自律神経

自律神経とストレス

シロハ便り第11号 2009年12 月

 

自律神経とストレス

 

いよいよ師走に入りました!

 

今年も残すところあとわずかと
なります。

 

 

本年中は、皆さまに大変
お世話になり

 

おかげさまで忙しく過ごさせて
頂きました。

 

 

沢山の方々との出会いがあり
学びがあり

 

そして奇跡的な回復を遂げられた方も
多くいらっしゃいました。

 

 

皆さまからは、多くの喜びを与えて頂きました。
本当にありがたい限りです。

 

皆さまにとって、健康で気持ちの良い
年の暮れとなりますように

 

そして新年を迎えられますように
お祈りいたしております。

 

自律神経とストレス

 

[自律神経失調症] ブログ村キーワード
[ストレス] ブログ村キーワード

 

前回、自律神経と冷え性についてお話させて頂きました。

 

自律神経は緊張させる神経(交感神経)と
緩める神経(副交感神経)とが作用しあって

 

生命活動を維持する役目を持った大切な機能であり
意識とは別に自動的に働くものです。

 

 

この自律神経のバランスが崩れると

 

様々な体調不良、冷え性、不定愁訴に繋がっていきます。

 

 

 

その原因として

 

「ストレスですね〜」

 

などと、よく言われますが
そのストレスを100%取り除くことは不可能です。

 

 

では、どのように改善していけば良いのでしょうか?

 

 

 

そもそも、自律神経を正常に働かせるためには
ストレスは必要なものでもあります。

 

つまり、人間の身体は、緊張しっぱなしでも
緩みっぱなしでもいけないということです。

 

 

適度な外的ストレスは、身体の機能を活性化させ
健康な状態を維持しようと身体の各器官に程良い
緊張感と抵抗力を与えます。

 

 

定年退職後に急に老けこんでしまったり
体調を崩したり

 

大きな仕事の後や、大きな問題がなくなった後で
どっと疲れが出たり

 

体調に異変を感じたり、等々・・・

 

「緊張の糸が切れた」とか、言いますよね。

 

 

健康にとって、ストレスが全て悪いわけではないのです。

 

問題は、自分のコントロールが全く効かなくなった
過度のストレスです。

 

 

ストレスは、外的要因であるため、全てを自分のコントロールの下に
置くことは不可能です。

 

例えば他人の言動とか、仕事や経営でのお金の問題

 

これらを全てコントロールできたら

 

王様であり、支配者であり、独裁者でしょう。

 

 

 

全てを手に入れ支配したとしても

 

健康問題だけは一生ついてまわりますし

 

健康ではいられなくなることは歴史が何度も証明しています。

 

 

 

生きた鮮魚を生きたままお店に輸送する際に
生存率を高める方法があるそうです。

 

それは、違う種の魚とか天敵となるものを一緒に
入れて輸送するのだそうです。

 

いわしを運ぶ際に、いわしだけを入れて輸送するより
いわしを餌とする魚を一緒に入れておくほうが緊張感が出て
輸送中の生存率があがるのです。

 

 

話がそれましたが、ある程度のストレスは
健康のためには必要であるということです。

 

 

そのストレスが、自分が耐えうる限界値を超えてしまうと
今度は健康を害する最大の原因要素となります。

 

 

その境目は何なのか?

 

 

私が考える、「健康に良い適度のストレス」と
「健康を害する過度のストレス」とを見分ける境界線は

 

 

 

 

【一点に囚われた心の状態】

 

 

 

 

だと思っています。

 

 

剣豪 宮本武蔵が、剣の極意を説いた書でこう言っています。

 

「心自由に動かざる時、身体も自由に動かず」

 

 

健康を害するほどのストレスを感じる問題を解決する最良の方法は
問題を倍にすることだと何かで読んだことがあります。

 

大きな問題だと感じていること、その一点に心を囚われているよりも
もっと大きな問題を作って

 

その別の問題に意識と心を向かわせることのほうが
格段に精神衛生上良いのだそうです。

 

 

うつ病を患って入院していた患者さんが

 

ある日、その病院が火事になり

 

「おい! ちょっと手伝ってくれ!」 と声をかけられ

 

消火活動や寝たきりの患者さんの搬送を、火の手が上がる中

 

必死に行った後、急速に症状が改善していったという話は有名です。

 

 

 

何か一つの大きな心配ごとや問題に、心が囚われているから
心も身体も自律神経も自由に動けなくなって健康を害するのです。

 

 

解決策として、ある程度のストレスのかかる物事に新たに挑戦してみることが
良いと思います。

 

気分転換や気晴らしや、ストレス発散が苦手な人は
少しやり方を間違えていることが多いです。

 

 

「ある程度、ストレスのかかる物事をする」

 

というのが、大きなポイントです。

 

 

 

楽しいけど、命の危険もあるアウトドア活動(山登り、サーフィン、スキーなど)とか

 

上達しているはずなのにどうしても自分が許せないくらい悔しいミスをする競技
(ゴルフ、野球、ダンスなど)とか

 

人目に付く事(カラオケ、コーラス、発表会など)です。

 

 

命の危険とか、悔しいミスとか、人目に付くなどは、一種のストレスです。

 

 

そこで工夫や上手くいく研究をするようになれば
心は囚われていた物事から一時引き離されます。

 

 

多種多様のストレスを渡り歩いた心は

 

ストレスを感じることもできるし

 

ストレスから離れることもできるようになります。

 

 

 

だからこそ、休めることもできるのです。

 

 

 

 

真に心と身体を休ませるには

 

ストレスから逃げることではなく上手にストレスを使い
心を自由に動かすことにあるのではないでしょうか。

 

 

一つのことに悩み苦しんでいたら、もっと問題が大きくなります。

 

ありがたいことに、1日は24時間で誰にでも平等です。

 

ストレスが1個から10個に増えても時間は1日24時間です。

 

 

だから、一つ一つのストレスは減っているはずです。

 

 

 

自律神経の不調は

 

まず、オプセラピーで脳幹を活性化させた後

 

ゆっくり休んだら、いろいろな物事に興味をもち

 

様々なストレスを出来るだけ数多く楽しむことで、大きく改善されていくことでしょう。

 

 

 

ストレスの問題、自律神経の問題、うつ病の問題については
今後も機会をみて、様々な視点からお伝えしていこうと思います。

 

何らかの参考に、お役に立てればうれしいです。

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

秋も深まったと思っていたら、もうすぐ2009年も終わり
新年を迎える準備へと慌ただしさが増していきます。

 

 

日が短くなり、暗くなるのが早くなってきて
気温の変化も大きい秋は、なんかさびしくなってきて嫌だなあ〜・・とか

 

冬はとにかく寒くて苦手・・・冬って嫌だなあ〜・・・とか。

 

 

以前はよく、そう思っていました。

 

 

 

秋には秋の楽しみがあり、冬には冬の楽しみがある!

 

そう思えるようになったのは、いつ頃からだったでしょうか。

 

 

今は、おかげさまで、慌ただしくも穏やかに毎日を過ごさせて頂いております。
やりたいこと、挑戦したいことも沢山あります。

 

 

来年は、さらに目の回るような忙しさとなっていきますが
夢中で没頭できる仕事がある喜びは

 

何にも代えられない幸せなことと、毎日、感謝でいっぱいです。

 

 

皆さま、ご自愛ください。 そして、よいお年をお迎えください。

 

 

また、身体から、不調のサインがありましたら、私はここにおりますので、ご連絡ください。

 

来年も、皆さまに、良きことが、なだれのごとく起こりますように、祈っております。

 

 

 

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