


本年から新しい整体手技『天城流』を本格的に習得しに行きます。
旧年中から手技により少しずつ実践させて頂いておりましたが、今度は天城流で使用する『神器』と言われている道具も使えるようになります。
すると、さらに骨格に癒着している筋肉や筋膜が、きれいに素早く剥がれるようになるということですので、楽しみにしていてください。
それにより、皆さまの体感もかなり変化するようになってくると思います。
そのためにも、さらなる施術の進化のため、今年はしっかりと学んできたいと思います。
以前からインフルエンザ対策として「あいうべ体操」をして、鼻呼吸がしっかり出来るようになることを推奨してきました。
この鼻呼吸が、なぜインフルエンザ対策に効果的なのかと、アレルギー対策にもなる理由、そして自律神経を整える効果もあることが、科学的に証明されています。
それは、鼻の奥にある「鼻腔」という空間で、一酸化窒素(NO)が生成されるということが証明されたということです。
つまり鼻呼吸をすることによって、インフルエンザウイルスでもコロナウイルスでも、鼻の鼻腔内で生成された一酸化窒素によって、ほぼ死滅されられるのです。
これが口呼吸をしていると、一酸化窒素が発生している鼻腔内を空気が通りませんので、ウイルスはそのまま体内に入ってしまいます。
鼻呼吸では、鼻毛も重要な役割をしていますが、鼻毛のフィルターでウイルスを除去することは出来ないのは想像しやすいでしょう、しかし、鼻呼吸の真の意味は、この鼻腔でウイルスが生存できない一酸化窒素が生成されているという点にあったわけです。
ですので、マスクをしていても口呼吸をしていれば、インフルエンザもコロナからも防御は出来ません。マスクをしていて息苦しくなり、鼻呼吸が出来なくて口呼吸をしているならば、マスクをしないで鼻呼吸をしっかりしていた方が、まだましです。
しかし、飛沫による感染もありますので、やはりマスクをした上で、しっかりと鼻呼吸をするようにした方が、ウイルス対策としては、はるかに優れています。
一応、念のために書いておきますが、鼻の鼻腔で生成されるのは、一酸化窒素です。 一酸化炭素ではないですので、勘違いしないように(^^;
一酸化窒素にはウイルス対策にプラスして、とても優れた効用があります。 一酸化窒素が混じった空気が肺に入ることで、肺の血管が拡張され酸素の吸収を高める働きがあるのです。
酸素の吸収力が高くなるということは、血液中の酸素濃度が高くなるということですので、健康面でも良いことは言うまでもありません。
その他にも、鼻呼吸には以下のような様々なメリットがあります。
・体温を上昇させ、副交感神経を優位にし、リラクゼーション効果がある
・細胞への酵素放出量が増える
・脂肪燃焼効果が上がる
・内臓機能が活性化し、基礎代謝が上がる
このように鼻呼吸にはたくさんの健康メリットがありますので、実践していきましょう。 そして、呼吸は、鼻から空気を吸って、口から吐きます。
空気を鼻から吸って、吐くのも鼻からだと、せっかく鼻腔内にある一酸化窒素が出て行ってしまいますので、吸うのは鼻から、吐くのは口からが正しい呼吸のやり方です。
しかし、空気を吸う方と吐く方で鼻と口を切り替えるのは大変なので、基本的には吸うのも吐くのも鼻からにしたほうが実践的かなと思います。
そして、深呼吸する時などは、鼻から息を大きく吸って、口からゆっくりと吐くと、この一酸化窒素効果で、より深いリラックス効果が得られるでしょう。
また、夜に口を開けて口呼吸にならないように、口テープを貼ることもおすすめです。 夜にしっかりと鼻呼吸が出来ると、ウイルス対策だけでなく睡眠の質もよくなります。
鼻呼吸による一酸化窒素の効果と合わせて、鼻から入ってきた外気によって脳が冷却される効果が睡眠には効いてきます。 口呼吸より鼻呼吸の方が、肺に入るまでの気管が脳に近い所を通るため、脳の熱を冷やしてくれるのです。
この冬も乾燥がひどいですので、ウイルスも活発です。 鼻呼吸でしっかり防衛していきましょう。