


今年に入ってから、地方へ出かけることが増えてきました。
先月は大阪に行き勉強会と僕の施術の体験会を行いました。
来月か再来月には博多に呼ばれていて、そこに僕の施術を受けてみたい人を集めて施術会をやる予定です。
普段、オンラインで繋がっている人たちですが、みなさん体についてのお悩みは多く、それでもなかなか千葉まで来られない人も多いので、今後はこちらから出かけていく機会を増やそうと思っています。
今、習得中の天城流湯治法は、即効性が高くセルフケアも出来るので、一度でも実際に触れて施術できるだけでも助かる人は多いように思います。
また、みなさまにも、今後さらなる異次元の体の軽さ、快適さを味わって頂けるように精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。
体が不調だったり痛いところがある時には、その不調や痛みの出ている部分を治療して治そうとすると思います。
けれども、体の表面に現れてくる痛みや症状のほとんどは、体の内臓の硬さや機能低下を知らせるために出てきているそうです。
その一番の原因は、咀嚼不足による消化器系の硬直です。 食べ物を食べる時に、噛む回数が少なく充分にかみ砕かれていない物が胃に落ちることで、まず胃に負担がかかります。
胃で消化しきれなかった食べ物は、消化されるまで胃に留まるのではなく、消化のサイクルは決まっているので、未消化であっても小腸に送られてしまいます。
すると、本来消化能力のない小腸でも、胃のかわりに消化までやらざるをえなくなり、小腸に負担がかかり硬くなります。
特に小腸系が硬い人は、体の右側に不調が出やすくなり、右肩の痛み、右腰の痛み、右足の痛み、右膝の痛みなど、すべてに影響してきます。 また女性の生理痛や婦人科系の疾患は、この小腸系の硬さによるものが多く、ここを改善すると症状は劇的に改善されるということです。
また、大腸系が硬くなった人は、体の左側に不調が出やすくなります。 男性の生殖器系の問題は大腸系で、体の左側の問題と連動して起こるそうです。
内臓というのは、右寄りに位置が決まっているものと、左寄りに位置が決まっているものとに分かれています。 右寄りの臓器は、肝臓、胃の下部、直腸、小腸など。 左寄りの臓器は、心臓、胃の上部、大腸などです。
この臓器の位置は、おもしろいことに体の筋膜によって外側から引っ張られていて、それぞれの臓器に対応する体の筋膜と筋肉が決まっています。
実際にこのような話があります。 背骨の手術をする際に、お腹からメスを入れ内臓を体の外に出してしまうのですが、手術が終わって、出した臓器を体に戻す時に、それぞれの臓器の位置を元の位置に合わせて入れるのではなく、ゴチャっとまとめて入れてしまうらしいです。 すると、それぞれの臓器は、体に繋がっている筋膜に引っ張られて、それぞれの正しい位置にちゃんと勝手に戻っていくそうです。
つまり、体の表面に現れてくる痛みや凝りなどの症状は、内臓の硬さや不調の前兆を教えてくれているということです。
そして、そのほとんどが、食べる時の咀嚼不足から引き起こされているというので、1口47回以上噛んで食べることは、健康でいたいのならば一生続けて頂きたいと思います。
その上で、硬くなってしまった内臓は、逆に体の表面に現れている筋肉や筋膜の硬さや癒着を剥がしていけば、改善していくということになります。
ですので、みなさまには、今までの施術よりは、多少痛みを伴う施術を行っていきますが、そこから得られる施術効果や症状改善の即効性、及び内臓機能の改善による未病の予防や実際の病気や疾患からの回復などに大きく貢献していけるものと思います。
体の慢性的な痛みや凝りなどの症状と内臓機能の繋がりは、僕も今まで整体をやってきて知らなかったことですが、この関連性を学び知ってしまった以上、ここは全力で学び、改善方法をさらに極めていきたいと思っています。
その上で、今までの頸椎の調整により、全体的な骨格バランスの自浄作用による自己調整がさらに効いてきます。 また、頸椎のズレによる神経への圧迫もさらに開きやすくなることで、体の機能はさらに向上していくでしょう。
今後、ますます異次元の体のケアを提供していけるよう、精進してまいりますね(^^;