに、あなたの思考が

 

「もう、なおらないのかしら?? いつまでも、なんで良くなっていかないのよ!!
老化だからしょうがない・・ 私はもうずっとこのままなんだわ・・・」

 

などと、マイナスのエネルギーを脳を通して細胞へ送り続けたら

 

現場でがんばっている細胞という職人さん達は
同じ気持ちになります。

 

それで治せというほうが無理ですし、かわいそうです。

 

 

体が痛いのに、無理に運動やストレッチや体操をやり続ける人もいますが
これも現場の声を無視している行為です。

 

痛くて動きの悪い関節を、リハビリと称して無理に動かすことも
最悪の行為です。

 

 

このように、現場で何が起こっているのかを考え
現場と本部との連携、情報網、物流、をしっかりと管理することが
修復工事の原理原則です。

 

この原理原則を無視しつづけたことが

 

あなたの体の損傷箇所を修復するにあたって
手抜き工事が行われてきた原因であり

 

慢性的な症状を繰り返すだけでなく、さらに別の場所に
もっとやっかいな痛みのタネを植え付けてしまった理由でもあります。

 

 

対処療法では

 

現場をごまかすことは出来ても、工事を完了させることは出来ません。

 

 

修復工事を完了させるためには

 

この原理原則にしたがった療法が必要不可欠であり
僕からの指示は、全てそれのみに従っています。

 

 

素直に従ってがんばってくれた人には

 

 

損傷箇所の修復工事完了!

 

だけでなく

 

もっとすばらしいものがプレゼントされていることでしょう。

 

それが何か? は、その時のお楽しみです(^-^)

 

 

現場の声を大切にして、原理原則をしっかり守って
みなさんがそこへ到達してくれることを願っています。

 

(この原理原則に従った対処法の説明は、次号でもっと詳しくやりますね☆彡)

 

 

今月のおすすめ本

 

『利権』 という、悪魔によって

 

いったいどれほどの貴重な情報がにぎりつぶされているんだろう!?

 

これは、まさにそう思わずにはいられない
“がんの特効薬”の情報です。

 

発見者も怖くて医学会に積極的に働きかけていませんので
この著者(お医者さんです)が、かわりに世に出してくれました。

 

がんの予防にも大変役立つ情報です!

 

現場の声を尊重しよう!

 

 

 

題名  「がんの特効薬は発見済みだ!」
著者 岡崎公彦
発行元 たま出版
価格   1,050 円

 

 

 

 

 

あとがき

 

これから夏も本番を迎えます。
夏は暑いです。

 

けれども、その夏に、意外と体を冷やしてしまう状況が多いです。

 

特に、胃腸を冷やさないように注意しましょう。

 

夏とはいえ、体温は一定に保つようコントロールされていますので
冷たいものの取りすぎで胃腸の温度を下げてしまうと
体内の雑菌が数千倍に増殖するそうです。

 

これが、秋冬の抵抗力の低下を招きます。

 

冬のインフルエンザの心配をして、意味のない危険な
ワクチンを打つくらいなら

 

夏に胃腸を冷やさないように注意することのほうが
はるかに健全で安全で効果的です。

 

 

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続きを読む≫ 2013/07/03 12:57:03

シロハ便り第51号 2013 年4月

 

見えない歪みと痛みの根

 

先月はいろいろと勉強会が多く
あちこちへ出かけては

 

普段出会わないような人と
会う機会が増えました。

 

たまには外へ出て、たくさんの刺激に
触れることも

 

大切なことだなと思います。

 

一人でやっていると、視野が狭くなりがちですから

 

幅広い分野の方々とお会いできる機会は
大切にしていきたいです。

 

この仕事をやっていると、健康に関しての
色々な情報が、勝手に集まってきます。

 

怪しいものから、これはいい!と思うものまで。

 

お役にたてそうなものはご紹介していきますね。

 

見えない歪みと痛みの根

 

[慢性痛] ブログ村キーワード
[坐骨神経痛] ブログ村キーワード

 

体が痛い時
自分の体の中で、何が起こっているのか?

 

考えたことがあるでしょうか?

 

 

痛いのだから、痛いところが何かしら悪いのか?

 

それとも、昨日、あんなことやこんなことをやったから
それがいけなかったのかしら?

 

大体の人は、痛くなった時、その原因を探ろうとします。
そして、そのきっかけとなった出来事を思い浮かべます。

 

 

そして、治療を受けに行くわけですが

 

原因不明で慢性的に痛いと、混乱し
さらに解決策を探ろうとしますが

 

結局、対処療法に頼らざるとえないことになります。

 

 

特にしくこい慢性的な痛みは
とっても根が深く、原因を特定できないことが普通です。

 

 

 

なぜか?

 

 

 

原因はひとつではないからです。

 

 

そして、とても複雑に絡み合っているからです。

 

体が歪み(ゆがみ)や歪み(ひずみ)を起こすプロセスというか仕組みは

 

ただ単純に、骨格が支えているものの位置
つまり頭の位置がズレるからです。

 

 

頭の位置が、正しく背骨の真上にあれば
体はゆがみません。

 

骨格とは、ただ、一番大切な頭を支えたいだけなので
その頭の位置がズレると、そのズレた位置で支えようとします。

 

これが、骨盤や背骨の位置を変化させ
バランスをとろうとして骨格を動かしていく
きっかけとなります。

 

この肝心要の頭の位置が大きくズレた瞬間から
骨格は移動を繰り返し

 

一生懸命バランスをとろうと変化し続けていくわけですが

 

骨格が動くので、それは正しい位置ではなく
当然ひずみ(歪み)となって不自然な形となり

 

負荷のかかる部分が出来てしまいます。

 

 

その骨格の不自然な形からくるひずみ(歪み)への負荷は
痛みの根っこのようにダメージを溜め込みます。

 

そして、そこばかり負荷をかけ続けては
その部分を決定的に痛めてしまうので

 

ある程度ダメージが溜まってくると
骨格全体が、また、ちょこっとズレて、痛点をずらします。

 

そして新たにひずみ(歪み)の集約する点(痛点)が形成され
そこから新たな痛みの根っこを張っていきます。

 

ここでそれ以前にあった痛点は消えたのかというと
そうではなく

 

一時保留状態のまま、ひとつ下の階層に閉じ込められます。

 

当然そこの痛みの根っこも残っていますので
新たに出来た痛みの根っことも絡み合い

 

根を深くします。

 

 

これを繰り返していき

 

脳としても、一生懸命それらの痛みを抑えようと
神経の伝達を鈍くするように働くのですが

 

それも限界にくると、訳のわからない慢性的な
原因不明の痛みとして現れ

 

どのような治療をしても消えてくれない症状と
なってしまいます。

 

 

このような状態になってしまっては

 

その症状なり痛みの原因を探ろうとする努力は
はっきり言って全くの無駄です!

