鼻呼吸

鼻呼吸と あいうべ体操

シロハ便り 第72号 2015年1月

 

鼻呼吸と あいうべ体操

 

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 

 さて、新年の一発目でご紹介する、今回のテーマは、よくよく心してお読みください。
 免疫疾患や体調不良、アレルギーなどに抜群に効果的な方法です。特にインフルエンザの流行る時期ですが、これならそもそもインフルエンザに
かかりません!
 ここまですごいとは知りませんでした(@_@;)

 

鼻呼吸と『あいうべ体操』

 

 風邪をひけば抗生物質、熱がでれば解熱剤、胃腸の調子が悪ければ胃腸薬、皮膚炎ならステロイド、コレステロールの数値が高ければ下げる薬、高血圧には降圧剤・・・・・病気が病気を呼び、どんどん薬が増えていく。
 このような医療の現状であっても、それに逆行し、様々な症状がでることに対して、その根源に注目し、その根本原因を診ることで、体とか生物としての命を全体的に診て良くしていこうとしているお医者さんもいらっしゃいます。

 

 そんなお医者さんのひとりが提唱している『あいうべ体操』をご紹介します。これは、要は鼻呼吸をしっかり出来るようにするために口と舌を鍛える体操です。ものすごく簡単ですが、その効果はすごい!!裏を返せば、口呼吸による健康への弊害がものすごいってことです!!
 詳しくは今回ご紹介する本を読んでください。特に次に上げる人は絶対です!

 

◆ 喘息などの呼吸器系疾患の人
◆ アトピー性皮膚炎や乾癬などのアレルギー性皮膚炎の人
◆ 鼻炎や花粉症などのアレルギー性疾患の人
◆ 関節リウマチや潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患の人
◆ うつやパニック障害などの精神性疾患の人

 

 その他にも、人がかかる病気の7 割は口呼吸がもたらすものと、この先生は言っています。最近テレビにも取り上げられ、この『あいうべ体操』を実施している岐阜県のある小学校では、例年インフルエンザにかかり欠席する児童の数が200 人だったのに対して、『あいうべ体操』を徹底させてやらせた年に欠席者は33 人に激減した実績があります。
 なぜ、口呼吸をやめて鼻呼吸にしただけで、様々な疾患が治癒していくのかも、この本にはよく書かれていますが、大きな理由は2つ、簡単に説明しておきます。

 

 まず、免疫機能と自律神経の関係です。これと同じようなこと、私も何度も説明していますので、ちゃんとした医師がこれを書いてくれていることに、感激しました。免疫機能には2つの異なる成分があり、その成分バランスが60対40の時に正常な働きをします。この60対40の成分バランスを決めているのが自律神経の交感神経と副交感神経のバランスです。そのどちらかが過剰に強くなると、この60対40のバランスが崩れて、免疫が過剰反応し、内分泌系の疾患やアレルギー反応を起こします。
 私は脳幹の司令を自律神経に伝える電気信号を妨げている頸椎のズレを修正することで、自律神経のバランスを整えるという方向でのアプローチができます。しかし、それだけではなくて、口呼吸をやめ鼻呼吸をすることで、この60対40の成分バランスを整えることができるのです。(両方からアプローチできる皆さんは最強で
す)
 口呼吸では、空気中の菌やウイルスがノーチェックで体に入ってきますので、免疫機能の顆粒球(60対40の60の方)が常にフル稼働している状態になり、そこから免疫機能が上手く働かなくなり、自律神経も乱れ、常に口や喉に炎症を持ち続けることになります。

 

 口呼吸⇒顆粒球の活動激化⇒活性酸素大量発生⇒交感神経の過負荷⇒自律神経の乱れ・・・このような経緯で自律神経のコントロールが乱れるとは、目から鱗でした。正しい鼻呼吸をすることによって、この悪循環を断つことができれば、かなりの免疫系の異常や自律神経に起因する精神性疾患は改善すると、この先生は言いきっています。素晴らしい!!

