自律神経

自律神経

自律神経の働きは、体の調節機能として
とても重要です。

 

しかし、自律神経ってなに?

 

という説明が、あまりなされていないか
あまりにも漠然と自律神経失調症などの
言葉だけが先行しているように思います。

 

これ、実は、ただのねじ回し(ドライバー)なんです。

 

自律神経については、とくに詳しく
詳細に書いていきます。

 

シロハ便り 第149号 2021年6月

 

気圧差と痛み

 

 今年は3週間くらい早く梅雨入りしている所もあり、おかしな陽気が続いています。

 

 天気予報などで、平年並みの気温とか平年では降水量はどのくらいとか聞きますが、その平年の基準は10年ごとに更新されています。

 

 今年はその年にあたっていて、現在は、1981?2010年の30年間を基準としていますが、今年からは1991?2020年の30年間の基準に更新されます。

 

 今と30年前ですら、ずいぶん違う気がしますが、もう平年の基準はあってないようなものじゃないかと思うくらい最近の気候変動はおかしいですね。

 

 身体もついていくのが大変なわけです( ;∀;)

 

気圧差と痛み

 

 天気が変わる時、頭痛がしたり眩暈がしたり、膝や腰が痛くなったり、身体の不調を感じることがあります。最近では気象病とも言われており、その専門外来もあるくらいです。

 

 特に近年の気候変動によって季節の変わり目に不調を訴える人が多くなっているように思います。 昔から季節の変わり目には体調を崩す人は多かったのですが、その傾向と症状が年々強くなっている実感があります。

 

 この体調変化の大きな要因は気圧差にあります。 今年の冬から春にかけて、風の強い日が多かったと思いませんか?

 

 高気圧と低気圧の気圧差が大きいほど強い風が吹きます。 そして、この気圧の差によって身体には様々な変化が起こり、体調にも大きな影響を与えます。

 

 天気が崩れて雨が降ると体調を崩すと思っている人も多いですが、実際は晴天が続いた後の雨の降り始める直前に、一番体調の変化が大きく出る傾向があります。

 

 これは、低気圧が体調に悪影響を与えているようにみえて、実は身体はその前の高気圧でかなりいじめられており、そこから気圧が変化するタイミングで体調に影響が出てくるからです。

 

 つまり近年の温暖化の影響で、ゲリラ豪雨や強烈な低気圧が頻発していますが、その分、高気圧も強力になっていて、その高気圧にさらされた身体がかなりの無理を強いられているのです。

 

 強力な高気圧にさらされるということは、身体が外気圧によって強く圧迫を受けるということになります。 その時、そのままでは身体がしぼんでしまうので、身体の内側からも適正な圧力で押し返す必要が生じます。

 

 外気圧が強ければ強いほど、同じように内側からも強く圧力をかけて調整をしなければならず、その間にある身体の表面の細胞は内外両面から強く押し付けられる状態になります。

 

 これにより、血圧も上昇します。 水の出ているホースをギュッと握ると水圧が強くなり水の勢いが増すのと同じ原理です。

 

 同じように、血圧の上昇に伴って血流の速度も速くなります。 すると身体には一種のドーピングがかかった状態になり、いつもより身体は動きやすくなります。 天気がよいとやる気も出て身体も快調に動くのはこのためです。

 

 しかしこの状態はドーピングがかかった状態なので、身体は無意識のうちに無理がかかりそれなりのダメージを蓄積していきます。

 

 それでも通常状態で身体のメンテナンスが充分であり健康な状態ならば、ほとんど問題はありません。 けれども慢性的に疼痛をどこかに感じていたり、慢性的に疲労が蓄積していたり、日常的に強いストレスにさらされていれば、このドーピング効果は身体を痛める大きな原因になります。

 

 高気圧で覆われた晴天が続いた後、低気圧が近づいてきた時、つまり気圧の変わり目になると今度は身体にかかる外圧が低下します。 それに合わせて内側からの圧力も弱めていくように脳幹と自律神経で調整を行うのですが、気圧差が大きいとこの作業が急激に行われることになります。

 

 ここで上手く調整できればよいのですが、身体に元々の不調がある場合などは身体全体でバランスよく調整することが困難になります。

 

 この時に古傷が痛くなったり、頭痛や眩暈が起きたりしやすくなります。 また、このような状況が繰り返し起こることで、脳幹と三半規管に過負荷がかかり緊張状態が続くことで、頭と首の付け根付近の細胞が硬くなっていきます。

 

 その部分にはちょうど頸椎1番があり、その付近の細胞が緊張し硬くなることで頸椎1番を強く引っ張り動かしてしまいます。

 

 頸椎1番が大きく動くとそれだけでも脳と身体を繋ぐ神経を圧迫します。 脳幹が身体の調整を行う時、電気信号を送って自律神経を動かすのですが、頸椎1番の神経圧迫はその電気信号を乱します。 結果、自律神経も反応が悪くなり乱れるということになります。

 

 自律神経が脳幹の指令通りに動きづらくなれば、高気圧の時に内外両面から圧迫を受けて緊張し硬くなっている細胞を、緩めるための副交感神経の働きも悪くなります。

 

 本来、低気圧の時は、身体の内外からの圧迫が緩むので身体を休ませることができるのですが、高気圧の時に緊張させた細胞を充分に緩ませることが出来ない所が生じれば、緊張の緩んだ細胞と緊張し硬いままの細胞の間に差が生まれます。 特に古傷の部分や慢性的に凝りや張りの強い部分がそうで、ここに痛みが生じることになります。

 

 この現象は、気圧差が大きければ大きいほど強く現れます。 年々、天候の荒れ方がひどくなっていますので、この傾向は今度ますます大きくなるでしょう。

 

 そこで大切になってくるのは、やはり日頃からの身体のメンテナンスです。 特に痛みなどがなく、調子のよい時にどれだけしっかりとしたケアが出来るかが、極めて重要になってきます。

 

 いつも僕は口を酸っぱくして言っていますが、また同じことを強く言います。 ぬるめのお湯で30分の半身浴を必ず毎日行いましょう。 手足を上げて15分の毛管運動を毎日行いましょう。 身体を引っ張る静的ストレッチはNGです、ラジオ体操などの動的ストレッチなら大いに推奨します。 過負荷にならない適度な運動ができればなおよいです。

 

 これらはなぜ必要かと言うと、常日頃から身体の細胞1つ1つに充分に栄養と酸素を送っておくことが絶対に必要だからです。

 

 つまりこれらのメンテナンスは、細胞に栄養と酸素を供給するための末端の毛細血管を元気にし、詰まりを解消するために一番効果的なメンテナンス方法だからです。

 

 どんなに気象状況が変化しても、環境変化が起こっても、身体を構成する細胞が元気ならばなんとかなります。

 

 その細胞に栄養と酸素を送る導線をしっかりとケアしていれば、気圧差がそれほどまでに健康に影響を与えることはないはずです。

 

 身体とは、健康とは、特別な何かで健康になったり不調になったりするものではありません。 細胞の集まりである身体の総合力の勝負です。

 

 日々のケアこそが最強の健康ツールであり、体調の良い時にどれだけメンテナンスができるか、そして何を最優先でケアしなければならないのかが、後々大きな差になっていきます。

 

あとがき

 

 気圧の変化に伴う体調不良が起きた時、耳を触ってみてください。 たぶん耳が冷たくなっていると思います。気圧の変化を三半規管で認識し脳幹で対処していますので、その部分の緊張が強くなり頭と首の付け根辺りが固まっています。

 

 そこが硬くなって血流が悪くなると耳も血行が悪くなり冷たくなります。 そこで耳を引っ張ったり、耳を持ってグルグル回したりして温めてみてください。

 

 耳の血行が良くなり血液が回り始めると、直結している三半規管の緊張もほぐれてきます。 それが脳幹の緊張もほぐしてくれますので、自律神経の働きも若干ですが回復してくる可能性があります。 試してみてください。

 

 後頭部の頭と首の付け根の奥に頸椎1番があります。 その部分が硬く緊張するとその頸椎1番を引っ張ってしまいズレを起こします。 気圧の急激な変化やストレスが強いと頸椎1番はズレを起こしやすくなることは古くから知られていました。

 

 身体のバランスを心身ともに狂わす頸椎1番のズレをなるべく防ぐためにも、日頃の身体のメンテナンスとストレスケアは大切にしてくださいね。

 

 

続きを読む≫ 2021/06/02 13:47:02

シロハ便り 第145号 2021年2月

 

鼻呼吸をしっかりと!

 

 雪が降りそうで降らずに乗り切った1月でしたが、そもそも雨が降りませんね。

 

 1月の降水量はかなり少なかったようで、乾燥がひどいです。

 

 マスクをする機会が増えたことであまり気にならないかもしれませんが、冬場の脱水症状も危険ですので、水分補給はまめに行いましょう。

 

 また、湿度が異常に低い日が続くことで、喉や鼻の粘膜が乾燥してしまうと、ウイルスの感染リスクが高まります。

 

 喉の乾燥防止のためにも、こまめな水分補給とうがいは大切ですし、もう一つ意識してもらいたいことが、口呼吸をしないことです。

 

 極力口を閉じて、鼻呼吸を心がけましょう。 鼻呼吸がしっかり出来るようになると、自律神経の調整から免疫機能まで強化できます。

 

鼻呼吸をしっかりと!

 

 皆さんにお配りしている毛管運動のプリントの裏面に『あいうべ体操』をご紹介しています。 この体操を行うことで口が開きっぱなしにならないようになり、口呼吸ではなく鼻呼吸を常に意識していなくても出来るようになります。

 

 この『あいうべ体操』は、口周りの筋肉を鍛えると同時に舌も鍛えることが出来ます。 舌の筋力が落ちると寝ている時に舌の位置が気管を塞ぐように垂れ下がり、無呼吸症候群の大きな原因の1つになるとも言われています。

 

 健康を維持し老化を防ぐため、口周りと舌の筋力をしっかりと鍛えておくことはとても大切なことです。 口が開きっぱなしにならないように根気強く『あいうべ体操』を行っておくと良いでしょう。

 

 口呼吸と鼻呼吸ではウイルスの感染リスクにも大きな違いが出ます。 口を開けて呼吸をし続けると、口内と喉が非常に乾燥します。 ウイルスはご存知のように乾燥して湿気の少ない環境では活発に動きます。

 

 また、口呼吸では取り込んだ空気が直接喉に入り込みますので、ウイルスが喉に付着し炎症を起こしやすくなります。

 

 鼻呼吸を常時行っていれば、空気中のウイルスは鼻毛と鼻の粘液によってガードされ、直で喉へは侵入しづらくなります。 ちなみに鼻毛は抜いてはいけません、お手入れするにもあまり鼻毛は切り過ぎないように注意しましょう。 

 

 鼻呼吸をすることによる利点は他にもあります。 睡眠の質を向上させるということです。 鼻から外気を取り込むと冷たい空気が脳の近くを通過します。 そこで脳の冷却効果が生まれ眠りを深くしてくれます。

 

 また、鼻呼吸をしていると口は閉じられているわけですが、その時、舌を上あごにピッタリとつけておけば、冷たい外気が鼻から入ってきた時、鼻の奥の鼻中隔で脳からの熱と舌の温度で温められます。 

 

 内臓は冷えることで抵抗力が下がりますので、外気が冷たい時にはなるべく温めてから空気を肺に送るほうが健康にとっては有利に働きます。

 

 寝ている時に無意識で口が開いてしまい、朝起きると口と喉がカラカラに乾いてしまっている人は、寝る前に口にテープを貼っておくことをおすすめします。

 

 私は、もう10年くらいずっと口にテープを貼って寝ています。 以前は寝ると口が開いてしまい口の中も喉もバリバリに乾燥していました。 口にテープを貼るようになってからは本当に朝が楽になりました。 

 

 以前は季節の変わり目によく風邪をひいていましたが、私の風邪はいつも喉の痛みから始まりました。 口にテープを貼るようになってからは喉が痛くなることはなくなり、全く風邪をひかなくなりました。

 

