コロナウイルスを地球から考えてみる

コロナウイルスを地球から考えてみる

シロハ便り第135号 2020年4月

 

コロナウイルスを地球から考えてみる

 

 今年は桜の開花が早かったですね。 いつもは人混みが嫌なのでお花見には行かないのですが、今回は、コロナの影響で例年ならば行けない所に行けるチャンスだと思い、屋形船に乗ってきました。

 

 コロナの感染が報道された屋形船は、お花見シーズンでも予約ががら空きで、例年なら桜の開花宣言があってからだと予約は取れないでしょうが、今年はどの屋形船でも本当に人が少ないです。

 

 桜を見るのに、昼間の船に乗りたかったのですが、人が集まらず出航予定が立たないということで、夜の便に乗ってきました。

 

 隅田川沿いの桜は満開でしたがライトアップもあまりしてなくて、桜はよく見えなかったのが残念でしたが、快適な初の屋形船でした。

 

 スタッフの人たちもすごくよくやってくれていて、衛生面やコロナ対策もしっかりしていました。 また、応援にもなるし行きたいと思います。

 

コロナウイルスを地球から考えてみる

 

 連日、新型コロナウイルス感染拡大関連のニュースが飛び交っています。 ヨーロッパ諸国の国家元首は、これは戦争だと言い非常事態宣言が言い渡され経済的にも大打撃を被っている状況です。

 

 新型コロナウイルスの感染で肺炎になり重症化する人や亡くなる人が増え続けているのは問題ですし、それにより経済が停滞して世界的大不況が起こるのも大きな問題です。

 

 日本では世界的に見れば、かなり持ちこたえている状態だと言えるでしょう。 やはり日本人はきれい好きで衛生管理が諸外国に比べて基本的にしっかりしているのと、医療体制と皆保険により重症化をかなり防げているのだと思います。

 

 しかし、長期化すれば、新型コロナウイルスでの死亡者数よりも圧倒的に経済的影響で命を落とす人の数が多くなるのも心配です。

 

 日本全国での自殺者数は年間約2万人で、一番は健康上の理由から命を絶つ人が多いです。 そして、2番目に多いのが経済的な理由から命を絶つ人です。

 

 リーマンショックの時には8,000人が亡くなっています。 景気の良い時でも、年間3,000人の人が経済的理由で命を絶っていて、リーマンショックの時の不況では、それより5,000人も増えています。

 

 今回のコロナショックではリーマンショックの時を上回る経済的打撃が確実だと言われていますので、経済的支援をしっかりとやりつつ経済活動を再開させながらコロナ対策をしていくという問題があります。

 

 極論では、皆が感染して自分で抗体を作ってしまう集団免疫という考え方もあり、ちょこちょこメディアでも議論されています。

 

 風邪やインフルエンザのように、誰でもかかるものとして、経済活動や行動の自粛は行わず、感染したら重症化しやすい人の行動や治療を注意することに特化するという考え方は、乱暴なようですがある意味合理的でもあります。

 

 さて、新型コロナウイルスに対しての混乱はしばらく続くでしょうし、人類の取り組み方は、様々な意見や考え方もありますが、今回のテーマはそこではなく、これって人間目線での話だよね!ということを書きたいと思います。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大で、外出制限や活動自粛や入国制限などがかなり厳しく世界的に行わることによって、人や物の移動が激減したことにより経済的には大打撃ですが、人の経済活動が制限されることにより、かなりの温暖化対策になっています。

 

 二酸化炭素の排出削減目標で揉めていたのがアホらしいほどの削減効果をコロナがやってくれています。

 

 この新型コロナウイルスを地球目線から考えて見ると、地球にとっては人がウイルスで、コロナウイルスが抗体なのではないかと思うのです。
人間のやっている経済活動は地球から見ればウイルスのようなもので、資源を掘り起こし温暖化物質を排出し汚染物質を垂れ流し、地球のあちこちで炎症を起こしています。 

 

 その結果が温暖化で、地球が熱を出しているように見えてしょうがないです。 気候の異常高温や大規模な森林火災しかり、熱を出して苦しんでいるのは地球の方で、咳やくしゃみが出れば大規模な台風になり、鼻水を出せば各地で洪水が起こる。

 

 地球から人類に対して、『コラ!ええ加減にせえよ!!』と言うことで、抗体となる新型コロナウイルスを作って、人というウイルスを抑え込もうとしているように見えてなりません。

 

 人類は負けない! 必ず新型コロナウイルスに打ち勝つ! その象徴として東京オリンピックも成功させる! と言ってはいますが・・・・ 人類が戦うべき相手は自分自身なのではないかと。

 

 やるべきことは、ウイルスに対抗するための薬やワクチン開発もわかりますが、それ以上に、人が地球に対してのウイルスにならないようにする対策であり、その取り組みだと思うのです。

 

 コロナウイルス感染が収まってきたとしても、地球を汚し続ければ、今度はもっと強力な地球にとっての抗体、人にとってのウイルスを地球は作り出し、新型コロナウイルスの感染力を持ちながらエボラウイルスのような致死率を持つスーパーウイルスで人(ウイルス)を駆逐しださないとも限らない。

 

 それを考えると、まだこの新型コロナウイルスはやさしい方なのではないかと・・・ 

 

 圧倒的に軽症で済む人が多い分、知らずに感染を広げてしまうという特徴は、人の活動を制限させるには最もやさしく効果的な方法であり、これほどの温暖化対策はないというくらいです。

 

 地球の資源を食いつぶすのが先か、地球が抗体を作って人を駆逐するのが先か・・・その前に未来を担う子供たちが、近い将来に全く新しいエネルギー源を開発してくれることを願わずにはいられません。

 

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 昼間に行けたら、もっときれいに桜が見えたと思いますが、屋形船で見る夜景はきれいでした。

 

コロナウイルスを地球から考えてみる

 

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