体の構造、歪み、骨格の性質

スポーツと怪我

シロハ便り第36号 2012年1月

 

スポーツと怪我

 

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年は本当に多くの方々に
ご来院いただきまして

 

ありがとうございました。

 

通院中の方々には
一日でも早い改善、ご回復を
願っております。

 

本年も、いろいろな症状の方々に
出会うと思いますが

 

症状改善へ向けてのお手伝いを
一日一日コツコツと絶え間なく
させて頂きたいと思いますので

 

よろしくお願いいたします。

 

スポーツと怪我

 

[スポーツパフォーマンス] ブログ村キーワード

 

お正月の箱根駅伝

 

今年はぶっちぎりの大記録が出ました。

 

すごかったですね!

 

実力を出し切れた人もいれば
トラブルでブレーキになってしまった人もいて

 

毎年、様々なドラマがあります。

 

実力がありながら怪我でエントリーされなかったり

 

走りながら腹痛や脱水症状を起こして
失速してしまう人なども

 

例年どおり多かったのではないでしょうか。

 

 

実力を出し切れる人、出せない人

 

怪我に強い人、弱い人、・・・

 

この違いはどこから来るのか
とても興味があります。

 

 

将来を期待されながら怪我で消えていってしまった
選手も多いでしょう。

 

 

トレーニングをし、筋力もあるスポーツ選手が
腰痛や坐骨神経痛で競技人生を断たれてしまうのは

 

なにか納得がいかない歯がゆい思いがします。

 

 

怪我の少ない人は超一流の選手になっていきますが

 

そういう選手をよく観察してみると

 

首が太い人が多いです。

 

 

上部頸椎の理論からの話になってしまいますが

 

スポーツ選手に限らず、健康状態が常によく
病気も怪我もしたことがないという人が稀にいます。

 

そういう人は、頸椎が生まれつき太く
神経の通り道が広い体質であることが多いです。

 

少々の衝撃で多少ズレても、神経の圧迫を起こさない
体質であると言えます。

 

そういう人は骨も頑丈ですし、筋力もしっかりしていますので
元々歪みを起こしにくい人です。

 

 

スポーツにおいては、運動神経が良く、スポーツの才能にあふれ
天才と言われる人も、そのような体質が多いです。

 

 

一流のスポーツ選手になる人は、天賦の才の持ち主か
または、努力の賜物か。

 

もちろん才能があり努力を惜しまなかったからこそ
一流のプレイヤーになっていくのでしょうが

 

それでも、まず初めに、運動機能の絶対条件として

 

筋肉とは脳が電流を、神経を通して送ることで動くという
物理的な事実があります。

 

 

筋肉は脳から送られてくる電流の電圧の強弱に比例して
出せる力の強弱が決まりますので

 

必要とする筋力を得るために、脳が送った電力が
神経の圧迫により、弱められて筋肉に届くようでは

 

体が充分なパフォーマンスを発揮できないのは道理です。

 

 

また、筋肉の疲労や、なんらかのダメージにおいても
それを回復させ修復しているのは脳の働きです。

 

 

その脳は神経を通して、ダメージに対する情報を得て

 

その回復に必要な物資の調達、輸送、修復工事(代謝)
廃棄物(疲労物質、老廃物)の運搬、処理、などを采配し

 

各器官に命令を出します。

 

 

神経の圧迫、特に脳に一番近い、頸椎1 番2 番の歪みによる
神経の圧迫は

 

脳と神経の情報交換に著しい誤差を生み
体を動かす運動機能、反射神経、疲労回復、ダメージ修復に
大きな遅れを生むと考えられます。

 

 

以前、なにかで読んだのですが

 

プロゴルファーを目指す研修生の指導をしている人が
その研修生たちを集めて

 

全員の手の甲を思いっきりつねってみて
大きなあざを作り

 

あざが消えたら見せに来いと言ったらしいです。

 

3 日以内にあざが消えた研修生は見込みがある
と判断したと言います。

 

 

これも、実は理にかなっていて

 

