姿勢

体にかかるギブス

シロハ便り第71号 2014年12月

 

体にかかるギブス

 

 早いもので、もう師走ですね。年々、年が過ぎるのが早くなっていくような気がします。
 院内の模様替えをしたのが去年のお正月でした。配置を考えながらバタバタしていたのがつい先日のような
感じがします。
 今年のお正月は特にやることもないので、のんびりする予定です(*^_^*)

 

 年末年始は12 月30 日(火)から1 月4 日(日)までお休みさせていただきます。
 新年は1月5日(月)からになりますので、よろしくお願いいたします。

 

体にかかるギブス

 

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 体の歪みや姿勢の悪さを気にしている人って多いと思います。一般的には普段の姿勢が悪いから体が歪むという考え方が大勢を占めています。
 しかし、これは大きな間違えで、体の骨格は姿勢が悪いから歪んでいくのではありません。そもそも、体の骨格は歪んでいるのではなく、重たい頭を支えるためにバランスをとることを目的として移動しているだけです。
 これが大前提にあって姿勢を考えた場合、姿勢とは重たい頭を楽に支えられる体勢をとっているだけだと考えられます。つまり、肝心要の頭が背骨の正中線の真上にしっかりと乗っていないにもかかわらず、姿勢が悪いと言って無理に良いと思われている形にしようとする努力は、体に大きな負担をかけるにもかかわらず全く無駄な努力であり、頭の重さには絶対にさからえないので、決して姿勢が安定して良くなることはありません。
 意識をして姿勢をよくすることは出来ないと知るべきです。そして、姿勢とは無意識のうちに良くしようとして脳が働いていることもあわせて知っておいて頂きたい事実です。

 

 なぜそう言い切れるのかというと、施術前に皆さんに検査をさせて頂いておりますインサイトディスカバリーの筋電計の結果がそれを証明しているからです。
 筋肉とは脳から送られてくる電圧が高いほど強い力を出せるようにできています。皆さんの姿勢を後ろから見続けている私ですが、姿勢の悪い時ほど、この筋電計の数値は低く、姿勢が良くなってきたときの方が、数値は高くなっていく傾向がはっきりしています。
 どういうことかというと、重たい頭が背骨の正中線から大きくズレている時は、その重さを筋肉で支え続けることはとても辛いので、骨格が移動し背骨を丸くしたり骨盤が傾いたりして、頭の位置をなるべく背骨の正中線の真上に近くなるようにしていきます。すると頭の位置のズレを支える筋肉への負荷が減りますので、脳から筋肉へ送られる電圧も低くなっていきます。
 この状態からオプセラピーの施術を受けていきますと、頭の位置が背骨の真上に乗ってきますので、骨格は勝手に正しい方向へ戻り始めます。ここで一瞬でかなり姿勢が良くなってしまいます。これは初めに皆さんの後ろ姿を施術前と施術後に写真を撮らせて頂いておりますが、その比較でもわかることと思います。

 

 そして、ここからが脳のすごいところで、脳はバランスの良い骨格へ戻っていくことはもちろん大歓迎なのでなるべく良くなっていった骨格バランスを維持しようと努めます。それでも長い年月がかかって移動していた骨格のズレは癖になって残っていますので、完全には良い方向の変化を維持できないのですが、癖による引き戻し
を最小限にするために、その骨格を支える筋肉に強い電圧をかけて力を出させ、支えようとするのです。
 つまり、施術後の骨格変化を支えるために、筋肉へ電圧を強くして筋力を維持してよい変化を固定させようと働くのです。だから施術を重ねて姿勢が良くなっていくほどに検査の筋電計の数値が強くでることが多いのです。
 これが施術による骨格変化を支える、体にかかるギブスになっていると言ってもいいです。

 

 その上で今までの長年の骨格の癖が抜けてくれば、頭をしっかりと骨格で支えられるようになりますので、筋肉で引っ張っている必要もなくなりますから、正常で適切な楽な力で骨格を支えるようになってきます。
 その状態がインサイトディスカバリーの検査による全部の数値が正常値である状態です。その方向へ向かうように脳は筋肉を使ってしっかりとギブスをかけ続けてくれます。
 けっして全てが正常値でなければいけないというわけではありませんが、向かう方向性としては必ずそう動いていくのです。

 

 体の骨格はそもそも骨格標本のようには作られていません。左右で同じ部位の骨格でも微妙に長さや太さが違っています。これは骨格の構造上で、いわゆる“遊び”を作っているようなもので、その遊びがあるからこそ、体は少々のことではへこたれない強さをもつことができています。
 何か強い衝撃を受けたときでも、骨格の遊びがあるからこそ、その衝撃を吸収することもできるし、体の機能を損なわずに受け流すことができているわけです。
 5重の塔が幾多の大地震にも耐え、倒れたり破損したりせず今の形を維持しているのも同じ原理で、四隅の柱の長さや太さを微妙に変えています。そこで遊びができるように作られているわけで宮大工の知恵が結集している建築物です。

 

 だから、何も骨格標本のような姿勢にならなくてもいいんです。検査の数値が全部理想的な正常値にならなくてもいいんです。ある程度の遊びが、ある程度のズレは受け流してくれますから。
 ある程度のコンフォタブルゾーン(心地よい領域)に納まってくれれば、皆さんの症状はなくなり快適に過ごすことは充分できます。
 そこまでいったら初めて、しっかりと体を動かし筋肉を強くしていくと最高に良い状態をキープすることができます。

 

 そこまでもっていくための掛け橋になることが、私のオプセラピーの仕事です。

 

 

今月のおすすめ本

 

 人気の半沢直樹シリーズの最新作『銀翼のイカロス』読みました。これが完結編でしょうかね。半沢直樹が頭取になるまで続けてもらいたい気もしますが(^_^;)
今回も大物をギャフンと言わせます。ストレス解消に最高ですね。

 

銀翼のイカロス
池井戸 潤
4478028915

 

あとがき

 

 以前、このお便りでも取り上げた『毛管運動』ですが、皆さんやっていますでしょうか? これホントに素晴らしく効果的です。 真面目に実行している方からはうれしい報告が多く寄せられています。
 オプセラピーの施術と毛管運動は最強の組み合わせだと思っていますので、ぜひぜひ実行して続けていって頂きたいと思います。
 つい先日も、買い物をしていた時偶然お会いした患者さんで、両手の指全部が痛々しいほどの霜焼けだった人が、今年は全く霜焼けができないとうれしそうに話かけてくれたことがありました。 今年の夏頃から真面目に毛管運動に取り組んでいた人です。 末端血流は確実に改善し、細胞が元気になっていきますよ。

 

 

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