 

 そして2つ目の理由は、常に口や喉に炎症を持ち続けることになると、その炎症はこれといって自覚できる症状を出さないことが多く、この自覚はないけれどもどこかに存在している炎症が、他の器官への炎症を引き起こす現象です。医学用語で『病巣疾患』と言うもので、ここから万病が発生しているそうです。
 これも、私がいつも言っていること⇒「坐骨神経痛は自覚のなくなった腰の痛みが残っていて、そこから飛んできている痛みですよ」・・・に似てますよね。体の疾患も、炎症や症状のある部位だけを見ていては根本的に治らないと、この先生も主張しています。その症状を引き起こしている隠れた自覚のない炎症があるはずだと。  それが口呼吸で引き起こされている炎症なのだそうです。だから、口呼吸をすぐに速やかにやめ、鼻呼吸をすべしということです。
 しかも、自分は口で呼吸していないよ・・・と思っている人でも、自覚していないけれども口呼吸になっている人がとても多いのが現状だそうです。口まわりの筋力の低下で舌を支えられず、正しい鼻呼吸になっていない人も多いということです。

 

 私は、ずっと口呼吸しか出来ませんでした。初めてオプセラピーを受けた時、腰痛が劇的に楽になったことに感動しましたが、実は一番驚いたのが、鼻で息が吸えるようになったことでした。呼吸も全体的に楽になったこともはっきりと覚えています。
 オプセラピーの施術を受けると鼻の通りがよくなり呼吸が楽になると言われる患者さんも多いので、かなりの鼻呼吸への効果もあると思いますが、それにプラスして『あいうべ体操』を毎日実施すればすぐに鼻呼吸が身に着くと思います。その結果、思わぬ驚異の治療効果が出てくると思います。

 

 

今月のおすすめ本

 

 『あいうべ体操』のやり方、とっても簡単です。でも、そのやり方はここでは書きません。この本を買ってください、そして熟読してください。薬にいつまでも頼っていたくはない人、どうしても治したい疾患のある人は、絶対に読むべきです。

 

あいうべ体操と口テープが病気を治す! 鼻呼吸なら薬はいらない
今井 一彰
4103366516

 

[インフルエンザ予防] ブログ村キーワード
[あいうべ体操] ブログ村キーワード

 

 

あとがき

 

 とは言っても、『毛管運動』と『あいうべ体操』は、オプセラピーとの組み合わせで、魔法の杖になる可能性があるので、ぜひ広めていきたいと思います。やり方も毛管運動のプリントに追加して作りますのでお楽しみに♪

 

ランキングに参加しております。

 

この記事がお役にたてましたら、応援クリックいただけると
うれしいです(^-^)

 

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村 ← こちらです♪

鼻呼吸と あいうべ体操関連ページ

自然治癒力の使い方
自然治癒力とはどのようなもので、どんな働きをしているのかを書いています。
自然治癒力を引き出す、『ゆる〜いギブス』
自然治癒力とはどのようなもので、どんな働きをしているのかを書いています。
湿潤療法とは
自然治癒力とはどのようなもので、どんな働きをしているのかを書いています。
れもんが肩を怪我した時
自然治癒力とはどのようなもので、どんな働きをしているのかを書いています。
手作りハンドクリーム
手作りハンドクリームで、かかとの角質がきれいに。。
毛細血管を開く運動
毛細血管を開く毛管運動が体の機能回復にとってもよい効果を発揮します。
自己治癒力の初動
怪我をすばやく治すため、自然治癒力の初動が大切です。
最高の良薬は血液だ
全ての痛みや不調のある部分には末梢血管の血流障害があります。
睡眠の質と血液の関係
睡眠の質が及ぼす血液への影響について
血液の量と質
血液の質をよくするために栄養に気を配りましょう
体が修復されるための必要条件
体が修復されるための必要条件はこれです。
人の健康、細胞の健康
人は細胞の集まりならば、その細胞の健康と人の健康は密接な関係にあります。
膝の半月板損傷とその後
自然治癒力でヒザの痛みがどこまで治るかの記録です。
体が痒くなる冬の乾燥肌
肌の皮脂を落としすぎると乾燥肌になってしまいます
回復力が違うのだ
回復力の差とはどういうものかについて