 口に貼るテープは、よく薬箱に入っている、包帯を巻いたときに貼る白いテープを使うと良いです。 そのままだと少し粘着力が強くて、口に貼っておくと朝に剥がす時に痛いので、口に貼るまえに手の甲などに一度テープを貼ってから剥がして、それを口に貼ると粘着力が丁度よい具合になります。

 

 口呼吸による弊害はとても多岐にわたります。 喉が乾燥して痛くなるという自覚症状がなくても、自覚のない喉の炎症は隠れて起こっている場合があり、自覚のない喉の炎症が起因になってそこから他の部位へ炎症を引き起こす 『病巣疾患』という現象を引き起こします。

 

 この病巣疾患により、鼻炎や花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患やリューマチなどの自己免疫疾患、うつやパニック障害などの精神性疾患などの原因にもなっている場合があるそうです。

 

 『あいうべ体操』を行い、口呼吸を徹底的に防止することによって、上記のような難治性の疾患を薬に頼らずに改善に向かわせている例は、プリントで紹介した本にも多く載っていますので参考にしてみてください。

 

 コロナ渦において、鼻呼吸をしっかりやればコロナに感染しないというわけではありませんが、ウイルスが侵入してきたときに初動で発動する自己免疫システムの強化には繋がります。

 

 口呼吸によって多くのウイルスの侵入を許してしまっていたら、自己免疫はその対処に追われて、いざコロナと戦う時には疲れてしまいます。

 

 ワクチンで抗体が出来たとしても、その前に初動で戦う自己免疫力の戦闘力が高ければ、後発部隊の抗体への負担も減り、抗体の戦闘力も強く働くのは明らかです。

 

 また、免疫システムは自律神経の交感神経と副交感神経のバランスにリンクしており、自律神経のバランスが崩れていると免疫システムは正常な働きが出来なくなります。

 

 鼻呼吸を徹底することは自律神経のバランスを整えることに深く繋がっています。 喉の乾燥を防ぎ、万病の元となる病巣疾患を防ぎ、睡眠の質を向上させ、精神的なバランスをも整えます。

 

 コロナとの戦いはワクチン接種が始まってもまだまだ長い戦いになります。 まず、自分自身の免疫機能を高めておく、戦える身体にしておくことは極めて重要です。

 

 そのためには、まだまだ自分でやれることが沢山あり、その1つ1つをしっかりと意識してやっておくことが最終的に自分自身を守ることに繋がるはずです。

 

おすすめ

 

 指先に挟んで血中酸素濃度を測定するパルスオキシメーターがなかなか手に入らない現状です。 

 

 コロナに感染してしまった時に自宅療養しなければならなくなったら、容体の急変を察知するためになくてはならない機器です。

 

 ネット通販でも数日から数週間待ちになっていますが、それでもある時に準備しておくと良いと思います。


続きを読む≫ 2021/02/01 10:20:01

シロハ便り 第129号 2019年10月

 

むくむと痛いよ

 

 台風15号で被害に遭われた皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

 

 大変な中で、ご連絡を頂くこともありました。本当にありがとうございました。

 

 近年の台風の大型化に伴い、いつどこで何が起こるかわからない気象は今後も続くと思われます。

 

 備えるにしても、台風による暴風雨や線状降水帯による洪水、地震など全部に対応しきれるものではありませんが、出来る範囲で出来る事から備えておくしかないですよね。

 

 まだ台風シーズンが続きますが、台風の大型化は体調面でもかなりの影響を及ぼしています。 くれぐれもご自愛くださいませ。

 

むくむと痛いよ

 

 台風シーズンと言われる9月、10月ですが、近年の台風の大型化に伴って、体調面にもその影響は大きく及んでいます。

 

 台風及び強力な低気圧が発生するということは、その反面で強い高気圧も発生しています。 体調面では、この強力な高気圧の方が問題になってきます。

 

 そもそも気圧とは、大気には重さがあり、その重さにより、身体に四方八方から圧力を受けることです。 

 

 そして、海で海水が温められると水蒸気になり上昇気流が起こります。 そこでは大気が上に引っ張り上げられることになるので大気が薄くなり、その重さが軽くなるので圧力も弱くなります、これが低気圧です。 この低気圧が強力になり渦をまくと台風になります。

 

 そして、一旦上昇気流で上がった大気は、今度は違うところで下降気流となって降りてきます。 下降気流では、大気が圧縮されるので大気の密度が高くなり、重くなって圧力が強くなります、これが高気圧です。

 

 つまり、低気圧が強くなるということは、必ずその反動で高気圧も強くなるということです。 この高気圧が強く発達することで、体調面では、様々な強い影響を受けることになります。

 

 まず高気圧下では、身体は外側からの大気の重さで、内側により強く押し込まれています。 そのままにしておくと身体は縮むので、その大気圧に負けないように、内側からの圧力を高めて押し返しています。

 

 ゆえに、高気圧になると血圧は上昇します。 脳溢血などで脳の血管が切れるのは、高気圧の時が多いという事実もあります。

 

 また、身体の表面の筋肉は、外側の高気圧と内側から押し返す圧力によって挟まれるかたちになりますので、大きな負荷がかかります。

 

 それでも、血圧が上がり筋肉が締まる状態は、身体に喝が入った状態なので動きやすくなり、身体はよく動くのですが、その分無理もしやすくなります。

 

 この状態で、大型台風などの接近に伴い急激に気圧が下がるとどうなるか? 身体の外側の圧力が急低下し、それに合わせて自律神経が、内側から押し返す圧力を瞬時に調整できれば問題はありません。 しかし、その内側の調整に手間取れば、気圧が低下しているにもかかわらず身体の内側からの圧力が強い状態になるので、身体は外に向かって膨らむことになり、むくみます。

 

 身体がむくんでパンパンになると、高気圧の時に無理をして負荷が強くかかった筋肉は、硬い状態なので痛みを出しやすくなります。 凝りのある筋肉は、さらに凝ります。 

 

 足のふくらはぎが、むくみやすい人も多いと思いますが、普段からあまり足を使っていないと、ふくらはぎというポンプが作動不足となり、リンパ液を押上げ身体中に回しにくくなります。 リンパ液がふくらはぎに滞ってむくんでいるところに、さらに気圧差でむくむので、足が重くなりパンパンになって、ひどいとふくらはぎに走っている坐骨神経を圧迫し、その痛みが膝や足の裏や股関節や腰にまで、痛みを走らせることにもなります。

 

 首や肩や肩甲骨回りも同じです。 ふくらはぎがリンパ液を充分にポンプアップできていないと、リンパ液が身体全体に滞ることになり、血流が悪いよりもさらに悪質な肩こりになります。 そこに気圧差で筋肉の硬い部分が中心になってむくむので、肩こりから痛みへ、さらに頭痛や眩暈、突発性難聴へと問題が広がっていっても、何も不思議ではありません。

 

 気圧の変化は、内耳にある平衡感覚を司る前庭器官という器官で認識し、その変化を脳幹へ伝えます。 脳幹は、気圧の変化を認識すると自律神経を働かせ、身体の内圧を調整し対応します。

 

 この時、脳幹が自律神経を使って血圧を調整し、身体の内圧を調整しようとしても、筋肉の状態により部分部分で硬さが大きく異なっていれば、それに締め付けられている血管にかかる圧力にも大きな違いが出てしまい、自律神経による調整が大幅に遅れることになります。

 

 この不具合によって身体の調整が難しいことが、バックフラッシュのように今度は自律神経への過負荷になり、それを動かしている脳幹への過負荷になります。 

 

 そこから予想すると、内耳の前庭器官からは、「気圧が変化したから対応してね」という信号が脳幹へ送られるも、脳幹としては、「わかってるけど調整機能が上手く動かねえんだよ!」と反発を起こし、それが前庭器官の平衡感覚を狂わせ、突発性の眩暈が起こりやすくなることも充分に考えられます。

 

 つまり、そうならないように、常に血行とリンパの流れと筋肉の状態を良い状態に保つことが、全てにおいて予防になるということです。

 

 そのために、“半身浴をしましょう!” “毛管運動をしましょう!” “凝りや痛みにはカイロを貼って温めましょう!” と、私は口を酸っぱくして言っているのです。

 

 その上で、頸椎の調整を受けていれば、脳幹の指令を伝える神経系への圧迫が取り除かれていき、自律神経が働きやすくなります。 骨格も自然にバランスが良くなっていき、日常生活による筋肉への負荷も軽くなって、筋肉が過度に硬くなるのを防いでくれます。

 

 そこまでやった上で、適度な運動が出来たら最高です。 特に足を動かすこと、ふくらはぎを動かすことが出来れば、血液もリンパ液も滞りなく身体中を巡っていき、いざという時にさっと調整が効きやすくなるでしょう。

 

おすすめ

 

 僕のダイエットアイテムとして、もはや欠かせない物になったヘッドマウントディスプレイです。 これでアマゾンのプライムビデオで映画やドラマを見ながら、せっせと足踏み昇降をしています。

 

 

続きを読む≫ 2020/01/08 13:47:08

シロハ便り 第106号 2017年11月

 

気を付けるべきは雨の前の晴天だ!

 

 10月の中旬から降り続いた長雨と台風にはまいりましたね。
 ちょうどその頃、福島へお米を買いに行きながら白河市で2泊してきたのですが、行きと帰りには雨に降られたものの、初日の午後から2日目はずっと良い天気に恵まれました。
 まさに、そこしかないというタイミングで旅行に行けた感じです。

 

 今回は、築地のお寿司屋さんの大将ご夫婦と一緒に遊んできました。
 そこのお家は、ホワイトシェパードを連れていて、ドックランでれもんと一緒に遊んでもらいました。
 れもんの方はビビりぎみでしたが、その子(バロンくん)はとってもやさしいいい子で、かわいかったです!(^^)!

 

気を付けるべきは雨の前の晴天だ!

 

 10月の中旬から下旬にかけて、ずっと長雨で台風も2つも来て、雨だと寒いし(師走の気温だった)晴れると暑くなるし、気温差と気圧差で体調を崩す人も多かったようです。

 

 近年の台風や爆弾低気圧は確実に大型化しています。そんなのが近づいてくれば、頭痛やギックリ腰などを起こす人も増えてくるのが現状です。
 だいたい、低気圧も、雨が降ってしまえば身体はまだ楽になるのですが、雨が降るちょっと前、低気圧が近づいてきた時が一番きついんじゃないでしょうか?

 

 体調変化は、気圧が下がってきた時に出てきます。高気圧から低気圧に変わっていく期間が、自律神経に負担がかかり、体調を崩すきっかけになります。
 皆さんは、だから、低気圧が体調を崩す原因だと思っていると思うのですが、実は、低気圧が来る前の高気圧で身体はいじめられているのです。

 

 これは以前にも、シロハ便りで書いたことですが、低気圧の接近に伴う体調の変化は、その前の高気圧の時に身体にかかった負担が、そもそもの要因になっています。

 

 高気圧では、気圧が高いので、身体は外側から強い圧力で押されています。それに対抗するように、脳幹が気圧変化を認識すると、高い気圧で押しつぶされないように身体の内側からも圧力を強くして押し返します。

 

 すると、身体の表面の筋肉や血管は、内と外から強く圧迫を受けることになります。これは、活動するには、身体に克が入り活性化するので動きやすい状態になるのですが、ノーマルな状態よりも強い緊張がかかった状態になっているので、そのまま無理をして動き続けると当然身体には負担になります。

 

 この時、動けるからといって、目一杯がんばってしまうと、古傷のある人やダメージが溜まりやすい所を持っている人は、次の気圧低下の時に、酸欠による細胞の収縮で一気に痛みへと変化していきます。

 

 気圧が下がってきた時に、自分の脳幹が、自律神経をすばやく上手にコントロール出来ていれば、身体に起こる変化はそこまで辛いものにはなりません。うちの施術を受けている方は、状態が良くなってくると、自律神経のコントロールが効くようになってきますので、気候の変化には強くなっていく人が多いです。

 

 それでも、近年の気圧変化は非常に大きくなっていて、台風や強烈な爆弾低気圧が大型化しているということは、その逆に高気圧も強くなっているということになります。

 

 明日、雨の予報だから、今日の晴れを有効に使わなきゃと思う気持ちはよくわかるのですが、気圧変化と気候変化で体調を崩しやすい人は、天気が崩れる前の日の晴れ間に無理をし過ぎると非常に危険です。

 

 何日も雨が続き、その合間に晴れる日があると、すごく忙しいのもわかりますが、どうしても必要なことを選んで、身体を疲れさせ過ぎないように、ちゃんと休憩を取るなり、長めに半身浴をしたり、座ってのんびり好きなことをする時間をもったり(テレビ・ゲーム・読者など)、心身をリラックスさせておくことも忘れずにしてほしいと思います。

 

 一番いいのは、どんなに忙しくても、どんなに雨が続いた後の晴れ間であっても、15分〜30分程度でいいので、お昼寝を入れることです。

 

 一度動き出してしまうと、やること全部終わるまで、夢中になって一日中動きまわってしまう人に、気圧変化で目まいや頭痛や頚椎症になる人が多いです。

 

 特に年齢を重ねてくると、自分の身体の変化や体調の変化に鈍感になってしまいます。天気が崩れ始めると体調が崩れてしまう自覚のある人は、その前のお天気の日から、たとえ調子が良くても体調変化が始まっているんだということを考えて、無理をし過ぎないようにしてください。

 

福島へ旅行

 

 行きと帰りには雨に降られましたが、宿泊先に着いてからと次の日までお天気に恵まれ、まずまずの旅行でした。れもんとみーもいつも通り、旅慣れていて、おりこうでした(^^♪
気を付けるべきは雨の前の晴天だ!
気を付けるべきは雨の前の晴天だ!
気を付けるべきは雨の前の晴天だ!
気を付けるべきは雨の前の晴天だ!

