白葉整体院

筋力低下とは何?

シロハ便り 第103号 2017年8月

 

筋力低下とは何?

 

 先月は右膝の半月板の手術のため1週間のお休みを頂きまして、ご不便ご心配をおかけし
申し訳ありませんでした。
 おかげさまで、とても順調に回復しております。

 

 右膝の半月板の部分切除を行ったわけですが、術後もまず理想的な回復具合でした。手術室から病室へ帰ってきてすぐに、自分で自分の首を調整し、その後病室でずっと毛管運動をしていました。

 

 術後すぐに立つことが出来て、全く痛みもなかったし、すぐに歩けました。毛管運動をしたら、術後腫れていて曲がらなかった膝が、すぐに曲げられるようになり、普通に歩けました。

 

 毛管運動はやはりものすごくいいです。 皆さんもがんばってやってくださいね♪

 

筋力低下とは何?

 

 今回の右膝の半月板の手術を受けるにあたって、10年ぶりに入院したのですが、改めて思ったのが、やっぱり入院って嫌ですね((+_+))

 

 10年前は、左膝の半月板の手術をするのに入院し、今回も同じ病院に入院して、右膝の半月板の手術を受けました。 前回と違っていたことは、前回は大部屋に入っていたのですが、今回は大部屋が空いてなかったという理由で個室に追加料金なしで入れてもらったことです。

 

 さすがに入院日当日にそれを知ってビックリしました。しかも入院と手術の日を決めたのは1カ月も前の話です。大部屋が空いていないとは、にわかには信じられませんでした。

 

 よもや、私がこういう仕事をしているのをネットか何かで知って、うるさそうだから隔離しておこうという上からの忖度が働いたのではないかと、本気で疑っています。

 

 でも、ラッキーでしたので、ありがたく快適な4日間のプライベート入院ライフを満喫してきました(*^_^*)

 

 おおむねいい子してました(嫁さんからは看護師さんに口答えするなと言われていたので・・)、でも、リハビリ担当の理学療法士さんにはちょっと色々言ってしまいました。 「僕はリハビリはいたしません!!」ときっぱり宣言しちゃいました。 10年前はリハビリとかうるさく言われなかったのですが、月日と共に色々医療の現場も変化するんですね。

 

 今回は、手術前に松葉杖の使い方を練習させられ、手術の翌日にはもうリハビリのメニューが組まれていました。 僕はやりませんと宣言していたのですが、一応説明と練習はしたという書類にサインをしなければならないようで、しかたなくリハビリ室へつきあって説明を聞きました。

 

 驚くことに、術後1日しか経っていなくて当然腫れている膝で、その下にタオルを丸めてそれを押しつぶすような筋トレをやれというのです。

 

 「この状態でここまでやらせるのか!」と、ちょっと怒ってしまいました。 絶対にいけない! しかも、腫れている膝の曲がりが悪いのは当然なのに、無理に限界まで曲げるようにするトレーニングとかもあり、そんなのもってのほかだ! 絶対にやらん!! とにかく話は聞いたしサインはしてあげるからと言って、書類にサインだけしてさっさと病室に帰っていきました。

 

 確かに私にも、手術直後では筋力の低下が起こっていました。 手術室から病室に帰ってきた直後に、仰向けで寝ている状態で手術を受けた右足を上げてみましたが、力が入らず全く上がりませんでした。

 

 そこで、私は自分で自分の頸椎の調整をしてみたところ、今後は全く問題なく軽く足が上がりました。 そして、術後で腫れていて全く曲げることの出来なかった膝は、毛管運動を15分行ってみたらスッと曲がり、右足を引き摺るように歩いていたのが、ほぼ普通に歩けるようになりました。 無理にリハビリをやっても、すぐにこのような回復はしません。

 

 手術直後では、全身麻酔の影響と手術による患部へのダメージのため、脳が身体と患部を動かさないように、安静にさせるため、筋肉へ伝わる電気量を抑えている状態です。そこから時間の経過と共に患部の回復具合によって、脳は身体を動かせる程度や範囲を計算しながら、電気量を徐々に増やしていくのだと、私は考えています。