 

外から、どんな検査をしても、絶対にわかりませんし

 

一つの原因、例えばヘルニアとか、で説明がつくものでは
ないのです。

 

 

これを治していけるのは

 

自分の脳に残っている

 

痛みを出現されるに至った経緯に対する記録でしかありません。

 

その脳に残っている記録をもとに

 

脳が体を元の正しい状態に巻き戻していけるように
促していくことでしか

 

そのしくこい慢性的な痛みや症状は改善されません。

 

 

私の行っている施術は、首をちょこんと押すだけですが

 

体にとって、そして脳にとって、全てが正しい状態へ
巻き戻っていくための必要充分なことだけをしているのです。

 

 

施術後、すぐに魔法のように痛みが消えてしまう人もいますが
全く変化を感じない人もいます。

 

 

けれども、その人の体に張りめぐらされた
見えない歪みとその根っこが

 

一つ一つ、新しいものから古いものへと
順番に処理されていく、大激動が起こっているのです。

 

 

その根っこが深い人、痛みの発症から時間の経っている人ほど
戻すのに時間がかかっているだけで

 

何も変化が起こっていないということはありません。

 

そして、体と脳は、誰よりもよい状態へ戻りたいと思って
働き続けています。

 

 

自分の体と脳を信じて

 

今辛い人は、がんばってください。

 

 

そして、今までがんばってきた体を労わってあげてください。

 

 

充分休めてあげてください。

 

深く張っている痛みの根っこを処理するのには
大きな負荷とエネルギーが必要です。

 

間違っても、痛いのに、体操や筋トレなどをやらないように!

 

痛いほどに絶対に安静が基本です。

 

自分の自己治癒させていく(今までとは違う)能力を信じて
時間的猶予をあたえ

 

あせらず、気持ちのゆとりをもって
待つことも重要な治療なのですから。

 

 

ダイニング喫茶ハミルトンR

 

前回ご紹介した、ダイニング喫茶ハミルトンR

 

ご来院くださいました方で、行かれた方も多く
おいしかったと、おかげさまで大好評です。

 

料理もおいしいのですが
お店の雰囲気もとてもいいです。

 

とくに拘ったその内装、店内の様子
すてきな有田焼の食器など

 

みどころ満載で、写真を頂いたので
載せてみたいとおもいます。

 

見えない歪みと痛みの根
エントランスを入ったところの
お会計のカウンターです。

 

見えない歪みと痛みの根
ホールはこんな感じ
とっても落ち着く内装で、テーブルや椅子は
カリモク家具で揃えたそうです。

 

見えない歪みと痛みの根
こんな素敵な暖炉もあります。

 

見えない歪みと痛みの根
有田焼の食器やおしゃれなティーカップなど

 

 

ダイニング・喫茶 Hamilton R (ハミルトン)

 

営業時間 8:00〜21:00(火曜日定休 ※年末年始はお休みあり)

 

野田市みずき1-16-2 (いなげやの近くのホットモットのとなり、西松屋のお向かいです)
Tel 080-3348-1212

 


大きな地図で見る

 

 

 

あとがき

 

来月、5月に、恒例の旅行に行きます。

 

5月21日(火)と22日(水)は
連休とさせて頂きますので
よろしくお願いいたします。

 

今回は、れもんとみーを連れての旅行です。

 

犬と猫、両方連れていけるお宿を見つけました。

 

“しぶごえ”系列の旅館が
猫や小動物OKなんです。

 

今回は、しぶごえ千倉に行ってきます。
館山の近くです。

 

かわいい写真をたくさん撮ってきたいと思います。

 

 

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続きを読む≫ 2013/04/01 09:36:01

シロハ便り第44号 2012年9月

 

老化に負けない、筋肉の力の元を整える

 

連日の猛暑ですが、夏バテしていませんか?

 

僕は夏バテしたことありません。

 

夏に食欲が落ちるとか
意味わかりません^^;

 

暑ければ暑いほど元気です!

 

話変わって、来月、10月の16日、17日、18日と
恒例の福島の父方の田舎へお米を買いにいき

 

ついでに旅行してきますので
3連休とさせて頂きます。

 

ちょっと遅い夏休みですが
旅行先の白河、羽鳥湖レジーナの森は
もう寒いくらいになっています。

 

よろしくお願いいたします。

 

老化に負けない、筋肉の力の元を整える

 

[老化予防] ブログ村キーワード

 

老化。。嫌な言葉です。

 

年を重ねることが悪いイメージを与える
響きを持っています。

 

年齢は皆等しく重なっていきますが

 

元気でいる人と
いろいろな体の不調を抱えていく人とがいます。

 

・ 背中がどんどん曲がっていく人。

 

・ 体が重くなって、足が動かなくなっていく人。

 

・ あちらこちらに痛みが出てくる人。

 

 

そんな体の不調が出てくると

 

“老化でしょう”とか“歳だからしょうがないね”とか言われて
お医者さんでもどうにも出来ない状態で

 

自分自身も歳だからとあきらめてしまう人が
いったいどのくらいいるのが考えただけでも恐ろしくなります。

 

 

その全部を救えるとは言いませんが

 

“老化”の一言で片付けられてしまうことの多くは

 

もっと希望あふれた状態へ改善することは
充分可能であると思うのです。

 

老化を言う前に、やるべきこと、やれることが
いっぱい、いっぱいあります。

 

そのことを一人でも多くの人に分かってもらいたい!

 

この思いは、私が今、院をがんばって維持している
大きな支えにもなっています。

 

 

まず、筋肉についてです。

 

 

老化による筋力低下

 

これは耳がタコになるくらい
よく聞く言葉です。

 

 

この常識のように言われている言葉を疑ってください。

 

 

筋肉が力を出す仕組みを考えずに
勝手に老化のせいにしているとしか思えません。

 

 

筋肉が力を出すためには
脳からの電気が絶対に必要です。

 

その電力の強さによって
筋肉が出す力の強さが変化します。

 

 

老化による筋力低下があるとすれば

 

それは、筋肉が弱くなる前に

 

脳から神経を伝わってくる電力の低下が
まず起こっていると考えられます。

 

 

この地上の重力下で筋力だけが劇的に低下するのは
極めて不自然です。

 

 

まず、神経系の圧迫による、脳からの電力低下が
なにより先に起こっているはずです。

 

 

オプセラピーの施術で、首付近の押さえ所によって
足が重くなったり、軽くなったりする経験をすると思いますが

 

あんなにちょっとの違いでも

 

脳からの電気が筋肉に伝わる量は変化します。

 

 

上部頚椎のズレによって、神経が圧迫を受ければ

 

脳がせっかく計算して出している電力が
正しく筋肉に伝わっていかなくなり

 

歳とともに、そのズレが大きくなっていくので
その電力はもっと弱くなって筋肉に届くようになります。

 

さらに、頭が前方に大きくズレていくことで
その頭の重さを支えきれなくなり

 

頚椎の圧迫もさらに強くなり

 

頭の重さを支える筋力が出なくなることで
劇的に背骨が曲がっていきます。

 

 

すると、背骨の曲がりにより、さらに脊髄の圧迫が強くなり
そこで電力がさらに伝わりにくくなり

 

末端の足に到達する電力は極限に弱くなります。

 

そのことが、足がだんだん重くなり動かなくなっていく理由です。

 

 

背骨の曲がりは内臓をも圧迫しますので
内臓機能も狂っていき

 

その上、脊髄を貫いている自律神経も
強い圧迫を受けますので

 

自律神経に支配されている体を維持していく機能も
狂っていきます。

 

 

その全てが、上部頚椎のほんの小さなズレから
始まっていくのです。

 

頭の位置をずらしてしまう、上部頚椎のズレは

 

一生その人の筋力を、本来の能力以下に
留めてしまうばかりか

 

骨格と筋肉に過度の負担を強いる
大きな原因となります。

 

 

オプセラピーの施術は

 

痛みを何とかなくす(感じなくさせる)ような
治療ではありませんが

 

それでも痛みが劇的に楽になってしまう人が多いです。

 

それは体が正しい位置に移動していくだけでなく
脳から伝わってくる電力が上がることで

 

治癒させようとする力が強まるからです。

 

 

脳と体は、本来の状態、健全で健康な状態を
新陳代謝によって作り直し

 

良い状態を維持することに真剣です。

 

 

そのためには、脳は、体に起こっていることの
正確な情報が必要で

 

その情報を元に、電力を出し、問題箇所の修復に
あたります。

 

 

脊髄の神経圧迫は、情報交換と電力の伝達の
両方を妨げてしまうわけで

 

それにより、今のあなたの不調は

 

あなたの本来の能力で修復されていない状況が
続いているわけです。

 

 

そんな状態が続いて、歳をとり

 

どうにもならない体になったとき
あなたは、“歳だからしょうがないね”ですまされて

 

それで納得できますか?

