自律神経

自律神経と呼吸法

シロハ便り第12号 2010 年1月

 

自律神経と呼吸法

 

新年明けましておめでとうございます。

 

旧年中は大変お世話になり
ありがとうございました。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

20010年も皆さまにとって
気持ちの良い年になりますように

 

皆さまの健康と幸せを祈っております。

 

自律神経と呼吸法

 

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[呼吸法] ブログ村キーワード

 

新年の第一号は、自律神経シリーズの続きから
いきたいと思います。

 

 

自律神経は脳幹の働きにより、意識的にではなく
ほぼ無意識的に身体の生存活動を守るために働きます。

 

脳幹が環境の変化やストレスを感じて

 

自動的に身体の状態を最適に保とうと

 

自律神経を働かせ身体を調整しています。

 

 

 

自律神経のバランスが崩れてきても、緊張させる神経(交感神経)と
緩める神経(副交感神経)を意識的に働かせて

 

自分の意思でコントロールすることはできません。

 

 

特に、強いストレスにより自律神経のバランスが崩れてしまった場合は
緊張させる神経が常に優位にあり

 

その結果

 

睡眠障害を起こし、身体を休められず、疲労回復が遅れ、精神的な疲労を蓄積し
脳幹の負担をさらに増し、ストレスがさらに大きくなります。

 

 

この悪循環にはまっては、なかなか回復に向かわせることは困難です。

 

 

そして、近年の鬱の問題は深刻です。

 

投薬を受けていても、実際に社会復帰していくには
本人の努力と忍耐に大きく依存しなくてはならない状況だと思います。

 

鬱やパニック障害などの精神的な症状が強くなる前に
その兆候として最も現れやすいのが睡眠障害です。

 

寝付きが悪い、睡眠が浅い、慢性的な睡眠不足、小さな物音でも起きてしまう
朝起きると余計に疲れている、とにかく朝起きられない、などです。

 

一つでも思い当たるものがあれば要注意です!

 

 

睡眠障害に対して、処方される睡眠薬、安定剤に頼っている人も
多いと思いますが

 

一刻も早く、それらの薬から離れられるように体質を改善させることが重要です。

 

 

体質改善というと漢方薬に頼る傾向がありますが
かなり金額が高いものが多いのと

 

長期間飲み続けてみなければ効果が測れないので
何が効いているのかわからないことが多いです。

 

 

あくまで、改善に向けての補助的な役割として服用するのならば
良いとは思いますが

 

頼りきりでもどうかと思います。

 

 

一番注意して頂きたいのは、目的と手段を間違えないことです。

 

 

何のための体質改善なのか?

 

 

緊張させる神経(交感神経)が常に優位にある状態から心身を解放し
緩める神経(副交感神経)が睡眠中には優位になるようにし

 

身体と心と脳が休まる状態にするための体質改善であるべきです。

 

 

そこでお薦めできる方法があります。

 

 

それは、『呼吸法』です。

 

 

自律神経は意識的にコントロール出来ませんが
呼吸は意識してコントロール出来ます。

 

呼吸がゆっくりで深くなると副交感神経が優位に立つことが分かっていますので
呼吸から自律神経をコントロールすることはある程度可能です。

 

 

『長生き』は『長息』とも言われ、一呼吸一呼吸が長くゆっくりな人ほど
長生きだと言われています。

 

 

自律神経はコントロール出来ませんが、呼吸は意識的にコントロール出来ます。

 

 

スポーツ選手やアスリート達が緊張した場面で深呼吸するのは
過度に緊張しすぎた神経を緩めて

 

力を発揮するために呼吸を整え深呼吸することが有効だと知っているからです。

 

 

競馬で予想的中率の良い専門家は、馬の目を見て、呼吸の速さも感じて
実力を発揮するかを見分けていると聞いたことがあります。

 

 

 

自分も身体の調子が悪かった時
呼吸が浅くなり息苦しい感じが強くありました。

 

オプセラピーを受けると、頭が起き、背筋が伸び、胸が広がりますので
それだけでも呼吸が楽になります。

 

 

それに加えて呼吸法が大変効果があり
私はいつもお風呂につかりながら7分間

 

オプセラピーの気功圧で行っている呼吸法を行っています。

 

 

ある患者さんにこの呼吸法を教えたことがあり、毎日まじめに実践してくれているようで
調子の方もかなり良くなってきています。

 

希望者がいればお教えしますので、ご予約の際に申し出てください。

 

 

いわゆる一般的に言われている腹式呼吸とは違いますが
一般的な腹式呼吸でも効果はあります。

 

心を落ち着かせて、お風呂で7分間、ゆっくり深呼吸を習慣にしてみてください。

 

 

呼吸が変わり、睡眠が深くなり、疲れが取れるようになってきたら
体質も自然と変わっていきます。

 

 

外的ストレスは自分ではコントロールできません。

 

他人の言動や社会情勢など、自分でどうすることもできません。

 

 

だからこそ、自己防衛は、自分でコントロール出来ることを
使ってやっていくしかないのです。

 

 

毎日7分間、呼吸だけに集中する時間、とか

 

たまに、海や山へ行きマイナスイオンが充満した空気の中で
思いっきり深呼吸してくることなどは

 

百薬に勝る健康への宝珠なのではないでしょうか。

 

 

皆さまの今年一年のご健康を心よりお祈りしております。

 

 

 

 

 

今月のおすすめ本

 

心理学で“りフレーム”という手法があります。

 

自分の周りに起こる出来事全てに
自分の良い解釈の“枠”をはめなおしてしまうという考え方です。

 

 

例えば、自分の家の周りにタバコの吸い殻がいっぱい捨てられている状況があったとして

 

それに対して怒りの感情をもつのではなく
捨てる人は一緒にその人の運も捨てているし

 

それを拾ってきれいにしている自分はその運をもらっているのだから

 

こんなにせっせと幸運を運んできてくれてうれしいなあ

 

と勝手に良い方へ解釈してしまうことです。

 

 

 

このいわゆる“なんでも喜ぶゲーム”をして
自分ばかりか自分の周りの人達も幸せにしていく物語があります。

 

ぜひ幸運な一年を引き寄せるためにも読んで頂きたい一冊です。

 

 

自律神経と呼吸法

 

 

 

 

 

題名 「少女パレアナ」
著者 エレナ・ホグマン ポーター
翻訳 村岡 花子
発行元 角川文庫
価格 580円(税込)

 

 

 

あとがき

 

オプセラピー白葉として院が稼働しはじめてから
ちょうど一年になります。

 

皆さまのおかげさまをもちまして
なんとか一年やっていくことが出来ました。

 

心より御礼申し上げます。

 

 

また、新たな一年が始まりますが
さらに精進し、少しでも皆さまにお役にたてるよう
努力いたしてまいりますので

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

この一年、皆さまにたくさんの良きこと
幸せが訪れますように

 

ご自愛くださいませ。

 

 

 

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