頸椎は歯車のように動く
シロハ便り 第151号 2021年8月
7月30日に1回目のコロナワクチンを打ってきました。
注射が怖かったです(^^; もう何年も風邪もひいてないし、インフルエンザのワクチンもやったことないし、注射って何十年ぶりだか覚えてないです。
採血するより痛くないくらいかも、ちょっとチクっとするくらいで、あっという間だったのでよかったです。
ワクチン接種後の反応ですが、全く何にもなかったですね。 副反応はあればあったでイヤですけど、全く何にもないのもちょっと不安です(^^;
次の日も、腕は問題なく動くし、ほんの軽い筋肉痛くらいな感じ、先週庭の芝刈りをした後の筋肉痛のほうが痛かったくらいかな。
次の2回目は8月20(金)なので、午後はお休みします、よろしくお願いいたします。 まあ、何ともないだろうけども
頸椎は歯車のように動く
頸椎1番の動き方についてずっと検証を続けていました。 身体に大きな影響を与え、人体の骨格の中で1番最初にズレを起こす最重要な部分です。
この頸椎1番の動き方とそれを調整する方向を決めるのが、上部頸椎カイロプラクティックにとっての肝となります。
まず動き方ですが、基本的に動く方向は、まず頸椎1番が頸椎2番から前方(顔側)へスライドします。そして、左右どちらかの方向へスライドし、左右ねじれ方向へ動き、上下にも動きます。
前方への動きは必ず起こっているので決まっています。 左右横への動きとねじれの動きも見ればほぼ分かります。 で、問題は上下の動きです。
頸椎1番の上下の動きとは、便宜上、頸椎1番の先端(顔側の先端)が上を向いているか下を向いているかで判断しています。
頸椎1番が上下に強くズレを起こすと、首の痛みは元より、何と言ってもしびれの原因になることが多いです。
この上下のズレも普段の施術の中での検査でほぼ正確にわかりますが、その動き方にはずっと矛盾も感じていました。
頸椎1番は頭蓋骨に接していますので、頭と頸椎1番で歯車のように動くのが基本です。 頭蓋骨と頸椎1番の接地している部分は、頭蓋骨側は半球状になっていて丸みがついています。 頸椎1番側は、逆に丸みを帯びたお皿のような形状をしています。
これが歯車のように動くので、頭蓋骨が下を向けば頸椎1番は上を向き、頭蓋骨が上を向けば頸椎1番は下を向くようになります。
つまり、ずっと下を向いている時間が長い人、ずっとスマホやパソコン仕事をしているような人は、頭蓋骨が長時間下を向き続けているので、頸椎1番は上にズレを起こしやすいということです。
逆にずっと上を向いて作業しているような仕事をしている人は、頭蓋骨が上を長時間向き続けているので、頸椎1番は下にズレを起こしやすくなります。
ただ、施術においての検査で、この頭蓋骨と頸椎1番の上下の動きの基本とは逆の結果が出る事が多くあり、そこにずっと矛盾を感じていました。 これはなぜ?
この検証を続けてきたのですが、結論としては、 “限界を超えて同一方向を向きすぎている”が、その答えではないかと思っています。
例えば、クレーン車を操作し、ずっと高所へ物を運ぶような仕事を長年続けていた場合。 ずっとほぼ真上を見上げながら長時間作業をしていると思います。
上を見上げていれば頸椎1番は下を向くのですが、その限界を超えてずっとさらに上を見上げ続けていた場合、下に動いていた頸椎1番が今度は頭の重さで上に引っ張り上げられていき、頭蓋骨と頸椎1番の接地点の限界を超えてとんでもなくズレを起こすと考えられます。
パソコン作業を長時間している人は、下を向いているようで実は上を向きすぎている場合があります。 それは作業している時の姿勢によります。
パソコンの画面をのぞき込むような姿勢を思い起こしてください。 首が前に突き出しているような姿勢になっていないでしょうか?
首を前に突き出していると、首の角度が垂直からどんどん横に倒れるような角度になっていきます。 すると、首が寝てくれば顎を上げていかないと画面は見れなくなります。
この姿勢はずっと上を向いているのと同じ状態です。 この姿勢のまま長時間作業をしていれば、ずっと真上を見上げているのと同様に頭の重さに引っ張られて頸椎1番が上に大きくズレを起こす可能性があります。
また、パソコン作業を長時間している人が、さらに長時間スマホをいじっていると、頸椎1番が上に大きくズレた状態で今度は顔は下を向きますので、頭蓋骨の下への可動域が狭くなり首の痛みを起こす原因になります。
なんでもそうですが、限界を超えた状態で起きた現象は簡単には元には戻りません。
この状況での首のコリや痛みは決してストレッチとか軽い運動なんかでは、どうにもならないばかりか状態を悪化させます。
頸椎1番のズレは動く方向が多岐にわたり複雑に動くので、正しい方向へ調整しなければ状態は改善しませんし、頸椎1番だけいきなり調整しても効果は薄いです。
上部頸椎カイロプラクティックの施術は主に、頸椎1番と頸椎2番の調整だけをすることが多いのですが、僕は頭蓋骨と頸椎1番の関連性によるズレをはずし、次に頸椎1番と頸椎2番との関連性によるズレをはずし、最後に頸椎2番と3番〜7番の関連性によるズレを調整していきます。
けっこう簡単にやっているようで、そこには深い考察があるということをご理解頂けましたら幸いです。
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あとがき
風水の考え方で、「本命卦(ほんめいか)」っていうのがあります。 検索して調べてみると、自分の生年月日を入れれば自分の特徴を表す分類が出てきて、そこでその人の吉方位と凶方位がわかります。
そして、家の見取り図と方位磁石を使って、北から南へ正確に線を引き、そこに八角形を合わせて自分の寝ている部屋や仕事をしている部屋、リビングの場所などを当てはめていきます。
僕は分類が「乾(けん)」で、最大吉の方位が西でした。 そう!そこは、正に普段皆さまに施術をさせて頂いている場所です。
やっぱり、自分が一番パワーがあるなと以前から思っていた場所でしたが、知らなかった風水で証明されてしまいました(^^;
これ、けっこう当たってますから、よかったら調べてやってみてください。
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