 

 

老化だといわれる前に、老化だとあきらめる前に

 

やるべきこと、やれることは沢山あります。

 

 

80代、90代の世代の人でも
劇的に体の回復を経験している人は

 

上部頚椎の施術においては沢山いらっしゃいます。

 

 

歳だからとあきらめる必要は、はっきり言ってありませんし
歳をとる前に整えておくべき大切なこともあります。

 

老化の一言で処理されないように
しっかり体の根幹をケアしていきましょう。

 

 

 

今月のおすすめ本

 

人は、自分の運勢を気にします。

 

占いに頼ったり、運がいいとか悪いとか
まるで、すでに決まっている運に支配されていて

 

その運命を知ることに
一生懸命になっているようです。

 

そんな常識を打ち破ってくれる本を読みました。

 

好運は偶然ではなく、必然的に起きていることを

 

その好運は、自分でコントロールできることを

 

教えてくれます。

 

老化に負けない、筋肉の力の元を整える

 

 

 

 

題名 「いいことが次々おこる心の魔法」
著者 ウエイン・W. ダイアー
発行元 三笠書房
価格 560円(税込)

 

 

 

 

 

あとがき

 

うちの物置の下から、ミャーミャーという声が聞こえ

 

這いつくばって見てみると
生まれたばかりの子猫が一匹

 

うずくまっていました。

 

 

そのまま死んでしまっても嫌だったので

 

ミルクをお皿に入れ物置の下に入れてあげたら
全部飲み干して

 

それからちょっとずつエサをあげていました。

 

 

母猫は、この子が生まれてすぐにいなくなってしまったか
死んでしまったのでしょう。

 

一人ぼっちで鳴いているのを放っておけなかったのですが

 

ここからがちょっと難しい問題です。

 

 

いろいろ話し合った結果

 

とりあえずエサは与え、慣れてきたら保護し

 

雄か雌かもわからないのですが
避妊もしくは去勢手術をし

 

子猫が増えていかないようにしながら
エサだけはあげていこうということにしました。

 

人になれ、飼ってくれる人が見つかれば
一番いいのですが

 

なかなかなついてくれる雰囲気はないようです。

 

 

もう少し、今後も見守っていこうとは思っています。

 

れもんちゃんは、狂ったように吠えたてますしね(=_=)

 

うちで飼うのは無理っぽいので
基本野生で生きていってもらうしかないです。

 

名前は“ミー”とつけました。

 

 

夜になると、さびしいのか

 

リビングの明かりを見つめて
日増しに近づいてくるのですが

 

れもんに窓越しに吠えられて
ピューと物置の下に逃げていってしまいます。

 

そんなミーを見ていると、うちのれもんちゃんは
どれだけ恵まれているかと思います。

 

でも、どこかで一線ひかないといけないのが
辛いところですね。

 

 

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続きを読む≫ 2013/02/27 20:31:27

シロハ便り第36号 2012年1月

 

スポーツと怪我

 

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年は本当に多くの方々に
ご来院いただきまして

 

ありがとうございました。

 

通院中の方々には
一日でも早い改善、ご回復を
願っております。

 

本年も、いろいろな症状の方々に
出会うと思いますが

 

症状改善へ向けてのお手伝いを
一日一日コツコツと絶え間なく
させて頂きたいと思いますので

 

よろしくお願いいたします。

 

スポーツと怪我

 

[スポーツパフォーマンス] ブログ村キーワード

 

お正月の箱根駅伝

 

今年はぶっちぎりの大記録が出ました。

 

すごかったですね!

 

実力を出し切れた人もいれば
トラブルでブレーキになってしまった人もいて

 

毎年、様々なドラマがあります。

 

実力がありながら怪我でエントリーされなかったり

 

走りながら腹痛や脱水症状を起こして
失速してしまう人なども

 

例年どおり多かったのではないでしょうか。

 

 

実力を出し切れる人、出せない人

 

怪我に強い人、弱い人、・・・

 

この違いはどこから来るのか
とても興味があります。

 

 

将来を期待されながら怪我で消えていってしまった
選手も多いでしょう。

 

 

トレーニングをし、筋力もあるスポーツ選手が
腰痛や坐骨神経痛で競技人生を断たれてしまうのは

 

なにか納得がいかない歯がゆい思いがします。

 

 

怪我の少ない人は超一流の選手になっていきますが

 

そういう選手をよく観察してみると

 

首が太い人が多いです。

 

 

上部頸椎の理論からの話になってしまいますが

 

スポーツ選手に限らず、健康状態が常によく
病気も怪我もしたことがないという人が稀にいます。

 

そういう人は、頸椎が生まれつき太く
神経の通り道が広い体質であることが多いです。

 

少々の衝撃で多少ズレても、神経の圧迫を起こさない
体質であると言えます。

 

そういう人は骨も頑丈ですし、筋力もしっかりしていますので
元々歪みを起こしにくい人です。

 

 

スポーツにおいては、運動神経が良く、スポーツの才能にあふれ
天才と言われる人も、そのような体質が多いです。

 

 

一流のスポーツ選手になる人は、天賦の才の持ち主か
または、努力の賜物か。

 

もちろん才能があり努力を惜しまなかったからこそ
一流のプレイヤーになっていくのでしょうが

 

それでも、まず初めに、運動機能の絶対条件として

 

筋肉とは脳が電流を、神経を通して送ることで動くという
物理的な事実があります。

 

 

筋肉は脳から送られてくる電流の電圧の強弱に比例して
出せる力の強弱が決まりますので

 

必要とする筋力を得るために、脳が送った電力が
神経の圧迫により、弱められて筋肉に届くようでは

 

体が充分なパフォーマンスを発揮できないのは道理です。

 

 

また、筋肉の疲労や、なんらかのダメージにおいても
それを回復させ修復しているのは脳の働きです。

 

 

その脳は神経を通して、ダメージに対する情報を得て

 

その回復に必要な物資の調達、輸送、修復工事(代謝)
廃棄物(疲労物質、老廃物)の運搬、処理、などを采配し

 

各器官に命令を出します。

 

 

神経の圧迫、特に脳に一番近い、頸椎1 番2 番の歪みによる
神経の圧迫は

 

脳と神経の情報交換に著しい誤差を生み
体を動かす運動機能、反射神経、疲労回復、ダメージ修復に
大きな遅れを生むと考えられます。

 

 

以前、なにかで読んだのですが

 

