胃腸と免疫力

胃腸と免疫力

シロハ便り 第114号 2018年7月

胃腸と免疫力

 

 今年も猛暑の予報が出ています。毎日のように熱中症に気を付けるよう、テレビでも呼びかけていますね。

 

 水分補給は言うまでもなく大切です。加えて塩分やミネラルの補給も大切です。

 

 水分補給が必要ということで注意してほしいことが、甘い炭酸飲料やスポーツドリンクなどは、熱中症対策にはならないという事です。

 

 砂糖や甘味料の入った冷たい飲み物も、たまには飲みたくなりますが、糖分は体の中で分解する時に大量のミネラルを消費してしまうので、熱中症対策にはなりません。

 

 ちゃんと混じりけのない水で水分を補給し、梅干や漬物などで塩分とミネラルを補給する、昔ながらのお茶の風景が一番の熱中症対策です。

 

 家にいても、喉がかわいてなくても、水分補給は忘れずに!

 

胃腸と免疫力

 

 暑い夏場は冷たいものを欲しがります。冷たい飲み物やアイスやかき氷など、おいしいですよね。 ただし、食べすぎ、飲みすぎには注意しましょう。
 冷たいものばかり摂っているとおなかをこわします。それはそうなんですが、それ以上にやっかいなのが、免疫力が下がることです。

 

 胃腸の調子と免疫力とは、とても密接な関係があります。お腹を冷やすと、腸内の温度が1度下がるだけで腸内細菌が数千倍に膨れ上がります。 
 その菌に対抗するために免疫機能に負荷がかかり過ぎてしまうと風邪やインフルエンザなどのウイルスが体に侵入してきた時に、それに対抗するための余力がなくなってしまいます。

 

 夏場にお腹を冷やしてしまうと、夏が過ぎて秋冬になった時に、空気が乾燥してきてウイルスが活発に活動を始めた時、肝心の免疫力が落ちていることになります。
 そこに加えてストレスが強くかかると、さらに免疫力が衰えます。

 

 子供たちが夏休みが終わり新学期になってから体調を崩すのは、夏場に免疫力が落ち、学校が始まるストレスが重なるためです。

 

 人の免疫機能には、リンパ球と顆粒球という2つの成分があり、体に侵入してくる敵と戦っています。 それぞれに役割があって、顆粒球は非常に細かいウイルスなどに対抗する免疫系で、リンパ球はもう少し大物が入ってきた時に対抗する免疫系です。

 

 顆粒球とリンパ球は、その成分バランスが決まっていて、顆粒球とリンパ球が60対40の割合の時に両方とも正常に働きます。

 

 この60対40の成分バランスの割合は自律神経に連動していて、交感神経と副交感神経のバランスと同じになります。 

 

 つまり、ストレスがかかり緊張させる交感神経が強くなるとそれに連動して免疫系の顆粒球の成分が多くなりすぎてしまいます。

 

 顆粒球は細菌攻撃系ですから、むやみにその成分が多くなってしまうと、体の中の攻撃しなくてもよい菌まで攻撃してしまい、肝心のウイルスが侵入してきた時に戦う力が足りなくなってしまうのです。

 

 また、そのことが腸内細菌のバランスも崩すため、ストレスが強いと胃腸が弱いという原因にも繋がります。

 

 日常、ストレスが強い人は免疫力が弱く、風邪もひきやすいし胃腸も弱い傾向にあり、そこから様々な体調不良に発展しやすくなります。

 

 逆もまたしかりで、腸内環境を整えておくと、顆粒球の成分バランスが落ち着くので、それに引っ張られてストレスによる交感神経の緊張を和らげることにも繋がります。

 

 だからこそ、夏場に冷たいものを飲みすぎたり食べすぎたりすると、胃腸に悪いだけでなく、ウイルスへの抵抗力もストレスへの抵抗力も落ちることになりますので、充分に気を付ける必要があります。

 

 近年、血液を1滴とるたけで、そこから癌を見つけ出す研究が盛んにおこなわれていますが、癌細胞は普通に出来ていて、それを免疫力が本来の力を発揮していればすぐにやっつけているものです。

 

 それを調べて、癌細胞があるからといっても、自分の免疫力でほとんどが問題にならないのに、それを根拠に治療にかかるのは問題があるのではという意見もあります。

 

 しかし、本来の免疫力が低下していれば、そういったリスクも大きくなることは言うまでもありません。 

 

 病気のほとんどは、自分が作り出しているものです。 健康でいるためには、体の本来の機能が充分に発揮される環境を、自らの手で作り続けなければなりません。

 

 バランスの良い食事であったり、ストレスコントロールであったり、適度な運動であったり、そのようなことは極端にやればいいというものではありませんが、何のためにやっているのかはよく理解しておいたほうがいいと思います。

 

 健康は、何かを特別に注意していても何かが欠けていれば結果はマイナスです。 掛け算のようなもので、1つでも大きなマイナスがあれば結果はマイナスとなります。

 

 体を作る食事と栄養、ストレスを溜めない精神衛生面、無理なくできる適度な運動、それらがバランスよく合わさって初めていつまでも健康でいられます。

 

 熱中症対策も暑さ対策も、その後の季節のインフルエンザ対策も、バランスよく体を整えてこそ有効になります。 自分の心身を大切にしてあげてくださいね。

 

おすすめ

胃腸と免疫力

 

 暑くなると食べたくなるのが、うなぎですね。 土用の丑の日もありますし、1年で一番うなぎの食べたくなる時期ではないでしょうか?

 

 近年のうなぎの稚魚の不漁で価格も高騰していますが、どうしても食べたいので毎年食べに行くのが『野田岩』という老舗のうなぎ屋さんです。

 

 ここは、1年で一番うなぎが売れる土用の丑の日は定休日にしています。 1年中うなぎ専門でやっているのだから、土用の丑の日くらいは他のお店に迷惑かけないようにお休みにするという心意気らしいです。

 

 うちは、結婚記念日に合わせて8月の初め頃に行っています。2人だと本館での予約ができないので、予約なしで行きますが、夕方の開店間近に待っていると予約なしでも入れてくれます。

 

 

 

あとがき

 

 なかなか忙しくて運動できないという人も、やるとなるとなかなか面倒で続かないという人も多いと思います。

 

 ただ、運動といっても、プールに行ったりジムに行って本格的なトレーニングをするとか、ジョギングやお散歩の時間をあらためて取るというものでなくてもいいのです。 

 

 例えば、座っている時間を、ただ立っているだけで適度な運動になります。

 

 僕は、パソコンを使っている時間、座るのをやめて、台を置いて立ってやるようにしただけで、2か月で7kg体重が落ちました(^^♪

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