あざが早く消えるには、代謝が良く
血流も良くなければいけません。

 

つまり、脳と神経の情報処理能力が速いのと
心肺機能が強い必要があり

 

そういう人は怪我にも強く
練習も沢山できる素質があると言えるのです。

 

 

溢れる才能を持ち、努力を惜しまない
大きな夢と大いなる可能性をもった

 

未来のスーパースターを育てるために
この脳と神経とスポーツの関係が正しく理解され

 

一般的に認識される日が来るように
私たちも努力しなければと思います。

 

 

そして、これは、なにもスポーツ選手だけの問題ではなく
皆さんにも当てはまることです。

 

 

なにか今日は体が重いなあ、と思う日は
実際に頸椎による神経圧迫が強まっています。

 

この場合は主に、ストレスによるものが多いです。

 

なにかストレスが溜まっている時や
嫌なことをしなければならない日

 

そんな日は脳幹がそのストレスを受け
交感神経を強めていきます。

 

すると、特に脳幹周辺の筋肉や腱などが
交感神経の影響を強く受けて緊張していき
少し縮みます。

 

その縮んだ脳幹周辺の筋肉や腱が
頸椎1 番を引っ張り

 

頸椎1 番2 番のズレを大きくし
神経の圧迫を強くするのです。

 

 

その神経圧迫により、脳から筋肉に送られる電力が弱められ
筋肉が力を出しづらくなるので

 

実際に体が重く感じるのです。

 

気のせいではなく、物理的に重くなり
少ない電力による少ない筋力で
体を動かさなければならなくなるので

 

筋肉にも負荷をかけてしまい
今度は筋肉を痛めることにもなります。

 

 

スポーツ選手でもプレッシャーのかかった試合や場面で
力を発揮できないプレーヤーには

 

同じことが起こっている可能性が高いと思われます。

 

 

日常生活においても、スポーツや競技においても
人の体に起きる現象には必ず理由があるものです。

 

 

上部頸椎と脳と神経の働きから、それらの現象を眺めてみると
人の体って、本当によく計算されて出来ているなあ〜
と思うわけです。

 

 

基本は、脳の働きを充分に身体全体に行き渡らせることであり
脳が全ての司令塔として完全に機能することにあります。

 

健康も運動機能もスポーツも

 

脳の働きが何の障害もなく全身に行き渡ってこそ
初めて、最高のパフォーマンスを発揮するのだと思います。

 

そして、そのために、上部頸椎調整法として
オプセラピーがあります。

 

 

今月のおすすめ本

 

引き寄せの法則の本で、かなり身近なところでの
実践例などが書いてあり、おすすめです。

 

引き寄せの法則とは、難しく考えることはなく

 

とにかく何か「ホッ」とするような方向に
考えを巡らすといいよ、ということです。

 

引き寄せの法則関連の本は、読んでいるだけで
気持ちがやわらぐ感じで、好きです。

 

スポーツと怪我

 

 

 

 

題名 「ザ・パワー」
著者 ロンダ・ハーン
発行元 角川書店
価格 1,890円

 

 

あとがき

 

今年のお正月は、父の七回忌の法事などありましたが
それ以外はかなりのんびりとさせてもらいました。

 

たまには、心身ともに完全にスイッチをオフにして
空っぽになるくらいボーとして過ごしたい性格なので

 

とくに一人でボーとする時間がないと
心が壊れてしまうタイプだと自覚しています。

 

 

人混みも苦手で、初詣はれもんのお散歩のついでに
お賽銭なげてくるだけです^^;

 

おみくじも大吉とかでると必ず嫌なことが起こるので
絶対にひきません。

 

朝のニュース番組の今日の占いなんかも大嫌いです。

 

自分の星座が一番運勢のいい日になると
車をぶつけそうになったりします。

 

まあ、神社仏閣に全く興味も縁もない性格のようで
お正月は頭を空っぽにするお休みの日々であり

 

心ゆくまでのんびりしました。

 

さあ、また、今年一年、がんばりましょう!

 

 

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