プロゴルファーを目指す研修生の指導をしている人が
その研修生たちを集めて

 

全員の手の甲を思いっきりつねってみて
大きなあざを作り

 

あざが消えたら見せに来いと言ったらしいです。

 

3 日以内にあざが消えた研修生は見込みがある
と判断したと言います。

 

 

これも、実は理にかなっていて

 

あざが早く消えるには、代謝が良く
血流も良くなければいけません。

 

つまり、脳と神経の情報処理能力が速いのと
心肺機能が強い必要があり

 

そういう人は怪我にも強く
練習も沢山できる素質があると言えるのです。

 

 

溢れる才能を持ち、努力を惜しまない
大きな夢と大いなる可能性をもった

 

未来のスーパースターを育てるために
この脳と神経とスポーツの関係が正しく理解され

 

一般的に認識される日が来るように
私たちも努力しなければと思います。

 

 

そして、これは、なにもスポーツ選手だけの問題ではなく
皆さんにも当てはまることです。

 

 

なにか今日は体が重いなあ、と思う日は
実際に頸椎による神経圧迫が強まっています。

 

この場合は主に、ストレスによるものが多いです。

 

なにかストレスが溜まっている時や
嫌なことをしなければならない日

 

そんな日は脳幹がそのストレスを受け
交感神経を強めていきます。

 

すると、特に脳幹周辺の筋肉や腱などが
交感神経の影響を強く受けて緊張していき
少し縮みます。

 

その縮んだ脳幹周辺の筋肉や腱が
頸椎1 番を引っ張り

 

頸椎1 番2 番のズレを大きくし
神経の圧迫を強くするのです。

 

 

その神経圧迫により、脳から筋肉に送られる電力が弱められ
筋肉が力を出しづらくなるので

 

実際に体が重く感じるのです。

 

気のせいではなく、物理的に重くなり
少ない電力による少ない筋力で
体を動かさなければならなくなるので

 

筋肉にも負荷をかけてしまい
今度は筋肉を痛めることにもなります。

 

 

スポーツ選手でもプレッシャーのかかった試合や場面で
力を発揮できないプレーヤーには

 

同じことが起こっている可能性が高いと思われます。

 

 

日常生活においても、スポーツや競技においても
人の体に起きる現象には必ず理由があるものです。

 

 

上部頸椎と脳と神経の働きから、それらの現象を眺めてみると
人の体って、本当によく計算されて出来ているなあ〜
と思うわけです。

 

 

基本は、脳の働きを充分に身体全体に行き渡らせることであり
脳が全ての司令塔として完全に機能することにあります。

 

健康も運動機能もスポーツも

 

脳の働きが何の障害もなく全身に行き渡ってこそ
初めて、最高のパフォーマンスを発揮するのだと思います。

 

そして、そのために、上部頸椎調整法として
オプセラピーがあります。

 

 

今月のおすすめ本

 

引き寄せの法則の本で、かなり身近なところでの
実践例などが書いてあり、おすすめです。

 

引き寄せの法則とは、難しく考えることはなく

 

とにかく何か「ホッ」とするような方向に
考えを巡らすといいよ、ということです。

 

引き寄せの法則関連の本は、読んでいるだけで
気持ちがやわらぐ感じで、好きです。

 

スポーツと怪我

 

 

 

 

題名 「ザ・パワー」
著者 ロンダ・ハーン
発行元 角川書店
価格 1,890円

 

 

あとがき

 

今年のお正月は、父の七回忌の法事などありましたが
それ以外はかなりのんびりとさせてもらいました。

 

たまには、心身ともに完全にスイッチをオフにして
空っぽになるくらいボーとして過ごしたい性格なので

 

とくに一人でボーとする時間がないと
心が壊れてしまうタイプだと自覚しています。

 

 

人混みも苦手で、初詣はれもんのお散歩のついでに
お賽銭なげてくるだけです^^;

 

おみくじも大吉とかでると必ず嫌なことが起こるので
絶対にひきません。

 

朝のニュース番組の今日の占いなんかも大嫌いです。

 

自分の星座が一番運勢のいい日になると
車をぶつけそうになったりします。

 

まあ、神社仏閣に全く興味も縁もない性格のようで
お正月は頭を空っぽにするお休みの日々であり

 

心ゆくまでのんびりしました。

 

さあ、また、今年一年、がんばりましょう!

 

 

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続きを読む≫ 2013/02/16 16:36:16

シロハ便り第31号 2011 年8月

 

ギックリ腰のメカニズム

 

夏休みに入り、猛暑、台風、大雨
気温の低下、節電などなど

 

いつもの夏とは何かちがう変な感じの
夏ですね。

 

大人にとっての夏休みは
生活のペースが変わったり

 

何かと行事や用事が増えて
バタバタしやすい季節だと思います。

 

夏バテに加えて気温や気圧の
変動も多い今年の夏は

 

いつも以上に体調管理が難しいようです。

 

大型台風の後、涼しい日も続きましたが
猛暑はまだ終わってはいません。

 

水分と塩、ミネラルの補給には

 

水やお湯、お茶に梅干しを一つ入れて摂ると
身体にはとってもいいようです。

 

ギックリ腰のメカニズム

 

[ギックリ腰] ブログ村キーワード

 

腰痛の中でも、ギックリ腰を起こす人は
何度も繰り返すことが多いと思います。

 

急性腰痛であるギックリ腰は
『ギクッ』となった瞬間に動けなくなる人も多いです。

 

 

なぜ、そこまでひどい腰痛がいきなり起こるのか

 

いままで何ともなく動いていたのに

 

ちょっとしたことで『ギクッ』となり
動けないほどの痛みを感じる

 

そのメカニズムは何なのかは
あまり説明されていないと思います。

 

 

医学的にも、はっきりとした見解はないようです。

 

 

民間療法には、それぞれの見解があり
さまざまな説明や解説がなされています。

 

 

もっとも、何が原因でギックリ腰が起こるのかよりも
どうしたらその痛みが早く治まるのかが

 

いざ『ギクッ』となった時には大事でしょうが

 

繰り返さないためにもそのメカニズムを考え
そこから対処していくほうがいいと思います。

 

 

上部頸椎調整法である“オプセラピー”では

 

その施術により

 

ギックリ腰を起こしにくい体質に変化していく
患者さんが多くいらっしゃいます。

 

 

ギックリ腰への医学的な見解ではありませんが

 

多くの症例に基づく結果から
その症状の緩和・改善に何が効いているのかを逆算して

 

上部頸椎の調整により、身体の何がどう変化し
ギックリ腰のメカニズムに対してどう影響を与えているのかを
推測することは出来ると考えます。

 

 

上部頸椎の調整による身体への影響は
大きく分けて2 つあります。

 

 

一つは頭の重心が背骨の正中線に乗ることにより
その重心位置で、他の全骨格がバランスをとろうと
正常位置へ勝手に動く事。

 

 

もう一つは、脳幹直下の神経の圧迫を取り除くことにより
脳幹と神経の活性化を起こすことです。

 

 

 

腰痛やギックリ腰だけでなく
他の慢性痛にも言えることですが

 

身体に痛みが発生するには
まず、骨格に無理な負荷がかかっていることが多いです。

 

 

その無理な負荷とは

 

頸椎1 番と2 番がズレることによる
一番重い頭部の位置のズレです。

 

