


7月と8月に天城流湯治法の神髄とも言えるハンマリングの講習に行ってきます。
これは振動により、より深くに滞った部位をゆるめていく方法で、非常に効果が高いです。
今まで、なかなか手に負えなかった背骨の曲がりや側彎症、しつこい腰痛を生んでいた仙腸関節へのアプローチなどが、効果的に出来るようになります。
また、へバーデン結節、ブシャール結節、マレット変形、ばね指、関節リウマチなどの改善にも効果を発揮していきます。
最近、講習や勉強会などでお休みが多く、ご不便をおかけしておりますが、しっかりと学んできますので、よろしくお願いいたします。
体の不調の根本的な原因は咀嚼(そしゃく)不足であるということを学んでから、みなさまにも事あるごとにお話させて頂いておりますが、咀嚼不足が長年続いていると唾液腺が詰まってきます。
咀嚼において、1口47回噛んでくださいというのも、食べ物を飲み込む前にしっかりと充分に唾液と混ぜ合わせることが極めて重要だからです。
しかし、咀嚼不足により唾液腺が詰まってくると、食べ物を消化しづらくなるだけでなく、背骨の一番下についている仙骨という骨にも影響が出てきます。
仙骨とはこれです。
背骨の一番下についていて、触るとお尻の真ん中にある骨です。 その両脇から骨盤がついていて体を支えています。
この仙骨が、しっかり立っていないで倒れてくると反り腰になって腰痛になったり、下っ腹が出っ張るようになっていきます。
そして、その原因が咀嚼と唾液腺の詰まりにあるのです。
その理由は、まずはこちらをご覧ください。
仙骨の左右に4つずつ穴が開いているのがわかりますでしょうか? この左右4つの穴が実は唾液腺とリンクしているというのです。
こちらは唾液腺です。
つまり咀嚼不足で唾液腺が詰まると、仙骨の穴も詰まり、そこに流れるはずの血液やリンパの流れが悪くなり、仙骨の周りの筋膜や筋肉を硬くしてしまうことで位置がズレていき、骨盤も引っ張ってしまい骨盤が開いていく原因にもなります。
また、仙骨への血流不足により仙骨が冷えると、女性ならば冷えた仙骨が子宮も冷やしてしまい、これが不妊や婦人科系の疾患を招いてしまうそうです。
まだまだありますが、とにかく咀嚼を真剣にがんばりましょう!