 

あとがき

 

気を付けるべきは雨の前の晴天だ!

 

 今回の旅行とは関係ないんですが、野田市みずきのカフェレストラン”ハミルトン”で食べた、『杏子クリームあんみつ』がおいしかったので写真を撮ってきました。

 

 杏子の甘酸っぱさと天然の天草で作った寒天に黒蜜とアンコがちょうどよくて、絶品スイーツでした!
 期間限定みたいなので、あるかないかはお問い合わせを!

 

 ダイニング喫茶-Hamilton R-04-7170-0273

続きを読む≫ 2017/12/23 19:04:23

シロハ便り第94号 2016年11月

 

急激な気圧変化による体調不良の原因

 

野田市の秋の恒例行事として、市内の企業・団体による自社製品のPRと販売を中心に様々な催しをしている『野田市産業祭』というイベントが10 月にありました。

 

その案内冊子が野田市の各家庭に配送されてくるのですが、それを見て驚きました。

 

産業祭の冊子に載っているキャラクターが、うちのみーちゃんとれもんちゃんに酷似しています。ほぼセットでマルパクリです。
ここまでそっくりだと、とても偶然とは思えないですね!

 

うちのみーとれもんは、野田では有名なのかな?

 

急激な気圧変化による体調不良の原因

 

 天気が悪くなると関節の痛みや頭痛が起きたり、体調が悪くなったりすることは、一般的に経験されている事として広く認知されています。最近では、天気予報で花粉注意報のように関節痛注意報のようなものを作って放送していたり、気象病などという名前も聞くようになりました。

 

 では、なぜ、天気が悪くなると体調が狂い出すのでしょう? 諸説入り乱れ、これといった説明はあまりされていませんので、ここを詳しく書いてみたいと思います。

 

 前回、低気圧より高気圧の方が危険だということを書きました。 体にかかる大気による圧力が強くなり、同時に体内からも同じ圧力で押し返しているため、血圧が上がり、体にも負担がかかるということです。
 その高気圧で負荷のかかった体に、天気が悪くなった時、何が起きているのか? 正確には、天気が崩れるちょっと前に、大きな変化が起こります。高気圧から低気圧への気圧の変化です。気圧が下がりはじめてからしばらくして?雲がやってきますので、厳密に言うと、天気が悪くなるとではなく、天気が悪くなるちょっと前に体調が崩れだします。

 

 高気圧から低気圧へ急激に気圧が変化すると、脳幹がその変化を敏感に察知し、自律神経を使って体内の圧力を調整していきます。 この時、自律神経が脳幹の指示通りに動かなければ当然体調はおかしくなります。

 

 そして、この時に、体温や血圧の変化も大事なバロメーターなのですが、もっと重大な影響があります。それが血液中の酸素濃度の変化です。

 

 私達は呼吸をして生きています。呼吸で必要なのは酸素です。酸素は大気中には一般的に21%含まれていると言われています。その酸素を呼吸によって肺に取り込み、その酸素が血液の赤血球にあるヘモグロビンと結合し、全身の細胞へと運ばれていきます。

 

 細胞へは毛細血管の先から血液が運ばれ、その血液中にある酸素を使って活動するため、充分な酸素量が供給されなければ筋肉がつるなどの症状が出たり、頭痛や目まいが起きたりします。

 

 さて、ここで、ものすごく勘違いされていることがあります。血液中の酸素濃度とは、いったいなにを言っていることなのかです。

 

 健常者の血中酸素濃度は96%〜99%と言われていて、90%を下回ることはありません。90%以下になると急性呼吸不全となります。普通に呼吸できている人ならば、この正常な濃度から大きくズレることはないので、じゃあ、酸欠にはならないだろうと思いがちです。

 

 しかし、この血中酸素濃度とは、正確には動脈血酸素飽和度といって、これは、動脈血中のヘモグロビンの何%が酸素と結合しているかの数値です。ヘモグロビンは酸素を運ぶ役目を担いますが、実は、この状態では細胞は酸素を使えません。

 

 実際に細胞が使う酸素は、血液中の水分に溶けている酸素です。ヘモグロビンは酸素と結合して、血液によって全身へ酸素を運び、そしてそこで酸素分子を放して、その酸素分子が血液中の水分に溶け込み、その酸素を細胞が血液とともに取り込むのです。
 どのくらいの酸素が血液の水分に溶けているのかを示す数値は、動脈血酸素分圧といいます。

 

 つまり、水に溶ける酸素量が低下すれば、どんなにヘモグロビンが酸素を運んでこようが、細胞に入っていく酸素量は減る、つまり酸欠になるということです。

 

 そこで、低気圧ですが、大気からの圧力が低下すれば、水の分子に気体の分子がつかまっていられなくなりますから、どんどん気体の分子が抜けていきます。低気圧では、水に溶けている酸素量(溶在酸素濃度)が低下するのです。

 

 体内でも同じことが起こります。標高の高い山に上った時に空気が薄くなり息苦しくなると言いますが、大気中の酸素濃度は約21%で変わりありません。変化しているのは大気圧で、吸入する空気の酸素分圧が低くなり、血液中に取り込んだ酸素分圧も低くなって、細胞で酸素を取り込みにくくなります。

 

 標準大気圧(1 気圧)は1013ヘクトパスカル。台風の時には中心気圧が980ヘクトパスカルなんて言いますよね。980ヘクトパスカルだとかなり大きな台風と言う感じです。
 その1 気圧1013ヘクトパスカルは水銀計の単位で表すと760mmHgで、その時に呼吸により吸入する酸素分圧は149mmHg(計算式は省きます・・難しいので)になり、この吸入気が肺胞に達し、動脈血で取り込まれた時の酸素分圧は、若年健康者で100mmHg、老年健康者で80mmHgです。

 

 低気圧の下では、大気圧が低いので、吸入する大気の酸素分圧は下がり、動脈血酸素分圧も当然低下しますので、細胞が取り込める酸素量は低下します。

 

 しかし、これが生命の神秘であり神の与えた生命維持システムなのですが、動脈血酸素分圧が低下すると、その不足した分の酸素をヘモグロビンが離すことにより、動脈血酸素分圧を維持しようとします。それゆえに、低気圧の下でも、時間の経過とともに、酸欠状態も解消していきます。

 

 以上のことから、一番危険なのが、高気圧から低気圧への変わり目であることがわかると思います。高気圧から低気圧への変わり目が、一番体の中での変化が大きく、それに対応するために、脳幹と自律神経は実に膨大な量の仕事をしていて、そこに酸欠状態が加わるので、細胞が酸欠により活動が落ち、筋肉が固まり、関節の動きを悪くし、頭痛や目まいを引き起こすなどの体調不良が生じます。

 

 頭痛や関節痛には酸欠が特に強く影響しており、欧米諸国の判定基準でいくと、約7 割の日本人は貧血と言われているくらい鉄分(ヘモグロビン)の少ない日本人は、世界的にみて最も肩こりと頭痛の多い民族です。

 

 だから、しっかりと赤身の肉、レバーなど鉄分の多いものを食べましょう。そして、半身浴と毛管運動をして、末端の血管の流れをよくしておき、多少酸欠になっても血液供給量をしっかりと確保できるようにしておきましょう。

 

 その上で、頸椎調整をしっかりとやり、神経への圧迫がなくなり、脳幹からの自律神経への電気信号が邪魔されなくなれば、自律神経はちゃんと動きます。

 

 これらの全てが上手く回ってこそ、気候に左右されることのない体になっていくと思います。それでも、天候により体の調子が変化するのは自然の摂理ですので、あまり逆らうことなく、気持ちは『晴耕?読』の心で無理をしすぎないようにがんばってみてください。

 

[気象病] ブログ村キーワード

 

これはどう見ても・・

 

これはどう見ても、うちのみーちゃんとれもんちゃんでしょ・・・

 

急激な気圧変化による体調不良の原因

 

急激な気圧変化による体調不良の原因

 

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シロハ便り第93号 2016年10月

 

“遊び”があれば大丈夫

 

台風と秋雨前線の影響で、日照時間が少なく,家の太陽光発電も、先月は低調でした・・・
いや、そんなことより、農作物への影響は大きいみたいですね。

 

それだけではなく、気圧と気温の乱高下により、体への影響も大きいです。調子を崩した人も多いのではないでしょうか。

 

長雨で、ずっと雨が降っている時よりも、晴天の後に天気が崩れる時に、気圧が下がっていく瞬間が、自律神経には一番負荷がかかります。
天気予報で、そろそろ天気が崩れそうだなという時に、なるべく疲労を残さず、休息をしっかりと取り、半身浴や岩盤浴などで体をよく温め、体と神経の緊張を緩めておきましょう。

 

“遊び”があれば大丈夫

 

 自動車のハンドルやアクセルやブレーキには、“遊び”があります。その“遊び”があるおかげで、急ハンドルや急ブレーキにならずにすんでいます。

 

 この“遊び”の部分が、自律神経にも必要です。“遊び”があれば、急激な変化が起こった時にも、過剰反応を起こさなくなるからです。

 

“遊び”がない状態とは、きつきつの状態です。余裕がなく、全てのレスポンスが伝わってしまいます。それは、“遊び”がある状態よりも、コントロールしづらい状況です。

 

 自律神経に“遊び”がなくなってくると、気圧の変化によって、大きく体調を崩す結果となります。そのプロセスを少し詳しく書いてみましょう。

 

 人間の体は、というより生き物全般は、全て大気の影響を受けています。大気には、酸素や二酸化炭素、窒素などが含まれていて、それには重さがあります。地球上での大気の重さは、1平方センチメートルあたり1kgあります。つまり、親指の爪くらいの広さに1kgの重さが常にかかっているということです。

 

 厳密に言うと、大気は重さではなく圧力になりますから、全身の到る所に、上からも下からも横からも、1平方センチメートルあたり1kg相当の圧力で押されている状態です。

 

 当然ですが、そのまま何もしなければ生き物はつぶれてしまいます。それでも平気なのは、体内から同じ圧力で押し返しているからです。

 

 そして、大気は温度によって膨張や収縮が起きますので、高気圧や低気圧が出来て、その状況下では、体にかかる圧力が変化していきます。
 体の外側から受ける圧力の変化に伴い、それに合わせて体内から押し返す圧力を調整しなければならず、その調整を行っているのが脳幹と自律神経です。

 

 大気圧の変化を脳幹で認識し、正確に同じ圧力で押し返すため、自律神経という道具を使って、体内の緊張と弛緩を調整して、体内圧力を調整します。

 

 この時に、脳幹の指示が自律神経に正確に伝わらず、自律神経の動きが鈍いと様々な体の不調に繋がっていきます。

 