普段の姿勢が悪くて骨格に無理がかかるのではなく
頭部重心位置が背骨の真上からズレることで

 

骨格がそれでもバランスを取ろうと動き
歪みを発生させます。

 

 

腰痛及びギックリ腰の元は

 

この歪みが腰に圧迫や負荷を与え続けることで起こります。

 

 

次に、腰への負荷が続くことで、痛みを出す部分ができますが

 

痛みやハリが出てきた初期の頃は

 

神経がその痛みや筋肉の異常をすぐに脳に伝え
脳はその修復・回復にあたります。

 

そして、脳の指令の基、そのダメージ部分を治していきます。

 

 

そして、一旦は痛みがなくなるのですが
腰に負担のかかる骨格構造は変わりませんので

 

また同じ所に痛みを発生させます。

 

それを脳は治し、でもまた痛みを出すようになり・・・
と続いていきます。

 

 

すると、脳は同じ箇所で痛みが繰り返されるので

 

今度は脳内で神経を鈍らせる物質を作り出し
脊髄を通してその部分に送り込みます。

 

これがギックリ腰へ繋がる罠のようなもので

 

負担を生む骨格構造は改善していないのに
その部分から痛みが感じなくなっていきます。

 

ここで治ったと錯覚する場合がほとんどです。

 

しかし、治ったわけではなく、ただ単にそこから痛みが伝わり
にくくなっただけなのです。

 

 

その状態で時間が経過しますと、腰に痛みは感じませんが
骨格構造による負担はその部分にダメージとして蓄積されて
いきます。

 

 

そして、ついに、痛みを感じにくくしていた神経の限界値を
こえる瞬間が訪れます。

 

そこが、『ギクッ』となった瞬間です。

 

 

『ギクッ』となった瞬間の動き・動作・きっかけは
たいしたことでなくても

 

いままで蓄積されたダメージがありますので
強い痛みと共に動けない状態になりやすいです。

 

 

脳とは、神経から痛みという信号を受けて、問題個所を特定し
修復にあたりますので

 

いままで痛みの伝わりを鈍くしていた部分は
脳からの治癒力が効いていない状態です。

 

 

それが蓄積して一気に痛みとなって出てきたら
動けないのも当然ですね。

 

 

以上が、ギックリ腰のメカニズムに対する私の見解です。

 

 

そこで、オプセラピーがこのような症状に対し改善効果を
上げている理由がはっきりしてきます。

 

 

まず、頭部重心位置が正常位置

 

つまり背骨の正中線の真上に乗っていくことにより
他の骨格に負担をかけない骨格構造へ勝手に変わっていくこと。

 

 

そして、脳幹直下の神経圧迫をなくすことで
脳幹と神経が活性化し

 

痛みがあるにもかかわらず鈍らされ
脳へ問題個所を伝えていない神経が

 

今度は活発に働きだし

 

蓄積された痛みが一気に『ギクッ』とはじける前に
脳に異常をきちんと伝えるようになり

 

いち早く脳による自己治癒が行われるようになること。

 

 

この2つの理由により

 

ギックリ腰が再発しないような状態に変化させていくことが
オプセラピーの特徴です。

 

 

痛みとは、薬や医師により取り除かれるものではありません。

 

 

ただ、自己治癒していくまで痛みを緩和させて
時間を稼いでいるだけです。

 

 

痛くない イコール 治った ではないところに
慢性症状の難しさがあり、とてもやっかいなのです。

 

 

痛みを抑えつけるのではなく

 

脳に正確に知覚させ、脳が自己治癒力で治すまで
無理をせず

 

同じ箇所にダメージが生まれない骨格構造に
変化させることを同時にやらなければなりません。

 

 

オプセラピーの施術とは、そこまで考えて行う療法だということを
ご理解いただけましたら幸いです。

 

 

今月のおすすめ本

 

「そうじ」をテーマにした、とてもおもしろい小説を読みました。

 

すっごくためになる本だと思います。

 

ここで書かれている、ゴミを拾うと起こる不思議な現象は
私自身も体験しています。

 

そうじが好きになり、同時に人生が豊かになる

 

そんな本で、読んでいてとても楽しかったです(^.^)

 

夏休みに、ぜひ子供さんにも読ませてあげてほしい一冊です。
おすすめ!(^^)!

 

ギックリ腰のメカニズム

 

 

 

 

 

題名 なぜそうじをすると人生が変わるのか?
著者 志賀内 泰弘
発行元 ダイヤモンド社
価格 1,575円

 

 

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続きを読む≫ 2013/02/10 12:38:10

シロハ便り第28号 2011 年5 月

 

首のアーチと背骨の関係

 

新緑の季節!

 

木々の緑が、目に鮮やかに
飛び込んでくる季節ですね。

 

震災の風評被害もなんのその!

 

今月17日と18日に
福島県の白河リゾート「レジーナの森」に
行ってきます。

 

今は、ちょうど芝桜が満開の時期らしいので
とても楽しみです。

 

旅行自粛や放射能の風評などは
私には全くおかしなことにしか見えません

 

おいしいもの沢山食べて、おもいっきり楽しんできます!(^^)!

 

東北地方の皆さん、がんばってますよ!!

 

震災に負けずに盛り上げようとしています!!!

 

それだけに、今、東北が熱いです!
皆さんも東北へ出かけてあげてください<(_ _)>

 

首のアーチと背骨の関係

 

[ストレートネック] ブログ村キーワード
[肩こり 腰痛] ブログ村キーワード

 

最近は子供さんの来院が増えてきました。

 

その中で、首や背骨を見ていて気になるのが
首のアーチと背骨の形状の関係です。

 

 

近頃の子供の首って長いですよね。

 

 

どういう進化なのかわかりませんが
細くて長い首の子が多いことは確かです。

 

その上、首が前に突き出ています。

 

必然的に、背中が丸くなり、肩幅が丸くなり
とても疲れて見えます。

 

 

そのような子供を椅子に座らせ、背筋を伸ばして座ってもらうと

 

背骨が、背中のあたりでは内側に凹んでいて
腰のあたりでは後ろ側に出っ張っています。

 

 

これって、背骨のS 字カーブ(生理湾曲)が逆なわけです。

 

 

その状態で立ち上がると

 

背骨がほぼストレートになり
頭を支えたり、運動したりする時のクッションが
抜けた状態になります。

 

 

大人になってから、頸椎症や腰痛、肩甲骨周辺の痛みが
重症化するタイプの方は

 

このような状態の骨格バランスである場合が
とても多いです。

 

 

この背骨の逆S 字を作りだすのが

 

首の逆アーチであり

 

首のアーチの変化は著しく背骨の変形を起こします。

 

 

背骨が逆S 字の子供は、とても首のアーチが浅く
まさしくストレートネック、もしくは、逆アーチになっています。

 

その状態で成長し、大人になって骨格が固まってくると
根本的な骨格構造は元には戻りません。

 

 

背骨のS 字が正常範囲内で
首のアーチも正常より少し浅いスットレートネックくらいで

 

大人になってから、徐々に頸椎の逆アーチに
移行していった場合などは

 

元の正常な首のアーチに、かなり近い状態まで
戻すことが出来ます。

 

 

子供の頃なら、この首の逆アーチを
正常なアーチへ戻してあげると

 

背骨の逆S 字も正常なS 字の生理湾曲へ
戻りやすくなります。

 

 

