兪府(ユフ)のツボ

兪府(ユフ)のツボ

兪府(ユフ)のツボ

兪府(ユフ)のツボ

シロハ便り 第182号 2024年3月


2月20日の気温、びっくりしましたね!2月にあんなに暑いと思ったのは初めてです。


 暖かいではなく、あきらかに暑い((+_+)) そして、その3日後には雪が降りました。


 この極端な寒暖差で、体調を崩された方も多いようでしたね。


 さて、そこで、体調管理が難しい気候状況でも、その影響を最小限に抑えてくれる、秘伝のツボを今回お教えします。


 体の中の気の流れやエネルギーのバランスを整えてくれる効果があり、日常のストレス緩和や疲労回復、風邪やインフルエンザ、コロナにかかった時の症状緩和や病後の回復にも大いに役に立つと思います。


 覚えて活用してみてください。


兪府(ユフ)のツボ


ユフのツボというのがあります。 ここは、東洋医学の「腎」を司っている経絡のツボの1つで、「腎」とは、腎臓のことです。


 腎臓は、血液をきれいに保つフィルターとか濾過機のような働きがあるのですが、東洋医学では、生命力の源として、成長、発育、生殖に深く関係していると考えられています。


 ユフのツボは、この腎臓から体にめぐるエネルギーに関係しているツボで、しかも心臓にも近いので、ここを刺激すると血流もよくなり免疫力も向上すると言われています。


 このユフは、鎖骨と胸骨と第一肋骨の隙間にあり、左右にあります。 そことおへそを同時に触って、指でグリグリ刺激を与えてあげると、腎経の流れが整うばかりか、ユフに溜まっている生命力のエネルギーが全身に回り、活性化させてくれます。


 では、さっそくユフの位置から教えていきますね。


ここです。


 このユフの位置の見つけ方は、鎖骨を胸の中心の方へ指でなぞっていき、一番内側の端の出っ張りを触ります。 その出っ張りに指先を当て、それを真下に垂直に下ろし、その指1本の太さ分、外側(肩の方)寄りの鎖骨の骨の下にある窪みを見つけてください。 そこがユフのツボです。


 左右でそのユフのツボの窪みを見つけたら、人差し指と中指2本で、なるべく指先の方をその窪みに当てるように押さえてください。


 そしたら左右どちらからでもいいので、片手でユフを押さえ、もう一方の手でおへそを押さえ、同時にグリグリ指を振動させるように刺激を与えてみてください。


 だいたい5秒から10秒くらいでいいです。 やったらもう一方のユフとおへそを同じように同時にグリグリしてください。


 これを何セットでも、1日に何回でもやっていいです。 ただ、あんまり力強くグリグリすると痛くなりますので、やる時は指先の力を抜いて、やさしく刺激をしてくださいね。


 ユフの位置が見つからない方や、やり方がわからない場合は、お気軽に聞いてください。


 僕は東洋医学にはあまり詳しいわけではないのですが、調べると、このユフのツボは色々な症状に効くと言われているようで、例えば、生殖器関係で、生理痛、頻尿などにも効くし、高齢者の失禁、尿漏れにもよいそうです。 「腎」のエネルギーの外界との連絡口は耳だそうで、耳鳴りなどの改善にも関係してくるとも言われています。


 ものは試しなので、何かの症状が気になった時に、習慣としてユフとおへそをグリグリしてみてください。