痛みと不調と不安

痛みと不調と不安

シロハ便り 第162号 2022年7月

 

痛みと不調と不安

 

 6月の陽気も激しかったですね。 前半は寒い日が多くて、後半からは猛暑日が続いています。

 

 前回のシロハ便りで、紫外線について書きましたが、熱中症を起こすのは赤外線による影響が大きいです。

 

 日傘や帽子で紫外線対策をしている人で、その色は、黒と白を比べると、黒の方が、紫外線をより吸収するので良いと思っている人、多いかもしれませんが、実はほんの少ししか変わりません。

 

 そのイメージで、黒とか色の濃い服とかアームカバーを、夏でも着ていたり付けていたりすると、赤外線を吸収し熱を溜め込んでしまうので、熱中症のリスクは高くなります。

 

 紫外線対策と熱中症対策を兼ねて気を付けるならば、なるべく日中の外出は控えることと、白っぽい服を身に着けることを心がけましょうね。

 

痛みと不調と不安

 

 身体のどこかが不調になったり、痛みが生じると、とても不安になりますよね。 それは、すごくよく分かります。 

 

 普段、痛くも何ともない時には、全く何も気にしていないわけですから、痛くなくて当たり前だった所が急に痛くなったり、突然身体の不調が起こったら、すごく不安ですよね。

 

 そこでその不安を取り除くためにまず始めることが、「何が原因だったのかな?」と、その不調や痛みが発生した原因を探り当てようとすることです。

 

 何かいけないことをやったのではないだろうか?とか、天候不順の影響かな?とか、歳のせいかな?とか、いろいろ考えてみても埒が明かないので、病院に行って検査を受け、いろいろな病名を聞いてくるのですが、じゃあどうしたらいいの?という部分では、これと言った根本的な解決方法はもらえず、対処療法をつづける羽目になります。

 

 もちろん、身体が不調を訴えていたり、痛みを出している原因はあるんですが、それは医学的なアプローチでわかるものではない場合がほとんどです。

 

 身体が色々な不調や痛みを慢性的に起こしつづけている原因は、身体の外からいくら検査しても、どんな精密な検査機器で調べても、これといった根源的なものを特定することはなく、仮にこれが原因ですとレントゲンの画像を見せられても、それが原因ではないことがほとんどです。

 

 そこで、なぜ身体が不調や痛みを作り出したのかを、脳にしっかりと精査してもらい、本来の自己修復能力が発揮される状態に戻そうとしているのが民間療法であり、僕が行っている施術でもあります。

 

 特に僕の行っている、上部頸椎カイロプラクティックの施術は、この能力に長けていて、痛みや症状を改善していくだけでなく、時間をかけて身体と脳が本来の能力を取り戻すにつれて、痛みや症状を出さない、もしくは出ても軽くすみ回復も早い状態への変えていくことができます。

 

 しかし、それでも対処できない症状や、きつい状態の不定愁訴が多く存在することもまた事実です。 

 

 やっていくうちに緩和はしていくことも多いですが、とても時間がかかったり、そもそも物理的に改善が困難だったり、身体が本来の状態に戻りようがないほどのダメージを受けていたりすることもあります。

 

 それでも、もっと良くならないかなと、日々研究を重ね、様々な領域から視点を変えて身体の症状を視ていくと、まだまだ不思議と改善させていく手段は色々とあるようです。

 

 とても不思議な現象なのですが、科学的にも解明されてきているのが、脳と思考によって細胞のふるまいが変わるという現象があります。

 

 病は気から、とよく昔から言われていますが、どうしても良くならない症状とか原因不明の症状が出た場合は、医師からでも、心の問題ですとか言われて、ストレスが原因でしょうね、と言われてしまうことも少なくありません。

 

 最終的には医療も匙を投げたか・・・!と、思わざる負えない感じで、治しようがない場合、心とかストレスとかのせいにされてしまいます。

 

 しかし、これがあながち間違いではなく、心の問題から、脳の思考パターンによって、その脳の電気信号を受けた細胞が、そのふるまいを変えてしまうということが、最新の細胞生物学や量子物理学の研究で分かってきているそうです。

 

 ただし、脳の思考パターンといっても、よく言われているような、地獄言葉、天国言葉のような、マイナスな思考や言葉をやめて、ブラスに働く考え方や言葉を使いましょうというような、分かっているけど出来ねーよ的な曖昧なものではなく、もっと深い部分での影響があるらしいです。

 

 そもそも、身体を構成している細胞は、細胞分裂によって日々新陳代謝を繰り返していますので、だいたい3年くらいで、身体の細胞が全部入れ替わると言われています。

 

 それなのに、痛みや不調を起こす細胞は、そのまま痛みや不調を繰り返すのは理屈に合わないということになります。

 

 つまり、その痛みや不調を作り出している、脳からの信号が変化しない限り、ずっと同じパターンを繰り返してしまうということらしいです。

 

 この同じパターンを繰り返してしまう原因となっている脳からの信号に影響を与えている原因が、心の問題にあるということで、それを割り出し削除してしまえば、不思議な回復が起こるという症例が数多くあります。

 

 このあたりの分野は、今まで触れてこなかったのですが、無視できない事が僕自身の身の回りにも起こってきてしまったので、只今、かなり興味津々で勉強中です。

 

おすすめ

 

 と言うことで、「病は気から」という現象を、かなり詳しく解説している本をご紹介します。 

 

 ここには、その原因となるものや、その対処法なども書かれているので、出来る人は実践してみてください。

 

 たぶん、そのうち、僕の方で、この本に書かれているよりも、もっと深い領域でカウンセリングをしたり、原因の削除をやってしまえるようになると思いますので、興味のある方はお楽しみにしていてください。


 

あとがき

 

 沖縄に住んでいる子供と札幌に住んでいる子供で、どちらが多く紫外線を浴びているかを調べたデータがあり、意外にも札幌の子供達の方が多く紫外線を浴びていたという結果が出ていました。

 

 理由の1つは、雪による紫外線の反射がすごいことと、沖縄の子供達は、強い日差しの炎天下では外に出ないのが常識として身についているそうです。

 

 猛暑日の炎天下に対する危機感の違いは、住んでいる地域によって違いますが、もう関東でも沖縄と同じくらいの危機感をもって夏を考えた方が良いと思います。

 

 くれぐれも、熱中症対策は万全を期してくださいね