問題なのが、その状態のまま大人になって

 

年齢を重ね、首から背中、腰、股関節、ふくらはぎへと
痛みが繋がり

 

ひどい場合は背骨の圧迫骨折まで
起こしている場合です。

 

 

ほとんどの場合は、その状態になるまで
首や肩の異常に気が付かない人が多いです。

 

 

特に、ひどい肩こりを放置

 

または、マッサージなどでその場しのぎしてきた人

 

もしくは、幼少の頃より、肩こりがあり、疲れやすい体質で
そこから年齢を重ねるにつれ、その状態に慣れてしまい

 

とてもきつい状態の首と肩への自覚がない人も多いです。

 

 

 

身体の異常や変調を正確に感じ取れる能力は
健康を守る上でとても大切なものです。

 

それが、子供の頃から症状があると
脳が神経の伝達能力を制御し、不快を感じさせなくするのです。

 

 

その上で発症した症状は、とてもきつい状態で出てくることが多く

 

そして慢性化します。

 

 

ただの肩こりと思って見過ごしてしまう人も多いですが
とても危険な状態です。

 

 

首のアーチが崩れることで、慢性的な腰痛になる人も多いです。

 

 

慢性的な腰痛が長引いている人は

 

背骨の構造上のS 字カーブが充分クッションの役目を果たさず
ある一点に負荷が集中している状態です。

 

 

なので、上部頸椎の調整による頭部の重心位置の正常化が
首の正常なアーチを作り

 

その延長線上に背骨のS 字カーブの正常化を促すことで
腰への負担を軽くすれば

 

長年の腰痛も改善する可能性が大きくなります。

 

 

首しかいじっていないのに腰が楽になる不思議は

 

なにも不可解な現象ではなく

 

ちゃんとした物理的な力学が働いている現象なのです。

 

 

 

動物として、重い頭を2本の足で支える2足歩行という

 

不自然でバランスを取るのが難しい骨格へと
進化を遂げた人間としては

 

腰痛は宿命であると言われますが

 

そのような不自然な骨格構造であっても

 

ちゃんとバランスが取れるような仕組みで
進化をしてきているのですから。

 

 

骨格が、一番気持ちのよい
バランスの取れる頭の位置に戻せば

 

何も特別なことをしなくても
ちゃんと治まるところへ治まっていくように

 

骨格というのは連動して動くように出来ているのです。

 

 

首から背骨のアーチが崩れたまま固まってしまった人でも

 

頭の位置が少しでも正常なバランスの方向へ動けば
全体の症状が大きく改善していきます。

 

 

ですので、子供の頃から肩こりや疲労に悩んでいる人は

 

一刻も早く頸椎1番・2番の調整を受けた方がいいです。

 

 

 

ましてや、肩こりのある子供には

 

早いうちに骨格のバランスを正常化へ進ませてあげた方が
いいですね。

 

そして、その子の成長と共に、適切にケアをしてあげれば
心身ともに、楽に頑張れる状態に成長していくことでしょう。

 

 

頭を支える首のアーチは、命と健康を支えてくれている
大切な橋のようなものなので

 

しっかりとケアしていきましょう。

 

 

今月のおすすめ本

 

いろいろと細かいツッコミは入れたい内容なのですが

 

やろうとしていることは同じ方向を向いているので
一応ご紹介しておきます。

 

首のうしろの神経がいかに大事かを教えてくれる本です。

 

ただし、首の後ろを押す、そのやり方は
真似しない方がいいと思います。

 

やって害はないとは思いますが

 

かえって調子を崩す人もいますので。

 

それならば、首の後ろ(脳幹の辺り)をそっと触って
オプセラピーの呼吸法(シロハ便り24号参照)をやった方が
安全で効果的だと思います。

 

まあ、参考程度にはおもしろい本だとは思いました。

 

首のアーチと背骨の関係

 

 

 

 

 

 

題名 「首の後ろを押す」と病気が治る
著者 松久 正
発行元 ビタミン文庫(マキノ出版)
価格 1,400円

 

 

 

 

あとがき

 

先日の夜に、診療室で仕事をしていた時

 

リビングの方から
れもんの「キャイ〜ン」という声が!

 

ドアに足でも挟んだのだろうと思っていたら
なにか様子がおかしく

 

ずっと震えていて、目は涙目でした。

 

 

どうやら、左足を触ると痛がるらしく

 

後日病院へ連れて行き診て頂いたら
左の肩に痛みがあるようで

 

骨折や脱臼はしていないとのことでした。

 

 

一安心でしたが

 

普段から、ダイニングテーブルに乗り
そこから飛び降りたりするのが大好きで

 

怪我をしないように、三つ折りのマットレスを
テーブルの脇に置いてクッションにしていたのですが

 

誰も見ていない時に一人でどこかから飛んで
少しくじいたのでしょう。

 

 

あと一週間後に旅行というところで
主役のれもんが怪我をしていては、楽しみ半分ですからね^^;

 

 

5日間くらいで痛みが取れたようで
それはよかったのですが

 

また、テーブルの上から飛んでいます(-_-メ)

 

 

いつもおてんばのれもんが、元気がなく凹んでいる様子も
たまにはかわいいのですが・・・

 

やっぱり元気がないと心配ですね。

 

 

治療のたしになるかと

 

れもんの肩に気功をしていたのですが
おもしろかったので、その様子は次号でくわしく!(^^)!

 

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シロハ便り第23号 2010 年12 月

 

ふくらはぎの影響力

 

今年も師走に入りました。
また1年過ぎようとしています。

 

振り返ればこの1年

 

とても多くの方との出会いが
ありました。

 

この仕事をしていなければお会いすることの
なかった方々といろいろお話できたことが

 

この1年の最大の収穫だったと思います。

 

 

まだ、充分にお話をお聞き出来なかった分も
ありますし

 

時間も足りずに充分お伝えしきれなかったことも
多いとは思いますが

 

来年もさらに皆様から勉強させて頂き
この道の修練を重ねたいとおもいます。

 

 

これからも、よろしくお願いいたします。

 

ふくらはぎの影響力

 

[半身浴] ブログ村キーワード
[ストレス] ブログ村キーワード
[高血圧] ブログ村キーワード

 

ふくらはぎは第2 の心臓と言われています。

 

血液やリンパ液を循環させるのに
ふくらはぎの運動が欠かせないということです。

 

 

血液は、心臓というポンプによって循環させられているので
まだいいのですが

 

リンパ液は骨格筋の運動によって流れるので
下半身の筋肉を動かすことは極めて大事です。

 

 

リンパの働きは下水道の役目だと思っていいと思います。

 

 

血管と血液が細胞に栄養と酸素を運び
食事と呼吸をさせ

 

リンパ管とリンパ液が、細胞の排泄物をきれいに取って
流してくれています。

 

 

人間一人の健康は、こういった細胞の活動が
一つ一つ集まって作られているわけです。

 

 

この細胞活動を自分自身に置き換えてみれば

 

◆ 血行が悪い⇒食事が充分取れない、呼吸が苦しい

 

◆ 足がむくむ⇒下水が流れない、くさい、不衛生

 

 

こんな環境で細胞が元気になるわけがなく
いくら自分の身の回りを清潔にし、食事を取っていても

 

それが細胞レベルで行われていなければ
全く意味がありません。

 

 

では、どうすればいいのか?