 特に危険なのが、高気圧です! え!?低気圧じゃないの?と思った人もいるかもしれませんが、高気圧は別名サイレントキラー(静かなる暗殺者)と言われています。

 

 標準大気圧よりも気圧が高いということは、1平方センチメートルあたり1kg以上の圧力が外部から体にかかるわけです、そして対抗するように体内からも同じ圧力で押し返しています。すると、当然のことながら、体の表面付近では、内と外からグイグイ押されていることになります。
 結果、体の表面は内外両側から締め付けられるので、毛細血管が縮まり、細胞へ血液が入りにくくなりますので、血圧が高くなります。

 

 高血圧で倒れる人のほとんどは、この状態で自分の血圧が高くなっていることに全く自覚がなく、突然倒れます。ゆえに、サイレントキラーと呼ばれています。

 

 そして、天気が良くて気持ちいいね!と油断しているけれども危険な圧力が内外からかかり、体の末端血流が悪い状態で、一気に低気圧に変わると、体内では大混乱が起きます。その時に頼みの自律神経が上手く動いてくれなければ、もう大惨事です。

 

 脳幹は、大混乱の戦闘状態の中で、怒鳴り散らしている司令官のように指示を飛ばし檄をとばしますが、腹心である自律神経に命令が届きません。
 これは、伝令が電気信号で行われているため、頸椎で脊髄を圧迫していると、その電気パルスが乱れて上手く伝わらないためです。

 

 この大変な時に、頼みの自律神経が上手く動かないと、司令官である脳幹は強いストレスを受けます。その結果、体の外の大気圧が落ちているのに、体内の圧力は下がるどころか、ストレスによる緊張が強くなり、逆に高くなります。

 

 低気圧になれば、下がるはずの血圧が、高気圧から急に低気圧に変わる時点では、一番危険な水準の高血圧になる可能性が高く、元々高血圧で体調不良の人にこれが起きれば、倒れるのも無理はありません。

 

 通常状態で日中の交感神経と副交感神経のバランスは、交感神経が60の副交感神経が40です。この状態の時には、たとえストレスを受けたとしても“遊び”があるので、交感神経が危険水準まで高まることはありません。
 しかし、通常状態の交感神経が常に緊張状態が強ければ、“遊び”がなくなり、気圧の急変に対応しづらくなります。

 

 元々が高血圧の人は、このような時に危険になるのは当然ですが、健康な人でも大きな影響を受けます。特にストレスが強く忙しい人は要注意です。

 

 晴耕雨読という言葉がありますが、まさにその通りで、晴れている時に畑を耕し、雨の時には本を読んで過ごすという、理想的な生活を言い当てた言葉です。

 

 これは、ただ晴れているから畑に出て、雨ならしょがないから本でも読んで過ごしましょうという意味ではなく、高気圧の時は、交感神経が強くなり血圧も上がるので、活動するには体が一番活発になる時であり、低気圧の時は、副交感神経が優位になるので血圧も下がり身体活動が沈静化するので体を休めるのに適していますという意味があります。

 

 天候の変化、気圧の変化によって、体が変化することを、大昔から知っていて、それに順応した暮らし方をしてきているわけです。

 

 それをわきまえながら、自分の体の調子と天候の変化を重ね合わせて、人の体は常に元気一杯でフルに活動できるようには出来ていないわけですから、体が今日はきついなと言ってきたらそれに合わせたペースで活動をセーブしたり休息を余計に取るなどの変化が必要です。

 

 体の疲れは、感じないより適切に感じる方が正常です。体が疲れたとか調子悪いと言ってきたならば、ちゃんと労わってあげてください。

 

 特に近年の台風の大型化は、体に大きな負担をかけます。毎日全力で忙しければいいというものではなく、普段から、緊張を緩める時にはしっかり緩めておき、交感神経が常に緊張し、“遊び”のない状態にならないように気をつけましょう。

 

[気圧変化] ブログ村キーワード

 

今月のおすすめ

 

 台風や強い低気圧などで天候が崩れ始める直前の体調不良には、酸欠が原因になっています。これに関しては、次号で詳しく書きますが、それに対応するために、海外では酸素バーが流行っていたり、温泉施設に酸素カプセルがあったりします。

 

 アスリートの中には、体調管理と疲労回復のために酸素カプセルを自宅に持っている人もいます。

 

 効果があるのかどうかはわかりませんが、気圧の急低下の時に頭痛が頻発する人は、酸素を吸引してみると楽になるかもしれません。実験してみて良かったらお知らせください。

 


 

あとがき

 

 今回書ききれなかったので、次号で、気圧の急低下の時に起きる関節の痛みや頭痛の主な原因について、詳しく書いてみたいと思います。その時、血液の中で何が起こっているのか、けっこう重要な話です。

 

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シロハ便り第70号 2014年11月

 

一定のテンポと引き込み現象

 

 気持のいい秋晴れの日に書いています。一年に何回もないかもしれない、澄みきった青空です。
 先月の福島への旅行はあいにくの冷たい雨でしたがみーちゃんとれもんはとってもいい子で、それなりに楽しそうでした。
 今度は一雨ごとに寒くなっていきますね。昼と夜の寒暖差もはげしいです。なるべく暖かくして、体を冷やさないようにしてください。
 寒くなりきってしまえば皆さん注意するんですが、寒くなりかけの季節は油断しがちです。ご自愛くださいね。

 

一定のテンポと引き込み現象

 

[あがり症] ブログ村キーワード

 

 この前なにげなくテレビを見ていたら、10 万人の便秘を治したという胃腸の専門医がでていました。そこで話されていた便秘解消法ですが、やはりというか、気分の問題みたいな感じのお話でした。
 便秘になりやすい人、その1、『イライラしていて怒りっぽい人』 その2、『睡眠不足』 その3『ため息を我慢してしまう人』・・・こんな感じでした。
 つまり便秘の解消法として、『怒らない』 『よく寝る』 『ため息はついてよい』・・・ってことでした。まあ、ありがちですよね、ものすごい専門家がテレビに出てきて、どんなに貴重なお話かと思ったら、結局はストレスが原因でした、なんていう話。

 

 まあ、これもその類なので聞き流していたんですが、ちょっと気になった、いいな!と私が思ったことが2つありました。
 1つは、いつも怒っている人は便秘になりやすいそうで、その解消法として、胸をトントンと叩きなさいと言っていたことです。
 一見なんだそれ? と思いがちですが、これにはちゃんと根拠があるんです。イライラしている時や人前でスピーチをしたりするような極度に緊張するような時に抜群に効果的な方法です。
 それは、『引き込み現象』といいます。
 心理的にイライラや緊張している時には心拍数が速くなり脳波も乱れています。そんな時に意図的に体の一部に、トン、トン、トン、・・・と、ある一定の自分が落ち着くテンポでリズムを刻んであげると、生理現象として、2つのリズムは共存できず、より安定したリズムの方へ引き込まれていくという性質があるので、乱れた脳波や心拍が、トン、トン、トン、・・・というより安定したリズムへ引き込まれていくんです。
 子供でも泣いている時や動揺している時なんかに、お母さんが背中をトントンしてあげますよね、するとだんだんと落ち着いていきます。
 これも、この引き込み現象という生理現象を使ったものなんです。だから子供が泣いたり怒ったりダダをこねたりする時には、怒るよりトントンしてあげましょうね。まず落ち着かせてから、言い聞かせるほうがいいと思います。
 そして自分もイライラしたり怒りっぱい時には、自分の胸元あたりを自分が落ち着くテンポでトントンしてみてください。

 

 2つ目は、ため息はしましょうというお話。これもなるほど!と思いました。
 人前でため息をつくと嫌がられますよね。そしてこう言われます、「ため息なんかつくなよ、がんばれよ・・」 ありがちな会話でしょう。人にため息ばっかりついて、と非難されるのも辛いものですから、無意識の内にあまりため息はつかないようにしている人が多いんだそうです。
 しかし、これがストレスをより強くしてしまい、ストレスを緩める機会を抑圧しているそうなんです。これには私も大いに同意します。
 嫌なことがあったり、がっかりしたり、強いストレスを感じた時には、大きくため息をするのは大変に良いことだと思います。
 理由として、ひとつは、今の残念な自分の状況に対して、ため息という大きなジェスチャーをすることによって、一度自分の今の状況を自分で認めてあげて、受け入れて受け止めてあげるサインになるからです。
 そうだね!大変だね・・・って、まず自分で自分を受け止めてあげることから、じゃあ次どうする!という前向きな考えがでやすくなり、ストレスが軽減することが多いです。
 もうひとつは、こういう時は交感神経が強くなり呼吸が浅くなりがちです。呼吸が浅くなり息苦しく感じたとき、人はもっと息を吸おうとしますが、これが間違いで、まず体に溜まった息を吐くことから始めることが大切です。
 大きく大袈裟にため息をつくことで、まず体に溜まった悪い気とマイナスなエネルギーと淀んだ空気をガス抜きしてあげましょう。そこから次の新鮮な新しい空気を取り込む作業が始まります。
 トントンとため息、ぜひやってみてください。

 

 

今月のおすすめ

 

 自分で自分の胸元をトントンするのもいいんですが、この引き込み現象を起こすためのアイテムもあります。『お守リズム』という機械です。ペンダントのように首から下げておくのもいいかもしれません。

 

Newオマモリズム 緊張・アガリ・震え防止用リズマー 機能アップタイプ 型番;MNB2032

Newオマモリズム 緊張・アガリ・震え防止用リズマー 機能アップタイプ 型番;MNB2032

 

あとがき

 

 10月21日、22日で福島の白河高原リゾート「レジーナの森」に泊まってきました。あいにくの雨でしたが、みーもれもんもとってもいい子で楽しかったみたいです。

 

一定のテンポと引き込み現象

 

一定のテンポと引き込み現象

 

それにしても、どこに行っても、リラックス出来る、みーとれもんです(^_-)-☆

 

一定のテンポと引き込み現象

 

一定のテンポと引き込み現象

 

例年よりも紅葉が進んでいました。

 

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続きを読む≫ 2014/12/03 14:15:03

シロハ便り 第64号 2014年5月号

 

高血圧の真実

 

 先月、れもんちゃんは7歳になりました。もう、シニアの年齢に入ります。

 

まだまだ元気で、お散歩でも走り回りますが、健康には気をつけていかないとと思っています。

 

 一向に衰えないのが食欲です。常におやつをもらうことを考えていて、ご褒美をもらうために水をがぶ飲みしてまでおしっこを絞り出します。

 

 トイレがちゃんと出来たらご褒美あげていた幼い頃の習慣が残っているのです。それを見て真似しているのがみーちゃんで、れもんのペットシー
ツにみーもおしっこをします。トイレ代が大変なのだ・・((+_+))

 

 

高血圧の真実

 

[高血圧] ブログ村キーワード

 

 人間ドッグ学会が血圧に対する基準値を見直しました。従来では上が130 以上、下が85 以上で高血圧とされていたものが、新基準では上が147 まで、下が94 までは正常値となります。
 これは、大英断だと思います。そもそも、130で高血圧と言って降圧剤を飲ませていたことが異常だったんです。医者と製薬会社のドル箱と批判されるのも当たり前です。

 

 特に文句を言わない日本人は、言われるがままに薬を飲まされすぎです。諸外国に比べて痴呆の患者数や寝たきりの患者数の多さが何をかいわんやです。

 

 年齢とともに血管が堅くなっていくことは、ある程度しかたのないことなので、それに伴って多少血圧が高くなってもらわないと末端まで血液が循環しずらくなりますので、中高年では140 以上あったほうが、むしろ健康的なのです。

 

 高血圧の原因として一番の悪玉にあげられている塩分ですが、それもどこかで情報が曲解されています。塩分の取りすぎによって血管を傷つけ動脈硬化を起こすとされていますが、血管を堅くして傷つけているのは塩ではなくて油です。
 とくにトランス脂肪酸は最悪の物質です。

 

 そもそも油というのは熱と空気と光ですぐに酸化してしまうものですから、透明な容器に入って保存の効く状態で売っている食用油は、どうやっても酸化防止のための添加物や加工が施されています。
 それをなにがトクホ(特定保健用食品)かと思いますが、その認定を取っていかにも健康に良い油のように売っているのです。

