むくむと痛いよ

むくむと痛いよ

シロハ便り 第129号 2019年10月

 

むくむと痛いよ

 

 台風15号で被害に遭われた皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

 

 大変な中で、ご連絡を頂くこともありました。本当にありがとうございました。

 

 近年の台風の大型化に伴い、いつどこで何が起こるかわからない気象は今後も続くと思われます。

 

 備えるにしても、台風による暴風雨や線状降水帯による洪水、地震など全部に対応しきれるものではありませんが、出来る範囲で出来る事から備えておくしかないですよね。

 

 まだ台風シーズンが続きますが、台風の大型化は体調面でもかなりの影響を及ぼしています。 くれぐれもご自愛くださいませ。

 

むくむと痛いよ

 

 台風シーズンと言われる9月、10月ですが、近年の台風の大型化に伴って、体調面にもその影響は大きく及んでいます。

 

 台風及び強力な低気圧が発生するということは、その反面で強い高気圧も発生しています。 体調面では、この強力な高気圧の方が問題になってきます。

 

 そもそも気圧とは、大気には重さがあり、その重さにより、身体に四方八方から圧力を受けることです。 

 

 そして、海で海水が温められると水蒸気になり上昇気流が起こります。 そこでは大気が上に引っ張り上げられることになるので大気が薄くなり、その重さが軽くなるので圧力も弱くなります、これが低気圧です。 この低気圧が強力になり渦をまくと台風になります。

 

 そして、一旦上昇気流で上がった大気は、今度は違うところで下降気流となって降りてきます。 下降気流では、大気が圧縮されるので大気の密度が高くなり、重くなって圧力が強くなります、これが高気圧です。

 

 つまり、低気圧が強くなるということは、必ずその反動で高気圧も強くなるということです。 この高気圧が強く発達することで、体調面では、様々な強い影響を受けることになります。

 

 まず高気圧下では、身体は外側からの大気の重さで、内側により強く押し込まれています。 そのままにしておくと身体は縮むので、その大気圧に負けないように、内側からの圧力を高めて押し返しています。

 

 ゆえに、高気圧になると血圧は上昇します。 脳溢血などで脳の血管が切れるのは、高気圧の時が多いという事実もあります。

 

 また、身体の表面の筋肉は、外側の高気圧と内側から押し返す圧力によって挟まれるかたちになりますので、大きな負荷がかかります。

 

 それでも、血圧が上がり筋肉が締まる状態は、身体に喝が入った状態なので動きやすくなり、身体はよく動くのですが、その分無理もしやすくなります。

 

 この状態で、大型台風などの接近に伴い急激に気圧が下がるとどうなるか? 身体の外側の圧力が急低下し、それに合わせて自律神経が、内側から押し返す圧力を瞬時に調整できれば問題はありません。 しかし、その内側の調整に手間取れば、気圧が低下しているにもかかわらず身体の内側からの圧力が強い状態になるので、身体は外に向かって膨らむことになり、むくみます。

 

 身体がむくんでパンパンになると、高気圧の時に無理をして負荷が強くかかった筋肉は、硬い状態なので痛みを出しやすくなります。 凝りのある筋肉は、さらに凝ります。 

 

 足のふくらはぎが、むくみやすい人も多いと思いますが、普段からあまり足を使っていないと、ふくらはぎというポンプが作動不足となり、リンパ液を押上げ身体中に回しにくくなります。 リンパ液がふくらはぎに滞ってむくんでいるところに、さらに気圧差でむくむので、足が重くなりパンパンになって、ひどいとふくらはぎに走っている坐骨神経を圧迫し、その痛みが膝や足の裏や股関節や腰にまで、痛みを走らせることにもなります。

 

 首や肩や肩甲骨回りも同じです。 ふくらはぎがリンパ液を充分にポンプアップできていないと、リンパ液が身体全体に滞ることになり、血流が悪いよりもさらに悪質な肩こりになります。 そこに気圧差で筋肉の硬い部分が中心になってむくむので、肩こりから痛みへ、さらに頭痛や眩暈、突発性難聴へと問題が広がっていっても、何も不思議ではありません。

 

 気圧の変化は、内耳にある平衡感覚を司る前庭器官という器官で認識し、その変化を脳幹へ伝えます。 脳幹は、気圧の変化を認識すると自律神経を働かせ、身体の内圧を調整し対応します。

 

 この時、脳幹が自律神経を使って血圧を調整し、身体の内圧を調整しようとしても、筋肉の状態により部分部分で硬さが大きく異なっていれば、それに締め付けられている血管にかかる圧力にも大きな違いが出てしまい、自律神経による調整が大幅に遅れることになります。

 

 この不具合によって身体の調整が難しいことが、バックフラッシュのように今度は自律神経への過負荷になり、それを動かしている脳幹への過負荷になります。 

 

 そこから予想すると、内耳の前庭器官からは、「気圧が変化したから対応してね」という信号が脳幹へ送られるも、脳幹としては、「わかってるけど調整機能が上手く動かねえんだよ!」と反発を起こし、それが前庭器官の平衡感覚を狂わせ、突発性の眩暈が起こりやすくなることも充分に考えられます。

 

 つまり、そうならないように、常に血行とリンパの流れと筋肉の状態を良い状態に保つことが、全てにおいて予防になるということです。

 

 そのために、“半身浴をしましょう!” “毛管運動をしましょう!” “凝りや痛みにはカイロを貼って温めましょう!” と、私は口を酸っぱくして言っているのです。

 

 その上で、頸椎の調整を受けていれば、脳幹の指令を伝える神経系への圧迫が取り除かれていき、自律神経が働きやすくなります。 骨格も自然にバランスが良くなっていき、日常生活による筋肉への負荷も軽くなって、筋肉が過度に硬くなるのを防いでくれます。

 

 そこまでやった上で、適度な運動が出来たら最高です。 特に足を動かすこと、ふくらはぎを動かすことが出来れば、血液もリンパ液も滞りなく身体中を巡っていき、いざという時にさっと調整が効きやすくなるでしょう。

 

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