 

 私は自分で頸椎の調整が出来るので、脳からの電力を絞っている元栓になっている頸椎の神経圧迫を調整し、手術直後にその元栓を半強制的に開いてしまいました。

 

 患部である右膝には、無理に筋肉を動かすことをするのではなく、やったのは毛管運動による血管管理と血流コントロールです。

 

 手術後に起こる筋力低下は、患部の筋肉をトレーニングして動かすという発想では、筋力が増すどころか患部の回復を遅らせ、古傷になったり怪我の再発につながることになると思います。

 

 ゆえに私はリハビリを拒否し、ずっと毛管運動のみをやっていました。 患部にしっかりと血液を送り、細胞レベルで筋肉を柔らかく保つことが怪我や手術でのダメージを回復させるのに一番の近道だと思ったからです。

 

 絶対に無理な筋トレなどで患部にストレスを与えるべきではないと思います。

 

 10年前に左膝の手術を受けた時には、術後に痛みが強くあり、すぐには立てず、しばらく松葉杖を使っていました。 その時は、まだ私もこの仕事をしていなかったので、身体のケアもそれほど出来ていませんでした。

 

 しかし、今回は、手術前に私の施術を出来るようになってきた講座の受講生の方々に、バッチリ私の調整をしてもらってから手術を受けに行きましたので、術後もすぐに立ち上がることが出来、全くチクリとも痛みはなかったです。 その後の回復も断然早かったです。

 

 これを書いているのは手術後3週間を過ぎた頃ですが、もう、れもんと散歩に行って、小走りも出来るようになっています。

 

 今回の件で、改めて、頸椎の調整をする意義と毛管運動の驚くべき効果を再確認することが出来ました。そして、はっきりしていることは、関節の痛みは、決してその関節の骨の問題が全てではないということです。

 

 先日もNHKの『がってん!』でやっていましたが、新潟のある町で、そこに住む大多数の人達に、定期的に膝のレントゲン検査と問診などに協力してもらい、そこから膝の痛みを研究しているドクターの話題を見ました。

 

 その調査の結果、膝関節症と診断され、膝の軟骨がほぼなくなっていて骨同士が擦れ合っている状態の人の内、実に53%の人達が実際には膝に痛みを感じていないということでした。

 

 手術をしなければ取れない痛みもあります。しかし、それだけが痛みの全ての原因ではない! 私の場合は、自分の頸椎の調整と毛管運動によって、それ以外の原因を全てクリアーにした上で、最後に残った関節の原因を取り除いてきました。

 

 だから回復が早いのも当然ですし、傷が回復すれば脳側から動かしていいよという指令がかかり、きちんと電力を戻してくれるので、筋力が落ちることはなく、全てが回復した後で、運動なり筋トレなりをして筋肉量を増やせばいいことです。

 

 それが私は正しい手順だと思っています。

 

今月のおすすめ

 

 皆さん、お腹、冷えてませんか? 夏の気温が1度上がると10%売り上げが上がると言われているものがあります。 それは正露丸です。

 

 それだけ暑くなると冷たいものを飲んだり食べたりするし、クーラーも強めにかけるようになるので、お腹が冷えるという証拠です。

 

 胃腸の調子が悪い人はもちろんのこと、夏にお腹を冷やすと免疫力が低下し、秋から冬にかけてインフルエンザにかかりやすくなります。 クーラーを使っていてもいいですからお腹だけは冷えないように腹巻を使いましょう。

 


 

あとがき

 

 皆様に協力して頂いていた筋電計での検査ですが、諸般の理由により、今月以降順次中止させて頂きたいと思います。
 今後はどうしても必要な方か希望者のみ計測させて頂きます。

 

 今まで蓄積させて頂いたデーターから知りえたことを、今後はさらに施術に活かしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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