 

 塩分が高血圧になるという話を信じ込まされている一つの神話として、昔の東北地方の人たちの話を聞いたことがあると思います。
 確かに昔は極寒の地方では、信じられないほど大量の塩を取っていました。塩分には体を温める作用があったため、寒い地域では塩分摂取量がはんぱなく多かったのです。
 そこで、東北地方の人には全国平均よりも動脈硬化や脳溢血が原因での死亡者が多いという結果から、塩分がよくないという神話が流布されました。

 

 けれども、この死亡者数は確かに全国平均より多かったのですが、どび抜けて多かったかといえば、それほどでもなく、その異常な量の塩分摂取量からすれば、むしろ微増だったのです。しかも、それ以上に全国平均よりも大きく死亡原因の少なくなった病気もありました。

 

 今の時代、味覚障害でない限り、塩分の取りすぎになっている人は、その当時の東北地方の人たちに比べればほとんど気にしなくてもいいレベルです。

 

 それよりも、油の取りすぎと砂糖の取りすぎのほうが、よほど健康には害が大きいです。

 

 塩分摂取によって血圧が上がる原因として、多少影響があるのは、塩の保水力です。塩分は保水力がありますので、塩分摂取によって多少血液量が増えることで血管内の圧が高まります。しかし、要はその程度であり、それ以上に塩は体を温めますし、生命維持に欠かせない働きを多くもっています。

 

 ここまでは、一般的によく議論されているところでもありますが、高血圧の原因と予防、治療と対処法としてもっと重要なことがあります。それは、末梢血管の血流障害です。
 細胞は毛細血管の先からしか血液を取り込むことができません。その毛細血管はその名の通り、すごく細いです。ちょっと圧力がかかるとすぐに萎んで血流が悪くなってしまいます。末端で血流が悪くなると細胞への血液供給が上手くいかなくなるので、心臓のポンプでもっと圧をかけて血液を送らなければならなくなり、結果、血圧が上昇します。それがそもそもの高血圧の原因です。

 

 では、なぜ毛細血管の血流障害が起こるのか? その原因としては

 

 1、 ストレスにより交感神経が異常に強くなること
 2、 42度以上の熱いお風呂やシャワーを浴びること
 3、 マッサージなどで筋肉に強い刺激を与えること

 

 この3つは脳幹が命を守る上で自動制御で行い、自律神経を使ってどんどん毛細血管が縮められていきます。

 

 これは絶対にバカにしないでください。

 

 健康って、命を維持する活動の延長線上にあるわけです。脳幹が生命維持活動を司っている限り、外部から体へ強い刺激を与えたら、命を守るために緊張が強くなります。

 

 高血圧の人は、絶対に上記の3つのうちのどれか、もしくはすべてが当てはまるはずです。まずは、体に強い刺激を与えないようにし、ぬるめのお湯で半身浴をすることで毛細血管を開き、副交感神経を優位にしていくことをはじめることが、降圧剤を飲むことや塩分を控えることよりも、はるかに重要であり効果的であり、健全です。

 

 そこに加えてオプセラピーにより脳幹直下の神経圧迫を開きます。すると脳幹からの電気信号が邪魔されずに神経に送られることで自律神経のコントロールが上手くいくようになり、過度なストレスによる交感神経の異常な強さが緩んでいきます。

 

 高血圧、体の痛み、病気、すべては繋がっています。

 

 

 

今月のおすすめ本

 

 本屋さんが一番売りたい本を決める、本屋大賞で選ばれた本は必ず読みます。間違いなくおもしろいので。今年の受賞作も、大変おもしろかったです(*^_^*)

 

村上海賊の娘 上巻
和田 竜
4103068825

 

村上海賊の娘 下巻
和田 竜
4103068833

 

あとがき

 

 僕がまだ3歳くらいの頃、ねこを飼っていました。アニメでなんだったか忘れましたが、主人公がねこに乗って走りまわるのを見て、うちのねこにも乗れると思い、やってみたらこっぴどくひっかかれた思い出があります。

 

 それ以来、ねこを飼うのはみーちゃんが初めてですが、ねこってこんなにもおもしろいとは思いませんでした。
 最近みーちゃんのマイブームはトカゲを狩りにいくことです。庭に出て、いそうなポイントを探索します。毎日は見つからないんですが、意外と出てくるもので、首尾よく捕まえたときはドヤ顔で闊歩しています。

 

 もう何匹、尻尾を切られたトカゲがうちの庭にいることやら(――゛)・・・でも、みーちゃんかわいいんで、まいっか。

 

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続きを読む≫ 2014/05/09 12:57:09

シロハ便り第40号 2012年5月

 

ゆっくりゆっくり

 

” 木の芽の時期は気の病に気をつけなさい“

 

という格言があるそうです。

 

冬から春に季節が移り
草木の新芽が芽吹く時期は

 

環境の変化の大きい時です。

 

気温や気圧が大きく変化するこの時期には

 

自律神経のバランスに
大きな変動が起こります。

 

その変動についていけないと
自律神経のバランスが崩れ

 

気の病や様々な不定愁訴になって現れてきます。

 

そんな時期だからこそ

 

たまにはのんびりゆっくり新緑を楽しむ時間を
もつことも、大切なことだと思います。

 

→(レジーナに2泊の旅行まであと2週間)
そんなわけで、ちょっとのんびり遊んできます^^;

 

ゆっくりゆっくり

 

[ゆっくりでいいの] ブログ村キーワード

 

あまり、医学界では
自律神経についての研究は盛んではないようで

 

まあ、薬を出して

 

あとは心療内科や精神科へ回してしまえという
事務的な流れで落ち着いているように思います。

 

そんな中

 

「お医者さんが、よくこんな本を書いたなあ」
とか「誰か書いてくれるのを待っていた」などの
論評が目に止まり

 

順天堂大学病院の先生が自律神経について
書いた本を読んでみました。

 

 

本の内容は、本当にお医者さんが書いたの?

 

と思うほど、科学的な検証や根拠のないお話が多く

 

逆に言えば、変に小難しく書いてないので
言いたいことは分かりやすい感じでした。

 

 

言いたいことは、ざっくりというと

 

「副交感神経が年齢と共に活動が弱くなるので、ゆっくりと動きなさい。」

 

みたいな感じで
それ以上、この本を読んでいて印象に残ったことはなかったのですが

 

この“ゆっくり”を掘り下げると
確かにとても大きな意味は持っています。

 

 

身体は辛いのに、常に動き続ける人は

 

普段から“ゆっくり”動く事がとても苦手な傾向にあります。

 

 

そういう傾向にある人は

 

身体の痛みに強く(鈍く)、身体からの警告音に怯まず
動けなくなるまで頑張りつづけ

 

慢性症状を重症化させることが多いです。

 

 

良く言えば、頑張り屋さんですが

 

自律神経の緊張がとても強く
交感神経が強く働きすぎている

 

とても危険な状態とも言えるのです。

 

 

私は、のんびり屋さんなので

 

いくらでも“ゆっくり”動く事ができますし
何もせずにダラダラしている時間が好きです。

 

 

何か仕事をしていても

 

ゆっくり動きながら
優雅に効率よく動く事を考えて動くのが好きです。

 

ただ、時間に追われている時は
ギアがあがります。

 

 

会社に勤めていた頃
朝寝坊して時間ぎりぎりになってしまった時
強制的にギアがアップするのか

 

時間に間に合わせるだけでなく
その後の仕事の効率がすごく良くなったこともあります。

 

 

メジャーリーガーの松井秀樹選手が、不調の時に

 

調子を取り戻すきっかけとなった特大ホームランを
打ったことが何度かありました。

 

そのうちの1回は朝寝坊して試合直前にスタジアム入りし

 

また、2回くらいはその試合の日の朝
車をどこかにぶつけて自損事故を起こしています。
(たしか1回はチームのオーナーの車にぶつけたはず)

 

 

そういう時は、しまった!
と思って、交感神経のギアがあがるのでしょうね。

 

それもたまにならいいです。

 

 

しかし、日常、常にトップギアで動き続ける人は

 

危険な緊張状態であり、仕事は速くて出来る人かもしれませんが
そのストレスは尋常ではないくらい蓄積されています。

 

 

動きたい人、動いていないと気が済まない性格の人は
動くな!というと逆にストレスで体調が悪くなります。

 

だから、動いても良いですけど

 

“ゆっくり”動くことを少しでも意識してもらえれば
どれほど身体と心と自律神経にやさしいかと思います。

 

 

そして、自分の身体と心と自律神経にやさしい動きをすれば
自分の周りの人にもやさしくなります。

 

せかせか動いている人は

 

見ていてあせっているように見え
そのあせった余裕のない空気が周りの人にも伝染していくのです。

 

 

その結果、辿りつく成果は

 

ゆっくり動くのと、せかせか動くのでは
たいした差にはならないばかりか

 

せかせか動くと

 

自分を含め、周りの人全てのトータルした
疲労だけは大きくなることになります。

 

 

自分だけがトップスピードで動いていても
仕事全体の効率はあがらないことが多いようで

 

逆にその人の緊張とストレスが、周りにいる人に影響を与え
人の気分を害する原因にもなり

 

回転数ばかり高いけど前に進まない車のような
空回りのような場の雰囲気を作ってしまいます。

 

 

忙しいけど、ゆっくり動いている人は

 

それだけで動きが丁寧で優雅に見え
その雰囲気がその場の空気を淀みなく流し

 

気が付いたら仕事が片付いていることが多いとも言われます。

 

 

常にせかせか動いていなければならないという
一種の根拠のない強迫観念で動き続けているとしたら

 

もっと問題は大きいでしょう。

 

 

自分の身体と心と自律神経の健康のため

 

それに加えて、周りの人のためにも

 

時間配分をし、無理のない予定を組み

 

メリハリのある動きをし

 

余裕をもってゆっくりと動くことは
とてもいいことを連鎖的に引き寄せてきます。

 

 

かといって、ダラダラしていればいいわけでもなく

 

程良い緊張とストレスは、交感神経により
身体を活性化させますので

 

バランスの問題となります。

 

 

自律神経は、緊張しすぎも緩み過ぎもバランスが悪い状態になり
リンパの成分バランスをも崩し

 

様々な体調不良を起こします。

 

規則正しい生活の中で
上手に力を抜くことがバランスなんでしょうね。

 

 

副交感神経の働きが病気や身体の不調を回復させるのに
欠かせないという話は、最近よく聞くようになってきましたが

 

その働きを一番よくする方法は、笑うことです。

 

 

笑うと顔の筋肉が緩み、顔の神経が緩み
神経が脳幹の緊張を緩ませます。

 

たとえ笑えないようなきつい時でも

 

成功者は、口の口角を無理にでも引っ張り上げ
無理してでも笑顔をするように努力しているという話は

 

サクセスストーリーによく登場する話です。

 

 

笑顔でゆっくりと動く習慣をもって

 

自分も周りの人にも、気持ちの良い空気の流れの中で
仕事をしていきたいですね。

 

 

今月のおすすめ本

 

健康と自律神経の関係を
身近な話題を用いて分かりやすく書いている本です。

 

ただし、自律神経だけが独り歩きしているように感じました・・・

 

いつ、医学が、自律神経は道具であり
それを使って動かしているのは脳幹であり

 

自律神経の不調は脳幹の不調であると
認めて研究してくれるのか?

