シロハ便り 第167号 2022年12月
冬の乾燥対策、とくに手の乾燥による手荒れへの対策は、特に気を付けています。
今までは、夜寝る前に、ハンドクリームを塗って手袋をして寝るようにしていました。
それでも、手荒れになってからだと遅いので、基本的に水仕事はしないようにしていました。
でも、今年から、手に塗るのをハンドクリームやワセリンではなく、化粧品のオールインワンジェルにしてみました。
肌に水分を補給し、なおかつ保湿してくれて、べたつかないものを試しています。
手の肌も、顔と同じように、保湿だけでなく、しっかり水分を補給する必要があるみたいで、これかなりいい感じです。
手にはハンドクリームよりオールインワンジェル、お試しあれ!
正しい姿勢と歩き方
みなさん、正しい姿勢って気になると思うのですが、自分では自分の姿勢が正しいかどうかは、よくわからないものです。
人の体の骨格は、急に変化するものではなく、しかも歪んでいる自覚が全くない状態で変化していきますので、自分の姿勢とか立ち姿が良いのか悪いのかは自分では判断できません。
また、姿勢が悪いから身体が歪むのでもありません。 わざわざ、せっせと自分の骨格を歪めようとして、がんばって悪い姿勢をしている人はいません。
その姿勢になっているのは、その姿勢が現状で一番、自分にとってバランスが取れている形であり、楽なので、その姿勢をしているだけです。
その見た目が悪いからといって、その姿勢を自分でよいと思われる方や、良いとされている姿勢の方にがんばってしようとしても辛いだけに終わります。
姿勢の悪さや骨格の歪みは、自分では治せませんが、頸椎を調整して頭の位置が常に背骨の真上に乗るようにしておけば、自然に勝手に良い姿勢、きれいな姿勢へと自ら動いていきます。
その上で、さらに健康のため、若々しさを保つために出来ることをやっていくと、とても良い結果になっていくと思います。
そこで、出来ることで一番おすすめしたいことが、きれいに立って、きれいに歩くことです。
まず立ち方ですが、ビシッと“気をつけ”をして直立不動に立ってもらうと、だいたいみなさん、反り腰になって立っています。
背筋を伸ばそうとしているのは分かるのですが、その分、腰が前に出てお腹が前に出っ張ってしまい、腰椎の曲線が深くなりすぎています。
腰痛をもっている人は、だいたいほとんどが反り腰で立っていて、それでずっと立っていれば腰が痛くなるのは当たり前です。
しかも、反り腰で立って、そのまま歩いていれば、さらに腰には負担がかかり、それだけでなく、膝やふくらはぎや股関節、足のももやお尻にまで痛みが出てくるようになります。
まずは立ち方、立ち姿を整えることが大切です。 その方法としてお伝えしているのが、最初は思いっきり内股にして立ってみることです。
足の老化は、足の内側の筋肉から始まると言われていて、だんだんと足の内側の筋肉が使われなくなり、気をつけをした時に足のつま先が大きく開き、逆ハの字になっていきます。
すると足も腰もいくらでも前に突き出せるようになるので、反り腰になりやすくなります。
しかし、足のつま先を閉じて、踵を開いて内股にして立ってみると、内股にしたことで足が前に倒れることが出来なくなり、腰を前に突き出すことが難しくなります。
ここで初めて、床や地面と足が垂直になります。 その垂直になった足に腰が乗っています。
その腰の位置に上半身がスッと乗ることで、腰から上半身をささえている仙骨という骨が起きて骨盤の位置が正常位置に収まるようになります。
この立ち方にすると、自分のイメージとしては、すごく腰から前に曲がって、前かがみに立っているような感じがすると思いますが、実際に人に横から見てもらうと、すごく真っ直ぐにきれいに立っていることがわかると思います。
内股にするこの立ち方は、足を前に倒さない感覚を得るのに、一番わかりやすいと思います。
この姿勢で、きれいに立つことが出来たら、今度はきれいに歩く練習をしてみましょう。
ただ、内股にすればするほど、今度はきれいに歩くという課題に無理が生じてきます。
日本舞踊の動きなどは、足の運びが内股なので、その動きを取り入れたエクササイズもあるようですが、きれいに歩くことで、日々の歩くという行為を無駄なく最適なエクササイズにしてしまおうという方法もあります。
それが、デューク更家さんの“デュークズウォーク”です。 以前からメディアにも多く出ていた方なのでご存知の方も多いと思います。
僕はつい最近、興味が出て、デューク更家さんの本を読んで勉強してみたんですが、すごく理にかなったことを、とてもシンプルな方法で実践できるようにまとめているなと思いました。
特に、靴の底が変な風に減っていくことが気になっている人は、歩く時の足の使い方に問題がありますので、自分で簡単にトレーニングできますから、ぜひ実践してみて頂きたいなと思います。
歩く前の立ち方にしても、仙骨を立てて骨盤を起こすことは同じなのですが、次の歩く動作に繋げる正しい立ち方を、とても詳しく解説されています。
そして、足の裏の重心の取り方や歩く動作での重心の移動の仕方など、すごく参考になりますし、足や膝を傷めない歩き方が出来るようになっています。
やみくもに1万歩も歩くより、健康にとってもっと大事なことが正しく歩くという動作にはたくさんあって、その正しい歩きの1歩は、それだけで普通に歩く300歩くらいに相当する運動量になるそうです。
また、正しい歩き方には、骨格を支えているインナーマッスルの効果的なストレッチとトレーニングが同時に行える要素があるそうです。
頸椎の調整で、頭の重心位置を正し、それを支える骨格を支えているインナーマッスルを鍛え、きれいな姿勢できれいに歩くことで、さらに健康を促進させていきましょう。
おすすめ
ということで、今回のおすすめは、デューク更家さんのウォーキングの本です。
たくさん出ているので、どれからでもいいと思うのですが、僕が読んだのは、すごく基本的な理論と、基本的なエクササイズとトレーニング方法でした。