電磁波の影響

電磁波の影響

シロハ便り 第169号 2023年2月

 

電磁波の影響

 

 年末年始を、いすみ市の民泊で過ごしたのですが、お家を一軒、貸し切りで2泊3日泊まりました。

 

 そのお家は、同じ敷地内にオーナーさんも住んでいて、とてもよくして頂きました。そして、そのお庭では、焚火やバーベキューができます。

 

 バーベキューは、寒すぎるのでやりませんでしたが、焚火はさせてもらいました。

 

 焚火なんて何十年ぶりだろうと思いましたが、すごく癒されました。炎のゆらぎ、パチパチという音、暖房器具とは違う火の温かさ、見ているだけで無心になれます。

 

 一人キャンプで焚火をしに行くのが流行っていますが、気持ちがわかりますね(^^;

 

電磁波の影響

 

 日々、様々な電化製品に触れ、スマホやパソコンも手放せない日常にあって、電磁波の影響を気にされている方もいらっしゃると思います。

 

 そこで、そもそも電磁波って何?とか、電磁波の影響って実のところどうなの?というテーマについて書いてみたいと思います。

 

 究極的に言えば、光も電磁波になります。目に見えない周波数のあるエネルギーは全て電磁波と定義されます。

 

その周波数と波長によって、放射線とか電波とか光とか、いろいろその性質が分かれるわけです。

 

 周波数とは、1秒間に振動する波の数のことを言います。波長とは、振動している波の1回の頂点から頂点までの長さを差します。

 

 この周波数が多く、波長が短いほど、エネルギー量が大きくなり、その影響も大きくなります。そして、周波数が多いということは、その分波長も短くなるので、物質を通り抜けたり物質に変化をもたらしたり出来ます。

 

 例えば、レントゲンで使うエックス線の周波数は、30000000000000000回です。数えるの大変ですね、億兆ときて、その上の京という桁になります。3京回も1秒間に振動しているのです、なんか怖いですね。

 

 周波数が多いということは波長が短くなるということです。エックス線の波長は0.00001mm、10万分の1ミリメートルです。だから身体を透けて見えるんですね。

 

 このエックス線も頻繁に大量に浴び続けると細胞にとって悪影響が出ますので、医療においてきびしく管理され適切に使用することが義務付けられているのは当然のことです。

 

 これに比べて携帯電話の電波は、周波数が330回くらいで、波長が10cmもあります。このくらいの周波数と波長ならば、人体にはほとんど影響がないと言われています。

 

 あと、見るからに気持ち悪いのが、送電線ですよね。鉄塔が立っていて、何本もの送電線が走っていると、その下を歩くだけでも気分が悪くなる感じを受けます。

 

 しかし、送電線を流れる電流から起こる周波数は、たったの50回で、波長はなんと5000kmもあります。超低周波と言われていて、エネルギー量は極端に低いものです。

 

 以上のことから、人体に影響のあるエックス線や、もっと強いエネルギー量で医療において癌を焼き切るようなガンマ線(ガンマナイフとして医療に使われるもの)などは、しっかり管理されていて、身の回りにある電化製品や電波や送電線などからの電磁波では、人体の細胞に悪影響が起こることはないというのが、科学的な見解として公表されています。

 

 ただ、全くなにも影響がないとまでは、科学的にも言い切っておらず、研究や検証は引き続き行っていくものとしています。

 

 さて、では、ずっと毎日パソコン仕事などをしていて感じる、身体の芯からくるような疲労感や重さは何でしょうか? 気のせい? 別の原因?

 

 ここでもう1つ、電磁波に含まれているものがあります。 それは電流が流れるところには必ず起こる『磁界』という磁力の場です。

 

 皆さんがイメージする電磁波とは、電波などの周波数よりも、こっちの磁界の方なのではないでしょうか。

 

 電子レンジとかIHコンロなどを使っている時などに近くにいると、なんかぐわ〜んとしたものを感じるあれです。

 

 電流が流れれば、必ず磁力が発生し磁界を作り出しますので、多かれ少なかれ磁力を浴びている可能性はあります。

 

 ただこれも、どれだけの影響が人体にあるのかは、はっきりとは分かっていませんし、ほぼ無いに等しいというのが科学的な見解です。

 

 しかし、感覚的には影響を全く受けていないということは信じがたく、電磁波(磁界)を浴びない場所に行くと身体が軽くなったりする経験もあるのではないでしょうか?

 

 うちが年末年始に行った千葉県いすみ市にある「いすみ鉄道」では、『何もないがある』という素晴らしいキャッチコピーを打ち出して人気が出ました。

 

 何もない田舎だけど、何もないがあるよって素敵ですよね。科学文明の作った電気も何もないところで心身共に癒されるイメージが沸きます。

 

 あと、焚火もすごくいい癒しになるのですが、火は放電する性質があります。静電気が溜まって玄関のドアノブでバチってなるような冬の乾燥した時期、ライターに火をつけてしばらく持っていると静電気が抜けてバッチってこなくなります。

 

 でも、家の玄関先でライターに火をつけてボーっと立っていて、通報されると困るのでおすすめはしません。静電気対策はいろいろグッズがあるので、それを使いましょう。

 

 これと同じように、焚火では炎が放電してくれるので、身体の細胞に溜まった電磁波が抜けていくような気がします。

 

 どうしても身体の芯に残る疲れが抜けていかないと感じた時は、何もない所に行って、身体に溜まった電磁波か何かを抜いてくることも、すごくいいかなと思います。

 

おすすめ

 

 去年もご紹介しましたが、梯谷幸司さんの著書「本当の自分に出会えば、病気は消えていく」はどうしても読んでおいて頂きたい名著です。

 

 全ての体調不良、病気、慢性的な症状、痛みは、その人の思い込みや物事への捉え方から起きています。病は気からといいますが、そのシステムが詳しく解説されている本です。