 

しかし、医学が自律神経に注目するようになってきたことは
良い傾向だとおもいます。

 

ゆっくりゆっくり

 

 

 

 

題名 「なぜこれは健康にいいのか?」
著者 小林 弘幸
発行元 サンマーク出版
価格 1,575円

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

5月の旅行で2泊してきます。

 

ゆっくりできる1日を使って
ゴルフをしてきます。

 

私も腰痛になってから
すっかりゴルフから離れてしまいましたが

 

久しぶりのゴルフが楽しみで
ちょこちょこ練習にいっています。

 

あんなに痛かった腰が

 

よくなってからも、ちょっと無理をすると
すぐに調子が悪くなっていたのに

 

今では、ゴルフの練習で200球くらい打っても
なんともないです。

 

腰痛が辛かった日から、もう5年経ちます。

 

よくここまで回復してくれました。

 

よくなってきてからも、年々無理が
出来るようになっています。

 

ちゃんとバランスをとってあげれば
身体は決して悪い方向へは動かない証拠ですね。

 

 

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続きを読む≫ 2013/02/22 10:08:22

シロハ便り第33号 2011 年10月

 

高血圧への道のり

 

節電の夏が終わり
残暑から秋へと移ってきましたが

 

すぐに今度は寒くなるのでしょうね。

 

私の家は夏より冬の方が
電気を使います。

 

蓄熱式の暖房機は、夜間電力で
レンガのようなものを温めて

 

昼間にその蓄熱を利用します。

 

床暖房もヒートポンプ式のもので
電気を使います。

 

家の照明は少ししずつLED に
換えていってはいます。

 

改めて考えてみると、電気のありがたさが
わかりますね。

 

少しでも資源を大切に使わせてもうために
工夫していこうと思います。

 

高血圧への道のり

 

[高血圧] ブログ村キーワード

 

 

毎日、患者さんのお話を伺っていますと

 

似たような症状の人は大体皆さん
同じような生活習慣をもっていることが多いです。

 

 

特に、高血圧!

 

 

肩や首、腰の痛みがあり、頭痛があり
寝ていて足がつることがあったり

 

寝付きが悪く眠りが浅い・・などなど・・・

 

その上に高血圧を患っている方が多いです。

 

 

血圧というのは、それをコントロールしている仕組みがあり

 

ただ単純に塩分の取り過ぎによって
高血圧になっていくのではありません。

 

 

まず、血圧を高くする仕組みは

 

自律神経の交感神経(緊張させる神経)が
ある一定の条件下で血管に圧力をかけます。

 

 

それは、主にストレスがかかる時に起こります。

 

 

ストレスとは、自分の命を維持していく上で不都合な
刺激や環境、気候の変化や外敵の出現、心理的プレッシャーなどです。

 

 

私たちの命を守っている器官は脳幹であり

 

意識とは関係なく自動で命を維持させるために
休みなく働き続けているのですが

 

その脳幹が自らの命を守るために不都合なものを感じた時

 

つまりストレスを感じた時

 

脳幹が命を守るために自律神経を発動させて
それらに負けないように

 

また、危機から逃れるために
その準備を身体にさせるのです。

 

 

つまり、脳幹がストレスを感じると

 

自律神経の交感神経を優位に立たせ
血管に緊張を与え圧力をかけます。

 

血管に圧力がかかると、血流が速くなります

 

ちょうど水の出ている水ホースを手で握って圧を加えた時に
水の勢いが速くなるようにです。

 

 

同時に心臓の心拍も速まることから身体能力があがり
命の危機に対していざという時

 

すぐに動けるような闘える体制をとるのです。

 

このような有事の際に血圧が高くなることは
有用なシステムであり

 

時には体調を良くし、若さを保たせるように
身体を活性化させてくれるものでもあります。

 

 

仕事を定年や家庭の事情で辞めてから
急激に老けこんでしまう人がいますが

 

仕事をしている時の程良いストレスが
血流を良くし、身体を活動的に保っていたからだと考えられます。

 

 

しかし、過度なストレスが日常的に掛かり過ぎると
自律神経が緊張しっぱなし状態になり

 

血管にも圧がかかり続け
慢性的な高血圧となっていきます。

 

 

しかし、また、ここで重要なことがあり

 

同じようにストレスを受けやすい性格や体質の方でも
高血圧に進む人とそうでない人に

 

生活習慣によって、はっきりと分かれるということです。

 

 

特に高血圧に進みやすい人の性格として

 

せっかちの人、また、強い刺激の好きな人

 

この2つが断トツで多いように思います。

 

 

せっかちの人はゆっくりとお風呂に浸かるという
習慣がありません。

 

加えて強い刺激が好きで
かなりの高温のお湯を浴びたりします。

 

 

高温のお湯(42度以上)や強い力でのマッサージや
強い刺激物による食事などは

 

脳幹が身体へ害が及ぶと判断し
その強い刺激に晒される部分を緊張させ

 

その刺激が体内へ影響しないように防御をかけます。

 

 

すると、まず真っ先に毛細血管が交感神経により
緊張させられ閉じていきます。

 

これが繰り返されると、毛細血管が充分に開かなくなり
血液を充分に細胞へ送れなくなってきます。

 

すると、脳幹ではもっと血液を細胞へ送らなければと感じ
心拍をあげ、もっと強い圧力で血液を流そうとします。

 

心臓で強く血液を押し流し、血管に圧力を加えて
毛細血管にもっと血液を行き渡らせようとしても

 

毛細血管は日常の過度の刺激によって
開かなくなっていますので

 

結果、慢性的な高血圧ということになります。

 

 

この状態が続けば、高血圧はもちろんのこと
睡眠障害も起こります

 

そして、細胞組織にも代謝が充分出来なくなっていき

 

疲労の回復が遅れ、血流も悪くなり、足はむくみ
リンパも流れが悪くなり老廃物が溜まり、血糖値もあがり・・・等々

 

病気のデパートのような状態になっていく人も
多く見てきましたが

 

大体、似たような症状の履歴があり
生活習慣があり、不定愁訴をもっていました。

 

 

自律神経というのは意識ではコントロールできないため
交感神経と副交感神経の切り替えが苦手な体質の人は

 

常に緊張状態に陥りやすいと言えます。

 

 

それに加えて、身体をゆっくり休めることが出来ず

 

寝付きも悪く、眠りも浅い、朝起きた時から忙しく起きて
すぐにトップスピードで動き出す人はとても危険です。

 

 

交感神経が強過ぎる時に緊張を緩めろ!

 

と意識で命令しても無駄です。

 

 

そこで、安定剤や睡眠導入剤や降圧剤などを
服用する羽目になっていくのでしょう。

 

 

意識でコントロール出来ないのですから
生活習慣から気をつけなければなりません。

 

 

緊張状態が慢性的に続き過ぎている状態を
緩めてあげる習慣が必要です。

 

 

脳幹が緊張を解き

 

自律神経が副交感神経を優位にさせることが出来る時間を
意識的に作ってあげなければなりません。

 

 

以上のことに思い当たる節のある方は

 

絶対にバカにせず、半身浴をしてください!!!

 

 

 

充分に毛細血管を開くことをしてください。

 

サウナよりも岩盤浴がおすすめです。

 

お散歩もいいでしょう。

 

 

何よりも、?しでものんびりとした時間をもってください。
お昼寝も出来たらした方がいいです。

 

生活の中で忙しい人も多いですので
無理なこともあるとは思いますが

 

なので、尚更、1日30分の半身浴だけは
やったほうがいいと思います。

 

身体がリラックスできる血管の状態にしてこそ

 

脳幹の活性化によるオプセラピーの施術効果も
威力を発揮します。

 

一人でも多くの人が、高血圧へ続く道から
離脱できることを祈ります。

 

 

今月のおすすめ本

 

痛みを和らげるのに

 

湿布よりも使い捨てカイロを
貼っておくようにおすすめしていますが

 

そのことについて書かれた本です。

 

痛みは温めたほうが、弱くなっていきます。

 

身体を温めることの大切さと
いろいろな痛みへの応急処置的な温熱療法が学べます。

 

高血圧への道のり

 

 

 

 

 

題名 「体を温める」とすべての痛みが消える
著者 坂井 学
発行元 マキノ出版 ビタミン文庫
価格 1,400円

 

 

 

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続きを読む≫ 2013/02/13 12:41:13

シロハ便り第30号 2011 年7月

 

自律神経と病気の予防

 

梅雨に入り毎日ジメジメしておりますが

 

貴重な晴れ間と空き時間を見つけては
自転車に乗って外の空気を楽しみながら
走っています。

 

物置にしばらく眠っていたマウンテンバイク。

 

これがよくパンクするので
あまり乗らなくなっていましたが

 

タイヤをロード用に履き換えたら
すごく快調です!(^^)!

 

なぜ、急に乗りだしたか?

 

・・・ 太ってきたからです^^;

 

・・・ 太らない体質と油断していましたが
中年太りって、自分にもやってきました!

 

でも、・・今日もれもんが誘います・・・

 

おやつは!?

 

一緒にガマンガマン・・・

 

自律神経と病気の予防

 

[自律神経症状] ブログ村キーワード

 

 

腰痛や肩こり、頭痛をもっている人は

 

同時に高血圧、冷え性、睡眠障害を
もっていることが多いです。

 

 

身体が不調を起こす時には

 

腰なら腰だけが悪くなるのではなく

 

その症状に至るもっと以前から

 

身体には不調を起こす状態が進行しているのだと
思われます。

 

 

身体の調子が悪くなって病院へ行き診察を受けるのですが

 

その症状の病名を診断され
その症状を抑える薬を処方されます。

 

これは、つまり、何かの症状が出たら
それをとりあえず抑えておき

 

勝手に自分の治癒力で治るのを待ちましょうという
対処療法といわれるものです。

 

 

本来ならば、その症状が出てきた原因を探り
その症状が出ないような身体作りをし

 

根本的な対処を施すことが本当の医療ではないかと
思うのですが。

 

 

最近すすめられた本を読んでいて驚きました。

 

『ガンは治る ガンは治せる』というタイトルの本で
長者番付で有名な齋藤一人さんも
おすすめの本として紹介していたものです。

 

 

その本の中に

 

私が皆さんに初回にしつこく説明させて頂く
自律神経のことが書いてあり

 

ほとんどこちらでお話する内容と同じことが
書かれていました。

 

 

もちろん、本の中にはもっと医学的な事実を踏まえた
論理的な記述で書かれていますが

 

根本的に身体に不調をきたすのは
自律神経のバランスの崩れであるということは
はっきり記されています。

 

 

身体の不調や病気を発症させる一番の原因は

 

交感神経(緊張させる神経)が強く働き過ぎることによる
血流障害である

 

というところは特にうなずけます。

 

 

交感神経が強く効きすぎる人は

 

まじめで頑張りやさんが多く
猛烈に仕事や家事をしています。

 

それに加えて心理的なストレスが強く
不安や苦悩、心配ごとをいつも抱えていたり

 

また、いつも怒っていたりする人も多いです。

 

 

そのように頑張り過ぎている人は

 

血流障害から低体温になり
白血球の成分バランスも崩すといわれています。

 

 

免疫機能の中心的役割を担う白血球には

 

細菌を処理する顆粒球(かりゅうきゅう)という成分と
小さな異物を免疫で処理するリンパ球という成分があり

 

白血球の60%が顆粒球で
40%がリンパ球というバランスで身体を守っていて

 

このバランスが崩れた時

 

免疫機能の低下や過剰反応を起こすらしいのです。

 

 

この60対40のバランスを崩す原因となるのが

 

自律神経の交感神経と副交感神経の関係です。

 

 

 

「白血球の自律神経支配」という法則があるそうで

 

自律神経の交感神経が強くなり過ぎると
顆粒球(かりゅうきゅう)が過剰に増加し

 

外から入ってきた攻撃すべき細菌だけでなく
体内に実存する細菌まで攻撃してしまい

 

分泌系の炎症を起こすというのです。

 

 

逆に副交感神経が強くなり過ぎると
リンパ球が過剰に働き、異物に対して過剰反応を起こします。

 

それが、アレルギー反応です。

 

 

緊張しすぎも緩み過ぎも悪さをします。

 

締めるべき所を締め、緩めるべき所を緩める
このコントロールが正常に働いてこそ

 

健康が保たれるのだと思います。

 

 

医学の中では、残念ながら薬でのコントロールが
中心になっています。

 

けれども

 

自律神経をコントロールしているのは脳幹です。

 

 

ここは、私が一番しつこく強調してお話させて頂く
ことでもあります。

 

この脳幹に適切な刺激を与え

 

脳幹の最大の負荷になっている脳幹直下の
神経の圧迫を取り除くことが

 

上部頸椎の施術の最大のポイントになります。

 

 

 

脳幹の働きを著しく狂わすもう一つの大きな要素は
ストレスです。

 

脳幹は『命をまもれ』という厳命を受けて働いています。

 

自分の命を守るため、それを脅かす刺激は
全てストレスとして脳幹が受けます。

 

 

脳幹はそのストレスに対応するために

 

自律神経を働かせ、心拍を上げたり呼吸を早めたり
血圧を高めたりして

 

危機に対応するため身体の身体機能を高めて
いわば臨戦態勢を整える反応をするのです。

 

 

この自分の命や生存を脅かす刺激が
分かりやすい時には脳幹は誤作動を起こしません。

 

しかし、社会的なストレスや不安などは常にその人に
こびり付き、常に精神的圧迫を与えていることが多く

 

その場合脳幹は、常に緊張状態を維持しなくては
いけない状況に置かれます。

 

 

すると免疫機能が低下したり

 

アレルギー反応が強くなったり

 

精神的不安定になったりします。

 

 

 

血流障害から体温の低下を招き

 

高血圧、冷え性、睡眠障害へと容易にすすむでしょう。

 

 

 

その結果、病気の原因となる様々な要因に対して
戦えるものが、みんな弱っていき

 

ガン、脳溢血、糖尿病、などなど・・

 

何が出てきても不思議はありません。

 

 

自分の命を守るため

 

何としても!