 

 

 

私の見解と改善に最適と思われる方法を書きます。

 

 

血行が悪い最大の原因は

 

交感神経が常に優位にあることだと思います。

 

 

交感神経とは自律神経の一つで
主に緊張させる神経のことを言います。

 

交感神経が常に優位にあり
筋肉や血管に緊張を加え続けていると

 

細胞に血液を送る毛細血管が収縮し
血行が悪くなるだけでなく

 

血管内の圧が高まり血圧が高くなります。

 

心臓は血管内の圧力が高くなったので
もっと強く血液を送り出そうとしますが

 

毛細血管が収縮しているので

 

いくら血液を送ろうとしても届かない状況になり

 

もっと強く圧をかけようとします。

 

 

 

結果は高血圧なのに血行が悪い⇒動脈瘤、脳梗塞、脳溢血などなどでしょう。

 

 

 

交感神経が常に優位になることの原因はストレスです。

 

この解決策は個人個人の事情がありますので
なんとも言えませんが

 

逆にストレスがあまりなくても

 

同じ状態になっている人も多いのはなぜでしょう?

 

 

なんでもかんでもストレスのせいにするのではなく

 

たとえストレスの下でも身体に影響を及ぼさないよう
副交感神経を優位にする努力は出来るものです。

 

 

毎日の習慣としてやっていることでも

 

ストレスにより緊張状態にある筋肉や毛細血管を
さらに緊張させ交感神経が優位になりやすい状況を
自ら作り出している人がどれほど多いことか!

 

 

その一つが入浴方法です。

 

これは、個人の習慣や趣味にかかることなので
個人の自由なのですが

 

 

寝付きの悪い睡眠障害のある人

 

高血圧の人

 

日常で強いストレスがかかっている人

 

筋肉が硬直しやすく疲れが抜けにくい人

 

 

などは絶対に注意が必要であり

 

症状の強い人ほど間違った入浴の習慣をもっていることが
多いです。

 

 

あくまでも自分の健康に自身のある方は好き勝手で
いいと思いますが

 

慢性症状のある方は次の事を注意してください。

 

 

1. お風呂のお湯の温度を42 度以上にしない

 

2. 身体が温まる前に熱いシャワーをかけない

 

3. 入浴時間が短時間か、もしくはシャワーだけで済まさない

 

 

42 度以上の熱湯では体温との温度差が
大きすぎるので

 

その温度差を脳幹が身体の機能を保つのに
有害であると判断します。

 

すると自律神経の交感神経を使って
熱湯に接する表面の毛細血管を緊張・収縮させ

 

熱湯の熱が身体に入ってこないように
防御線をはるのです。

 

 

寒い浴室で冷たい身体にいきなり熱いシャワーを
かけるのも同じです。

 

その熱による刺激を害だと判断し

 

脳は身体を緊張させ血流を制御し血行を悪くさせることで
熱が血液に伝わらないように防御します。

 

 

熱いお風呂に入ったあと
湯ざめしやすいのはこのためです。

 

 

身体が熱を受け入れず
内臓や血液が温まっていないのです。

 

 

寝る前に、さらに筋肉や血管を緊張させ
交感神経を最大MAX に優位にさせといて

 

さあ寝ましょうといってもなかなかすぐには
副交感神経に切り替わらず(日頃のストレスもあり)

 

睡眠障害から不定愁訴を起こす。

 

結果、原因はストレスです、としか言われず
睡眠薬と安定剤を飲むことになった・・・

 

身に覚えのある人はいませんか?

 

 

 

血行を良くするためには

 

まず、緊張しやすく収縮しやすい毛細血管を
副交感神経によって開いてもらうことが、第一優先順位です。

 

副交感神経は緊張とは正反対の位置にいますので
充分リラックスした状態で優位に立ちます。

 

 

そこで半身浴がいいと

 

口をすっぱくして言っているのです。

 

 

脳幹が受け入れられる入浴時の温度差は
40度から41度くらいまでのお湯です。

 

そこに、心臓より下の位置までで半身浴をします。

 

すると、ふくらはぎを中心に下半身には水圧がかかり
心臓には水圧がかからないので

 

この上下に圧力差が生まれます。

 

 

脳幹がリラックスできる温度で副交感神経が
ゆっくりと毛細血管を開いてくれるにしたがい

 

この圧力差から滞りがちな下半身にたまった
リンパ液や血液を、下から上へ循環させてくれます。

 

 

これを毎日行えば

 

 

細胞への栄養補給と排泄物処理がうまくいき
細胞が元気を取り戻すと共に

 

血液中の不純物、老廃物が抜けていきます。

 

 

その状態で寝るから

 

 

疲労が取れ、筋肉の緊張が抜け、身体が回復するのです。

 

 

 

その上で、散歩などのふくらはぎを充分に動かす
運動をすれば

 

血行が良くなり、身体が温まり、冷えが抜け、疲労が取れ
精神的にも余裕が出て

 

ストレスに負けない心身の状態になるのではないでしょうか。

 

 

さらに、皆さんは上部頸椎の調整により

 

重い頭を骨格でバランス良く支えられるように
なっています(ちゃんと続けた人は)。

 

 

頭の位置がズレると姿勢を支えるために

 

特にふくらはぎに負担がかかり
強いストレスがふくらはぎの筋肉にかかり続け

 

筋肉が常に緊張状態になります。

 

 

膝の痛みは

 

ふくらはぎの筋肉の硬直が原因で
膝関節の動きを抑制して出ていることが多いです。

 

 

その状態では

 

いくら半身浴をしたからと言っても効果は激減します。

 

 

身体のバランス、心身のリラックス、日々の習慣といった
健康へのバランス感覚が最も大切なのだと思うのです。

 

 

あなたも、自分の健康と命を守るために
骨格バランスを合わせ、脳幹を活性化し

 

そのうえで1日30分余計に半身浴に時間を
取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

今月のおすすめ本

 

今回は私の尊敬する、あるビジネスの師匠からの
おすすめの本です。

 

元暴走族の総長で中卒ながら
バリ島に出稼ぎに行き

 

半端じゃないくらいの大富豪になった人の話です。

 

この本の著者はその人のお弟子さんで
兄貴と慕っている

 

この大富豪から学んだことを書きとめた
実話と格言集になっています。

 

この兄貴に会いに行くバリ島ツアーなんかも
企画され大盛況とか。

 

とにかくおもしろかったです
(とくにストレスで悩んでいるのがバカらしくなってきます^^;)。

 

ふくらはぎの影響力

 

 

 

 

 

題名 出稼げば大富豪 運命が変わる編
著者 クロイワ ショウ
発行元 KKロングセラーズ
価格 1,600円(税別)

 

 

 

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続きを読む≫ 2013/01/31 11:52:31

シロハ便り第3号 2009年4月

 

体の歪みについて

 

だいぶ暖かくなってきましたが、季節の変わり目は
体調も崩しやすくなります。

 

 

春先に旬を迎える食物は、にがみのあるものが多く
解毒作用があるといいます。

 

冬の寒さに耐えた体を元気にする、旬の食べ物をとり
お身体をいたわってあげてください。

 

ちなみに私の特技は天ぷらを揚げることです。

 

友人を呼んで、ウドやタラの芽などで
天ぷらパーティーをするのが楽しみです。

 

 

体の歪みについて

 

[体の歪み] ブログ村キーワード

 

慢性的な痛みや、不定愁訴をもっている方は、よく、骨盤が歪んでいるとか
背骨が歪んでいるとか、足の長さが違うとか、体の歪みについてお話されます。

 

確かに歪みがあるのでしょうが
それをどう捉えるかによって全く意味が違ってきます。

 

 

そもそもなぜ歪んでくるのでしょうか?

