咀嚼(そしゃく)の重要性

咀嚼(そしゃく)の重要性

咀嚼(そしゃく)の重要性

咀嚼(そしゃく)の重要性

シロハ便り 第194号 2025年3月


 体が不調になる時には、様々な原因が重なっているものです。


 そこには、生活習慣や体の使い方などの物理的な要因がありますが、心からくる心因性の原因も存在しています。


 また、土地家屋に長年積み重ねられた『念』のようなエネルギーの影響などもあります。


 そのような目に見えないエネルギーの影響を消し去る技術も存在しており、僕もそのような技術を習得したマスタークラスの資格を持っています。


 そして、そのような技術を学ぶ講座があり、その受講生さん達の学びが加速して進むように「学び方セミナー」を作って、僕が講師となって定期的にセミナーを行っています。


 先月もそのセミナーがあり、講師としてがんばってきました。そのご褒美として、僕の先生から、南青山の高級イタリアン『レストランテHiRo』で特別フルコースをご馳走になってきました。


 最高においしかったです(^^)


咀嚼(そしゃく)の重要性

 今学んでいる新しい整体手技の天城流湯治法では、体の不調は全て咀嚼(そしゃく)不足からくると考えています。


 一旦、食べ物を飲み込んでしまったら、あとは自分の意思ではどうにも出来ない、体の消化システムに乗ってしまうので、「胃」「小腸」「大腸」などの消化器官にどれだけ負荷をかけるのかかけないのかは、どのくらい咀嚼をするかしないかにかかっています。


 当然のことながら、噛めば噛む程、胃が食べ物を消化するのは楽になります。 食事の時に咀嚼が充分にされておらず、大きな塊のまま飲み込むような食べ方をしていると、胃での消化が間に合わず、本来消化機能のない小腸へ未消化の食べ物が入っていき、今度は小腸に大きな負担をかけます。 そして、その悪循環は大腸へと引き継がれます。


 すると、胃、小腸、大腸の、それぞれの組織が硬くなっていき、様々な病気を引き起こす確率がどんどん高くなっていきます。


 また、体の中の内臓は、体の表面の筋膜や腱などに繋がっており、内臓が病気を起こす前に体のアチコチに凝りや痛みを出して教えてくれているそうです。


 そのような内臓からの信号は、普段の生活の中では痛みとして感じないものも多いですが、実際に触ってみるととても硬く、ちょっと押しただけでかなりの激痛を感じる人も多いようです。


 これからは、そのような体の『滞り』も、たとえ痛くてもしっかり剥がしていきますので、未病を防ぐためにもがんばってくださいね。


 とにかく、体の凝りや痛みがある人は、総じて咀嚼不足が原因ということなので、みなさんこれからはしっかりと噛みましょう。


 1口、食べ物を口に入れたら、最低でも47回は噛むようにしてください。 それ以上でももちろんOKです。


 要は、口に入れた食べ物を固形物がなくなるまで噛んでから飲み込みましょうということです。 47回噛むまでに食べ物が口の中から無くなってしまうという人は、飲み込むのが早い癖がありますので注意です。


 しっかり噛むことの効用として、消化を良くして消化器官に負担をかけないということの他にも、とても良い効用があります。


 噛む回数を増やすことで、満福中枢が刺激され必要以上に食べなくなり、ダイエットにもなります。


 また、よく噛むことで、口の中の食べ物と唾液がよく混ざり合います。 唾液は最高の胃腸薬であり、消化を助け、様々な病気の予防にもなります。


 噛んで顎を動かすことは、脳に血液とリンパ液を循環させるポンプの役割もあります。 頭痛やふらつき、眩暈などがある人は、特にしっかりと顎を動かし噛む回数を増やしてください。


 よく噛んで顎を動かすことで、もう1つ考えられるのが、脳のストレス耐性ホルモンが分泌される部位が一緒に動くことで刺激され、ストレスに対抗出来るようになるということです。


 いかがでしょう。 時間が無いからと言って、ろくに噛まずに食事をかっこんでいる人は、これからはよくよく注意して、しっかり回数を多く噛んで食べるようにしてください。


 食べるのが遅くなってもいいじゃないですか。 食事の時間くらいゆっくり取りましょうよ。 それにより壊した健康は、なかなか元には戻らないのですから。


 しっかり噛んで食べることは、自分の体への最高の愛情です。


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