 

自律神経の過緊張を放置してはいけません!!

 

 

頑張り過ぎの人は生活のリズムを考え直し
身体はとにかくよく温め、ストレス軽減に努め

 

そして何より脳幹の活性化をして
自律神経のコントロール能力を高めておくことが大切です。

 

 

上部頸椎の調整法は、病気の予防にも
大きな手助けをしてくれる療法なのです。

 

 

皆さまとの一瞬の触れ合いのなかでも

 

その人の一生の健康を願い、一生の健康を守るための
なにかしらの足跡を残すことを意識して施術させて頂いております。

 

あなたの健康はあなただけのものではありません。

 

ご自分を大切に、どうぞご自愛くださいませ。

 

 

今月のおすすめ本

 

ということで

 

ぜひ医学の常識に真っ向からメスを入れるような
この本を読んでみてください。

 

著者は3人です

 

その中の一人はおなじみ安保徹先生です。

 

安保先生は現代医療や薬漬けに対して
間違っていると厳しく書かれた本を多く出されています。

 

勇気あると思いますし
それだけ訴えたい現実を多く見てきたのでしょう。

 

ガンに対する考え方がかわりました^^;

 

おすすめです!

 

自律神経と病気の予防

 

 

 

 

 

 

 

題名 ガンは治るガンは治せる・・・生命の自然治癒力
著者 安保徹・奇剞ャ・船瀬俊介
発行元 花伝社
価格 1,680円

 

 

 

 

 

あとがき

 

夏になると食欲が落ちる人が
いるらしいのですが

 

我が家では
そういう傾向は全くなしで

 

いつも尽きることのない食欲に
体重を気にしながらも

 

おいしいものを食べ歩いています^^;。

 

れもんも、家風なのか尽きることのない食欲で
おやつをつまみながら炎天下のお散歩に行っています。

 

けれども、夏だからといって
スタミナつけるため肉ばかり食べているわけではなく

 

夏野菜がおいしいです。

 

ビタミンとミネラルが汗で不足しがちになりますので
野菜をおいしく食べましょうね。

 

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シロハ便り第12号 2010 年1月

 

自律神経と呼吸法

 

新年明けましておめでとうございます。

 

旧年中は大変お世話になり
ありがとうございました。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

20010年も皆さまにとって
気持ちの良い年になりますように

 

皆さまの健康と幸せを祈っております。

 

自律神経と呼吸法

 

[自律神経] ブログ村キーワード
[呼吸法] ブログ村キーワード

 

新年の第一号は、自律神経シリーズの続きから
いきたいと思います。

 

 

自律神経は脳幹の働きにより、意識的にではなく
ほぼ無意識的に身体の生存活動を守るために働きます。

 

脳幹が環境の変化やストレスを感じて

 

自動的に身体の状態を最適に保とうと

 

自律神経を働かせ身体を調整しています。

 

 

 

自律神経のバランスが崩れてきても、緊張させる神経(交感神経)と
緩める神経(副交感神経)を意識的に働かせて

 

自分の意思でコントロールすることはできません。

 

 

特に、強いストレスにより自律神経のバランスが崩れてしまった場合は
緊張させる神経が常に優位にあり

 

その結果

 

睡眠障害を起こし、身体を休められず、疲労回復が遅れ、精神的な疲労を蓄積し
脳幹の負担をさらに増し、ストレスがさらに大きくなります。

 

 

この悪循環にはまっては、なかなか回復に向かわせることは困難です。

 

 

そして、近年の鬱の問題は深刻です。

 

投薬を受けていても、実際に社会復帰していくには
本人の努力と忍耐に大きく依存しなくてはならない状況だと思います。

 

鬱やパニック障害などの精神的な症状が強くなる前に
その兆候として最も現れやすいのが睡眠障害です。

 

寝付きが悪い、睡眠が浅い、慢性的な睡眠不足、小さな物音でも起きてしまう
朝起きると余計に疲れている、とにかく朝起きられない、などです。

 

一つでも思い当たるものがあれば要注意です!

 

 

睡眠障害に対して、処方される睡眠薬、安定剤に頼っている人も
多いと思いますが

 

一刻も早く、それらの薬から離れられるように体質を改善させることが重要です。

 

 

体質改善というと漢方薬に頼る傾向がありますが
かなり金額が高いものが多いのと

 

長期間飲み続けてみなければ効果が測れないので
何が効いているのかわからないことが多いです。

 

 

あくまで、改善に向けての補助的な役割として服用するのならば
良いとは思いますが

 

頼りきりでもどうかと思います。

 

 

一番注意して頂きたいのは、目的と手段を間違えないことです。

 

 

何のための体質改善なのか?

 

 

緊張させる神経(交感神経)が常に優位にある状態から心身を解放し
緩める神経(副交感神経)が睡眠中には優位になるようにし

 

身体と心と脳が休まる状態にするための体質改善であるべきです。

 

 

そこでお薦めできる方法があります。

 

 

それは、『呼吸法』です。

 

 

自律神経は意識的にコントロール出来ませんが
呼吸は意識してコントロール出来ます。

 

呼吸がゆっくりで深くなると副交感神経が優位に立つことが分かっていますので
呼吸から自律神経をコントロールすることはある程度可能です。

 

 

『長生き』は『長息』とも言われ、一呼吸一呼吸が長くゆっくりな人ほど
長生きだと言われています。

 

 

自律神経はコントロール出来ませんが、呼吸は意識的にコントロール出来ます。

 

 

スポーツ選手やアスリート達が緊張した場面で深呼吸するのは
過度に緊張しすぎた神経を緩めて

 

力を発揮するために呼吸を整え深呼吸することが有効だと知っているからです。

 

 

競馬で予想的中率の良い専門家は、馬の目を見て、呼吸の速さも感じて
実力を発揮するかを見分けていると聞いたことがあります。

 

 

 

自分も身体の調子が悪かった時
呼吸が浅くなり息苦しい感じが強くありました。

 

オプセラピーを受けると、頭が起き、背筋が伸び、胸が広がりますので
それだけでも呼吸が楽になります。

 

 

それに加えて呼吸法が大変効果があり
私はいつもお風呂につかりながら7分間

 

オプセラピーの気功圧で行っている呼吸法を行っています。

 

 

ある患者さんにこの呼吸法を教えたことがあり、毎日まじめに実践してくれているようで
調子の方もかなり良くなってきています。

 

希望者がいればお教えしますので、ご予約の際に申し出てください。

 

 

いわゆる一般的に言われている腹式呼吸とは違いますが
一般的な腹式呼吸でも効果はあります。

 

心を落ち着かせて、お風呂で7分間、ゆっくり深呼吸を習慣にしてみてください。

 

 

呼吸が変わり、睡眠が深くなり、疲れが取れるようになってきたら
体質も自然と変わっていきます。

 

 

外的ストレスは自分ではコントロールできません。

 

他人の言動や社会情勢など、自分でどうすることもできません。

 

 

だからこそ、自己防衛は、自分でコントロール出来ることを
使ってやっていくしかないのです。

 

 

毎日7分間、呼吸だけに集中する時間、とか

 

たまに、海や山へ行きマイナスイオンが充満した空気の中で
思いっきり深呼吸してくることなどは

 

百薬に勝る健康への宝珠なのではないでしょうか。

 

 

皆さまの今年一年のご健康を心よりお祈りしております。

 

 

 

 

 

今月のおすすめ本

 

心理学で“りフレーム”という手法があります。

 

自分の周りに起こる出来事全てに
自分の良い解釈の“枠”をはめなおしてしまうという考え方です。

 

 

例えば、自分の家の周りにタバコの吸い殻がいっぱい捨てられている状況があったとして

 

それに対して怒りの感情をもつのではなく
捨てる人は一緒にその人の運も捨てているし

 

それを拾ってきれいにしている自分はその運をもらっているのだから

 

こんなにせっせと幸運を運んできてくれてうれしいなあ

 

と勝手に良い方へ解釈してしまうことです。

 

 

 

このいわゆる“なんでも喜ぶゲーム”をして
自分ばかりか自分の周りの人達も幸せにしていく物語があります。

 

ぜひ幸運な一年を引き寄せるためにも読んで頂きたい一冊です。

 

 

自律神経と呼吸法

 

 

 

 

 

題名 「少女パレアナ」
著者 エレナ・ホグマン ポーター
翻訳 村岡 花子
発行元 角川文庫
価格 580円(税込)

 

 

 

あとがき

 

オプセラピー白葉として院が稼働しはじめてから
ちょうど一年になります。

 

皆さまのおかげさまをもちまして
なんとか一年やっていくことが出来ました。

 

心より御礼申し上げます。

 

 

また、新たな一年が始まりますが
さらに精進し、少しでも皆さまにお役にたてるよう
努力いたしてまいりますので

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

この一年、皆さまにたくさんの良きこと
幸せが訪れますように

 

ご自愛くださいませ。

 

 

 

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続きを読む≫ 2013/01/19 10:33:19

シロハ便り第11号 2009年12 月

 

自律神経とストレス

 

いよいよ師走に入りました!

 

今年も残すところあとわずかと
なります。

 

 

本年中は、皆さまに大変
お世話になり

 

おかげさまで忙しく過ごさせて
頂きました。

 

 

沢山の方々との出会いがあり
学びがあり

 

そして奇跡的な回復を遂げられた方も
多くいらっしゃいました。

 

 

皆さまからは、多くの喜びを与えて頂きました。
本当にありがたい限りです。

 

皆さまにとって、健康で気持ちの良い
年の暮れとなりますように

 

そして新年を迎えられますように
お祈りいたしております。

 

自律神経とストレス

 

[自律神経失調症] ブログ村キーワード
[ストレス] ブログ村キーワード

 

前回、自律神経と冷え性についてお話させて頂きました。

 

自律神経は緊張させる神経(交感神経)と
緩める神経(副交感神経)とが作用しあって

 

生命活動を維持する役目を持った大切な機能であり
意識とは別に自動的に働くものです。

 

 

この自律神経のバランスが崩れると

 

様々な体調不良、冷え性、不定愁訴に繋がっていきます。

 

 

 

その原因として

 

「ストレスですね〜」

 

などと、よく言われますが
そのストレスを100%取り除くことは不可能です。

 

 

では、どのように改善していけば良いのでしょうか?

