蚊の対策まとめ特集

シロハ便り　第１９７号　２０２５年６月

　先月、お休みを頂いて、実に１０年以上ぶりに友人たちとゴルフに行ってきました(^^;

　僕も久しぶりでしたが、その日がゴルフのラウンド初体験の初心者の人もいて、色々と教えながら楽しくラウンドしてきました。

　初心者なので、その数週間前に一緒にゴルフの練習場に行ってそれなりにラウンドできるようにレッスンをしたのですが、すごく素直な人で、ラウンド当日の本番でも教えを守りつつ実にスムーズなプレーで、みんなストレスなく楽しんでゴルフをすることが出来ました。

　その人の運動神経やセンスも良かったのでしょうが、とにかく真っすぐ打てるクラブ１本だけを使って、色々と悩まずに構えたらすぐに打つことだけを心掛けてもらい、初心者とは思えないほどのナイスショットを連発してました。

　なんでもそうですが、基本が出来るまで、素直に出来ることを繰り返すって、何かを上達したかったら、一番大事ことだと改めて思い知りました。

蚊の対策まとめ特集

　やってまいりました！　今年も暑い夏が。　あまりにも酷暑で気温が高すぎると少なくなる傾向にはあるのですが、それでも早ければ５月から、遅くは１０月くらいまでは蚊がいます。

　僕は暑さには強いので、真夏でも外のウッドデッキで風に当たっている方が好きなのですが、それでもやっぱり嫌なのは「蚊」！！

　そこで今回は、蚊を防ぐ基礎知識とおすすめの防虫グッズについて特集していきますね。

　まず蚊は高温多湿が好きなので、湿気のある日本の夏は大好きな環境です。　蚊の種類は１００種類以上ありますが、日ごろ見る蚊は代表的な２種類で、「ヒトスジシマカ」と「アカイエカ」です。

　ヒトスジシマカは、音からして戦闘へりか戦闘機が迫ってくるような感じで、黒白の縞々のヤツです。　これは主に朝と夕方に活動が活発になります。

　アカイエカは、夜に活動が活発で、寝ている時に耳元で「プーン」と言うものすごくうっとおしいヤツです。

　蚊に刺されやすい人と刺されにくい人はいます。　まずは蚊が好きな血液型があって、好きな順番で並べると、O型→B型→AB型→A型　になります、O型が一番刺されやすく、A型が一番刺されにくいというデーターがあるそうです。

　次に蚊の好きな色、蚊が寄ってきやすい色があります。　好きな色の順番で並べると、黒→青→赤→黄→白になります。　濃いめの色で光を反射しにくい色は、蚊が認識しやすいらしいです。

　あと蚊の好む特性として、二酸化炭素が多いほど寄ってきます。　お酒を飲むと呼吸が速くなるそうなので、飲酒をしている人が刺されやすいのと関係があるそうです。

　汗の匂いも好きなので、汗っかきの人も刺されやすいです。　皮膚の水分量が多い人も蚊は好きなので、年寄よりも赤ちゃんや子供の方が、刺されやすく、また太っている人も刺されやすい傾向にあるそうです。

　まずは、これらの蚊の特性を知って、なるべく刺されないような対策を練っていくことが大切だと思います。

　また、蚊の発生を防ぐことも大事なことで、庭などで水の溜まりやすい物は片付けておきましょう。　蚊は水たまりに卵を産むのですが、この生命力はすごく強くて、卵を産んだ水たまりが乾いて水がなくなっても、この卵は乾燥にも強いので、また雨が降って水が溜まると復活してふ化してちゃんとボウフラになり成虫になって蚊になります。　

　特に古タイヤなどに水が溜まると卵を産み、乾いてもまた復活するので、タイヤを輸出入するついでに蚊が海を渡って輸出入されることがあります。　そのくらい生命力と繁殖力が強いですので、身近に水が溜まるようなゴミや植木鉢の皿など置きっぱなしにしないように注意しておきましょう。

　では、蚊に刺されないようにする防虫グッズ選びの注意点やおすすめの防虫グッズを見ていきましょう。

　蚊対策と言えば一番に思い浮かぶのが蚊取り線香ですが、これは日本が発明したもので、最初に発売した会社はキンチョーです。　その正式名称は「大日本防虫菊株式会社」というすごい名前です。

　キンチョー（金鳥）の蚊取り線香の缶に菊の花がプリントされていますが、防虫菊という菊があって、除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花に含まれる天然殺虫成分（ピレトリン）に防虫効果があり、その成分を線香に練り込んで作ったのが蚊取り線香だったわけです。

　この成分は、哺乳類・鳥類など恒温動物への毒性が低く、分解も早いという特徴があり、速効性と安全性に優れるため、広く利用されていて盛んに栽培されていましたが、近年ではピレトリンに類似したピレスロイドという化合物やメトフルトリンなどが使われています。

　虫よけグッズとして野外で活躍するのは、虫よけスプレーがあると思いますが、その成分で主に使われているのが「ディート」と「イカリジン」の２つあります。

　ディートは５０年くらい前から使われてきた成分ですが、神経毒の可能性が指摘され、使用には濃度により年齢制限や回数制限があります。　イカリジンの方は、そのような制限はないのですが、効果対象の虫が少なくなります。　

　イカリジンの効果対象は、蚊成虫、ブユ（ブヨ）、アブ、マダニに限定されます。ディートの場合は、これらに加えてノミ、イエダニ、サシバエ、トコジラミ（ナンキンムシ）、ツツガムシへの効果も期待できます。

　また成分表示で濃度が％で書いてありますが、濃度が高い方が効果が高いという意味ではなく、効果の持続時間に差が出るということも知っておきましょう。　２～３時間くらい外にいる時用なのに、８時間も持続する濃度の高いもので値段も高い製品を買う必要はないということです。