 

 

 

体というものは、常に楽になりたがっています。

 

何か体に不調があった時、その部分が体の機能に影響を与えないように
楽に動けるように、バランスを取りながら骨格が動いていき
なんとか体を支え、痛みが出ないようにしています。

 

それが重なり合って、今の複雑な歪みを形成していく場合が多く

 

つまり、「現状の体の歪みのおかげで、なんとか体の機能と体調を支えている」
とも言えるのです。

 

悪いのは歪みではなく、体を歪ませる方向にもっていった
生活習慣と体の重心のズレによるバランスの悪さだと思います。

 

 

骨格が臨機応変に動いてくれているおかげで
「体の歪み」のおかげで、私たちは、むしろ

 

守られているのだと思うのです。

 

 

体調が悪くなれば、誰でも憂鬱になり、気分が悪く、落ち込んだり
イライラしたりします。

 

時には自分の体に対しての不満がつのることもあります。

 

けれども、あなたの脳と体は、あなたを守り、生命活動を支えることに
全力で働きかけているのです。

 

そして、体がどうにもならない不調になったとき、信号を出して教えてくれているのです。

 

 

「少しは休ませてください!」とか、「このままでは、危険ですよ!」とか

 

 

その症状は、体からの「声」なのだと思います。

 

 

どうか、体からの「声」を聞いて、体を大切にしてください。

 

私も、自分の体調を教えてくれた、自分の体に感謝し
みなさんの体からの「声」を聞き見守る仕事のきっかけとなった
自分の腰痛体験にも心から感謝しています。

 

 

 

築地でみつけたお寿司屋さん

 

[寿司屋さん] ブログ村キーワード

 

体の歪みについて

 

毎月、第3火曜日に妻と一緒にランチ特集に
出てくるようなお店などを、食べ歩こうと
思っています。

 

とにかくよく食べる夫婦なのです(^^;

 

2月が妻の誕生日なのですが

 

そんな時くらいお寿司が食べたい
ということで、以前から安くておいしい
お店を探してはいたのですが

 

なかなかパッとするところがなくて
時間もなかったので、おおたかの森の
回転寿司で済ませていました。

 

体の歪みについて

 

それが、思ったよりも高くついて

 

不完全燃焼だったので

 

「そうだ! だったら築地にいこう!」と、思いつき

 

3月のお休みで、行ってきました。

 

築地は朝が早いので、お昼前に行こうと
わざわざ朝ごはんを我慢して

 

おいしいお寿司を思いっきり食べようと
はりきって行きました。

 

 

築地駅の一番出口を降りると、築地場外市場へ真っ直ぐです。

 

この交差点を渡ったら市場というところで
市場内のお店が書いてある地図を配っている人がいました。

 

その人に、「おいしいお寿司屋さんに行きたいのですが」
と聞いたら

 

テレビや雑誌に載っているところではなく、今、人が並んでいるところがいいよ。
と教えてもらいました。

 

 

そこで、もらった地図を見ながら探索開始したのですが
有名店にもあまり人は並んでいなくて、逆にメニューを持って
客引きをしていました。

 

なかなか並んでいるお店が見つからずだいたい市場を一周したころ
ある商店の壁際にA4サイズの紙にサインペンで

 

「栄寿司→」と書いてあるのを見つけました。

 

建物と建物の間の隙間のようなところを指していて
こんな建物の裏になにかあるのかなあ、と思っていましたら

 

5〜6人のご婦人方がそこからちょうど出てきました。

 

→のほうに行ってみると、カウンター3席と5〜6人座れる
テーブル一つだけのお寿司屋さんがあり
10人位並んで待っていました。

 

ちょっとおそるおそるでしたが、並んでみて
他のお客さんに出しているお寿司を見ていましたら
本当に光っている位に見えました。

 

順番がきて、とりあえずにぎりの盛り合わせを頼みました。

 

 

もう・・・感動! 素晴らしい!!

 

間違いなく、今まで食べた中で、最高です。

 

 

10貫で、2,600円(この当時の値段)のこの盛り合わせの内容を
ご紹介します。

 

大間の本マグロ一貫、ヒラメに粗塩をまぶして一貫
ホタテの貝柱を開いて炙って一貫、ヒラワサ(高級魚だそうです)一貫
甘エビにその海老のわたをのせて一貫、赤貝一貫、あなご一貫
イクラの軍艦一貫、あなごの稚魚の軍艦一貫、ウニのにぎり一貫、です。

 

どれも素晴らしい大将の仕事でにぎられています。

 

大食いのうちら夫婦は、もちろん色々と追加をしたのですが
どれも大満足でした。

 

 

妻いわく「今まで生きてきて一番幸せだった」だそうです。

 

 

お寿司好きの人、絶対おすすめです。

 

場所は、諏訪商店というお店の裏です。

 

朝7:30からやっています。

 

 

お昼頃には、ねたがなくなってきます。
とり貝が好きだったのですが、もう一つしか残ってなくて、妻にゆずりました。

 

大将いわく、いしがき貝(?うろおぼえです)が、俺は一番甘い貝だと思うよ
と言っていました。

 

とり貝もいしがき貝も、まだまだ生で食べられるそうです。

 

朝9:00頃がねたが豊富で一番いい時間だよ、と教えてくれました。

 

絶対また行きます。

 

(築地駅の近くで、お店の配置図を配っています。その中に諏訪商店と
言うお店が載っていますので、探してみてください。
そのお店の中を通って裏に行けば栄寿司があります。)

 

 

 

今月のおすすめ本

 

日頃のストレスや心配事は、体調に大きく影響します。

 

体と共に心のケアも大切なことです。

 

そこで、治療家の中でも人気で、ビジネスの成功者にも愛読者が多い
「引き寄せの法則」の本をご紹介します。

 

物語になっていて読みやすいのと、簡単に実践できるように書かれていますので
貸し出した患者さんにも好評です。

 

体の歪みについて

 

 

 

題名 「サラとソロモン」
著者 エスター&ジェリー・ヒックス
訳 加藤三代子
価格 1,800円+税

 

 

れもんのお友達クッキーちゃん

 

体の歪みについて

 

れもんが生後3か月位の頃、みずきの公園にお散歩デビューした時に最初にあったワンちゃんが
ミニチュアダックスのクッキーちゃんです。

 

それ以来、本当によく遊んでもらっています。

 

二人で2〜3時間夢中でプロレスをやっていたり、同じ水飲みから一緒に水を飲んでいたり
れもんが落ち着いた性格になったのもクッキーのおかげです。

 

初めはクッキーの方が大きかったのですが、今は逆転してれもんのパワーに半ばいじめられているような・・・

 

クッキーちゃんいつもごめんね!

 

体の歪みについて体の歪みについて体の歪みについて

 

あとがき

 

やりたいこと、書きたいことがまだ沢山あったのですが
今回はお寿司屋さんで一杯になってしまいました。

 

でも、どうしても人に言いたくなるような感動的な体験ってありますよね!

 

当院もそんな存在になれるよう、これからも努力していきたいです。

 

 

 

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