 

 

 

そもそも、自律神経を正常に働かせるためには
ストレスは必要なものでもあります。

 

つまり、人間の身体は、緊張しっぱなしでも
緩みっぱなしでもいけないということです。

 

 

適度な外的ストレスは、身体の機能を活性化させ
健康な状態を維持しようと身体の各器官に程良い
緊張感と抵抗力を与えます。

 

 

定年退職後に急に老けこんでしまったり
体調を崩したり

 

大きな仕事の後や、大きな問題がなくなった後で
どっと疲れが出たり

 

体調に異変を感じたり、等々・・・

 

「緊張の糸が切れた」とか、言いますよね。

 

 

健康にとって、ストレスが全て悪いわけではないのです。

 

問題は、自分のコントロールが全く効かなくなった
過度のストレスです。

 

 

ストレスは、外的要因であるため、全てを自分のコントロールの下に
置くことは不可能です。

 

例えば他人の言動とか、仕事や経営でのお金の問題

 

これらを全てコントロールできたら

 

王様であり、支配者であり、独裁者でしょう。

 

 

 

全てを手に入れ支配したとしても

 

健康問題だけは一生ついてまわりますし

 

健康ではいられなくなることは歴史が何度も証明しています。

 

 

 

生きた鮮魚を生きたままお店に輸送する際に
生存率を高める方法があるそうです。

 

それは、違う種の魚とか天敵となるものを一緒に
入れて輸送するのだそうです。

 

いわしを運ぶ際に、いわしだけを入れて輸送するより
いわしを餌とする魚を一緒に入れておくほうが緊張感が出て
輸送中の生存率があがるのです。

 

 

話がそれましたが、ある程度のストレスは
健康のためには必要であるということです。

 

 

そのストレスが、自分が耐えうる限界値を超えてしまうと
今度は健康を害する最大の原因要素となります。

 

 

その境目は何なのか?

 

 

私が考える、「健康に良い適度のストレス」と
「健康を害する過度のストレス」とを見分ける境界線は

 

 

 

 

【一点に囚われた心の状態】

 

 

 

 

だと思っています。

 

 

剣豪 宮本武蔵が、剣の極意を説いた書でこう言っています。

 

「心自由に動かざる時、身体も自由に動かず」

 

 

健康を害するほどのストレスを感じる問題を解決する最良の方法は
問題を倍にすることだと何かで読んだことがあります。

 

大きな問題だと感じていること、その一点に心を囚われているよりも
もっと大きな問題を作って

 

その別の問題に意識と心を向かわせることのほうが
格段に精神衛生上良いのだそうです。

 

 

うつ病を患って入院していた患者さんが

 

ある日、その病院が火事になり

 

「おい! ちょっと手伝ってくれ!」 と声をかけられ

 

消火活動や寝たきりの患者さんの搬送を、火の手が上がる中

 

必死に行った後、急速に症状が改善していったという話は有名です。

 

 

 

何か一つの大きな心配ごとや問題に、心が囚われているから
心も身体も自律神経も自由に動けなくなって健康を害するのです。

 

 

解決策として、ある程度のストレスのかかる物事に新たに挑戦してみることが
良いと思います。

 

気分転換や気晴らしや、ストレス発散が苦手な人は
少しやり方を間違えていることが多いです。

 

 

「ある程度、ストレスのかかる物事をする」

 

というのが、大きなポイントです。

 

 

 

楽しいけど、命の危険もあるアウトドア活動(山登り、サーフィン、スキーなど)とか

 

上達しているはずなのにどうしても自分が許せないくらい悔しいミスをする競技
(ゴルフ、野球、ダンスなど)とか

 

人目に付く事(カラオケ、コーラス、発表会など)です。

 

 

命の危険とか、悔しいミスとか、人目に付くなどは、一種のストレスです。

 

 

そこで工夫や上手くいく研究をするようになれば
心は囚われていた物事から一時引き離されます。

 

 

多種多様のストレスを渡り歩いた心は

 

ストレスを感じることもできるし

 

ストレスから離れることもできるようになります。

 

 

 

だからこそ、休めることもできるのです。

 

 

 

 

真に心と身体を休ませるには

 

ストレスから逃げることではなく上手にストレスを使い
心を自由に動かすことにあるのではないでしょうか。

 

 

一つのことに悩み苦しんでいたら、もっと問題が大きくなります。

 

ありがたいことに、1日は24時間で誰にでも平等です。

 

ストレスが1個から10個に増えても時間は1日24時間です。

 

 

だから、一つ一つのストレスは減っているはずです。

 

 

 

自律神経の不調は

 

まず、オプセラピーで脳幹を活性化させた後

 

ゆっくり休んだら、いろいろな物事に興味をもち

 

様々なストレスを出来るだけ数多く楽しむことで、大きく改善されていくことでしょう。

 

 

 

ストレスの問題、自律神経の問題、うつ病の問題については
今後も機会をみて、様々な視点からお伝えしていこうと思います。

 

何らかの参考に、お役に立てればうれしいです。

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

秋も深まったと思っていたら、もうすぐ2009年も終わり
新年を迎える準備へと慌ただしさが増していきます。

 

 

日が短くなり、暗くなるのが早くなってきて
気温の変化も大きい秋は、なんかさびしくなってきて嫌だなあ〜・・とか

 

冬はとにかく寒くて苦手・・・冬って嫌だなあ〜・・・とか。

 

 

以前はよく、そう思っていました。

 

 

 

秋には秋の楽しみがあり、冬には冬の楽しみがある!

 

そう思えるようになったのは、いつ頃からだったでしょうか。

 

 

今は、おかげさまで、慌ただしくも穏やかに毎日を過ごさせて頂いております。
やりたいこと、挑戦したいことも沢山あります。

 

 

来年は、さらに目の回るような忙しさとなっていきますが
夢中で没頭できる仕事がある喜びは

 

何にも代えられない幸せなことと、毎日、感謝でいっぱいです。

 

 

皆さま、ご自愛ください。 そして、よいお年をお迎えください。

 

 

また、身体から、不調のサインがありましたら、私はここにおりますので、ご連絡ください。

 

来年も、皆さまに、良きことが、なだれのごとく起こりますように、祈っております。

 

 

 

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続きを読む≫ 2013/01/18 13:58:18

シロハ便り第10号 2009年11月

 

自律神経と冷え性

 

今年も残すところあと2カ月ですね。

 

年末にかけて、やっておかなければ
ならないことも山積みで

 

気ばかりがあせる毎日です。

 

お気楽なのは右の写真の
れもんちゃんくらいでしょうか・・・

 

 

ただ、この寝顔を見ていると「ホッ」とします。

 

朝晩は急に寒くなってきました。
朝は暖房、昼は冷房を入れる日もあります。

 

だんだん寒くなっていくのと、だんだん日が
短くなっていくのが重なるこの時期が

 

なんとなくさびしい気持ちにさせ
気持ちにプレッシャーをかけてきます。

 

皆さま、どうぞご自愛くださいませ。

 

自律神経と冷え性

 

[自律神経] ブログ村キーワード
[冷え性の原因] ブログ村キーワード

 

これからの季節は寒くなりますので、冷え性の方には
辛い日々となります。

 

普段よく冷え性と言いますが

 

何をもって冷え性と言うのかを、漠然と理解している方も
多いのではないでしょうか?

 

 

 

そこで今回は、冷え性と自律神経の関係について
整理していきたいと思います。

 

 

そもそも、寒くなってくると手足が冷えることを
冷え性と思っている方いませんか?

 

寒い日に寒い所にいて、手足が冷たくなることは
自律神経においては正常な反?です。

 

 

自律神経とは、意識ではコントロールできない
交感神経と副交感神経の働きであるということは
一般的に知られています。

 

 

交感神経とは緊張させる神経であり

 

副交感神経とは緊張を緩める神経と理解されていれば充分です。

 

 

 

では、自律神経は何のためにあるのか?

 

 

これは、一言で言ってしまえば「命を守るため」です。

 

 

では、何から「命を守る」のか?

 

と言うと、自分を取り巻く環境の変化から
「命」を守っています。

 

 

ただし、自律神経はそのための道具であり
実際に「命を守る」ための指令を出しているのは、「脳幹」です。

 

 

 

「脳幹」が環境の変化やストレスを感じ

 

「命」と「健康」と「身体の機能」を正常に保つため

 

自律神経を使って血管や筋肉を緊張させたり緩めたりして

 

呼吸、脈拍、体温、血圧を調整しています。

 

 

 

寒い日に寒い所で手足が冷たくなるのは

 

外気に触れる身体の末端部分から血液の温度が逃げていき
冷たくなった血液が大事な内臓を冷やさないように

 

あえて手足の血管を緊張させて血流を悪くさせ
なるべく多くの温かい血液が内臓に留まるようにしているのです。

 

 

 

これは、自律神経の正常な働きであり
問題とはなりません。

 

 

問題となるのは、暖かい場所に戻っても手足の冷たさが
何時までも元に戻らず、冷たいままの状態が続く時です。

 

 

この時、緊張させる交感神経と、緩める副交感神経の
バランスが悪いと判断されます。

 

 

逆に、寒い所にいて、何時までも手足がポカポカの人も
自律神経がうまく働いていない可能性があります。

 

 

これも問題ありです。

 

 

 

常に手足が冷たく、気温が下がる季節がとにかく辛いという人は
冷え性というより基本的に低体温であり

 

平熱が36度ない人は特に注意が必要です。

 

 

 

ガンなどの病気は温度の低い臓器に発症します。

 

 

また、腸内の温度が1度下がると雑菌が大量に
全身にばら撒かれるそうです。

 

体温が低いことはそれだけで完全に病気に対して不利な
条件にあるということです。

 

 

体温を上げて基礎代謝を活性化するために
心がけて頂きたいことは

 

@ 身体を温める食物(陽性食物)を積極的に摂るようにする。(シロハ便り第2号参照)

 

A ぬるめのお湯で半身浴を20分〜30分する。

 

B 砂糖をとるのをやめ、塩気のあるものをとるようにする。

 

C 筋肉量の多い下半身の運動(散歩・ジョギング・スクワット)をする。

 

D お腹から下半身を絶対に冷やさないようにする。(腹巻・股引・タイツなどをはく)

 

 

このようなことを続けることにより、体調が良くなっていく方も多いです。

 

ぜひお試しください。

 

 

 

お風呂上がりに湯ざめをしやすい人は
上がる間際に手足に冷水をかけると良いです。

 

 

これは、おじいちゃんやおばあちゃんによく言われていたことですが
自律神経の働きからすると理にかなっています。

 

 

お風呂で温まった直後は身体全体が暖かいので
血管の緊張がなく開いている状態です。

 

そこに手足に冷水がかかれば自律神経の働きにより
手足の血管を緊張させ血流を制限します。

 

すると暖かい血液が長く身体に留まるため
湯ざめしにくくなるのです。

 

★ -->昔から良いと言い伝わったことの多くは貴重な真実が込められているものですね!

 

 

冬こそ徹底的に温熱療法をやる絶好のチャンスです。
がんばりましょう!

 

 

 

 

 

今月のおすすめ本

 

椎間板ヘルニア、腰椎狭窄症、スベリ症などが
腰痛の原因ではなく

 

心に溜まった不安や怒りなどが筋肉の緊張と
酸素欠乏症をおこし

 

首、肩、背中、腰の痛みを誘発するという理論

 

 

TMS(緊張性筋炎症候群)理論の提唱者である
ニューヨーク大学医学部のジョン・サーノ教授の著書は

 

読むだけで治療効果が期待できる
「読書療法」として有名です。

 

 

以前ご紹介した「腰痛は怒りである」という本も
サーノ博士の著です。

 

合わせて読んでみて頂ければと思います。

 

自律神経と冷え性

 

 

 

 

題名 「サーノ博士のヒーリング・バックペイン」
著者 ジョン・E・サーノ
監修 長谷川 淳史
翻訳 浅田 仁子
発行元 春秋社
価格 2,100円(税込)

 

 

 

 

 

あとがき

 

心理的要素と痛みの関係はとても深い関係があり
今回ご紹介したお薦め本も、そのことを深く解説しています。

 

 

慢性的な腰痛をはじめとした痛みは
“怪我をしたから”ではない!

 

骨の変形やヘルニアや歪みが原因ではない!

 

 

という考え方は、常識からは離れていますが
医学で治癒させられない症状と心の関係や

 

科学的に証明困難な部分である“心と身体の関係”は
もはや無視できない主な痛みの要因となりつつあります。

 

 

痛みに苦しんでいる人にとって

 

原因が“心”であっても“身体”であっても、どちらでもいいから
とにかく治してくれ!という心境でしょうが

 

自分の“心”は自分の意思で正しいと思う方法を選び
実践し、克服していくしかありません。

 

 

そのきっかけとなる情報を選びながらお送りさせて頂いております。

 

皆さまの体調管理と心身のやすらぎのための一助となれば幸いです。

 

よろしくお願い致します。

 

 

 

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